「おもしろかった」らしい

今日の授業はプリント学習。と思ったけど、あまりにも簡単なプリントなので、早い子は10分ほどで終わってしまうんですよね。そうなると、残りの40分がヒマになってしまいます。もちろん、課題は与えるけど、やるかどうかはその子次第です。てことで、はじめ15分だけ授業をして、プリントの時間は35分にしました。
さてさてどうなるか。
教室で教員と生徒の間にinteractiveな関係がある場合は、子どもたち同士の関係をどうつくるかってのが課題になります。でも、教員と生徒の間にinteractiveな関係がつくれない場合、子どもたち同士の関係があらかじめあって、教員を寄せつけない感じがあるんですよね。そういう場合にどうするか。とにかく、個々の生徒との関係をつくるしかないです。だから、どんな質問にも全力で答える。解決の糸口を提示して考えてもらう。こういう教員と生徒の関係づくりを通して、既存の子どもたち同士の関係を切る。interactiveな関係にある子どもを少しずつ増やす。そして、そういう子どもたち同士の関係を再構築する。
たぶん、そんなことが必要なのかなと思います。今はその最初の段階です。そして、プリント学習の時間が、それをやる時間なんですよね。だから、ここでの個々の子どもたちとの関係づくりは大切です。と同時に、「数学」でつながっている関係があれば、それを最大限尊重して、肯定する。そうすれば、「そういう関係は肯定される」ってことが明らかになります。
プリント学習のもうひとつの効果は「できる」気にさせること。そうすれば、諦めなくなります。なので、みんなのできぐあいを点検しながら、苦手な子が少しずつでもやっていたら「やってるね。OKOK」とつぶやく。
そんなことを繰り返しながら、35分間をめいっぱい動きまわりました。
職員室に帰ったらプリントチェック。楽しみなのは、プリントの最後にある「今週の授業を振り返っての一言」欄です。ここには子どもたちが気づいたことがいっぱい書いてあって、それを読むと自分が何に気をつけながら授業を進めなくちゃならないかがよくわかります。そんな中に、ひとこと「おもしろかった」と書いてる子がいました。
この子とは、ほんのちいさなひとことがきっかけで、すこしずつinteractiveな関係をつくりつつある感じなんですよね。こういう小さな関係を大切にしながら、クラスづくりをしなくちゃなと思いました。
さらに、放課後、気にしている生徒と会ったので廊下で立ち話。
「まさか、うしろの答え、写してへんやろな?」
「写してへんよ」
「そうか。あのプリントな、できぐあいはどうでもよくて、半分しかできていない子をチェックしてるねん。その子ができるようにするためにやってるねん。だから、写されるとチェックから漏れてしまって困るねん」
「今回、簡単やったし,自分でできたわ」
「そうかぁ。よかった」
少しずつ「芽」が出てきたかな。でも、まだまだこれからです。

何が違うのかな

今日から授業は「円の方程式」に入ります。まぁ点がとれるヤツです。覚えさえすればね。てか、「図形と方程式」の分野は「公式を覚えてあてはめる」だけで、それなりに点がとれます。なのに、なぜか点がとれないんだよなぁ。まぁ、公式を覚えてないのとあてはめられないんだろうな。なので、いかにそれらができるようにするかなんですけどね。
で、2つのクラスで同じ授業をしたんだけど、反応があまりにも違う。片方のクラスでは笑いが起きたけど、片方のクラスではほとんど反応がない。笑いが起きたクラスでは、隣で社会のノートを写してる子に「今日の授業、なんか知らんけど、おもろいで」と、暗に「聞いてみたら」って言ってくれたんですけどね。
たぶん、「笑い」って、緊張がカタルシスを迎えることで起きるものかなと思います。で、緊張は集中によって生まれます。集中してる人は、その場に参加してるんですよね。てことは、笑いが起きたクラスは、その場に参加してる子が多くて、すなわち集中してるってことになるのかな。
ちなみに、もうひとつのクラスでも笑いは起きたけど、それはある生徒を当てた時なんですよね。どちらかというと「いじり」の笑いです。まぁ、その子はいじめにあってるわけではないのがわかってるから、そこはスルーしたけど、まぁそんな感じです。「笑いの質」が低い。
いま、授業のやり方を「反応がないクラス」向けにカスタマイズしてます。とにかく、徹底的に苦手な子に点をとらせるための授業の工夫をしてます。で、そういう授業は、実は高得点層にも「利」があったりします。たぶん「笑い」のあったクラスは点が伸びるんじゃないかな。でも、もうひとつのクラスは自信がないです。いや、一部の子らの点は伸びるか。つまり、クラス内の格差が拡大するのかな。
2つのクラス、何が違うのかな。

そんなことを考えて職員室にもどってスマホを見ると、スパムメールが来てます。めんどくさい。おとついあたりから来るようになりました。
たぶん、来始めると、どんどん来るようになります。しかし、スパムメール出すヤツ、なにがおもしろいんだ?

で、夜はまんまるの会。
最近、参加者が変わりはじめました。いや、最近は違うか。常に変わり続けてるんだけど、今の変化が「変わった感」が強いのかな。ここ一年くらい、若いトランス男性が来るようになりました。
まんまるの会は受診者の会だから、当然みんな体をいじりたい。自己紹介タイムでもそんな話が出てきます。
「もっと自分の考える性にあわせた外見になりたい」
思わず
「充分そう見えるよ。実はね、トランスが一番「そう見える」と考えるハードルが高いんだよね」
もちろん、元ネタはこの本です。
と、他のベテラン参加者からも、そんな「はやる気持ち」に水を指す発言が。
「そうそう、少しハードルを下げると楽になるよ」
こんな感じがいいですね。
飲み会タイムでは、しょーもない話です。
ちなみに、まんまるの会に来るトランス女性は、不思議と「しょーもない話」をする人が少ない気がします。基本的にマジメかな。何が違うのかな。まぁ、まんまるの会のトランス女性には過酷な経験してる人が多いから、それはそれでしかたないかもしれません。
そんなことを考えながら、9時くらいから「やぱいかも」って思いはじめました。なにがヤバイかというと、明日のことです。朝起きられないかも。なので、9時半くらいにおいとま。トントン拍子て電車が来たので、さっと帰れたけど、それでも家に帰ったのが11時過ぎ。あかん、睡眠時間が足りない(;_;)。

早く寝ると楽だ

今日も昼間はなんだかんだと雑務です。時間割上はけっこうあいてるはずなんだけど、なぜかあかない。とにかくずっと雑務をしてる気がします。
なんなんだろ…。
なので、おべんきょするための道具を持って行ったけど、使うことができず。あぁ、でも、昼前の少しの時間「うーん、わからん」と思って前読んだところを読み返したら、なんとなく落ちてきて、それはよかったです。
で、定時にあがって、帰りの電車でもおべんきょ。付箋を貼ったところをパラパラ読んでるうちに「あー、そーゆーことかー」って思えるようになってきたから、それも成果かな。それにしても、なんでこんなに時間がかかるんだろ。

帰りに実家に寄って、少し用事。にしても、早めに帰って「猫の額でおべんきょ」と思ったけど、それがなかなかできないのがつらいところです。
それでも、家族そろって晩ごはんを食べて、録画してあったマツコを見てゲラゲラ笑って、10時頃からハーブティー飲みながら報ステ見て腹を立てて、10時半くらいにおふとんに入ったら、すぐに寝てしまいました。
これで7時間ほど寝られます。2日連続、ハーブティー&7時間睡眠かo(^^)o

そこじゃないんだよな

今日は午後から会議で出張です。つくづく出張が多いなと思います。でも、午前は何もないから、雑務をしたりおべんきょしたりしようかなと思っていたら、1時間目は会議でした。これ、いらん(;_;)。
しかも、雑務がけっこう大きいのが来て、半日ほとんどそれでつぶれました。でも、ひとつ大きな懸案事項が処理できて、それはそれでよかったなと。

で、午後からの会議は京都府南部の人権教育担当者の会議です。約半数が去年からの継続メンバーなので、話がそれなりにはずみます。さらに特別支援学校の方もおられるので、観点が豊かです。
そんな中、話題はこないだの加藤さんの話の感想へとなだれこみました。
それなりに好評だったのはうれしかったんだけど、なんか違和感が…。そうか。みんな「薬物依存」の「薬物」に焦点化した感想なんだ。そこじゃないんですよね。加藤さんの話は「依存」に重きをおいてるんです。つまり「依存」を「心の弱さ」みたいな定義不可能で個人的な問題とするのではなく、その人の置かれた状況と結びつけて考えるという、いわばreflamingすることによって、社会的な問題としてとらえるところに、真骨頂があるんですよね。だからこそ「 The Opposite Of Addiction Is Connection.」なんです。なので、そんなことをちょこっと話したうえで、「AIDS文化フォーラムin京都」のプレフォーラムの宣伝をしてみたり。

で、夜は久しぶりに家に帰って晩ごはん。なんか、残り物チックなわりに種類がたくさんあっておいしい。そして「少ないか?」と思ったら充分。やはりいいなぁ。
寝る前はいつものハーブティー。

ほっと一息つきながら報ステ。
と、「「老後資金2000万円不足」報告書は「受け取らない」麻生大臣」とのこと。アホかと。自分に都合の悪いことは認めないってことですね。政治家がやるのはそこじゃない。そういう現実と向きあい、その現実をなんとかするのが仕事やろ!
ほんまにアカンで、この内閣。

もぐら叩き→それでもここでは継承はなされてるよな

今日の授業の組み立てを考えて、さぁやろうと思ったら、ひとクラスは「府立高校模試」なるものでつぶれました。やれやれ。で、もうひとつのクラスがなかなかです。
今日は15分だけ授業をして、残りの時間はプリントなんですが、やらない。てか、できない。
もちろん黒板には解き方というか、公式の使い方を図式的に書いてあるんだけど、それを見てもわからないんでしょうね。もちろん、多数の子はやります。が、やらない子とできない子が目立ちます。やらない子は、まぁいいんです。でも、やらない子ができない子を引っ張ってやらさない。てことで、そこのつながりを切りながら、ひとりひとり教えていくんですけど、ほとんど5〜6人の子の家庭教師を同時にやってる感じです。これ、他のクラスなら「教えあい」に持ち込めるんだけど、教えられる子がいないから、それができない。なので、教えてる時はやるけど、他の子を教えに行ってる間はできない。もぐら叩きです。
こうなるのはわかってたんだけど、なぜそれがわからんかなぁ。まぁ、「日本の競技スポーツ」、特に「高校における競技スポーツ」はコーチの言うとおりにやって、自分たちで考えるってことを要求しないことが、まだまだ多数やからなぁ。でも、授業はクラブとは違うんですよね。モチベーションも強制力もまったく違う。
まぁでも、「落とさない」ためには年間トータルで点をとらせるしかないので、こんなことを続けて、少しずつ「やる子」を増やしていくしかないかな。

で、グッタリ疲れた次は府立高校模試の採点です。これがまためんどくさい。まぁ、採点が好きな教員なんていないと思いますけどね。これ、早めにやってさっさと終わってしまえばいいんだけど、あとの方になると自分のを終えて他の人のを助けたりするハメになったりするので、延々とやらなきゃならないです。
こんな採点、府教委が人を雇って処理すればいいはずなんだけど、教員にやらせるんですよね。まぁお金がないらしいけど、アカンやろと。「働き方改革」と反対の方向だし、人を雇えば雇用が増えて、もしかしたら収入や消費が増えると税収も増えるわけで、そうしたら府の予算がないのも好転するはずなんだけど、その前のところで財布の紐をしめるんだよな。

で、疲れきったところで定時で退勤。
京都駅で「阪急北千里線的な名前」のI田さんたちと合流。夏のお座敷の打ち合わせです。ちなみに、わたしとの打ち合わせの前は「堀家さん」としてたとか。他の講師を見たら「幸重さん」「李信恵さん」とあるので、ぎょえーな感じです。でも、I田さんはこういう人を知ってるわけですから、よほどあちこちで人とつながっておられるんだろな。それだけじゃなくて、男女共生部会のお三方も若いです。みなさんにわたしの問題意識を伝えると、「あぁ、それ!」と、打てば響くように返ってくる。
なんだかんだ言っても、大阪では京都よりは同和教育・人権教育の継承がなされてるよなぁと思いますね。もちろん、京都でもやってるのはやってるんだけど、打ち合わせを飲みながらやるという発想はたぶんないな。だって、わたしが飲んでる時間帯は、みなさんクラブで忙しいのが京都の現状です。それを変えないと、たぶん継承はムリやろな。もっとも「働き方改革」の真反対ですけどね(笑)。
そんな感じで、疲れた日の最後は「希望」で終わった気がしました。
で、お開きは9時。これはうれしい。二次会もなく、帰りましょう。家に帰ったら、ハーブティー飲んで寝ようかな。

今日も交流会

朝、あまり起きたくないけど、目が覚めたからしかたないです。布団の中でゴロゴロ。とにかくしんどいです。それでもS水くんが起きてきたので、なんとなくタイカレーラーメンをつくってふたりでわけわけ。でも、みんななかなか起きてきません。しかたないので、「ほろよい」をあけて、昨日の残りの鍋に火を入れて、朝ごはんです。
それでもそうこうするうちに、みんな起きてきて、グダグダと話。でも、あんまりゆっくりはしていられません。今日は11時から「京都・在日外国人生徒交流会」です。今回はどれくらい来てくれるかなぁ。
そうこうするうちに、Aっちゃん登場。Aっちゃんのところの生徒が来て、うちの生徒も来て、卒業生のOンニョンさんも来て、ゆるゆると交流会がはじまりました。まずは買い出し。今日のメニューは定番チヂミと水餃子、そしてトマトと卵のスープです。
わたしの担当は、水ぎょうざの皮をこねること。これはメニューが決まった瞬間にやらないと間にあいません。
1時半くらいにようやく完成。机の上に並んだごはんを見ると、いかにも交流会です。
 
みんなでいっぱい食べて、みんなでいろいろ話をして。「えー、話することない」とか言っていても、つっこめばいろいろ話があるはずです。そんなふうにして、2時間ほど自己紹介。そして片づけ。
最後に全国に行く人を決めて、今日の交流会は終了。
帰り道Sゅんすけと一緒だったけど、さすがに「呑みに行こうか」とはどちらの口からも出ませんでしたwww。

今日もある種歴史的やな

ある種歴史的な日が半年くらい前にありましたが、今日は「希望の家カトリック保育園」でお座敷です。これもまた、ある種歴史的な日です。ちなみに、もともとは1月にやって、そのまま「旗開き」→「玖伊屋」の予定でしたが、インフルエンザで見事に崩壊したのでした。なので、今日はその代わりの日です。
とはいえ、とにかくしんどい。のろのろ起きだして、ゴロゴロ。昼ごはんはパートナーがパスタをつくってくれたので、猫の額で食べました。

子どもたちは買い物→「日本一」に行くとかで、久しぶりにパートナーとふたりで昼ごはんです。うん、優しいお味です。おいしい。その後、一緒に台所の片づけをして、出発です。

希望の家カトリック保育園の現在の園長さんは、叶さんです。叶さんとのつきあいは、大学時代にさかのぼります。たしか、「金大中助命運動」を一緒にやったんじゃないかな。あの時は、キリスト教が超党派で運動してました。その後、「パラムの会」でもご一緒したり。そう言えば、わたしがはじめてカミングアウトしたのは「パラムの会」でした。まぁ、叶さんは、ずっと東九条にかかわり続けておられる先輩です。ちなみにわたしは「かかわって」はいません。「出入り」しつづけているだけです(笑)。
希望の家には、他にもかつてうちのガッコの子どもたちに講演してくださったK厶さんとか、東九条マダンでずっと民族文化運動を支えてこられた方とか、ほんとにすごい人がたくさん保育士をしておられます。なので、やっておられる保育も「多文化保育」です。そんなところで話をするってのは、なんとも言えない気分です。
ひとつは「もうしわけない」という気持ちかな。あとは「関心を持ってくれてうれしい」という気持ちもあるかな。
東九条は、わたしにとっては、やはり「在日朝鮮人」ということと不可分だし、そこにおいては「ALLY」という自覚をもって出入りしてます。あくまでも活動の主体は在日朝鮮人なんですよね。なので、わたしの役割は「話を聞く」ことです。そんな場において「話をする」という経験は、普段とは反対の立場になるので、やはり奇妙な感じがします。
でもまぁ、そんなことも言ってられないので、話をしましょう。と、そこに「U山さん」が!マジか。この人も長いつきあいです。お互いキリスト教関係の父親を持った、なんとも言えないめんどくささを感じながら、自らもめんどくさい人生を生きている同士みたいな感じの「つながり」を感じている人です。
今日の話はミッション3でいくことにしました。というのは、やはり保育園ですから、ある種同業者です。わたしのライフストーリーよりも、子どもに直結する話を伝えたいと思いました。
が、与えられた時間は1時間半。もともとは「1時間」って言われてたけど「無理!」って言ってもらった1時間半です。果たして話は終わるのか?
てことで、いつものマシンガントーク開始です。笑いがない(笑)。どうやら話が早すぎるようです。そりゃそうだ。でもいいんです。山のような情報の流れに身を任せてもらえば、どこからともなく染み入ってくるものはあるはずです。それがあればいいです。結局しゃべった時間は1時間45分。すみません、すみません。
終わってから叶さんが来られて、ひとこと「おもしろかった」と。これはうれしい!さらに別の方も「ダブルであるわたしの課題と共通するものがあるって思った」と。うれしい!そうなんですよね。個別性と普遍性、普遍性と個別性です。あることに精通したからといって、他のことを簡単に「根っこは同じやね」とは言えない。まぁ、方便としては言われたら「はい」って言いますけどね(笑)。たぶん逆で、他の課題を聞くことで、自分の課題への新たな観点をもらうんですよね。わたしにとっては、それは「障害者解放運動」の「社会モデル」でした。でもだからと言って、障害者解放運動あるいは障害者のことがわかるはずもないです。ただ、障害者のことを通して、自分が考えていることに新たな観点をもらったっていうことです。まぁそういうのがあるから『障害のある先生たち』のインタビューを受け、シンポにも出させていただいたんですけどね。
まぁ、そんなこんなで無事終了。

ここから行ったのは、なぜかここ。

Sゅんすけと合流して、しばしダラダラ。ここはいつもの人々による、いつもの変わらない空気が流れています。でも、閉店は7時です。なので、さくっと切り上げて、マダンセンターへ。
すでにKきぴが来ています。さらに広島からH野さんが来られて、しっとりとした卒業生の会がはじまりました。が、鶏が焼けて、鍋ができたあたりで、そうやらわたしはダウンしたみたいです。気がつくと、廊下に布団を敷いてもらって寝てました^^;;

チャレンジふたつ

昨日久しぶりに「ほっとけ」と言われたけど(笑)、翌日も授業があるのは世の常です。で、「ほっとけ」って言った子も、たぶん「しもた」って思ってます。なので、そこは触れない(笑)。
てか、今日はがっつりやらなきゃなりません。
今日のテーマは直線です。こいつをどう教えるか。いろいろ考えたけど、バラバラに教えるんじゃなくて、「一本の線」にしたがって教えようかと。
基本的に教科書の並びって、あるものごとをやって、そこにこだわってから次に行きます。その「こだわる」ところがしつこさを招きます。あと「こだわる」ところは少しレベルが上がるので、苦手な子にとってはしんどい。
なので、今日は徹底的に直線の方程式をつくることにこだわった授業をしようかと。
まず、「傾きと1点が与えられた直線」です。これをベースに「2点を通る直線」「ある直線と平行で1点を通る直線」「ある直線と垂直で1点を通る直線」を一気にやろうかと。なんでかというと、はじめのがベースで、あとの3つは「傾きを求めるバリエーション」でしかないからです。しかもこれらは図形の問題なのに、図形を書く必要がない。なので、図形が苦手な子も「ベースの公式を覚えればいいんだ」ってなります。
ただし、50分の授業で4項目はかなり厳しいです。テーマの提示・公式の導入・例・問・答えのワンセットをひとつあたり10分でこなさなきゃなりません。
てことで「今日はやります」と宣言して、いつもの通り小さな声でガンガン進みました。
さすがにみんな倒れていきます。でも、注意するヒマなんてありません。てか、いいんです。やりさえすれば、月曜日のプリントでフォローができます。
最終的に生き残ったのはクラスの1/3くらいです。でも、その子らの集中力のすごさが伝わってきたし、残り5分残って雑談してる時の「やりきった感」あふれる爽やかな表情は、見ているこちらもすごくうれしい。なにより、中間試験まで倒れてた子が、今日の授業を集中して聞いてくれてたのがうれしかった、思わずお礼を言いに行きました。
さぁ、月曜日は「余計なこだわり」をササッとやって、プリント30分やな。目標は、直線の単元を3時間ですませること!

で、夜は鳥取西部の人権啓発担当者の飲み会です。なんでわたしが呼ばれるのかはわからんような、わかるような。場所は水月亭です。久しぶりやな。
てことで、お店に入ると「久しぶりやな」と声をかられるなど。とりま、持ち帰り用の豚足を注文して、あとは呑みです。
が、ふと思いついて、聞いてみました。
「トランスジェンダー生徒交流会のキャンプがあるんですが、鳥取でできますか?」
こう言われると
「できる」
しか答えはありませんよね。でも、それだけじゃありません。
「えーと、高知ではかつおの差し入れがありました。島根ではたぶん鮎かな。鳥取は?」
暴投もここまでいくとひどいもんですが、こんなこと言われたら「ある」としか答えられません。
「大山鷄とヱビスでいい?」
やったね!ということで、来年は鳥取に行くことになりそうです。

ほっとけ→いっぱい会った

今までは試験前に図書館学習をしていました。が、そんなのではおっつかないなと。なので、やり方を変えて、ひとつのクラスでは、単元が終わるごとに復習プリントをさせることにしたのですが、昨日の授業で、もうひとつのクラスもやばい子がゴロゴロいることを感じました。なので、こちらのクラスも単元復習プリントで攻めることにしました。
ちなみに、「質問に来い」と言っても来る子らじゃないので、ずっと教室をまわって、とにかく教えまくることにしました。
ところが、みんながみんなやるわけじゃない。なので、「やりなさい」となるわけです。ところがやらない。なのに「やってるやろ!」と。久しぶりのリアクションです。やってる子は「やってるやろ!」とは言いません(笑)。そしてとうとう「ほっとけ」と。
いやぁ、久しぶりに聞きました。何年聞いてなかっただろう。もしかしたら、1992年以来かもです(笑)。
しかし、「やってるやろ!」「ほっとけ」って、今時は中学生でも使わないんじゃないかな。まぁでも、ほっとけないので「ほっときません」と中学校か小学校の教員みたいな返事をしておきました。

で、夜はとある大学のセンセと飲み。めっちゃ久しぶりです。
待ち合わせをしたあと場所を決めようと思って、
「ニューエビスノはこないだ行ったしな」
と思って、向かったのは「まつ新」です。開店が6時なので、前で待ってたら、前を通る方があいさつされました。見たことあるけど、誰だっただろう思いながら軽く会釈したら、その方「へんこつ」に入っていかれました。へんこつのお母ちゃんか!にしても、あいさつされるとは^^;。
ちなみに、まつ新は6時になっても開かないというか、電話しても誰も出ないというか。そういやこないだも閉まってたし、つぶれたんかなぁ。いやだなぁ。
てことで、次の選択は「いろどり」です。ここは生がサッポロなのでOKです。ここで、インタビューという名目の飲み会開始。当然、話の内容は日本のトランスジェンダーをめぐる状況や、トランスジェンダー・スタディーズをめぐる状況へと進んでいきます。まぁ、飲み会という名目のインタビューですね。そんなこんなで、楽しい3時間半くらいを過ごしてたのですが、なにやら奥の方から団体客が帰ろうとしていて、そのトッブに車いすが。そこに座ってる人を見たら…。
「Kさちゃん!」
毎年リビングライブラリに来てくれてる人でした。
さらに店員さんが
「せんせい」
と声をかけてくれました。
「おぼえてますか?」
と。顔は覚えてます(笑)。名札を見せてくれたら「あー」と。数年前に授業を担当した子でした。なつかしいなぁ。とてもいい子だったんですよね。数学が得意だったわけじゃないけど。
「ほっとけ」って言われた夜は、いろんな人と会えた夜でした。きっと、みんなほっといてくれない人たちなんですね(笑)。

何をする気も起こらない

去年の6月はじめのブログを見たら、やはり「ローテンション」って書いてあったので、この季節はローテンションらしいです。ただ、去年のローテンションは雑務と焦りだったみたいですが、今年のローテンションは、明らかに「体調不良」です。
そういう時期なのは、どうやらわたしだけじゃないらしい。子どもたちもローテンションというか、寝てるよ。しかし君たち、寝てて点がとれるほど数学は簡単じゃないよ。てか、その失敗をすでに一度してるよね?まぁ、そんな中、一生懸命やってる子も数人いるので、そんな子らに救いを感じたり。
放課後も何をする気も起こりません。どうしたものかなぁ。まぁでも、そんなことを言っててもはじまらないので、思いついた雑務をしてみたり。これ、後々自分の首を絞めるパターンやな。

定時になったので、さぁ帰ろうと。で、駅まで行くと子どもがたくさん。そうか、今日は地元の祭りか。と、JRは安定の遅延です。車内アナウンスを聞くと「酔客が女子高校生に暴力をふるい、警察を呼んだので云々」とのこと。このアナウンスを繰り返しやるんだけど、なんなんだろ…。
なんしか、遅延てことは、いつも帰るスケジュールが崩壊してるわけで、まぁええかとハーブティーを買うなど。この季節は冷やしたペパーミントティーがおいしいんですよね。
それにしても、駅の中で走れないのがつらいなぁ(;_;)。