1週間の強制休養へ

朝はいつもの通りのろのろ起き出して、いつものように出勤です。
しかし、このブログは朝の通勤電車の中で書いてますが、講演を聞いた翌日はたいへんです。リュックの中からレジュメを出して読んで思い出しながら書いたりしてます。朝の通勤電車なので、「混んでる」というほどではありませんが、それでもロングシートは詰まってます。なので、きっと隣に迷惑をかけてるだろな。
ちなみに完成して投稿したら、最寄り駅に到着してます。まぁ有意義に過ごしてるってことです。
てことで、とりま出勤して、昨日の復命書を書いたり。職朝で、今日の放課後に職員会議があるのが判明して、ゲゲッとなりました。が、明日のロードレース大会の放送セットの準備をしたり。そうそう、いつも人権学習の講演で来てくださってる小林春彦さんが「ザ!世界仰天ニュース」に出たとのことで、それをネタに「人権教育だより」をつくりましょう。
そうだら昨日の志水さんの講演のスライドをセクション内の回覧にしなくちゃ。
「これ、おもしろいよ」
って言いながらチーフに渡したら
「ほぅ、おもしろいですね」
と読んでくれて、若い衆に
「これ、おもしろいよ」
って渡してたから、ちょっとほっこり。
こんな感じで人権教育があたりまえのこととして存在する学校になればなぁ。
2時間目は走りの授業です。ただ、今日はクロカンも30分走も1000もないらしいです。
「せんせい、1500やってきたら?」
とか焚きつけられたので、ならば行こうかと。いつもと違うメンバーです。体育教員も
「1500ですよ、大丈夫ですか?」
と。しかたないので
「心臓ちぎれるかもしれません」
と答えておきました。ただ、しばらく明日のオリエンテーションがあるらしいので、その間職員室にもどって仕事をしてました。で、窓の外を見ると動きがあるのでグラウンドへ。
と、スタートらしいです。アップなしか…。まぁええか。わたしは遅い方のグループです。まぁそりゃそうでしょう。たぶん最後尾だと思います。
で、1500スタート。やはり最後尾です(笑)。それでも1000の通過タイムは4分22秒。ベストタイムです。ただここから落ちて1500は6分51秒でした。
それでもみんな
「速い」
とか言ってます。
「べべたやん」
って言ったら、体育教員に
「せんせ、みんな10台ですよ」
と言われて
「そうか、その3倍以上か。ちゃう!36歳やから2倍か」
とか言ってると、担当してる子らは苦笑するなど。
ただ1500を走ったあとは身体が妙に軽いです。ちょうどいつも一緒に走ってる子らが下りスロープダッシュをはじめたので、そちらに合流。で、ダッシュし。気持ちいいなと思った瞬間、左太もも裏に痛みが走りました。
肉離れか…。これで明日は走れないな。てか、1週間は強制休養だな。まぁしかたない。
いつもはこのまま走らなくなるけど、今年は走れるところまで走りましょう。
で、3・4時間目の授業はひたすら問題解き。わたしは教室内を散歩。たまに
「明日のロードレース、登り、絶対ムリ」
とか言う子に登りの走りを伝授したり。
午後は途中会議をはさみながらのんびり仕事して、放課後は職員会議。案の定、退勤ミュージックが鳴ったところで終了。てことはいつもの快速には乗れないな。普通に乗ると、すれ違いで待ちの時間が長いんだよな。まぁしゃーないか。帰ってビールだな。
明日からしばらく走れないけど。

学力をいかに育むか

今日は午前も午後も出張です。そのおかげで朝はゆっくりできます。こんな日があると、ふだん、なんであんなに朝が早いんだろうと思いますね。
てことで、午前の出張先である第2のふるさとへ。最寄り駅で降りると、今日の講師の志水さんが降りてこられました。てことは、迎えの車があるな。歩くのも好きだけど、今日は便乗させてもらいましょう。
てことで、午前の研修会は志水さんの講演です。発端はこの日の論議でした。要は、新自由主義の中で格差が拡大している。その格差の拡大は、社会をデザインする側と、単なる消費者に人々を分断し、消費者は一方的に搾取されるだけの人になるんじゃないかと。ただ、これはあくまでもわたしの直感なので、もう少し深めた話を聞きたいなと。そこで今日の講演になりました。
てことで、講演開始。
あまり簡単ではない自己紹介ののち、本題スタート。いや、自己紹介がとても大切な伏線になってるんですよね。で、そこから「アリストクラシー」→「メリトクラシー」→「ペアレントクラシー」の話です。ちなみに、ここで
「この3つのどれがいい?」
というワーク。
難しいな。だって、メリトクラシーだって実は格差があるわけで、それなら「しじみ売りの子はしじみ売り」な社会で、それで生きられたら、それはそれでええやんかという気持ちにもなるわけです。
ちなみに、メリトクラシーが3世代も続くとペアレントクラシーの世界になるとのことで、そりゃそうだなと。で、このペアレントクラシーと新自由主義は共依存の関係にあると。たしかに。
で、ここから「学力の木」の話です。根っこの学力をどう育てるか。茨木市と酒田市の事例の紹介のあと、志水さんの考えを述べられます。
志水さんは「根っこの学力」を育てるためには3つのハードルがあるとされます。1番目は「自尊感情」2番目は「学習習慣」、そして3番目は「目的意識」。なるほど…。そして、それらを育むためには人間関係が必要で、そこで集団づくりが大切であるとされます。そりゃそうだ。
そんな話の最後はcovid-19が蔓延する中、一気に進んだICT教育は「個別化」「最適化」の方向を目指していると。でも、それに加えて「集団性」「協同性」が必要であるという結びでした。まぁ「加えて」というのは、「対して」とは言えない状況があるゆえのリップ・サービスのようですけどね。
うーん。少し物足りない。
ちなみに会長さんが質問されましたが、質問が長い(笑)。てか、政治の話を聞きたがっているみたいです。が、たぶん経済界もあるはずなので、
「個別化・最適化も新自由主義と相性がいい気がするけど、その先にどういうところに行こうとしているのか?」
という質問をしたけど
「楽観的」
という答えで、まぁそうとしか答えられないわなと。
志水さんの話、この会議に出ているメインの人たち、つまり保・小・中の人には最適の話でしょうね。現にみんなメッチャうなずいておられました。でも、わたしはほんの少しだけ物足りなさが残りました。まぁそこは自分で勉強するしかないのかな。

で、午後の会議へ。まぁこちらはそれなりに関係ができてきたからか、けっこうコミュニケーションがとれてる感じになってきました。
なにより支援学校の人たちの反応がいい。若いっていうこともあるかもしれないけど、それまで「インクルーシブ教育」の観点で自分たちの仕事を捉える機会があまりなかったんじゃないかな。だから、新鮮なのかもしれないです。みなさん、けっこうメモをとっておられます。まぁ、わたしは言いたい放題なだけか。
てことで、午後の会議も終了。

帰りに久しぶりに角打ちに寄ろうかなと。
トイレに行って帰ってきたら、ほとんどなにも言わなくてもきざみが用意されてました(笑)。
聞かれたのは
「冷や?熱燗?」
だけです。てことで、至福の1杯。

今日はおじさまたちがおられないので、2杯で帰りましょう。家に帰ってビールですね。

そっちじゃない

また月曜日が来てしまったなと思いながら、のろのろ起き出して出勤。
机の上を見ると、裏返しになってる紙があって、タイトルを見ると「女子会」とあります。そうかぁ、とうとう来るようになったか。まぁ、これまで仕切ってた人が今年度おられなくなって、他の人が仕切るようになったから、もしかしたらとは思ってました。もっともここで来なければ、まぁそういうことかと思わなきゃなと思ってましたが、来たので「そういうことか」と思ったり。
で、今日は午前に3時間授業があります。走りの授業はないから走りません。まぁ走ってもいいんですけど、時間がない。とりま、成績をつけなきゃならないのでサクッとつけて、提出。そうだ、府教委がつくった分厚い資料を部長会の部屋に持っていかなきゃ。とにかくこの資料、めっちゃいい紙をつかってます。このお金を各校にわけてくれたらいいのにと思うけど、たぶん予算を削られた結果がこれなんだろうな。
今日の授業はさん3コマ。この季節まで来ると、ほんとにいろんなことが言えます。なので、少し昔話をしながら、
「実は平均点で隣のクラスに負け続けてるのがくやしいねん」
とハッパをかけてみるなど。でも、2時間連続の2時間目には寝てる子がいたから、それほど伝わってはいなさそうです(笑)。
午後の会議はサクッと終わったので、思い立って書籍の組版開始です。今年はいつになく早くゲンコが集まってるので助かります。
組んでいると、あるpdfがどうしても貼り付けられないことが判明。いちおう表示できるのになぁ。どうしたものかと考えた末、pdfをpdfドライバを使って印刷して新たにpdfをつくってみました。すると貼り付けられました。まぁそんなもんか。
放課後は女性トイレの掃除。前は若い衆がやってくれたから、今日はわたしがやりましょう。とは言え、わたしがいるセクションは部屋が離れてるから、同じセクションの女性たちは部屋の隣にある多目的トイレを使ってて、教職員用女性トイレはほとんど使ってなかったりします。まぁでも当番ってことですね。
そんなこんなで1日終えて退勤。

しかし、報道ステーションを見ながら、ウクライナ情勢をこれだけしっかり報道するなら、国内のこともちゃんとやれよと思ったり。と、いきなり、総理大臣とその周辺による同性愛者差別発言のことが出てきました。
世論がこれだけ反応してるから、これは同性婚へ向けて進むかと思った次の瞬間、「理解増進法制定へ向けて」とか出てきて
「そっちかよ!」
と思わず声を出してしまいました。
「そっち」じゃないです。行くべき先は、包括的差別禁止法です。
そもそも、差別発言するような人間たちがつくる理解増進法って、なんなんだ?まぁそりゃ差別禁止法をつくったら、自分たちの首を絞めるから、つくりたくないよな。理解増進法だったら「不快な思いをさせてすみません」で終わるからね。だから怒りがこみあげる。
そもそも、「不快な思いをさせてすみません」って、なんで心の問題にするのかって話です。てか、そういう人たちが教育を握ってるから人権教育が心の問題にされてるんです。それを個々の教員の問題にするとしたら、それもまた「心の問題」です。
制度を問い、制度を変える。
まぁそのためにはコンセンサスをとらなきゃならないし、そこに「意識の問題」「知識の問題」は出てくるけどね。
あと、今回の差別発言は同性愛者に向けられたものです。でもそれを「LGBT」と括る、その雑さにも怒りがこみ上げます。雑なくくりは問題のすり替えを可能にしてしまいます。それは例えば「オールロマンス行政闘争」でなされました。そこから学べるように、それはとても危険です。
応用可能なところは「応用」としてやればいい。でも、個別具体的な問題は、その個別具体性で問題化しなきゃすり替えになるし、闘う側がそれをすれば、それは搾取になる。
とまぁいろんなことを考えたけど、たぶん、一番コストが低くて制度を変えずにすむ方法で幕引きをはかろうとするだろうな。だって、そうしなきゃ、自分たちの支持基盤が支持してくれなくなるからね。
こないだわたしに同性婚についての質問をしてくれた中学1年生は、わたしの答えに対して
「みんな「自分のため」が最優先なんですね」
って呆れてたけど、ほんとにそういう社会ですね。
ほんとのほんとになんとかしなくちゃ。

完全オフの日は進まない

朝、目が覚めると8時。昨日寝たのが0時半だったので、7時間半寝たことになりますね。それでも眠い。なので、9時過ぎまでおふとんでゴロゴロ。でも、そろそろ起きましょう。
今日はやっときた完全オフの日です。とにかく、先週から今週、なんか余裕がなかった。久しぶりの完全オフの日は、有意義に過ごしたいですね。
なので、朝ごはんのあとは、こたつに入ってPCを開いてみたり。どのゲンコに向かおうかな。とりま、3月末のヤツかな。てことでファイルを開きます。が、やる気が起きない。しかたなしにmastodonです。
と、nostrというのがあるらしいです。ほぅ…。
アカウントをつくりました。が、やり方がわからない。なんか、サーバーがリレー式らしいです。アイコンはファイルをアップするのではなく、URLに取りに行くらしい。へー。
まぁでもよくわからないから放置。
午後、少し書こうかな。てことで書きはじめたけど、すぐにストップ。うーん。
nostrの続きだな。が、よくわからない。
ゲンコの続きだな。えーと、文献にあたるか。『ゲイ・スタディーズ』か…。あまり読みたくないんですよね。そのあたりは9年前に書いてるな(笑)。なにも進歩してない。で、パラパラ。やはりアウェイ感です。どうしよう。
nostrの続きだな(笑)。
そんなこんなで夕方になったので、なんとなく散歩です。今日は昼にビールを飲んだので、ランはしませんでした。でも、身体は動かしたいですね。
晩ごはんのあと、チラチラネットを見てたらfedibirdをめぐるやりとりがあったことが判明。探してみるとありました
トランス差別をめぐるあれこれでしたか。
わたしは直接わたし自身に向けてトランス排除の言葉を受けたことはほとんどありません。もちろん「ほとんど」だからないわけではないけど、ずいぶんと過去のことです。現在はどちらかというと、「一緒にロッカールームをつくる仲間」がいたりしてる感じかな。でも、社会にはトランス排除の言葉が吹き荒れてます。まぁ、昨日も先週も「排除」とまでは言わないまでも、その一歩手前の言葉はあったしね。
そういう社会の中で「トランス排除は差別です」「トランス差別は許しません」とはっきりと言い切り行動する人がいるってことは、やはりうれしい。たくさんの仲間や先輩がいることはわかりながらも、生活の現場ではひとりで闘ってきた自負はあります。だからこそ、味方がいることがうれしいな。
そんなことを考えているうちに23時をまわりました。寝なくちゃ。
なにもできなかった完全オフの日ですが、なにもしないことこそ有意義だったのかもしれない。

届いたかなぁ

今日は近ブロの母女[1]母と女性教職員の会です。今日の役割は司会です。というのは、京都のP[2]保護者が問題提起をして下さるからです。なので、PのN村さんと合流して大阪へ。ハイブリッドなので京都から配信することもできましたが、やはり対面でやりたいです。てか、そのあと飲みたいです(笑)。
で、会場について、打ち合わせとか会議とか。打ち合わせが終わったらおべんとです。N村さんは唐揚げ弁当。わたしは鶏の照り焼き弁当。一切れ交換です。高校生ですね。
で、全体会。今日の講師はいっぽ&こんちゃんです。まぁこれがあるから大阪に来たんですけどね。ちなみにAっちゃんも来る予定だったけど、今日はお休みなんだとか。そして、なぜかいっぽ&こんちゃんの友人としてT田さんもおられます。なんでも1回聞きたかったんだとか。もちろん、わたしも1回聞いてみたかったです。それにしても、いっぽくんとはじめて出会ったのは14年前ですね。14年もたったのかという気持ちと、まだ14年しかたってないのかという気持ちと。お互いにずいぶんと遠いところまでやってきましたね。
てことで、おふたりの講演スタート。
えーと。構成が似ています(笑)。でも、そうなっちゃうんですよね。まずはライフストーリー。そして、トランスとは関係ない話。そして基礎知識。知識を得たあとの話。そして今の話。違うのは、一歩くんはこんちゃんと出会ったことかな。そして、今の話も違う。いっぽ&こんちゃんの話は、あえていうなら「実践」ですね。それも、とてもステキな実践です。そこでの子どもたちとの出会いが、講演にフィードバックされてきます。だからいきいきしているし力がある。そして説得力がある。
ただ、この後半部分にもってくるためには、前座として自分のライフストーリーが必要になる。でも、あくまでも前座だから、早く終わりたい。なので、必然的に早口になる(笑)。てことで、ふだんはゆっくり話をするおふたりが、講演ではマシンガントークでした。
てことで、講演終了。うん、聞けてよかった。
あ、ちなみに、わたしの後半部分は、あえていうなら「おべんきょ」です。
で、分科会。実は開会行事が押した関係で、講演終了時間が後ろに来て、なのに分科会開始時間は同じとか、それ、むりです。なにせ、司会なのにハイブリッドの設定をしなくちゃなりません。それもPCの立ちあげからです。てことで、開始を10分遅らせてもらいましたが、そのタイムスケジュールを聞くヒマもありません。
ということで、N村さんの問題提起スタート。もちろんT田さんはかぶりつき。いっぽ&こんちゃんも来ています。
N村さんの話は、ご自分の子どもさんの話。まぁ保護者ですからあたりまえですね。N村さんの話は、とてもゆっくりていねいです。飲んでいるときとは全然違います(笑)。でも、話の内容は、まさに今日のサブテーマ「わたしたちのことを、わたしたち抜きに決めないで」です。そんなことを淡々と話されました。
で、質疑応答。
んー、話は届いたのか…。ビミョーですね。おそらく
「身体は女/男、でも心は男/女」
という、性同一性障害についての説明がいまだ亡霊のようにあるんだろうな。だから、
「本来は女/男なのに、男/女になりたいんだ。えーと、じゃ、どう扱ったらいいの?」
みたいな理解になってしまう。そして、善良な教員であればあるほどそうなる。善意が伝わってくるから
「ちゃうねん!」
とは言えなくなる。どうしたものか…。
なんてことを考えながらも、司会なのでそんな話もできず、とにかくN村さんファーストで分科会を進行しました。が、最後に、このまま放っておいたらアカンなと思ったので、ひとこと。
「まず、子どもたちはジェンダーを刷り込まれる客体だけでなく、自らがジェンダーを構築する主体でもあります。次に、わたしたち教員がやらなきゃならないことは、その子がしたいことをさせることです。その際「本来はこうなのに」というバイアスを以下に排除するかが大切です。最後に「子どもが性別への違和を感じるのはいつですか?」と聞かれたことがありますが、わたしの答は「いじめられたとき」でした。つまり、「したいことができなくなったとき」に違和を感じるということです。なので、そうならないようにするためにはどうするか。それは今日のサブテーマの「わたしたちのことを、わたしたち抜きで決めないで」ってことです」
なんか、共同研究者だな。アカンアカン。
ということで、分科会終了時刻ちょうどに終了。お疲れさまでした。
で、今里に移動して、向かうは紫金城です。ワクワク。2階に上がったところで
「山本さんですか?」
「はい、山本です」
「実はわたし、クロスベイスの」
「あー」
で、一気に話が通じました。すばらしい。
ということで、山本さんのおすすめコーススタート。もう、なにもかもがおいしい。そして、火爆もおいしい。みんなで大笑いしながらおいしい料理をパクついて、気がつくと10時です。やばい、帰らなきゃ。
てことで、なぜか京阪の中でもチューハイを呑んでました。N村さん、強いな。わたしは明日は久しぶりの完全オフだけど、N村さん、仕事とちゃうの?

footnotes

footnotes
1 母と女性教職員の会
2 保護者

少し緩んだ

朝、そんなに体調は悪くないです。やはり家には早く帰らなきゃならんってことです。それにしても、ようやくきた金曜日です。とにかく今週はハードでした。というか、先週からハードだったな。ほんとに疲れてます。疲れは精神に来ますね。ハードだとものが考えられない。なにもかもが後ろへと移動していくから、ハンパなく追い込まれた感じがします。きついです。
で、とりま出勤。朝は少しゆっくり気味です。
1時間目の授業は
「今日は1000かぁ」
からスタートです。生徒たちは苦笑してます。まぁそりゃそうか。でも、すでに
「走るの?」
と聞く子は誰もいません。走ることがあたりまえになってるってことです。しかししんどいな。でも、走るんだろな。
てことで、1時間目が終わったら着替えてグラウンドへ。クロカンのタイム順に並んで
「番号!」
と言われて
「6!」
と答えて、これまたまわりの子らに苦笑されるなど。でも、アップの1周では
「せんせい、速いって」
とか声をかけてくれる子がいるので、完全に「成員」になってる感じがします。
で、1000のスタート。
本日のランは1000m。最初の250mは60秒を57秒くらいで走れたけど、結局4分32秒。12月が4分25秒くらいだったので少し落ちましたね。まぁでも上出来だな。
適度に身体が緩んできて、3時間目は「夜の仕事」関連のチェック。うわ、ヤバイんとちゃうん。メールしよう。
4時間目は定積分の計算。こんなの、やり方を伝えて、とにかく問題を解くだけです。なので、ほとんどレクチャーはしません。このあたりがOHP的授業のいいところです。
で、午後は若い衆と少し話したり、久しぶりに少しものを考えたり。この時間がほしかったんです。とはいえ、やらなきゃならないことは山積みなので、あとで首が締まる予定です(笑)。
で、1時間労働者の権利を行使して、お医者さんのハシゴ。血圧は安定してるみたいです。歯医者さんでは
「歯が欠けたのはいつ?」
って聞かれたので
お酒飲んでてコケて歩道で顔を打った時に欠けました
と正直に答えたり。
家に帰ると、みんな恵方巻きの準備をしてます。そうか、節分か。
とりまおふろとビールだな。いったんスイッチオフ。そこからです。

人権教育の優先順位とか謀議とか

朝、通勤電車の中で昨日のディスカッションをきっかけとしたモヤモヤについて考えてました。
なぜ人権教育ってあまり重要視されないんだろう。
もちろんみんな「大切」って言います。でも、一方で「バランス」の対象にされる。つまり「やりすぎ」ってヤツです。なぜそうなるんだろう。
つらつら考えていると、ふと思いました。
基本的に学校でやっていることって、生徒に対して「自分のためにやるんやで」と言っているんじゃないかと。例えば「なぜ勉強するのか?」「自分のためやろ」と。例えば「なぜキャリア教育をするのか?」「自分のためやろ」と。でも、「なぜ人権教育をするのか?」に対する答えはそうはならない。いや、もちろん「自分のため」という側面はあるけど、一般的には「差別されてるかわいそうな人のため」になる。そういう他人のための勉強は優先順位が下がる。
で、わたしが考える人権教育は「よりよい社会をつくるため」です。多様であることを認めず、格差を拡大している、この社会を変え、より人々が幸せに生活できるようになるためには、どのようにすればいいかを学び、考え、実践することです。でも、それもまた優先順位が下がる。
つまり「銀行型」「貯蓄型」の学校である限り、人権教育の優先順位は下がるってことです。
てことで、暗澹たる気持ちになってガッコに到着。やはり生徒に語らずにはおれません。
なのでそんな話をしたあと、「なぜ勉強するのか?」です。それに対するわたしの答えは?それは「社会のため」です。
「だってな、君たち、微分積分をやってなんになるんだろと思うやろ。でも、この社会のほとんどの人が微分積分なんて聞いたことがないってなると、社会がまわらなくなるねん。だから、君たちが学ぶことは社会が成り立つようにするためやねん」
でも、こんなことを口走らなきゃならない時点で、なんかやはり暗澹たる気分ですね。
てことで今日も生徒と走りましょう。なんでも今日はクロカンコースを8周するんだとか。8周だと5.3kmくらいです。要は来週あるロードレース大会の半分の距離を走らせようということですね。
この間わたしは4kmで使い切る走りをしてきたから、今日は5km走るための走りに切り替えましょう。ところが、はじめの1kmがいきなり5分ちょいだったので、これはヤバイなと。最大の難関の階段横のスロープのストライドをあえて短くとることで体力を温存。その代わり、最後までペースを落とさないのが今日の目標です。てことで、5分03秒→5分27秒→5分14秒→5分29秒→5分23秒で、5.3kmを28分39秒。アベレージが5分20秒。まぁこんなもんでしょう。
しかし、なんだかんだと用事が立て込んでいて、ゆっくりとものを考えるヒマがありません。そんな中、1本ゲンコを断ったり、断りきれない報告をとりあえず書いてみたり。そして放課後は2月末のためのzoom会議です。頭がまわりません。ヤバイな。
定時に退勤して、F澤さんと合流。ここでも謀議です。そうか、そういうふうにやればなんとかなるかもしれないんだ。ならばやるしかないな。
でも、これを実現したら、また忙しくなります。ほんとに書籍化をさっさとやらなければ…。

採点まみれからの多様性WS

朝起きると6時半です。しもた、アラーム解除してたのでした。なので、あわててスタート。
職場に着いたら、とにかく試験封筒をピックアップして、速やかに採点開始です。8時から2時間でひとクラスはできるでしょう。
3時間目は走り。今日はクロカンコースを6周です。昨日の呑みすぎ、体調があまりよくないです。ペースはあがらないだろうなぁと思いながらラン開始。最初の1周が3分17秒くらいだったので、これは1kmを5分切るペースです。速すぎます。が、どこまでいけるかやってみましょう。で、結局、4分52秒→5分07秒→5分08秒→5分23秒で、4kmを20分33秒。アベレージは1kmが5分08秒。前回が20分36秒だったので、わずかにタイムがあがったけど、最後の1kmのタイムの落ち方がひどいです。
やはりクロカンコースは階段横のスロープがきつい。ジワジワと体力を奪われます。走り終わったら、完全に息があがってました。
と、ここでノートチェックをしてなかったことに気づきました。てことで、職員室にもどって着替える間もなくチェックして、そのまま授業を2発こなしましょう。
午後はやはり採点です。メッチャしんどいです。飲みすぎってのもあるけど、休みがないってのもありますね。そこに走ったからなぁ。筋肉がじんわりゆるんでいきます。眠い。
と、会議で少しディスカッション。人権学習しすぎって話です。学期に1回しかやってないけどなぁ。しかも、ほとんど講演かわたしのレクチャーやしなぁ。担任さんがやるのは年に1回くらいで、楽してもらってるつもりだけど、それでもなおしんどいって話がでてくるのは、よくわかりません。まぁでもそういう声があがってるらしいです。
しかし、今はわたしがいてレクチャーしてるけど、わたしがいなくなったら、それを誰かがやらなきゃならんわけです。そんな人まかせにしててできるのか?部落問題学習も世界人権宣言も多様性WSも、かなり時間をかけてつくりました。その時間のかけ方は、単にスライドをつくるとかいう話じゃなくて、考えをまとめたりアウトプットの方法を考えたりすることだから、何ヶ月もかけてます。さらにそれは具体化するための時間だから、それの前まで含めると、何年もかかってます。その時間を人権学習に割く人は今後出てくるのか?ほんとに知らんよ。
まぁディスカッションのあとそんな話をして、再び採点です。採点が終わったら、多様性WSのプリントアウト。今日はちょぼやき会でやらなきゃなりません。
てことで、定時が来たところで退勤。みんな単に早く帰ってるだけとか、飲みに行ってるだろうとか思ってるだろうけど、ちょぼやき会って人権がらみの学習会でもあるから、そういうことをやってるんですよね。てか、この土日も丸2日人権がらみのことやってたしな。そういう生き方をしてるねん。
てことで、ちょぼやき会。30分ほどやってみたけど、みなさん楽しんでくださってました。「保育園の子でもできるよね」という感想が出てきたのはうれしかったな。このカードを使うんじゃなくて、自分の現場にカスタマイズしたものをしてくれたらいいんですよね。なんしか、よかったよかった。
で、飲み会。遅ればせながらの新年会です。Iやんが買ってきてくださったおいしい料理とおいしいお酒と、なによりおいしい会話に爆笑しながらの楽しいひとときで1日が終わりました。
が、疲れたな…。