今日は、谷間の日。というのは、昨日が福岡の高教組で、明日・あさってが福教組の研究会という日程になっているからです。
ところが、わたしが福岡に来るという情報をどこからともなく仕入れた方が「会いたい」と言ってこられました。もちろんわたしとしても、うれしい話なので、お会いすることにしました。

でも懇親会は楽しい

まぁ難しいことはいろいろあるだろうけど、やっぱり懇親会は楽しいものです。夕方はみなさんと「飲み」。女性部の飲み会なので、参加者は女性ばかり。年功序列はないわけではないでしょうが、それでもいつも思うのですが、自由な感じなんですね。でも、2次会に流れる人は少数。そのあたりも女性部の「飲み」なんだろうなぁ。
2次会は、近くの屋台。やっぱ福岡に来て屋台に行かないともったいないと、3人の方が誘って下さいました。ありがとうございます。しばらくして、3人の方のうちの一人の方の子どもさんが京都にいることが判明。ちょうど帰省中ということで、わざわざ呼び出して下さいました。なんか、田辺移転とか学友会のこととか一生懸命話をしていた感じがするのですが、何を話したかよくおぼえていない酔っぱらいです。でも、一個だけおぼえているのは玖伊屋にお誘いしたということです。また来てね〜。
で、最後にラーメンをサクッと食べて、ホテルに帰って沈没です。11時半ちょうどいいころあいでした。それにしても、1日2杯も食べてしまった。>ラーメン

で話

まぁ、話の内容はいつもの通り漫談です。
ただ、最近思うのですが、「女性部」で呼ばれたり「両性研(旧女子教育)」という形で呼ばれたりということが増えたのですが、「いいのかなぁ」などと。だって、「女性部」にしろ「女子教育」にしたって、世の、とりわけ組合内部の男性たちからのものすごい抵抗に抗いながら、必死につくってこられた女性教職員の運動の上にできあがってきたものなんです。でも、どこかそれが頭打ち。そんなときにあらわれてきたのが「セクシュアルマイノリティ」なんだと思うのです。で、既存のジェンダー枠を突き崩したり、家族制度を問うたりするひとつの手がかりとして、また教育課題として「とりくもう!」となったのではないかなぁ。で、こちら側としても「え?関心持ってくれはんの!」ということで安易に飛びついてしまった。
でも、なんか最近「ひさしを借りて…」という気がしてならないんです。だって、このバックラッシュの嵐の中、ほんとうに厳しい闘いが依然としてあるわけで、てかかつてより厳しい状況があるわけで、そこからかえって逃げる場所をつくってしまったのではないかと思ったりもするわけです。
やっぱ「女子教育→両性研」という流れを大切にして、あくまでも自分たちは「傍流である」という自覚を持ちながら、話をしていかんとあかんなぁと思うのです。

そんなこんなですが、会場には当事者の高校生が2人来てくれました。この子らが生きていける学校をどう作っていくかということは大切ですよね。話のあと、部屋を変えて1時間ほど情報交換。けっこうしっかりしていました。安心しました。

一蘭

お昼ご飯は「白い人」から教えてもらった一蘭というラーメン屋にしました。
で、お味の方は…。「白い人」に感想の速報を送ったので、それを転載します。

タレ半分、青ねぎ、にんにく少々、チャーシューあり、それ以外はすべて基本で注文しました。
思ったより麺は固いですね。で博多らしく細くてお腹にもたれないです。スープとからむのかなと思ったのですが、どちらかというと麺とスープそれぞれの味を楽しむ感じ。麺は熟成された感じで、細いこともあるかもしれないけど、少しひねた素麺(笑)みたい。つるつる食べたらすぐになくなってしまう軽さでした。
替え玉半分を頼もうと思ったけどガマン。スープを飲みました。スープは麺とは正反対で、はじめはあっさりしているのに段々旨味が出てきました。でも、これも最後まで飲めてしまいますね。飲んでしまうと意外とずっしりきます。口のなかにスープのエッセンスがただよっている感じです。わたしはタレは基本でもよかったかもしれないけど、スープの味を楽しむなら半分でちょうどかもしれないです。
あと脇役だけどチャーシューがとろける感じでおいしかったです。
難点はふたつありまして、ひとつは店員さんとの会話がないこと(笑)。出る時「ごちそうさま」が言えないとなんとなく座りがわるいんです。もうひとつはビールがないこと(爆)
まあ両方とも一蘭の方針と真っ向からぶつかるので言うだけアホですね。
てことで、長〜い速報おしまいm(_ _)m

福岡の高教組で話

なので、新幹線で福岡へ。行きの新幹線の中では、ひたすら原稿書きです。いや、ある本の増補改訂がきまったらしいんですが、その原稿の締切がかなりせまっています。で、プレッシャーのなか、自ら来週水曜日に〆切を設定してしまったもので。自分で自分の首を絞めているなぁ。

他のカテゴリーがなかったから趣味

で、こんな日にしか見ることができないので、ようやく「パッチギ!」を借りてきて見ることができました。ストーリーだけを追うと、客観的に見ると、とても簡単なラブストーリーだし、ラストも「へ?」みたいな感じがあります。でも、笑い転げながら涙が出ていたり、妙なところに心が動いたり。終わると「終わっちゃった」という感じでした。
なんというか…。いま自分が住んでいる街、それも自分のテリトリーの九条近辺が舞台になっているというのは、とても不思議な感じです。主人公が川に飛び込んだのは、「潤(ユン)の街」を意識しているんじゃないかなぁ。「川(鴨川*1)」がふたりを分け隔てているんですけど、「橋のない川」じゃなかったりするんですね。その橋が、高橋の下の橋なんだなぁ。また東九条自主フィールドワークでのネタがひとつ増えました。オープニングは哲学の道で、ラストは出町の三角州。たまりません。
キャラも立っていましたね。看護婦さんも、さりげなく名札に「鄭」って書いてあって主張してます。メッチャステレオタイプだけど、「いるいる、こーゆー人!」という感じ。キョンジャの「朝鮮人になってくれる?」に対する「…」という答えからの数年のラストシーンもよかったかな。でも、なんと言っても円山公園の宴会と「堤防の街」の葬式の対比がよかったかなぁ。なまじわたしも朝鮮人社会とか部落に近寄ったことのある(近寄っている?)人間だから、あの招き入れる感じと拒否する感じが同居しているの、よくわかります。でも、キョンジャ(三世だよね)だって、一世の経験はしていないんですよね。おそらく、そういう意味では「橋」的存在なんだろうなぁ。
それから、なんといっても全編にフォークが根づいている。あれもいいですね。京都って、やっぱりフォークの街なんだなぁと思いました。てか、もっというと、雑多であることかなぁ。
う〜ん、次は「血と骨」か…。あれはきついな(笑)。

*1:ここは鴨川ね・笑

完全休養日・2日目

2日目ですが、実質最終日です。はぁ…。
とりあえず、一日の最初にできることは寝坊です。なので、いつもの通り6時に一度目が醒めたのですが、待望の2度寝。で、次に起きると9時半頃。汗をかいていたのはご愛敬です。ふとんの中で日記の更新なんかをして、あとは、一日ダラダラしようっと。

五山の送り火

長らく京都府南部にいたので、大文字も見ていません。子どもたちに至っては「なにそれ?」状態です。なので、上の子どもと一緒に自転車で見に行きました。
まずは、出町まで爆走。自転車だと路地をいけるので楽しいですね。出町(正確にはデルタ地帯北端の林・河合橋西詰)に着くと、ちょうど「大」が点火したところみたいで、めらめら燃えていました。それにしても出町の人出は半端じゃないです。
続いて、ひとつ橋を北上。御蔭橋の上で「妙法」の点火を待ちます。しばらくすると「法」の字があらわれはじめました。点火の瞬間ってきれいです。「妙」の字は残念ながら家の影になっていて、ものすごい炎の先端しか見えません。となりにいたおっちゃんが「あの家もついでに燃やさんといかんな」と話しかけてきました。まぁわかるけどね。
続いて、高野川から賀茂川*1へ移動。出雲路の上で舟形を見ました。向こうでは盆踊り。京都府南部でもやっているのかなぁ。そういえば、昔は田辺の花火も16日だったんだけど、数年前になくなったなぁ。そうそう、万灯呂山の大文字があるか(笑)。
左大文字が見えないので、ひとつ橋を北上して北大路橋へ。ここでほとんど真横からですが左大文字を見ました。
いわゆるわたしの行動範囲である賀茂川・高野川デルタ地帯から鳥居は見えないので、いちおうこれで終了。「妙」の字だけがまだなので、帰りに見ることにしました。「妙」は宝ヶ池運動公園の北側の山なので、帰り道です。京都の街中にある数少ないヘアピンを登りながら残り火を見ました。
てなことで、約1時間のサイクリングも終了。子どもは「こんな速いペースで走ったのははじめてや」と言っていました。いや、きみのペースが遅いんやけどね(笑)。

あとはお風呂に入ってチューハイを飲んで爆睡。

*1:賀茂川」か「鴨川」かは重要です(笑)。

今日は完全オフ

考えてみたら、学校に提出した「動静表」上のオフはいっぱいあるけど*1。自分にとっての完全オフっていままであっただろうか…。
てなことで、犬の散歩から帰ってきて、まずは前の家から持ってきたこわれたリラックスチェアの修理。下の子どもがイスの上ではねまくったため、上にわたしてあるクッションがビリビリに破れて使えませんでした。これをはずして、ベルトみたいな構造にしてやると、なんとか復活。
んなことをやっているうちにお昼。「お好み食べたい」とパートナーに言うと「キャベツがあらへんで」と言われたのでお買い物。帰ってきて速攻作成。久しぶりのお好みだったので、カスをいっぱいいれたった。おいしかったですぅ(涙)。
昼からはチューハイを飲みながらLOOXでお遊び。
ダラダラしているうちに夕方。こんな日って時間がたつのが遅いのか早いのか…。夕方と言えば、やっぱり犬の散歩です。草むらに行った時のヒルがこわいけど(笑)、どうやらこのあたりにはいないみたいです。
で、晩ご飯を食べて、そろそろ出発。

*1:それにしても「動静」が「同性」とか「上の」が「城野」って変換されるのどうよ(笑)

新井英一コンサート

合宿の荷物の片づけをしたら、ウトロへ。今日は新井英一のコンサートです。というか、韓国MBSの生中継でいろいろやるらしいです。それを公開するという感じ。
ウトロの土地問題はもうかれこれ10数年。いつ強制退去になってもおかしくない状態ですが、それでも住民のみなさんは踏ん張り続けておられます。でも、ぜんぜん悲壮な感じはしないですね。みんな笑って生活をしておられます。
ウトロにはじめていったのが13年前。わたしも13歳年をとったわけですが、みなさんも13歳年をとっています。「あんたのところの子ども大きくなったやろ」と会うたびに言われます。「それ、前に来た時も言わはったやん」というツッコミは飲み込んで「ええ、上はもう中2ですわ」と答えます。実は、上の子、ニュースステーションに大写しになったことがあるんですよね。というのは、ニュースステーションでウトロの特集をした時に、ウトロの赤ちゃんと間違えられてハイハイをしているところを撮られたんです。まぁ昔のことです。

部員で「行きたい」と言った奇特なヤツを引き連れてウトロにつくと、既に足場なんかは組んであります。なんでも、足場を隠すために看板をワイヤーで結わえるらしいです。ウトロの見知ったおっちゃんと組んであちらこちら結わえていきました。それが終わると、特になんにもなし。その割にスタッフTシャツをもらったりして、ちゃっかりしています。
そのうちに顔見知りが来たりしていろいろ話。なんか同窓会みたいです。
5時頃からイベントがスタート。あとは見るだけです。
開会あいさつ・国連の報告なんかのあと、生中継の学生さんの歌やウトロのオモニの詩の朗読、ウトロのハルモニたちの合唱と続きます。
ちなみに、ハルモニたちは今はカラオケ教室の生徒さんらしいです。前は一緒に農楽でチャンゴたたいてたんですけどねぇ。あのころはちょいちょい「サパークラブ」なんざに連れて行ってもらって「韓国マンボ」とか一緒に踊っていました。いろんなことやらはるわ。ほんまに元気というか好奇心旺盛というか、ええ人らです。
その後、新井英一と観客のアリランの合唱。これも生中継の対象でした。さすがは新井英一です。ステージに立っただけで華があります。観客は一気に引き寄せられて、あっという間に大合唱がはじまります。
中継が終わると、語りがはじまります。やがて「これから約40分つきあってくれますか?」との口上のあと、いよいよ「清河への道48番」です。9年前にもウトロでやってくれました。あのときもよかったけど、今回、また迫力が増した感じがします。いよいよ最後というあたりで雨が降ってきました。スタッフの人に「ブルーシートを持っていこう」と言って準備をしたのですが、そんなものを寄せつける感じがぜんぜんありません。結局雨の中、最後まで歌いきって、しかもアリランのアンコールです。アリランも、途中からマイクなし。でも、迫力がビンビンと伝わってきます。すごい感動の中で約1時間半のコンサートが終了。
あとは雨の中、できる範囲のものの撤収です。
撤収が終わったところで、控え室のある建物に行くと、詩を朗読したオモニがチョゴリからスタッフTシャツに着替えて、控え室の前でもじもじしています。「かわいいやん」と思ったのですが、まぁそれはいいとして、「せっかくやからマジックもらってTシャツにサインしてもらわな!」と言うと「そうやな!」と言ってマジックを探してこられました。「いつきさんも一緒に入ろ」と言って中へ。結局オモニとわたしと部員の3人スタッフTシャツの背中にしっかりとサインをしてもらいました。控え室で「やったぁ〜」と飛び跳ねていると、知りあいのオモニから「あんたは!」と言って頭をはたかれてしまいました。あとでみんなに見せると「ちゃっかりしてるなぁ」とあきれられてしまいました。
あとは、町内会長さんの車庫(メチャクチャ広い)で軽く打ち上げ。ここでまた、あいていたのが新井英一さんの横だったのでちゃっかり座って、知りあいのアメラジアンの高校生の話なんかをしていました。
てな感じで、家に帰ったら10時。やっぱり日常はもどりませんでした。