ウトロでつい引き受けてしまう

土曜の朝は猫の額。

今日はそれほど寒くないなと思ったけど、やっぱり寒いものは寒いので早々に退散しました。
で、ウトロに向かいます。今日は久しぶりの農楽の練習です。この日の思いを実現できるか?
ウトロに到着して、まずは祈念館へ。

飯場がきれいです。

で、集会所にもどって古巣の2階へ。チンをひっくり返すと…。「ウトロ農楽隊」の文字が!

ずっとここでやってたんやなぁと、あらためて思います。かつて壁に貼ってあったチャンダンの譜面があったりして、あまりにも懐かしすぎます。
外を見ると、写真を撮りたくなりました。

こちらはまだ昔の風景です。ちなみに、左側にある放火跡は撮りたくない。
てことで、ケンガリ・チャンゴ・プクの3人で練習開始。もちろんわたしはプクです。うーん、プクのドコドコいう音が心臓に心地よい。楽しいなぁ。と、
「いつきさん、本番やるならチャンゴやね」
とか言われて、げげっと思うなど。でも、しかたないです。練習しましょう。
叩けない…。とくに「キタ」がムリ。これはヤバイです。てか、忘れてるチャンダンもあるし。まぁ焼肉の時もプクが楽しすぎて、プクばっかりやってたからなぁ。
そんなこんなで、1時間半ばっか練習して楽しんで。その後、1階に降りてウトロ喫茶へ。
喫茶の準備をしながら、オープニングウィークの打ち合わせをしましたが、げげっ毎日来なきゃあかんやん。まぁ音響だから当然か…。空きの時間にどこかにこもってゲンコを書こうかな。
と、「ウトロ農楽隊の紹介文を書いて」と頼まれて、さらにげげっとなるなど。
そうこうするうちに、ウトロの人達が続々と来られました。農楽隊の人もおられます。と、Mどりさんが来られました。
M「なんや、久しぶりやな。うちに会いに来たんか(笑)」
い「そうですねん」
M「この人な、うちの彼女やねん」
相変わらずです。うれしいな。
しばらくしたら、さっきのメンバーでちょこっと農楽演奏。MどりさんとHる子さんの前にプクを持っていきました。
「そんなん、ムリやわ」
と言いながら、気がつくとプクを叩きはじめるおふたり。身体に染みついた音は忘れません。
てことで、オープニングウィーク中にウトロ農楽隊が再結成することが決定しました。すでに、一緒に叩けない方もおられますが、それでも再結成です。とてもとてもうれしい。
ということで、家に帰って、まずは気合を入れてと。

そして、紹介文を書きました。

ウトロというと、どうしても「闘い」のイメージが先行しがちです。しかしながら、ウトロは人びとの生活の場であり、そこには人びとの営みがあります。
ウトロの焼肉で農楽をすると、たくさんの人がチャンゴを叩けることに驚きます。そして例外なく「もっとうまい人がいる」と言われます。ウトロでは、チャンゴは特別な技術が必要な「芸術」ではなく、生活の中にあることがわかります。ウトロの農楽は、ウトロに生きる人びとの日々の営みを伝えてくれるものです。

さてと、次は自分のおべんきょだ。