30分トーク

今日は昼に宝塚に行かなきゃなりません。用件はこれです。
これ、簡単に引き受けたけど、ずっとなにを話せばいいか考えていました。が、まとまりません。
てか、そもそも、わたしは映画をあまり見ない。なぜかというと、じっとしていられないからです(笑)。さらに、トランスをネタにしたドラマは、どちらかというと見たくありません。リアルで知ってますからね。しかも「リトルガール
」です。そんなのいっぱい知ってます。今さらです。でもまぁ見ました。ただ、見たときのことは忘れてて、やはりなにを話すか考えていました。
てことで、行きの電車でようやくメモをとりはじめました。
簡単に言えば「楽園はない」ということからスタートしようと。この「楽園はない」という言葉は絶望に聞こえるかもしれないけど、そうじゃないんですよね。「楽園がない」からこそ、「今、ここで生きる」ことへの希望が生まれるんです。だから、そういう話をすればいい。
てことで、会場に到着してからもメモづくり。で、ようやく事務所に顔を出してごあいさつ。しばしの待ちののち、トークスタートです。与えられた時間は30分。30分も話せるのか?
とりあえず、さっき考えた話のあと、交流会前史を話しました。そして交流会の立ちあげの時のこと、さらに小学生が来るようになってからのこと。キャンプのこと。水着のこと。ランドセルのこと。話しはじめるといっぱいありますね。制服が実現できても宿泊行事で壁があること。
それでも、そうした壁に立ち向かう子どもたちの姿を伝えなきゃなりませんね。それは希望でもあります。
そして、現在広がりつつあるトランスヘイトの話です。目の前では30人ほどの方が聞いてくださっています。この人々がトランスヘイトを聞いた時、どちらの側につくのか。それが世界を変えていきます。だからこそ伝えようと思いました。
そんな感じで話をすると、あっという間に30分が過ぎていました。なんとかもったな。
で、あいさつをして、そのまま「夜の仕事」の研修会へ。2時間半の研修会の最後の30分だけ参加したけど、よかったな。いろいろ書類ももらえたし、打ち合わせもできました。
しかしおなかが減りました。どうしよう…。
淡路の立ち飲みか。てことで、お店に入っていっぱい飲みましょう。

うまいわ。しかし、「生卵の天ぷら」ってなんだ?オーダーしたらこんなのが出てきました。

おもしろいな。
で、サクッと飲んで、さぁお家に帰りましょう。今日はちょこざっぷで筋トレしてビールを呑むんだ!

この国の未来のために…ほんとはそうじゃないけどね

今日から「試験返し」週間です。とはいえ、わたしの試験は昨日で、まだその存在すら知りません。
職場には早く着いたので、かずえちゃんさんから送られてきた動画を見ましょう。
ちなみにこれです。いい動画ですね。少し泣けます。
でも、日常。とにかく午前はひたすら採点の祭典といきましょう。まぁすぐ終わるけど。
しかし頭が働きません。やばいな。せっかく脳みそが励起状態になったのに、入試とかお座敷とか出張とかで完全にとまりました。しかも、数学を忘れてる(笑)。計算がめんどくさくなってます。まぁそれはいつものことか。
それでもなんとか採点終了。
うーん、ピリッとしないな…。なんなんだろ。
できる範囲で最低限のことをやるという生徒がいるんですよね。もちろんそうじゃない生徒もいます。が、最低限でことをすませる子がいると、どこかでそういうのが伝播するんですよね。なので、緊張感がなくなります。
でもそれよりもなによりも、クラスづくりができていませんでした。結局それにつきるのかな。もちろん担任でもなんでもないので、クラスづくりなんてする必要はない/できないと思われがちだけど、でも、しなきゃならないし、できるんですよね。てか、数学という共通のテーマがあるので、やりやすいはずなんです。が、今年度は不足してたな。たぶんそれだけの労力を投入してこなかったのかな。それが今年の反省ですね。

午後は出張。
会議のガッコには知りあいの在日の教員がおられるので、ひとことごあいさつ。しかし、ほんとに日本人教員は「期限を付さない常勤講師」ってのを知らないし、知ってもその意味がわかってないんだな。まさにマジョリティ特権ですね。
で、会議。内容は京都労働局との懇談というやつです。労働局相手なので、進路関係の人と合同です。
驚いたことにというか、当然のことというか、家族滞在の生徒の在留資格変更のことが話題になりました。それも、人権側の人間があえて持ち出すのではなく、進路の人も自然なのこととして話題にしてくれたので、これはかなり驚きでした。てか、ようやくここまできたんだなと。
でも、あくまでも進路は3年生が主たるターゲットになります。なのでひとこと。
「家族滞在から在留資格を変更しようとしたら、内定が必要になります。つまり、子どもたちが安定した在留資格で働くためには内定がいかに大切かってことです。そのためには3年生にならなきゃならない。だからこそ、1年生からの就修学の保障が大切ってことです。もしも退学になってしまったら、その子らは不安定な在留資格のままになります。労働力人口が減る中、この子らの就修学の保障がこの国の未来のためにも必要なんです」
と言っておきました。
「まぁ言うのはイヤですけどね」
と補足はしましたが(笑)。ほんとはこの国の未来のためじゃなくて、外国人生徒の未来のためです。そして、こんな国がイヤならさっさと出ていけるだけの力もまたつけなきゃね。
そんなこんなで会議も終了。

さてと、帰って走ろうかな。と思ったけど、日が沈んでしまったよ。しかたない、花粉をお風呂で洗い流してビールだな。
なんでも晩ごはんは「あと祝いand前祝い」なんだとか。

上の子どもがつくったごはんのケーキです。そして、下の子どもがつくったケーキ。

うまいな。
かずえちゃんさんのつくった動画をみんなで見たりしてるうちに眠くなってきたので、寝ましょうか。

見送られる

今日は朝イチ滋賀県の中学校でお座敷です。かつては「人権の薫り漂う」中学校から「3年間の人権学習のまとめ」とかいって毎年呼んでもらってました。が、ここ数年声をかけてもらってません。ところが、それと入れ替わるように、この中学校から声をかけてもらうようになりました。
ただ、この間の休校のせいで、もともとお座敷を入れてた先週木曜日が授業になって、そこから急遽日程を動かしてもらうことになりました。ところが、あいてるのが今日の午前しかありません。しかも、午後は出張です。なので、今日の朝イチになったという。
ということで、中学校へ。みなさん
「お忙しいところを」
とか言われますが、逆にこちらが申し訳ないわけで。ということで
「あくまでも休校の振替をせよと言った府教委のせいです」
と言っておきました。
で、お座敷開始。
はじめはキョトンとしてたみたいですが、少しずつ反応がよくなってきます。「間」のないわたしの話にわらってくれます。どんどん反応がよくなってきます。と、55分くらいたったところで、突然雰囲気が変わりました。えーと…。疲れて集中が切れたのね(笑)。それほど集中して聞いてくれてたってことです。
後半をしゃべりはじめたら、これまたガッツリメモをとってる子がいます。すごいな。終わったあとの拍手がまたすごい。
ほんとうはこのあとのホームルームをまわりたいところですが、午後の出張に間にあわなくなるので、パス。駅まで送っていただけるとのことなので、駐車場までグラウンドを突っ切ってたら、後ろから声が聞こえてきます。振り返ると、3階の校舎の窓から生徒さんがいっぱい手を振ってくれてます。手を振り返してると、隣の教室からも負けじといっぱい手が出てきます。
「またねー!」
と叫んだら笑い声が返ってきました。そうか、3年生で、もうすぐ卒業か。
でも、こんなのはじめてです。きっとそういう子らなんでしょうね。なんかほんわかした気持ちになりながら電車に乗りました。
で、向かうはウトロです。今日は某人権教育研究会のブロックの研修会です。毎年この研修には地域の新採教員に来てもらってます。やはり地域のことを知らなきゃダメだと思いますからね。
てことで、まずは秀煥さんの話。うまいわ。コンパクトにまとめながらも、必要なことはきちんと伝えられます。ただ、今日は館内見学とフィールドワークのために短めです。
ここからは人数が多いので2班にわかれます。わたしは一度来たことがある人対象にフィールドワークです。
ウトロ平和祈念館の「今の」楽しみ方は、まずは館内展示を見る。そしてフィールドワークに行く。そして風景を頭に入れて、もう一度館内展示を見る。すると、どの出来事がどこであったのかがわかる。館内展示がより身近に感じられます。
てことで、飯場→水路→立て看あと→放火跡→もう少し奥→広場とひとまわりしてみました。だいたい45分か。けっこう話したな。館内については、まぁ展示を見ればわかるかな。
でも、案内した人が
「たしかに場所がわかりますね」
と言ってくれたので、よかったよかった。
てことで、長い1日が終わりました。帰りに角打ちに寄ろうかと思ったけど、まだ少し時間が早いです。てことは、飲む量が増えますね(笑)。やめときましょう。

頭痛を治める

今日は特殊業務・part2の日です。とはいえ、普段と変わりなく出勤。電車の中の人は少ないですね。まぁ高校生が動いてないってことです。かと言って、受験生がそれほどいるわけでもない。
それにしても、電車の中で寝るのはいいんだけど、こっちにもたれかかるのはやめてくれないかなぁ。だからロングシートはイヤなんですよね。まぁでも、わたしが乗る側はそんなに混まないけど、反対側は一番混む便なのでロングシートなんだろな。次なら転クロなんだけど、わたしもそれでは遅い。だからロングシートなのか。
ガッコに着いたら放送室のストーブ点火。さらに放送設備にも火をくべます。はじまるな。まぁでも、今回はチャイムを鳴らす必要がないから楽です。ちなみに「読み」の人ともペアが長いし、こちらも楽です。
てことで、つつがなく終了。
ちなみに大阪では一週間ほど採点してるって聞いたけど、京都は全体は4時には終わってしまいます。大阪、たいへんやな…。
てことで、1時間労働者の権利を行使して神経内科のお医者さんに行くことにしました。到着すると一番客だったみたいです。このお医者さん、パートナーと母親の主治医です。なので、ややこしいっちゃややこしいけど、信用できる人です。
とりま、問診。頭痛の年数を聞かれたり、服用してる薬を聞かれたり。
医「お仕事は?」
い「高校の教員です」
医「なにを教えておられるんですか?」
い「数学ですが、ずっとPCの前にいますね。社会学のおべんきょしなきゃならないので」
医「数学と社会学ってぜんぜん違うじゃないですか」
い「数学、苦手なんです」
おもしろがっていただけました(笑)。 
結果は後頭神経痛なんだそうです。よかった。まぁでも今日は朝イチピリッときたけど、そのあとは来てませんからね。
その後、友だちから「部屋割り」のことで相談ごとが来たので、交流会の人たちに投げてみたり。と、携帯がひっきりなしに鳴りはじめました。なんだろ…。見てみるとこれでした。なのでK野さんに電話。
しかしいいよな。ケンカなんて「近い人」だからできるんですよ。そしてそういう人が複数いるからできるんですよ。「近い人」がいなければ、いてもひとりしかいなければケンカなんてできません。でも、その人を切ったら仲間や味方が減る。だから、わたしはケンカしないしできない。ただでさえ少ない仲間や味方になる可能性のある人を減らしたらほんとうにひとりになるし、それは子どもたちに影響します。
その代わり、わたしは闘う。まぁ闘いの相手しかいないですからね。それもまた、ひいては在日や部落やセクマイの子どもたちのためです。
頭痛は治まるかな…。

頭痛、治まらず

今日の午前は第2のふるさとで会議です。なので、朝は少しだけゆっくり。
で、会議場所へ。
メインになる議題は2月にあった志水さんの講演の振り返りです。
話題はアリストクラシーからメリトクラシーへの移行のあたりかな。簡単に言うと、大学に行かないことが当然の家族というか、周辺社会の中で、大学に行くことの困難さみたいな話でした。つまり、まわりからは「大学に行かせない」引力が働いている。その中にいながら大学に行くというのは、引力から脱出するためのそうとうなパワーが必要になるってことです。ただ、「大学に行ったらこうなる」というロールモデルがないから、本人自身もよくわからない。でも、振り切って大学に行く。
もちろん、今はペアレントクラシーの時代だから、話題は少し違うかな。大学に行くことの価値は社会の中で共有されているけど、それが可能であるかどうか、そしてどの大学に行けるかというあたりが問題になる気がします。が、基本的な構造は同じですね。要は、リソースの振りわけをどうするかって話になります。それに余裕があるか、ないなかで振りわけるか。
しかし、あらためて部落解放奨学金の存在は大きかったな。そう考えると、この格差社会の中で給付型奨学金の必要性をひしひしと感じるけど、格差を固定したい人にとっては意地でもやりたくないだろうな。そずて、再び社会はアリストクラシーの世界へと移行していく…。
まぁ、あまり元気が出る話ではないですけど、現状はそんな感じなのかなぁ。そしてそこからどう反撃していくかって話なのかな。
で、職場に帰ったら速やかにおべんと食べて、明日の特殊業務part2の準備です。
これをこなしたら、お次はゲンコを少しやったり、そのことで関係諸方面に連絡をとったり。しかし、すぐにOKの返事があるのがうれしいです。
そうだ、土曜日からの頭痛の原因の文章を書かなきゃ。こういう時にストックがあるのがブログやってるメリットです。学習ツールの変化が学校教育にもたらすものなので、この時のディスカッションが役に立つかな。しかし、頭痛は治まりませんね。
と、印刷屋さんが来られたとのことです。3週間前に入稿したものが、もう本になりました。仕事が早いわ。なので、そいつの荷揚げと仕分け。
そんなことをしてたら定時になったので退勤です。今晩はいただきものの冷凍餃子を焼きましょう。

うまく焼けました。うまい!
けど、頭痛がひかないな(;_;)。

頭が痛い

朝、そんなにしんどくはありません。昨日新幹線で350が1本だったからかな。
そんなこんなで出勤。金曜日に休んだだけなのに、キーボードの上に書類があったり。そんなのを読んだり、メールのやりとりしたり。
と、突然頭がズキンとしました。イヤだな。こういうの、たまにあるけど、たいてい収まります。が、収まらない。思い出したようにズキンとします。
でも、試験カントクには行かなきゃなりません。試験がはじまる前に
「頭痛があるねん。倒れるかもな」
と言うと
「カントクしてる場合やないやん」
とまっとうな答えが返ってきます。そういや骨折の時もまともな答えが返ってきたな。それにしても
「せんせい、走りすぎちゃうか?速いしな」
とか言ってくれるのもうれしいですね。やはり今年ガチで走ったのはインパクトがあったのかな。あと4年がんばりますか(笑)。
で、カントク2連発中はいろいろ考えごとですね。いよいよお尻に火がつきかかってます。
カントクから帰ってきたら、試験がらみの用事をやって一段落。しかし、思い出したようにズキンとする頭痛がとまりません。イヤだな。
午後は短時間職員会議。例年、延々と読み上げがありますが、今年はスッキリとまとめてくれたので、短時間で終わってよかったよかった。
職員会議が終わったら、生徒はほとんど帰ってしまっていました。静かなガッコです。こんな時は帰るもよし、やりたいことをするのもよし。同僚は溶接器とサンダーを持ってどこかへ消えていきました(笑)。
それにしても頭痛がとらまない。どうしよう…。ロキソニンに手を出すか?ロキソニンを飲んでも、頭痛そのものがなくなってるわけじゃなくて感じなくなってるだけですよね。でも、マシか…。手を出してしまいました。
頭がスッキリしたところで、考えごとの続行です。少しずつ全体像がまとまってきてるので、たぶんなんとかなるでしょう。と同時に、今やってることは書籍化にも役に立ちます。早く決着つけなきゃ。
でも、外を見ると気持ちよく晴れてます。どうしよう。なんか、身体がうずきます。んー、走るか(笑)。

てことでグラウンドに出てラン開始。どうしようかと思ったけど、この間と同様ロードに行くことにしました。今日はあまり追い込まずに走りを楽しみましょう。結果、6分42秒→6分15秒→6分12秒→5分45秒→5分56秒→6分12秒→6分06秒で、7kmを43分11秒、アベレージは6分10秒でした。この間よりも遅いけど、まぁいいんです。それでも5分台が出ています。

さてと。いい汗かいたから帰りますか。
しかし、頭痛が気になるな。まぁ、頭が痛くなることはたくさんあります。なかでも某在日外国人教育関係のことはほんとに頭が痛いです。なんでこんな役まわりを演じてるんだろ。わたしもやりたいことをやって、やりたくないことをやらなければ楽なんだけどな。でも、やらなきゃならないことがあって、それは誰かがやらなきゃ全体がまわりません。でも、けっこうそれがストレスだったりします。
頭痛の原因はそれか…。

LGBTQ+の子どもたちと教職員が過ごしやすい学校をつくろう!!

朝は7時20分起き。いちおう30分に朝食ということにしています。瞬間、朦朧だったけど、思ったよりもすっきりしています。
朝ごはんは豪勢にとってしまいました。

とりすぎたな。食べすぎたな。
てことで、朝風呂です。気持ちいい。
風呂上がりはちょこっとメールでやりとり。そして荷物をAっちゃんに預けてスタートです。瓦町から今日の会場がある仏生山までランです。

コースはR11をひたすら南下。途中からR193になります。完全な平坦路です。と思っていたけど、ひどいアップダウンがあります。地下道と歩道橋です。これがめっちゃ急坂です。登りもさることながら、下りがこわい。ペースは上げられないし、太ももに負担がかかるし、完全にペースを崩されました。しかし、どんなんやねん。もうひとつの敵は信号です。しかたないんだけど、走り続けたいし、でもとまらなきゃならないし、おそらくスマホは「とまっている」と判断して、タイムがメチャクチャになるんだろうな。
結局、6分13秒→6分16秒→5分55秒→6分00秒→6分31秒→6分09秒→6分06秒で7.4kmを45分42秒で走りました。アベレージは6分10秒です。なお、5kmのところの31秒は停止時間の可能性があります。ちょっとしんどかったけど、まぁいい汗がかけました。

なぜ今回高松に来たかというと、「LGBTQ+の子どもたちと教職員が過ごしやすい学校をつくろう!!四国ブロック2023」でパネルディスカッションのコーディネーターをするためでした。
で、まずは打ちあわせ。えーと、なんでわたしが午前の共同研究者なんだ。しかも、レポート2本のうちの1本は眞野豊さんです。立場が逆でしょう(笑)。
そんなこんなでセミナー開始。眞野さんの報告は、どちらかというと問題提起ですね。ただ、難しい言葉を一切使いません。ちなみに「性の多様性教育」を書いたときに眞野さんの書籍にはあたりました。結局渡辺さんを使ったのですが、ずいぶんと参考にさせてもらいました。もう1本は校地の小学校のレポート。同和教育がベースにあるので、かなりしっかりとしたレポートです。ただ、もうひとつなにかが…。なんだろ。そうか、「差別する/しない」「差別意識」といった言葉が出てくるあたりか。社会構造の問題ではなく、個々人の問題として実践をしている。なんでだろう。もしかしたら同和教育の影響かなぁ。つまり、制度的には勝ちとった。にもかかわらず、いまだ差別が残っている。だから「意識」に話が流れるのかな。
そんなことを考えたので、そんなあたりをコメントしました。
昼休みのおべんと、量が多い。完全に食べすぎですね。
で、午後はパネルディスカッション。メンバーはトランス男性おふたりとAっちゃん+わたしです。
流れとしては「簡単な自己紹介」→「もう少し深い自己紹介」→「子どもの頃の話」→「教員としての現在の話」というふうに設定しました。どうなるかと思ったけど、みなさんよくしゃべる。そして話の内容がおもしろい。せっかくなので、途中で「みなさん、男らしさ・女らしさ・自分らしさって話、どう思われます?」とぶっ込んでみました。すると、これがまた話が長い。つまり、小学生の子どもたちが到達する「自分らしさ」とはレベルが違うということです。これ、高知のレポーターの方へ向けたメッセージでした。
そして最後に「当事者でよかったと思ったことは?」と質問。これもまたおもしろい答が返ってきました。ちなみに、この質問への答えこそが、おそらくは当事者の存在が提起していることだし、それを教室や職員室で実践していくことなのかなと思ったり。ちなみにわたしはカリフィアの言葉を引用しておきました。
てことで、本日のセミナー終了。こんなんでよかったのかなぁ。
あとは帰るだけですね。琴電→マリンライナー→新幹線という豪華なルートを使いながらも、ビールは350mlを1本だけというおとなしい帰り道でした。
家に帰ったら、ちょこざっぷです。レッグプレス65kgを20回とカーフレイズ20回+腹筋10回を5セット。ほんの少しだけバイクをこいで、いい汗をかきました。さてと、あとはビールだな。

前夜祭

今日は某在日外国人教育関係の会議です。ただ、はじまるのは午後イチなので、午前は空いてます。なので走りましょう。9時にスタートすれば10時には終了できて、11時には出られます。

今日のコースは前半3kmが延々と登りで、中盤2kmが下り、そして最後の2kmが平坦というコースです。どうしようかと思ったけど、あまり考えずに走ることにしました。結果、6分16秒→6分05秒→5分54秒→5分47秒→5分35秒→5分47秒→5分33秒で、ちょうど7kmを41分でした。アベレージが5分51秒、明らかに速くなってます。こわいな。

で、会議の前に徳島の人と合流。昼ごはんを食べながら簡単に打ち合わせ。
で、会議です。今日の議題はめっちゃ盛りだくさんです。まぁ、決めていかなきゃならないことは山のようにありますからね。なので、ノンストップで延々と話。しかし、なんの実践もしていないわたしが、なぜこんなふうにいろいろ話題を出してしまうんだろう。なんとなく嫌気がさします。
で、4時過ぎにごめんなさいしました。ここからはAっちゃんと移動開始です。まずは新幹線。当然のことながらビールをぷしゅ。さらにワインへと移行します。1時間の旅の後は海の上を走る電車に乗って、到着したのは高松です。
とりまホテルにチェックイン。速やかに本日の「打ち合わせ会場」に向かいます。明日はここでセミナーをやります。Aっちゃんはパネラー。わたしはコーディネーターです。とはいえ、どういうパネルディスカッションになるのかはまったくわかっていません。いろいろ話をしたけど、やはりわからないままです。まぁええか。
あとは呑み。なんか向こうで「今日は3杯以内」とかいう声が聞こえましたが、まぁいいでしょう。てことで、焼酎までいただいて、3時間ばっかでお開き。その後Aっちゃんの部屋で部屋飲みしようかと思ったら、
「行きますか?」
と言われて、「屋台すし」へ。ここでチンチロリンをやったら、レモンサワービッグサイズになってしまいました。悔しいのでもう一回やったらゾロ目が出てラッキー。しかし、京都の屋台すしと高松の屋台すし、全然味が違います。やはり京都はあかんな。
そして、今日の締めは、やっぱりAっちゃんの部屋で部屋飲み。結局1時半ごろに瞬間意識が飛んだので、さて、寝ましょう。

いい子らやなぁ

今日は某国立大学附属中学校でお座敷です。なので、朝はゆっくり。というか、今月末〆切のゲンコを書かねば。
トランスジェンダーのジェンダー葛藤についての生の声を掲載したいなと。まぁもちろんいっぱいあると言えばあるのですが、いろんな文献から拾うのもいいかなと。で、思いついたのが「三橋順子, 2002, 「トランスジェンダーと学校教育」『アソシエ21』8: 142-160.」だったりします。が、ダメですね。孫引きになります。他にも虎井さんとか上川さんとか、いろいろ探したけど、なんかイマイチです。やはり、自分が聞かせてもらった「声」が一番いい。当たり前か。
てことで、決断して、インタビューデータを読み直します。おもしろい。そして、今も変わらない現実にげんなりもします。まあ、多くの人は「困らない」。困るのはごく少数のトランスの子どもたちだけです。なので変える必要を感じない。だから変わらない。もちろん、ごく少数の人々は「変えなきゃな」と思っている。が、その人の想像の範囲でしか考えられない。その想像を超えたあたりに原因がある。だから「わからない」。わからないから、変えているつもりが変わらない。
その限界を突破するのが「おべんきょ」なんだと思っています。感性ではなく、レンガを積むように書く。そうすれば「わかる」ようになる。すると「変えられる」ようになる。
まぁ今のゲンコもそういうものです。I田さんと書いているゲンコもそういうものです。そして書籍化もそういうものです。
そしてもうひとつ。「変える」ためになにをすればいいのか。なにができるのか。それも明らかにしなくちゃダメですね。それが書籍化の次にやることかな。
そんなことを考えていたら、出発の時間が来ます。なのでスタート。ほんとうはもっとゆっくりと考えたいんだけどなぁ。
それにしてもboseが不調です。つながらない。おかしいな。仕方ないので道を歩く時も、バスの中でも、電車の中でも音楽なしです。しかし、世界はこんなにも騒音にまみれているんだ。ロードノイズやエンジンの音、排気音。そして車内アナウンス。ひたすらうるさいです。と、突然つながりました。いきなり静寂がやってきて、バッハの無伴奏チェロソナタが流れるだけの世界になります。心地いい。Kうさんは、たしかゼンハイザー推しだったかな。クラシックにはそちらがいいと言ってはりました。が、わたしはノイズキャンセリングが強いのがほしかったので、boseにしました。てか、他のは考えなかった。グールドのピアノとか、けっこういいけどなぁ。あ、バッハとか、ほとんどジャズか(笑)。
で、ガッコに到着。
速やかに会場に入ってセッティングです。が、音が出ない。てか小さい。大きなスピーカーを持ってきてくださったので、bluetoothで接続を試みるも、なかなかつながらない。どうもbluetoothに嫌われ気味ですね。それでも、いきなりつながったので、よかったよかった。
で、お座敷開始。
みんな集中しています。もちろんゴソゴソしている子もいますが、それもこちらを気にしながらもゴソゴソなので、おそらく反応してくれているんでしょう。てか、一生懸命うなずきながら聞いてくれている子もいます。
ちなみに、最近、前半がちょうど50分くらいってのがわかったので、ここでいったん休憩を入れることにしています。なので今日も休憩。すると、緊張感が一気にほぐれたみたいです。なんか、じゃれあってます。かわいいな(笑)。
わたしに声をかけてくださった養護教諭の方は
「人権学習は別にやっていて、今日はLGBTQを…」
と言われたので、
「LGBTQも人権ですからね(^^)」
と返しておきました。まぁ、なにをテーマに人権を語るかって話ですからね。
で、後半は養護教諭の方の要望に沿ったセクシュアリティに関する話です。が、やはり最後は人権です。でも、子どもたちはめちゃくちゃメモをとってます。
子どもたちにとっては、おそらく人権学習も保健学習も関係ないんですよね。すべて「学習」であり「講演」である。
そんな感じで、2時間連続授業はおしまい。そのまま速やかに中学校を脱出です。
帰りの電車では無事音楽が聴けて、よかったよかった。
家に帰って走ろうかと思ったけど、やめました。今日はおべんきょモードのままにしておきましょう。そんな一日。
そうだ。今日は水平社設立の日でした。

ひとこと言い放つ

朝、出勤すると、手招きする人が…。昨日「加配らしい仕事」をした、その後の話です。どうにもあやふやな話になってます。こんなん、家庭訪問したら一発やのにな。
てことで、昼前に家庭訪問することになりました。
午前の授業を終えたところで担任さんの車に乗せてもらいます。道々いろんなよもやま話。こういう時間は大切ですね。昔のややこしい話をしてみたり。
家庭訪問そのものは5分で終わりです。おそらく一番いい結果です。でも、そのための家庭訪問です。帰りに久しぶりに児童館に顔を出すことにしました。
館の中に入ったら
「久しぶりっす!上に行きます」
とひと声かけて2階に行くわたしをあきれ顔で見る担任さん。事務室で
「◯ちゃん、います?」
と馴れ馴れしく話すわたしをあきれ顔で見る担任さん。帰りのあいさつでも
「◯ちゃん、まだ働いてるのん?」
と馴れ馴れしく話すわたしをあきれ顔で見る担任さん。
まぁそういうことです。ということで、帰り道もよもやま話。
職場に帰ると、別の担任さんがお菓子を食べに来るフリをして話しに来てくれました。話の内容は「いやがらせ行為」についてです。簡単に言えば「同性間のいやがらせ行為」と「男性から女性に向かういやがらせ行為」は同じかどうかという話。
いや、それは違うでしょう。てか、同性間であっても、年齢的に上の人から下の人であったり、管理職から平であったりしたら、それはいやがらせ行為とは言わないでしょう。つまり、権力勾配の問題ですよね。
ただ、どうもそういうことが学内で認識されていないようです。なので、副支店長とディスカッション。
「男性から女性へのいやがらせ行為は、時として性暴力とも言えるものです。性暴力は暴力です。それはいやがらせ行為とは次元が違います」
と言ったけど、どうも返事の歯切れが悪い。いろいろ話をしたけど、最後に
「平行線ですね」
と言われて腹が立ったので、こんなひとことを発してしまいました。
「あのな、言いたくないけどな。ほんまに男やな」
まぁ、お前のどの口が言うねんという話ではありますが、しかしそれでも、わたしですらいろんな経験をしています。
考えてみると、副支店長も支店長も男性。生徒指導部長も副部長も男性。学年部長も全員男性。どころか、部長は全員男性。そもそも職場全体を見わたしても男性の方が圧倒的に多い。もちろん、男性間にも権力勾配があるから、その外部にある権力勾配には無自覚になってしまうかな。まぁ自らの特権には気づかないってことですね。そりゃわからんわ。
副支店長はけっして無理解な人ではありません。というよりも、おそらく理解がある人です。それでも、やはりどこか「通じなさ」がある。なんなんだろ…。
まぁ、外国人教育とともに、こちらもやっていかなきゃならないってことですね。
帰り道、ジーンズショップに寄ってリペアしてもらうことにしました。ひざにすり切れた小さな穴が開いています。リペアには5000円かかります。これを捨てて安いジーンズを買うのもひとつの選択です。が、それはやめました。気に入ったジーンズを、リペアしながら履く。リペアしてもらうと、実は前より強くなったりします。そうやって、そのジーンズをはき続ける。ちなみに、はき続けるためには身体を絞り続けないといけない(笑)。だから、それでいいんです。
さぁ、帰ったら、zoomでウトロの運営会議だ。長いやろなぁ。