花束をもらった

去年の今日は「フルボッコ大会前夜」だったので、それにかかりきりでした。それに比べると今年は穏やかと言えば穏やかです。でも、バタバタしていることには変わりありません。
とりま、再来年度の仕事探し関連の作業をば。これ、いろいろ葛藤はありますが、まぁそもそもダメ元だし、あたればあたったでおもしろい展開になるかもしれません。
で、授業。なんでも、小さいお子さんがいる教員が「自宅待機」になったとかで、合同クラスで面倒を見ることにしました。とは言え、ふたりばっか2週間欠席していたから、その子ら相手の特別補充はしなくちゃなりませんね。
昼は明日ある卒業式の準備です。どうなるかと思ったけど、なんとかなりました。
午後の授業は、これまた苦手な子らを前に集めて特別補充。それにしても、集中力がない子が多い。とにかく注意が散漫になるからついてこられない。まいったな…。で、バタバタやっていると、なにやら廊下で不穏な動きが…。前から手だけ出して生徒に向かってて招きしています。いや、ばれてるし。
やがて教科のチーフが入ってきて、口上を述べられます。そして、大きな花束が入ってきました。
この授業が定年前の最終授業です。田間せんせ伊藤さんのような立派なことはなにもありません。てか、花束が入ってくる直前に「なんでx-(x^2-x)が-x^2+2xになんの?」という生徒に答えていたわけで。
生徒が「おめでとうございます」と言って花束を渡そうとした時、チーフから「なにかひとこと」と言われておどろく生徒。フリーズしていたので
「授業、楽しかった?」
と聞くと
「はい、わかりやすかったです。あと、楽しかったです。授業がはじまる前の雑談とか」
という返事があってホッとしたり。で、わたしからクラスのみんなにメッセージをと言われたので、こんな話。

また、試験返しの時にしゃべるけどね。
とにかく、授業を楽しんでほしいと思って1年間やってきました。
2年生を担当するっていうことは、その人たちの最後の数学を担当するっていうことで、それはとてもうれしいこと。そして、君たちの最後の数学の担当がわたしってこと。それもとてもうれしいこと。
とにかく1年間、いろいろあったけど、なんだかんだで「楽しかったな」って思ってもらえたらうれしいな。

授業終わったら、出席停止の紙にハンコをもらいに来た生徒が
「せんせい、ボクが中文拳に入ってたこととか知ってて、すごいなと思ってました」
とか言ってくれて、光栄に感じたり。
で、職員室にもどったところで写真を撮ってもらいました。

バックがごちゃごちゃしていて花束が見えない(笑)。まぁでも、それもわたしらしさかもしれません。
もちろん、定年前の最終授業が、わたしの最終授業というわけではありません。この間合格したから、来年も同じ仕事をしているしね。でもまぁ、ほんとの最終授業が近づいてはいるんですよね…。
まぁええか。

とりま完成したらしいけど、あとがねぇ

今日は1日なにもなし。こういう日をもっと増やさないと、どうしようもないです。ちなみに、去年の今ごろはフルボッコ大会前夜という感じでした。
あ、よみがえってきた(笑)。
今年の2月末は「再来年度の仕事のための書類」と「書籍化のためのペーパー」ですね。優先順位は〆切順です。なので、「再来年度の仕事のための書類」です。ちなみに、昨日、「まだまだいつきさんにはがんばってほしい」という友だちからのメールがあって、とてもうれしかったです。なんでも「いつきさんがちゃんと整理してくれる」とのことです。そうかぁ…。
いろいろ葛藤はあるものの、たぶんダメなので、ダメ元でチャレンジし続けるのも一興です。ということで、お世話になった方のアドバイスにしたがって書類を書いて送ると、速攻OKが返ってきました。どんだけ仕事が早いねん。
で、午後がまるっぽあいたけど、やる気スイッチが行方不明になりました。しかたないので、ウクライナ情勢を調べようとテレビをつけたらバラエティーばっかり。アカンな…。
まぁいいや。3月にがんばろう。

今年もオンライン

今日は日教組の人権教育実践交流集会です。今年も去年に引き続きweb開催です。いや、ほんとうは広島でやる予定でした。フィールドワークなんかも準備されていました。が、やはりweb開催になってしまいました。それにしても、この2年間、ほんとにこんなんばっかりやなぁ。
ちなみに、今年も共同研究者です。考えてみると、現役教員でやってるの、わたしだけか(笑)。まぁありがたい話です。
てことで、午前は打ちあわせ。ところが、パスコードを蹴られてzoomに入れません。しかたないからタブレットから入って打ちあわせ。その間もPCからのログインを試みます。結局打ち合わせの最後あたりでようやく入れました。いったいなにがあったんだ?
で、昼ごはんはもちろんカツを入れます。

午後から集会がスタート。全体会の後、全体講演です。去年の講師は松村智広さんでした。今年は広島県のとある支部の支部長さんが講師でした。いきなり「部落差別の3つの命題」が出てきて、ゲゲって思うなど。いわゆる朝田理論というものですね。『同和はこわい考』の頃までひきもどされる感じでした。まぁでも広島ですからね。
話の内容は、「部落差別はあるよ」って話で、それはその通りです。で「同和教育はやらなきゃならないよ」って話で、それもその通りです。ただ、なぜ朝田理論がここで出てくるのかわからんなぁと思っていたのですが、講師の方が語られる経験談がすごい。露骨な差別発言がガンガン出てくる場所で生きておられる。支部長をやってる人が「隠したくなる」と思ってしまうほど、厳しい現実が、今もある。
そういうところからの発信だと知ると、あらためて「そうか」と思ってしまう話でした。
で、分科会。
まずは東さんから、昨年度に続く、今年度1年間のジェンダーにかかわるトピックスのまとめです。そうか、森善郎の「話が長くなる」発言からまだ1年か。そこから別姓のこととかLGBTの法律のこととか、子ども家庭庁問題とか、今年度も山盛りですね。どんな国やねん。
てことで、レポートです。
1本目は、性別によらない名簿の実施とか、メディアチェックとか、制服のスラックスの導入とか、女性の社会進出とか、そんなことをがんばっておられる実践です。ちなみに、クラスは3年B組なんだとか。いろいろな質問が出たけど、わたしからもしょーもない質問をひとつ。
「北海道の女性って、どれくらいスカートをはいておられます?特に冬」
誰もはいておられないようです(笑)。
2本目は性の多様性を伝える小学校の実践。小学校1年生・2年生に向けてやっておられて、とても貴重だなと思いました。が、内容は、これまでジェンダー平等教育でやってきた「らしさ」をめぐる話だったりして、1本目のレポートとつながっていたり。ただ、ひとつ「ジャイアンがままごと好き」「ドラえもんが笑う」というトピックスを使っておられて、ちょっともやってみたり。でも、これは最後にとっておきましょう。
その後、わたしからひとことコメント。レインボースクールプロジェクトの一部を紹介しながら、2007年当時、セクマイ[1]「へー、セクマイって言うんですね」って言われました。どうやら、死語らしいの人が性の多様性についての授業経験がどれくらいあったかとか、学校にどんなことを求めてるのかとか、そんなデータを紹介。ちなみに、2007年って15年も前ですが、実は、教員の研修経験とか授業経験とか、今もほとんど変わりません。まぁ、そんな衝撃のデータをなぜ知っているかというと、『こころの科学』に書かなきゃならなくて、一生懸命調べたのでした。
で、グループディスカッションを経て、最後にひとことタイムです。
なにをしゃべろうか…。
まずは、北海道の女性がスカートはかないのに、なぜ中学生はスラックスを選択しないのかって話ですね。もちろん、答があるわけではないけど、「なにかがある」ってことです。あとは、中学校のむずかしさですね。結局「性」が「生殖」とつながるのが小学校高学年から中学校なので、やはり「性差を意識させる」ことがタスクになってるんでしょうね。
あとは「性別違和のある子に出会った経験がある教員が多い」問題。これは、学校が性別違和を感じさせやすいからでしょうねって話。これを言ったら笑ってる人がおられておもしろかった。そしてジャイアン問題です。きっと、トランスガールの子は傷つく。もちろん、ジャイアンがトランスガールであってもかまいません。が、ジャイアンを引き合いに出すと、トランスガールって「ジャイアンみたいな男の子が女になりたいと思っている」という、ステレオタイプをつくりだしてしまいかねない。そうじゃなくて、「女なのに男扱いされている」のがトランスガールなんですよね。いわば正反対なんです。だから、教材をつくるときに、あまり「わかりやすさ」に引っ張られないようにする必要があるってことです。
あとは、心がけの問題じゃないって話かな。はじめは心がけでもいいけど、どこかで制度の問題を出さなきゃならないって話です。あとはこの日にした雑談のこととか。
東さんからもコメント。なんか、元気がでるコメントだったなぁ。ああいうコメントが出せるようにならなきゃならんのだろうなぁ。
てことで、今年の人権教育実践交流集会も「退出ボタン」を押したら終了。でも、何人かの人とメールでやりとりして、ほんの少し余韻を楽しみました。
来年は対面でやりたいなぁ。

と、facebookを見たら、野入さんがコメントされてました。
なんでも、ご恵投いただいた『沖縄のアメラジアン――移動と「ダブル」の社会学的研究』にわたしの名前を載せてくださっているんだとか。マジかと思って、そのページを開いたら…。

あった…。「なんちゃってフィールドワーカー」としては身に余る光栄です!

footnotes

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1 「へー、セクマイって言うんですね」って言われました。どうやら、死語らしい

できない日

朝の通勤電車の中で、いつものようにブログを書きながら、やはり自分にできることは、子どもたちに伝えることかなと。
てことで、職場に着いて、プリントつくって、メールであちこちやりとりして、職員朝礼に出て、1時間目の授業に行ったら、完全に忘れてました(;_;)。
なにしろ、covid-19がらみで2週間ばっか休んだ生徒がいて、てことは12時間分休んでたら、ひと単元まるまる休んだことになります。試験まであと3時間しかないから、その3時間で促成栽培しなきゃなりません。そんなことを考えてたら、飛んでしまったわけで…。
なので、2時間目はぜったいに話すと決意。

どんな理由があろうとも、人を殺してはならない。だから、死刑にも反対。
いま、おそらく、戦争をしている人たちは人を殺しているというリアリティを持たないだろうと思う。だから、戦争ができる。ただ、それはわたしたちも同じ。おそらく君たちには人が殺されているというリアリティがないだろう。たしかに目の前で殺されてはいないからね。それはわたしも同じ。でも、そこで想像力を働かせることが大切。
いま、ミサイルが飛んでいる。そのミサイルを、どういう位置で見るのか。ミサイルが飛んでいく位置で見るのか、ミサイルがやってくる位置で見るのか。最近はネットで動画配信されている。わたしはミサイルがやってくる位置に自分を置きたい。

てことで、期末前だから、「積分?なにそれ、おいしいの?」って思っちゃう人は前に来てね。

まぁそんな話。伝わったかなぁ。きっと伝わってる。その自信は、一緒に1年間数学やってきたっていうことが担保してます。
てことで、今日もやばい子を前に集めて補習です。
2時間の授業が終わったら、なんかグッタリしています。何をする気も起きません。が、やらなきゃならないことは山積みです。そのどれもがすぐにできるものじゃないってのがめんどくさい。すぐにできるものなら、パパっとやれば形になるけど、そうはならないからしんどい。でも、やらなきゃ次に進めません。なので、のつこつしながら、とりま再来年度の仕事のための書類をなんとかやりきって、とりま今回お世話になってる人に送りました。
次の仕事にかかろうと思うけど、まったくやる気が起きません。時間だけがゆっくりと過ぎていきます。まぁいいか。できない日はできない。

合格したり、はじまったり、小さな幸せだったり

今日は午後に合格発表があるので、45分×4コマです。なので、わたしはひとコマなくなる。まぁ、どうせプリント学習だからアレですけどね。
と思ってたら、朝、支店長から
「合格の通知が来たし」
とのこと。もらいに行ったら、こんなのをくれました。

ちなみに、今年度から再任用の人ももらっておられたので、毎年合否判定されるらしいです。やれやれ。
そんなこんなで、再来年度の仕事のための書類を書いてみたり。はたまた送られてきた校正をしてみたり。さらには昨日書いた話を現実にしてみたり。

と、若い衆が
「侵攻したらしいですよ」
と、ひとこと。マジか…。
たしかにミサイルが撃ち込まれる映像が流れてます。
また戦争がはじまった。また市民が殺される。なのに、そこから離れた日本では、とりあえずは日常が続く。まぁ実際は原油価格があがったり、株価が変わったりして、いろいろあるんだろうけど、それらは気づきにくい。わたし(たち)の日常と切り離されたところで人が殺される。
でも、それはウトロの放火も同じこと。放火そのものは、日常と切り離されたところで起こっている。でも、少なくともわたしは、そのことに痛みも怒りもおぼえる。ウトロの人ほどではないだろうけど、心の中に常に残り続けている。そしてそれをより確かなものにするために集会にも参加したし、後付ではあるけど、火事現場の片づけも、それにひと役かっています。
たしかに、日常とは切り離されている。でも、心の中に残し続ける。そして発信する。わたしの場合、この場とか、教室とか。自分に与えられた場所で発信する。

それでも、やはり日常を生きるわけで、今日からリカマンがバーゲンをしてるらしいです。ヱビスのケースが安くなってたら買おうと思って行ったら安くなってたので、ふた箱買って、小さな幸せを感じたり…。

動かざること

今日は主義主張的には仕事をしなきゃならない日ですが、そんなことを言ってられない状態なので、自分の仕事をすることにしましょう。
それにしても、昨日と今日は朝寝坊ができて、とても楽です。なんと言っても、起き抜けにもがかなくていいのが、精神衛生上いい。
朝ごはんを食べたら、ペーパーとか本とかを読みはじめます。てか、読んでちゃだめなんですが、まぁ妄想を膨らますネタということです。
昼前にトラブルが発生して中断。少し対処に走りまわりますか。それでもつつがなく対処し終えて、再びおべんきょです。
質的調査って、かつては調査者は絶対的な位置にいて、調査対象者を客観的に見る存在という感じだったけど、今はインタビューは相互行為として捉えられて、調査者の立場も問われるんですよね。まぁ当然のことです。
で、おとつい書いたように、わたしのポジショニングがややこしい。というか、調査対象者として選んだ人々だけど、もっと選ぶこともできたし、そういう中で選ばれてると考えると、人選の時点で明らかにバイアスがかかってます。だからこそ、語りの中にわたしの名前が出てくる。
それだけじゃなくて、長年トランスについての発信をほそぼそとではあれやってきたから、特に昔のようにあまり情報がなかったころは、なんらかの形でわたしの存在を知ることはあっただろうと思います。さらに、教員であるということから、トランス教員も可能なんだってことを発信もしました。まぁ最近の人のように華々しくはやってないですけどね。なにせ、ノンカムだし(笑)。だから、わたしと出会う前に、すでに調査対象者が知ってるってこともある。
さらに人権教育にかかわっていることや、たまにお座敷に呼ばれることや、なんだかんだで、調査対象者とはいろんなつながりがあります。
調査対象者とわたしの間には「誰かの紹介でたまたま依頼した」とか「ネットで知った」とかいうのではない、そういう権力関係があるんですよね。ただ、それがどういうふうに「語り」に影響を及ぼすかはわかりません。なにしろ、比較の対象がない。いろんな人が「いつきさんだから聞けた」って言われて、それはそのとおりなんだろうけど、「いつきさんだから言わなかったこと」もあるだろうなと。で、何を言わなかったかはわからない。で、「何を言わなかったか」を追求するのではなく、それを踏まえて「語り」を読む。そして、書く。書くためには、そういう権力関係をあらためて明らかにする。
まぁそんなことを明らかにするために、「わたしという存在」について考察する今日この頃ってことです。この山はまだ登りはじめたところだけど、なかなかおもしろいな。
それにしても、昼の一時を除いて、ほとんどこたつから動かなかったな。そんな日がうれしい。

ゆっくりだったはずが…

朝、労働者の権利を行使することを決意。職場に「何時間になるかわからないけど、休みます」と連絡しました。おかげさまでのんびりです。てか、「かなりゆっくりしたな」という時間になって時計を見たら、まだ始業前だったりして、ふだんどんな生活をしてるんだろうと、あらためて思ったり。
結局2時間権利を行使することにして、出勤。電車も空いてるし、余裕があります。
職場に着いたのは、まだ権利の行使中の時間です。まぁいつものことです。
今日は出張がない出張日だから、ゆっくりしようかと思っていたら、セクションの部屋に教員が来られました。どうやら生徒が言うことを聞かなかったらしいです。なんでも、「自分の教室にもどって勉強するわ!」と言い捨てて教室を飛び出したらしいです。担当しているクラスの子なので教室に行くと、数学をやってました(笑)。
「あのな、数学やってくれてるの、メッチャクチャうれしいけど、話がややこしくなるだけやで」
と言ったら、ことの顛末を教えてくれました。まぁいろいろあったみたいです。しかたないので
「わたしの横にあるソファーのところで勉強し」
とクールダウンさせることにしました。
そこからは、自分のことも少しはできたけど、その子のことで昼過ぎまで校内をウロウロ。まぁええか。
昼休みは6時間目の放送セット。昨日生徒に「こうやるんやで」と話しておいたので、いちおうやってくれていました。
と、1時からzoomで会議があることを思い出しました。やばい…。結局、4時半くらいまで会議があって、ぜんぜんゆっくりできない1日でした。まぁいいや。帰ってビールだな。
と思って駅まで行くと、本来あいているはずの踏切が降りています。今日も遅延らしいです。やれやれ…。

前を向く

年末から年始にかけて「書籍化」する予定でしたが、年明けに書いたように、いろんなゲンコにまみれてたので、まったく書けませんでした。Tさんには「3月末までに」ってメールしたけどムリだな。それでも、とある学会から3月末に〆切のペーパーを書けと言われてるので、それは完成させましょう。ちなみに、内容は9月の発表についてと言われてるけど、他の内容でもいいらしいから、まぁええかと。
で、どんな内容にするかというと、最初のおべんきょ成果をリメイクしようかなと。ただ、まるっぽのリメイクというより、この間ずっと考えてる、わたしのポジショナリティをからめた内容にしようかと。その上で、これの手前までもっていく。
問題は、なにを明らかにしたいかだけど、まぁそれはやっているうちに明らかになるでしょう(笑)。
てことで、もう一回みなさんの「語り」を読み直したり、少し文ペーパーを漁ったり。
そんな中で、ふと気づいて、「語り」の中にあるわたしへの言及を探すと、ありますねぇ。まぁ、当たり前なんだけどね。でも、これ、語り手とわたしとの関係を記述する上で大切な語りです。やはりわたしは「ふたつの環状島の片方は内斜面で、もう片方は外斜面」にいるんですね。そういう危ういバランスの上にいた/いるからこそ聞きとることができた「語り」だということです。そして同時に「ききとることがでぎなかった」語りでもあるということです。
そしてもうひとつ気づいたことは、みなさん、頭がいい。てか、すでに分析しておられる。なので、分析が必要ない(笑)。つまり、ある時に起こったことを自分がどう解釈したかということを、語りの時点で分析したことを語ってくださってるってことです。それも、わたしとの関係における文脈でです。で、その関係とは、さっき書いた「ふたつの環状島」にわたしがいるということです。
まぁ、そんなあたりのことが、少しずつわかってきて、だからどうやねんというと、どうなのかなとは思うけど(笑)、そして「何をいまさら」って言われるのは確実だけど、それを自分で言葉化しつつあることが大切なんだと思うのです。
少しずつ前を向けるようになってきました。とにかく3月末まで没頭しよう。仕事しながら(笑)。
それにしても「書かなきゃならないこと」を書くのは楽だけどきつい。でも「書きたいこと」を書くのはきついけど楽しい。

絶不調ののち、語る

朝起きると絶不調です。当たり前か。昨日の夜は記憶なくしてました。てか、新快速の中で寝てて、目が覚めると京都駅で、たまたまドアが長い時間開いてたから降りられただけで、もしもあのときドアが閉まってたら帰れなかったかもしれないという。
なので、のろのろ起き出して、のろのろ朝を過ごして。それでも午後は「ハンセン病自主ゼミナール」で話をしなきゃなりません。完全にとは言わないけど、そこそこ新ネタなので、少し考えなきゃならないけど、考えがうまくまわらない。しかもおなかが減ってきた。まいったな…。
昼は身体に優しいラーメンをつくりましょう。食べすぎた。まいったな…。
そんなことをしてると、すぐにゼミナールの時間がくるわけです。まぁいいや、出たとこ勝負でいきましょう。ベースはこれです。まぁ、年に1〜2回話す内容です。ただ、今日は人権教育・同和教育にシフトしてるので、そちらをメインにしましょう。
てことで、なんとか1時間話して、ここからはディスカッション。てか、zoomって顔出ししてなくても、誰が聞いておられるかわかるから、ビビります。と、外川浩子さんが挙手。
「前から存じていますが」
とか言っておられて
「どわー」
ってなるなど。なんでやねんと思ったら朴基浩さんつながりでした。納得…。いや、違うでしょ。なんでおふたりの会話にわたしが出てくるねん(笑)。
というのはおいといて、なんでもMFMSのとりくみに「それでいい」っていう安心感をもらえたとのことで、これまた恐縮です。まぁでも、わたしの交流会のスタイルは一番情けないやり方なので、自信を失いそうになることはよくあります。
そんなこんなで1時間の話題提供のち2時間のディスカッションという長丁場の最後に、主催者のうちのひとりの黒坂愛衣さんから
「zoomで交流会はしないんですか?」
どいう質問が。
そうか、なんでやらないんだろう。なんで対面にこだわるんだろう。そうか!
「交流会って、小さなグループがいっぱいできて、それぞれでいろんな話をしてて、最後にみんなが集まって話すんです。その小さいグループって、例えば外に行ってタバコ吸って近所の人に怒られるなんてこともあるんです。つまり管理が届かないところがある。そういうのはzoomではムリなんです」
メッチャ納得されてました。
話しながら、あらためて自分がやってきたことを振り返ると、わたしの知らないところで、子どもたちはいっぱい動いてる。大切なのは、それを「やってもいい」って思ってくれることなのかな。
そんなこんなで3時間のゼミナール終了。その後、残った人でさらにディスカッションが続いたり。結局打ち合わせからだと4時間半くらいのzoomでした。
さすがに疲れたな…。
なんか、今回伝えたかったことは、わたしは話題提供に選ばれたけど、決してそんな話ができるような人間ではないということです。教員という仕事も消去法で選んだし、実践においても山のように失敗してきました。まぁただ、失敗したということはチャレンジしたことの裏返しでもある。そして、失敗を許しフォローしてくれる先輩がいた。だから、いろんなことをやってこられた。
そういう、誰でもができることをやろうということ。それだけなんですよね。
さてと。話をして、少し体調がもどってきたから、ビールを飲むか。

延期の代わり

今日の午前は「性的マイノリティの語りとアーカイブ――研究助成報告会」です。ちなみに、このアーカイブスにわたしの語りも入っていたりします。
これまでいろいろな人に対して、ライフストーリーを語ってきました。まあたいていは卒論なんかへの協力ですがね。で、わたしは語るんだけど、倫理的にはAさんになってしまう。そうすると、わたしのライフストーリーをかすめとられた感じがするんですよね。わたしは自分のことを隠していないのに、匿名のAさんに勝手にされてしまう。Aさんは交換可能なんですよね。結局、話してくれる人なら誰でもいいという感じ。それがとてもイヤで、原則的には協力しないというふうになってしまいました。
でも、このアーカイブスは違う。顔も出すし、名前も出す。そこには誰とも異なる、生身のわたしがいる。交換不可能なわたしがいる。
てことで、3時間のwebinarを聞きました。
わたしの語りの分析は武内さんです。3時間以上のインタビューデータのどこを出してこられるのかなと思ったら、そこかと。まぁ、たしかに「加入戦術」って言いました。たしかに「雑味を加える」「ほころびをつくる」って言いました。が、そこか。まぁわたしの前が虎井さんと原科さんだから、そことの比較なのかな。
そうそう。もうひとつ。鬼塚さんとわたしって、もしかしたらテイストが似てるのかもしれないと思ったのも収穫でしたね。
それにしても、アーカイブスをつくるのって、たいへんな作業なんだな。

で、午後は大阪へ。実は今日は元々交流会の日でしたが、このご時世なので延期にしました。でも、交流会に参加しようと遠方から来る予定にしていたM木ちゃんが、予定を変更せずにこちらに来たと。となると迎撃せざるをえません。ということで、S輔の家で鍋と焼肉の午後ということになりました。
到着して、とりまビール。そしてIっぽくんのネギ焼き。鍋は白子とカキのピリ辛です。メッチャおいしい。そして、日本酒からのワイン。これはダメだな。
結局、10時くらいまで呑んでしまいました。明日はwebinarでしゃべらなきゃならんし、内容も考えてないです。やばいな…。