会議と会議のすき間

今日は午前も午後も会議です。
午前は第2のふるさとへ。いつもの言いたい放題の会議です。ちなみに、今日の議題は「人権教育(部落差別をなくす教育)のとりくみ」とのことです。
まぁ、わからんわけではない。が、わたしは「部落差別をなくす教育」はしてません。「差別をなくす教育」あるいは「差別をなくし続ける教育」「差別と抗い続ける教育」「反差別の教育」をしてるだけです。それをすれば部落差別をなくす/なくし続ける/抗い続けることになる。部落差別から普遍化させるのではなく、普遍の中に個別の課題を考えています。
そういえば、よく「セクシュアルマイノリティのことって、部落差別と根っこでつながってるんですね!」と言われることがあります。もちろんつながってます。が、だからといって、部落差別をとことんやったからといって、セクシュアルマイノリティのことがわかるわけではないです。それは逆もしかり。おそらく両方にかかわった時に、突然共通点が立ち上がる。そんな感じなんじゃないかなと思ってます。
そういう意味では、スペシャリストではないジェネラリストとしての教員は、案外そこに近いのかもしれません。
まぁそんなことを考えながら会議に参加。途中、障害者(児)のことで話がはずみます。が、はずみすぎ。時計を見ながら話を聞いていて、これは出番はないなと思ったら、突然最後に「話せ」と言われて何を話すのか。いろいろ準備もし、考えもしたけど、それを言ったら会議の終わりの時間です。レスポンスはおそらくない。なんだかな…。
てことで、継続審議となりました。なんだかな…。
で、会議の参加者のひとりと一緒に午後の会議場所へ移動開始。その道中にウトロがあります。今日は農楽隊の練習日です。
「ウトロに寄りましょう」
エルファの前に着くと、ハルモニがおひとり。
「こんにちは」
「こんにちは」
「だれ?」という顔をされなくなったのがうれしいです。この1年の重みですね。
中に入るとやってました(笑)。

ここで練習できるのもあとわずかです。なので、練習のあとみんなでごはんを食べようということになったようです。
ホルモンと野菜にタレをかけて焼く。そしてうどんを投入。

みんなで箸を伸ばします。
「せんせいも食べ!」
と器に入れてもらってひとくち。うまい!さすがウトロです。一緒に行った教員、はじめてなのにパクパク食べてます。これこそがウトロです。
でも、すぐに行かなきゃ。
エルファを出たところで
「な、わたしと一緒に行動するとええことあるやろ?」
「はい」
とかいう、わけのわからん会話をして、午後の会議へ。
午後の会議でも各校のとりくみの紹介です。いろいろ聞いたあと、つい言ってしまいました。
「みなさんに聞きたいんですが、就職差別の教材を通してなにを伝えようと思っておられますか?」
沈黙です。やだな。しかたないので
「答えにくいかもしれないので、わたしの考えを言いますね。わたしは就職差別を教えるのではなく、就職差別との闘いを教えたいんです。そこにある差別を見逃さずに、闘った人の姿を通して、社会は変えられるってことを伝えたいんです。そして、その系譜の中に自分たちはいるってことを伝えたいんです。それが差別をなくし続けることなんだと思ってるんです」
沈黙です。んー、伝わったかなぁ。まぁいいや。
そんなこんなで会議終了。
帰りに角打ちに行こうかと思っだけど、ガマン。家に帰ったら、まだビールには早い感じです。
よし、ということで、資料集の組版です。今日やったら、あとがメッチャ楽になるはずです。ガシガシやってたら、気がつくとあたりが暗くなってました。でも、あと少しのところまで来たから、これくらいにしときましょう。
シャワーのあとのビールがうまいわ。