プライスレス

今日は1・2時間目があいてます。なので、ずっと懸案事項だった、わたしがターゲットとすべき生徒の把握をしましょう。
学校外から見たら、へ?と思われるかもしれませんが、学校の中の人からするとあたりまえのことだったりします。
例えば保健部であれば、健康状態なんかが気になる生徒をマークします。例えば体育科であれば、運動制限がある生徒をマークします。教務部であれば、学力的に厳しい生徒をマークします。生徒指導部であれば、生徒指導上課題があるとされる生徒をマークします。なので、人権担当も社会的に厳しい状況に置かれてる生徒をマークするのです。もちろん、マークしたからといってなにかが、わたし個人にできるわけじゃないです。じゃなくて「マークしてるよ」ってことを情報共有して、学校全体としてサポートをしていくってことです。
ただ、社会的に厳しい状況に置かれてる生徒のことは「プライバシーが」とか言って、マークすることについて理解されない。でも、そんなことしたら、厳しい状況に置かれたその生徒を放置することになります。それはやっちゃいけないことだと、わたしは考えています。
まぁそんなことで、いろいろ資料をあさるわけですが、ほんとうはわたしがやっちゃいけないことなんですよね。本来は担任さんがやらなきゃならない。ただ、特に1年生の担任さんは忙しい。なので、これがなかなかやってもらえない。まぁ、優先順位の問題ってことですか。だから、優先順位をあげくれる人は、さっさと情報をくれたりします。
あと、今年は骨折があったから、1週間ずれてってのもありますね。
それでもなんとかあさることができました。そうそう、関係諸方面に依頼してた情報も来ました。なんでも「関係部署で慎重に検討した結果」とか担当者が言ったので、「んなもん、もったいぶらなくてもええねん!」と返しておきました(笑)。

で、授業。
まだまだ固さが見られますね。
「君ら、静かやな。マジメなんか?」
とか煽ったら、変な顔されたので
「確かに変やな」
と笑っておきました。
ただ、問題を解くためには動けばいいと思ってます。みんなでディスカッションしながら、解法を身につければいい。
「年度当初に甘やかしたらあとでたいへんになる」って言う人もいます。でも、年度のはじめからそういうふうに運営していけば、そういうものだって思ってくれるだろうし、きっと遊ばない。なぜなら、授業への参加方法を、そうやって身につけるからです。大切なのは、主体的に動くことです。
さらに難しい問題だって誰にあててもかまわない。
「ええか。当ててるけど「わかりません」はありえへんで。相談してもいいし、教えてもらってもいいって言ってるんやからな」
てことです。
もちろん、わたしが解いたほうが効率はいい。でも、あてることの意味は、「任された」という緊張感を持つとともに、その問題に対して責任を持つこと意味します。だから、あてる。そして時間を保障する。
ただ、さすがに今日は
「そろそろ書いてくれー」
って言いましたけどね。

午後はセクションの会議→職員会議。
みんな会議が好きやなぁ。「読んでおいて」ですむ書類をなぜ説明するんだろ。役割分担してる話を説明するってことは、説明してる内容が自分とは関係ない役割だと、完全に時間のムダでしかないんですけどね。
てことで、時間ギリギリまで会議の場にいたけど、タイムオーバーしたので脱出。

帰りは角打ちに寄りましょう。

今日もいつものおじさまたちが飲んでおられます。わたしに話しかけたと思ったら、シモに落ちた話をして「ここは聞かんでええねん!」と言ったり、みなさん、てきとーにかまってくださいます。
い「みなさん、このあたりの人ですか?」
お「そやで。みんなそうや」
い「このへんでおいしいお店ってどこですか?」
お「自分で行かなわからへん。そやけどな。ユッケジャンがうまい店はええ店や」
奥が深いです。
それでも日本酒を1.5杯飲んだらちょうどいい感じになりました。
お「もう1杯飲むか?おごったるで」
い「いや、今日はやめときますわ」
ということでお勘定。日本酒1.5杯とコロッケ・きざみで540円。安いなぁ。でも、ここで過ごす時間はプライスレスです。