フェアウェル飲み会

今日の午前も出張です。なので、同僚の車に乗せてもらって、まずは谷間の町へ。ここの中学校はしょっちゅう来て、日常的に情報交換をしています。が、今日の相手は担任さん。はじめましてです。でも、いろいろ情報を交換しました。ちなみに、ここの前支店長さんは友だちだったので、たいていは校長室に遊びに行っていましたが、退職されたので、今はそういうこともあまりできず。お次は京都府最東端[1]推定の中学校へ。
しかし、今日の出張はけっこう遠距離ドライブです。密室にふたりでいると、自然と会話しなくちゃりません。まぁ黙っていてもいいけど、それも愛想なしです。おそらくそれは同僚も同じです。なので、思いつくままにいろいろ話をします。おそらくこういう時間も大切なんでしょうね。同僚の知らない姿が垣間あらわれたりして、けっこう有意義な時間でした。
で、出張先の中学校に到着。この中学校で最初のやりとりは、たいてい
中「遠いところまでありがとうございます」
い「いえいえ、楽しいドライブでした」
です。
で、再びいろいろ話。なかなか苦労されているみたいです。まぁ校区には小さな町がいっぱいあるから、ある種多文化なんだろうなぁ。
そんなこんなで、職場に帰ると昼をまわっていました。
午後は地域の人権教育担当者の最終会議。かつては人事の話とかをダラダラやって、その後みんなで飲み会をやっていました。まぁいわば、飲み会の集合場所という感じでした。が、今はそんなこともできず。というか、みなさん真面目なので、きちんと会議をされます。
会議には支援学校の人も来られています。支援学校の場合、人権教育の担当は生徒指導担当が兼ねておられるようです。そういう人たちから
「新たな観点をもらった」
という感想をもらったり。いや、おそらく障害の問題がまずあるので、それでいっぱいいっぱいだったんでしょうね。でも、ある支援学校では、今年の教職員研修で石井千晶&真澄さんを呼ばれたんだとか。こうやって部落差別を自分たちの課題と考えはじめてくれていたり、別の支援学校では外国人生徒が在籍していて、外国人問題も自分たちの課題と考えはじめてくれていたり。もちろん、普通科の高校の側もはじめて知ることがたくさんあるわけです。さらには進学校の教員は
「学校の中にこもっていると、お金に不自由している生徒のことは聞かないし、話題は進学のことばかりになる。どんどん感覚が狭まってくるし、教員としてダメになる気がする。ここに来ることはとても大切だ」
みたいなことを言ってくれました。年間10回ほどの会議をしているけど、こうやって広がっていくんだなと、あらためて思いました。
てことで、終わってから、今年度の幹事役の人と元同僚の人とわたしの3人で飲み会。みんな来ないのは寂しいけど、まぁこういうのもいいでしょう。なんでも、幹事役の人、幹事をして良かったんだとか。もしかしたら、来年はセクションが変わって会議には出られなくなるかもしれないけど、でも、今までとは違う感覚で教員ができそうみたいなことを言ってくださって、これまたうれしかったり。
こんなふうにして、少しずつこの世界にはまる人が増えていってくれたらうれしいな。

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1 推定