やはり無理か…

朝、昨日よりはよほど調子がよかったし、熱を測ってみると平熱に下がっているので、とりあえず出勤。お弁当は食べられそうにないので、とりあえずコンビニでおかゆのレトルトを買いました。それにしても、お弁当をつくらなければ、朝ってすごく余裕があることにやっと気づきました。
で、1時間目の授業をこなして、その後、ダラダラと仕事。昼過ぎにはだんだんペースが下がってきたけど、無事勤務終了までいることができました。
で、家に帰って、と。
とにかくまっすぐ家に帰ると、意外と早い時間に帰れるものです。子どもがお風呂に入ったあと、久しぶりに入浴。先々週ヒビが入って、その後、全同教の時にはシャワーは浴びたけど、お風呂につかるのはずいぶんと久しぶりです。
で、晩ご飯。どういうわけかパートナーは「親子丼」をつくっています。大丈夫かなぁとは思ったのですが、「つゆだく」にしたらいいかということで食べました。ついでに、挑戦!ということで、ビールもプシュッ!
いやぁ、まわりました。ここ2日くらいぜんぜんまともにごはんを食べていない空きっ腹にビールは効きました。一本飲んだだけで、もうクラクラです。
食後ふとんに入ったら、動けません。
やっぱり梅酒まで飲むのは無理か…。

やばいよ…

朝方、ものすごい吐き気。昨日変なものを食べたかなぁと思いながら、一度はガマンしたのですが、ガマンしきれずトイレへ。不安が心をよぎります。
朝起きると、ものすごくだるいです。単に全同教で遊びすぎただけ(笑)とは考えられません。でも、とりあえず学校に行かないと、試験範囲が終わりません。
なんとか午前中の授業を2コマすごしたところで、そろそろダウン気味です。昼からは休みをとって帰りました。帰り道が、これまたしんどい。昼間の車の動きって、ほんとうにイライラします。朝晩はみんな急いでいるのにね。
家に帰って横になってしばらくしたら寝てしまいました。
夕方起きて、熱を測ってみると、38.2℃。マジヤバイです。明日の1時間目で試験範囲を終える予定なので、ぜったいに行く必要があります。しかも、今週から来週にかけて、いろいろと用事があるので、今倒れても、明日からは復活する必要があります。
とにかく医者に行って、薬をもらって…。
などとやっていると、ずいぶんとマシになりました。でも、微熱と下痢と頭痛です。
しかも、夕方からパートナーも倒れてしまいました。残ったのは子どもたち二人。さいわい、上の子どもがまだ少しは使い物になるので、晩ご飯をつくらせたり*1、食器洗いをさせたり*2でなんとかなりましたけどね。
さてさて、明日までに復活できるだろうか…。

*1:つってもベーコンエッグ

*2:上の子どもは洗ったあとちゃんと片づけまでやってくれる

全同教・2日目・アピール採択

全同教では、全日程が終わったあと、アピールの採択をします。この文章、昼に配られたのですが、案の定、教基法のことにひとことも触れられていません。なんぼなんでもあかんやろうと思っていたのですが、他にもそう思う人はたくさんいたみたいで、「ひとこと話をしよう」というメールが回ってきました。
実は、金曜日の夜、京都でビラまきをしようという話があったのですが、「全同教に行くので参加できない。そのかわり、それぞれの場所でそれぞれのできることをしよう」というメールを返しておいたんです。てことは、ここはやるしかないです(笑)。
司会者がアピール文を読むと、会場から拍手が…。その時は、ここ以外にありません。
異議あり!」
マジで勇気いりますね。全同教の場においてすら。
「このアピール文には教基法についてひとことも触れられていない。いま、このとき、このようなアピール文でいいとは思えない。わたしは採択に同意できない。ぜひとも事務局に伝えてほしい」。
続いて、埼玉からも「同じ意見です」という声が。よかったよ、ひとりにならなくて…。
司会者から、「暫定的に採択と言うことで」というわけのわからない提起があって*1、とりあえず暫定的に採択されてアピールの採択終了。
あぁ、それにしても今回もいろいろかんでしまったよorz。
帰りの駅のホームで、埼玉の人から声をかけられました。「実は、埼玉の日教組教研の時、会場係だったんです」。どこにでも知りあいはいるんだなぁ…。

*1:実は、司会者は友達で、あらかじめ話をすることは伝えてあったし、司会者本人が一番腹を立てていたんです。はらわたが煮えくりかえる気分だっただろうと思います。

全同教・2日目

午前は中国帰国生徒にかかわる京都の中学校のレポート。いいとりくみです。身びいきじゃないです。
そうそう、レポートの前にレポーターに「がんばってください」と声をかけにいったら、「きのうの統一応募用紙のレポート(の「言わない、聞かない、提出しない」という話)、なんかわからなかったんですけど、いつきさんの意見を聞いてやっとわかりました。わたしたちのレポートにつながる話をしてもらってありがとうございます」って言われてしまいました。いや、逆ですよ。あなたのレポートがあるからこそ、そういう発言ができるんですよ。
2本目は、埼玉のレポート。不登校の子にかかわる話ですが、これまたていねいにやっておられます。字面だけを追ったら「なんじゃこりゃ?」なんですけど、そこの地域の抱える問題なんかをていねいに聞いていくと、ほんとうにていねいなとりくみをされているなぁと思いました。しかし、全同教のレポートもいろんなものが出てくるようになったなぁ…。
総括討論では、いろいろあったけど、ついわたしも発言。
実は、埼玉のレポート中に、急速に仲良くなった2人の女の子同士のことを「まぁ、女の子同士だから恋愛っていうわけじゃ」と笑いながら話していたのが気になっていたので、そのあと「レズビアンを排除する発言があった」ということを指摘したんです。ところが、それを聞いた会場から少し笑い声が聞こえた。それに「カチン」と来ていたので、
「先ほど笑い声が出ていたけど、わたしは笑えない。人数比を考えると、ここにも同性愛者がいて当たり前だ。でも、あの笑い声を聞いたら、その人はきっとこの全同教という場所を「あぁ、ここは言えない場所なんだ」と思うだろう」
と真っ向勝負をしてしまいました。
あと、「つながり」という言葉が分科会の最中にたくさん出てきたので、昨日感じた話もしました。
「セクマイは親から子へ・子から孫へというつながりはありえない。そのつながりをつくるために、関西で「トランスジェンダー生徒交流会」をはじめた。集まってくれた高校生は5人。圧倒的多数は、そこにたどりつくことすらできない。最も少数のものは目立たず無視されがちだが、もっとも「つながり」「出会い」を求めているのは実はその子たちだ。その子たちをつないでいくのは、教員にしかできない」
とこれまた真っ向勝負。
まぁええか…。

全同教・1日目・夜

夜は魑魅魍魎が跋扈する交流会。今年は200人を超える人数が集まり、ひたすら自己紹介に終始するという、もう、わけのわからない交流会でした(笑)。
でも、とくに若い部落の子が自分の今の状況を話したり、ものすごく熱い交流会になりました。
交流会が終わって2次会に行く途中、K口くんと一緒になったので「あの「部落の人間として生きることを選んだ」っていうの、すごくよかった!」ってほめたら「なに言うてんの、あんたやあんた」って言われました。やっぱりそうか…。で、わたしはわたしで「あれを教えてくれたのな、U佐の…」って言ったら「あぁ、M野さん!」って。まぁそういうことで、まわりまわっていくわけです。
K口くんのそのあとの話に大爆笑。「そのあと、「ちょっぴり誇りに思える」って言ったやんかぁ。あれね、「ちょっぴり」がミソやねん。オレ、電車の中で解放新聞拡げて読めへんもん。いろいろ気ぃつかってんねん」。
ええ感じや…。
2次会では、なんだかいろいろ説教臭いことも話していたような気がして、思い出すと落ち込んでしまいそう。やれやれ…。ホテルで3次会「カフェいつき」をやろうかという話もあったのですが、みんなすでにダウン寸前だったみたいで、そのまま終了。みんな年とったよね(笑)。

全同教1日目・午後(その2)

ということで(笑)、2本目のレポートは、大阪の「情緒障害短期治療施設」に併設された小学校の分校からのレポート。まぁ、すごいです。相も変わらず大阪は。それにしても、大阪っていろんな学校があるなぁと思います。それだけきめ細やかな対応が可能になるっていうことですね。たぶん、ニーズは他府県にもあるんだろうけど、そのニーズにこたえきれていないというか、切り捨てているんでしょうね。
その後、討論の時間。
わたしは統一応募用紙について、軽く意見表明と問題提起。
ひとつは、統一応募用紙の性別記載欄のことについて。高校生だと特例法の最初の要件にひっかかるので、性別変更はできません。となると、性別記載欄に書いてある性別と、名前なり姿なりとの食い違いが激しく、望まないカミングアウトを強いられてしまいます。統一応募用紙の精神からいうならば、性別記載欄も削除すべきではないかということを、まず提起しました。
でも、その一方で、「いつまで隠すねん。どこまで隠すねん」ということ。トランスの人間にとって、性別へのこだわりは、自分という人間を形成していく上でとても大切な要素になります。つまり、「性別」は自分自身の「能力・適性」と密接な関係があるわけです。だからこそ、「それを言いたい」というのは「あり」だろうと思うのです。あるいは、K口くんも特別報告の中で「選んだ」と言っているわけで*1、そういう生き方丸ごとを認めていく社会にしていかないといけないと思うのです。
結局、統一応募用紙の精神って、「単なる労働力としてのみ評価しろ」ということで、そこに人間性って欠如しているように思えるんですよね。確かに、統一応募用紙ができた当初は必要だったとりくみだろうけど、いま、それを越えるとりくみが必要になっているはずなんですよね。もしもそれができていないとするならば、それは、わたしたちが怠慢をしてきたということにつながるかと思うのです。
てことで、「ふたつの思いの中でジレンマがあります」と、かわいらしくまとめてみました(笑)。
そんな発言をしたら、東京の企業の方が続いて発言されました。「わたしたち企業の側も、いつまでも統一応募用紙に甘えていてはいけないと思います。もちろん、選考にあたって差別をなくすのは当たり前のことだけど、「話したい」と思う人が話せる企業をつくっていかないといけない」。
すごいよ!この人!
分科会が終わって、その人、ツツッとやってこられてこう言われました。「いつきさん、高野山で一緒に呑みましたよね。わたし、東京の東ジュンさんなんかとも知りあいで、いつも「一緒にのみに行こう」って誘われているんですよ」。なるほど…。東ジュンさんの手は、こっちにもまわっていましたか…(笑)。世間は狭いなぁ(笑)。
てか、きちんと覚えてなくてすみませんでした。あの時、実は半分寝ていたんです。

*1:これ、今回本当によく使わせていただきました。ありがとう!

全同教1日目・午後

午後は分科会。「進路・学力保障」の分科会に参加したのですが、会場が遠い!全同教にとって、「自主活動」と「進路・学力保障」は命だろうと、わたしは勝手に思っているのですが*1、えらい冷遇されているなぁという感じです。おかげさまで、参加者も少ないのなんのって。それでも150人ぐらいはいたらしいですけどね。
1本目は、熊本の高校のレポート。「言わない・聞かない・提出しない」という「統一応募用紙の精神」にかかわった進路保障のレポートだったのですが、なんだかよくわかりませんでした。ただ、その後の質疑応答なんかの中で、少しわかってきて、まぁよかったのですが…。
気になったのは、県の部落解放高校生集会の代表を部落外の子がやっていることにかかわる、教員側の評価です。わたしは、ぜんぜんかまわないと思うのですが、どうもレポーターは「被差別経験がないものなんだけど…」みたいな評価をしているように思えてなりませんでした。でもね、部落外の子が、そういうふうになるってすごいことだよなと思うのです。「自分の経験に依拠してしか隊列に加われない人」よりも、「自らの生き方として選択的に隊列に加わった人」のほうがよほどすごいと、わたしなんかは思ってしまいます。
その子、集会で寝ていた部落の子に「部落の人たちが出しあったお金で今ここに来ている。その思いに答えるためにも、寝たらあかんやんか」みたいな注意をするわけです。それに対する部落の子の答が「確かに寝ていたけど、ひとつでも持って帰ろうとしていたんだからええやんか」というもので、これって、完全な開き直りですよ。なぜこういう会話で、それでも成り立つかというと、部落の子が「部落」という立場に依拠しているからだと思います。これ、反対の立場だったらこういう「返し」はあり得ないと思います。
外部からの指摘を真摯に受けとめる姿勢がないから、この間のうわこらなにをすr

*1:「進路保障は同和教育の総和」という言葉もあるんだよなぁ…。

「つなぐ」ということ

でも、宇和島の人たちの話を聞きながら、「うらやましい」と思ってしまったのは、やっぱり「伝える」「つなぐ」ということについてなんですよね。「親から子へ、子から孫へ」というのがよく言われるのですが、セクマイのギョーカイではあり得ないことです。でも、そうした「つながり」から学ぶことはたくさんあります。
セクマイのギョーカイでは、そうした「つながり」を、血縁や地縁、あるいは民族とは別に、自覚的につくりだしていく必要があります。
部落や在日の場合、世代間で価値観の対立があったとしても、それを越える別の「つながり」というものをまだしもつくりやすいのかもしれないけど、セクマイの場合はそうはいかない。そこの対立は、決定的な対立になってしまいます。しかも、「前の世代を越える」という形だったらまだしも、「前の世代を否定」という形での対立になると、「つながり」というものがまったくなくなってしまう*1
でも、誰かが誰かとつなぐ役割を担わないといけないと思うのですよ。もしもその一端を担うことができるなら、やはりやらなきゃならんかなぁと思ってしまう今日この頃です…。
そうそう、特別報告のトリを努めたK口くんの話の最後の一文。「自分は部落民として生きることを「選んだ」。こんな自分をちょっぴり誇れる気がします」っていうの、すごくよかった!

*1:そういう意味では、やはり障碍者運動から学ぶべきところがたくさんあるのかなぁ。

全同教1日目・午前

午前は全体会。
開会行事ではいろんな人があいさつをするんですが、今回感じたことは、「教育基本法改悪って分水嶺だなぁ」ということでした。なんらかの形で教基法に触れる人と、まったく触れない人がいます。なかでもいいあいさつだったのは、松山市長と自由同和会の上田藤兵衛さんの話。「すごい!」と思いました。で、一番触れていないのが、全同教の基調報告。あかんやろう…。
その後、特別報告。一昨年行かせてもらった宇和島の人たちの3代にわたる部落解放への思いが切々と伝わってきました。わたしは、気がついたら、どういうわけかその宇和島の人たちが聞いているのと同じ場所に座って聞いていました。最初に話された80前のおばあちゃんが、話し終わったらいつのまにかそこにおられたりといったこともあって、すごく「生」の空気が伝わってきました。いや、ほんとうにそこで聞けてよかったと思いました。