キチキチの1日

朝はいつものように立番からはじまります。そういや、かつては毎日やってましたね。いつから立番やめたのかな。まぁたぶんメチャクチャ忙しいときにパスして、それ以降やめたのかな。もともとキライじゃないから、別にそれはそれでいいんですけどね。ただ、朝に30分時間をとられるのがキツイだけのことです。
あらためて自分の仕事を考えると、外との接点が多いなぁと。なので、職場の中にあまり意識がいかないんですね。まぁ末期症状ですね。
立番を終えて職員室に入ると涼しい(笑)。みなさん、こういうところで仕事をしておられるんですね(笑)。
で、雑務の続きをしたりしてると、授業の時間が来ました。今日もプリント学習です。ただしひとことだけ。
「キミたち、ひとことだけ言っておくね。グループをつくる時に、数学が苦手な子ばかりでグループつくるなよ。一生問題解けないからね。必ず問題が解ける子をグループに入れるんだよ」
えてして子どもたちは同質なもの同士でグループをつくりがちです。すると
「これどうやるの?」
「わからん」
で50分終わってしまう。それではなんの意味もありません。なので釘を刺しておかねば。
そしてわたしは忘れてたゲンコを考えます(笑)。もっとも、気合を入れて書かなきゃならないわけではないし、なによりヒーローがいるクラスなので、あちこちのグループにちょっかい出しにはいきます。
授業が終わったら、おイタをした子の相手をしましょうか。かなり数学が苦手っぽいのですが、苦手でした。これを放っておいたままここまできたのかと思うと、ヤバイなと思いますね。まぁでも、うまく隠してたんでしょうね。隠さなきゃめんどくさいことになりますからね。
で、気がつくと昼休み。あわてておべんとを食べて、再びふたコマ連続授業です。こちらもちょっかいを出しながらゲンコを考えます。と、質問に来る子が。うれしいですね。すみやかにゲンコから数学へ脳みそを切り替えます。
「この問題がわかりません」
3点を通る円ですか。
「教科書もっておいで。円の方程式のつくり方は2種類しかないんだよ。そして教科書のここにまとめてある。これはどっち?」
「こっちです」
「そしたら、その例題を見てごらん。どうやってる?」
「わかりました」
わかるじゃん(笑)。
で、ゲンコにもどります。なんか、ピタッとくる言葉がイマイチなかったりします。うーん…。削除(笑)。
で、つつがなく6時間目を終えて、掃除カントクです。掃除もワチャワチャやって、残り20分。今日のうちに出さなきゃならない書類を出して…。おぉ、ひとつ準備を忘れてた。まぁいいや。資料だけ準備しておきましょう。
で、夜の仕事です。
今日は教育実習中の生徒とのかかわりをシェア。
見事に両極端にわかれますね。いっぱいかかわりを持った人と、あまり持てなかった人。もちろん校種にもよるし、そこにいる生徒たちにもよります。なので、なにがどうとは言えません。大切なのは、教育はひとことでは語れず、そこにはさまざまな要素がかかわってるってことです。それがこうやってそれぞれの経験をシェアすることで明らかになる。それが大切なんですね。
最後にわたしからひとこと。
「かかわるためにはいくつかあってね。ひとつは「弱さを見せる」ことかな。生徒のお手本になるような完璧な自分を提示する人もいるけど、わたしはそうじゃないなぁ。あと、先輩から教えてもらったのは「ヒマそうにする」かな。忙しい教員のところには誰も来ない。もうひとつ教えてもらったのは「100のムダ話をすること」かな。ムダ話をいっぱいする中で、本当に大切なことを教えてくれる。それからね。「すき間の時間」を有効に使う。授業に行く途中、廊下ですれ違った瞬間にひとこと話す。そんなのも大切かな。そして「知らない世界」を見せること。わたしは「底しれない畏れ」を持ちたいなと思ってる。そのために研究してるんだよね」
まぁそんなこんな。
さてと、来週が最終コマです。なにをしようかな。打ち上げもいいな(笑)。