そして緩やかに終わる、か?

今朝も早く着きたかったので、車出勤です。うーん、なんか滑るなぁ。もしかしたら、タイヤがいってるのかなぁ。
職場に着くと、机の上に感想文集がおいてあります。ありがたい。とにかく誤字のチェックをして印刷→担任さんに配布です。
そして久しぶりの立番。おもしろい論文があったので、それを持っていきました。立番を終えて帰ってきたら、本当に久しぶりにひと息つけました。
てことで、バランスボールを復活させましょう。実は数年前にバランスボールに座って仕事をしてましたが、しんどくなったのでやめてしまいました。が、腹筋禁止令(笑)が出たので、それなら体幹を鍛えようかと。てことで、バランスボールに空気を注入。ふむ、いい感じです。つい猫背になるので、そうならないように腹筋に力を入れましょう。すると、なかなかキツイです。なので効いてるんでしょう。
そして授業。ひとコマはわたしが担当します。今日はめんどくさい範囲です。だからこそ、軽やかに解いてしまいましょう。そして問題解きの時間をたっぷりあげましょう。
まぁ解ける子がいるから、それでいい。とにかく考えろ!
4時間目が終わったら、そのままおべんとを食べながらzoomで研修です。講師は神原文子さん。タイトルは「部落差別解消への展望 -人権意識調査結果から人権啓発の課題がみえた」です。
なにこれ、メッチャおもしろい。人権学習/同和学習の効果はない(笑)。「差別する」ことを学習した人は人権学習/同和学習ではあまり変わらない。効果があるのは、もとから反差別の人(笑)。あと、寝た子が一番差別しない(笑)。もちろん、寝た子が「差別する」ことを学習したらそれまでですがね。
ということで、「差別する」学習をしないことが大切って、もうなんだかな結果です。
が、そのあとがおもしろい。端的にいうと、例えば部落差別と、例えば家父長制みたいなのには相関があると。てか、家父長制に縛られてる人は他の人権問題のスコアが低いようです。てことは、本丸はここかと(笑)。まぁそういうわけではないですが、部落差別について教える時に、部落差別だけをやるんじゃなくて、さまざまな人権課題とリンクさせながらやることが効果的ってことのようです。
てことで、せっかく質疑応答というか意見を言う時間があったので、ついつい挙手ボタンを押してしまいました。すると神原さん、いきなり
「いつきさーん、久しぶりー」
と。光栄です!で
「単なる高校教員ですが、これまでずっと部落問題学習をやってきたけど、結局部落を差別する理由を教えてきただけのような気がしてならなかったんです。なので、そういう教え方をやめました。いま、うちの学校では「部落問題「を」学ぶ」のではなく、「部落問題「で」学ぶ」って言ってます。そこでやるのは、部落差別を必要とする社会構造です。だから、他の人権課題もいっぱい出します。そして部落差別を必要とする社会構造は「排除」であるということを話します」
みたいなことを発言しました。すると、神原さん、メッチャ元気な声で
「そうです!社会構造なんです!」
とフォローしてくださって、ありがたい。
なんか、自分がやってることの「根拠」をもらえた気がした研修会でした。
で、研修会の30分後はzoomで打ち合わせ。なんか、ずっとzoomです。
放課後はSさんの合評会。なんかこんな感じで教育実習も終わるのかなぁ。
定時が来たけど、最後の〆をしてません。なので、Sさんを探しに行って、
「もう帰るから、最後の〆ね」
と言って職員室に連れてきました。最後に見せようと思ったのは、フィンランドの教育の動画です。「わたしたちの仕事ってこういうことなんだよ」ということを伝えたい。残念ながら日本の教育制度はフィンランドみたいにはなってないけど、日本にも「教育の目的は子どもが幸せな人生を送ること」と思ってる教員はいっぱいいます。それを伝えたかった。
てことで、5時半になったので帰ろうかと思ったけど、なぜか人権にかかわる話が延々と続いて、結局7時をまわってしまいました。
ぜんぜん緩やかに終わってない(笑)。しかも、月曜日に日誌を持ってくるらしい(笑)。
まぁそんなもんか…。