疎外感というか

で、呑み会。今日も「あまり呑みすぎない」ことを目標にしました。
にしても…。うーん、なんでしょうかねぇ。微妙な…、いや、ものすごい?「違い」があるんですよね。この違いはどこに起因するんだろう。たぶん、本質的な違いなんだろうな。
みなさん「先生」なんですよね。たぶん、とても熱心な先生なんです。とてもいい先生なんです。
で、わたしは…。たぶん違うんです。まぁ、自称「学校教育労働者」です。なので、「学校」は所詮は職場。自分の世界はそこに限定されるものではありません。というか、そこに規定されるのも拒否です。学校の枠を越えて、どれだけ外とつながるか。どれだけ外とつなげるか。まぁ、人はそれを「運動」とか「活動」とかって言われるのかな。本人にはそういう自覚はありませんが。
で、その違いみたいなのをひしひしと感じながら、だんだん「孤独」になっていって、なんか、ちょいと「からみ気味」になってしまいました。まぁ、みなさんには申し訳ないことをした気がします。
来年はI藤さん、声をかけてくれないかもしれないなぁ。
でも、こういうの、どうしたらいいだろうなぁ。

「ところ」変われば

で、今日の午後は「前のおべんきょ場所」の研究会。
京都府教育委員会は、人権教育にかかわる長期研修として、年間2人を半年間「前のおべんきょ場所」に派遣しています。今日はその報告会。で、わたしは長期研修じゃなくて純粋な「趣味」で行っていたのですが、「所属するおべんきょ部屋」が同じなので「報告する?」と声をかけてもらったので「やりますよ」と答えることにしました。
集まってこられたのは15人ほど。なぜかほとんどの人を知っています。にしても、かなりの人が教育委員会に行っていることを知って、「なるほどな」と。ま、ある種の「コース」なんでしょうね。かつて「行きたい」と言っていたのですが、わたしが選ばれなかったのはよくわかるし、選ばれなくてよかったと思いました。わたしには「趣味」で行くのが似合っています。
今回の報告者は2人(予定では3人だったけど)。
てことで、まずはもうひとりの方の報告です。んー。まさに「研修報告」です。「自分の目の前にいる子どもたちを何とかしたい」「そのためにはどうしたらいいのか」。その答を出すために、ほんとうによく勉強しはったんやなぁということが伝わってきます。結論的には、いろんな手法を取り入れながら、子どもたちへの「まなざし」を変えていく必要があるってことだなぁと思いました。
で、続いてわたしの報告。わたしのは1月に出した「おべんきょ結果」を5月にリメイクして、さらに8月にリメイクしたものです。こちらは、まったくスタンスが違います。正直やりにくいです。はたしてこれをここでやっていいのか?でも「やる?」って言われたのでいいのか…。なんか、頭の中が少々混乱しながら「えいっ」とやってしまいました。質疑応答は、いつになく「実践編」になりつつあって、まぁこれはこれでいいのかな。「今のおべんきょ場所」だとこういう質問は出てこないだろうなぁとか思いながら、楽しく答えました。

通院日

今日は2週間ちょい後の通院日。新幹線に乗って日本中部の大都市へ。で、見てもらったら、「経過は順調」とのこと。ホッとしました。念のために抗生物質を少し追加してもらって、次回は関西の大都市で見てもらうことになりました。
てことは、ここに来るのも今日が最後か。にしても、ほんとうにこの病院にはお世話になったなぁ。
せっかくなので、帰りはこの街ならではお昼ご飯を。

うーん、とんかつにかかっているお味噌、甘いな。にしても、ウナギもセットで出てくるとは。恐るべし、日本中部の大都市。

完全休養日

「あの世」の一歩手前まで行ったのが7月19日。これ、Yデーから13日。で、できることをしてもらい終えたのが7月24日。まぁ、その日が「この世」に帰ってきた日かな。7月30日まではさすがに休んで、31日からボチボチ動きはじめました。ちなみに7月24日の13日あとは8月6日。実はこのあたりまでかなりびびっていました。で、この土日は、身体と対話をしながら「Yデーからの13日間」との違いを実感した二日間でもありました。でも、「この世」に帰ってきてからの中では、一番ハードな過ごし方をしました。
なので、今日は完全休養日。
とにかく完全にダラダラとふとんの上で過ごしました。昼ごはんの飲み物は炭酸で。すっきりおいしいなぁ。

そうそう…。「絶対間に合わない」と思っていた原稿の〆切が来週頭になったりもしたけど。でも、ある程度何を書かなきゃならないかはわかっているから、まぁなんとかなるでしょう。

で、懇親会

M橋さん@jaseは「呑むな」と言われますが、そんなはずもなく。
懇親会では、もう4年越しのつきあいになるK志さんとか、そのお友だちの大学院生の方なんかと、いろいろ話。就職の苦労話とか、将来の話とか。
「教員に必要なことってなんですか?」
「それは、生徒のいいところを見つけられること」
などという、なんだかわかったようなわからないような話をしていました。あとで「聞くことの大切さ」を言うのを忘れていたことに気づいたけど、後の祭りですね。
で、8時過ぎまでわいわい遊んで、大阪駅に移動してラーメンを食べて、長い長い一日が終了。さて、あとは帰るだけ。
家に帰ったら布団の上に倒れ込んでしまいました。パートナーが足をマッサージしてくれて、ありがたいなと。そのまま寝てしまいました。やっぱり疲れたのかなぁ。

もう一歩踏み込みが…

今回の移動ほどエレベーターとエスカレーターとタクシーを使ったことはありません。でも、身体への負担には代えられません。で、難波へ移動。向かうは「ミルトン・ダイヤモンドvs東優子」です。
会場に着くと、UさみさんとOかっちさんが「わあ!」という顔でこっちに来られました。で、3人でハグ。あぁ、この世に帰ってきたんだなぁと、あらためて実感。
で、聞きはじめたのですが…。開始から数時間たっていて、ほとんど内容終わりかけですさらにここでも身体への負担を考えて、部屋の外の廊下にソファを持ってきて寝転がって聞いていたので、よけいわからない。ま、仕方ないです。
途中、休憩になって、みなさんが部屋から出てこられました。「今日もだらしないヤツと思われたらどうしよう」と思ったら、出てくる人出てくる人「大丈夫?」と声をかけてくださったり、思わずハグをしてくれる人がおられたり。みなさん、なぜか知っておられるんですね。うーん。すごい…。まぁ、人数が少ないこともあるかもしれないけど、やはり「こちら」が自分のホームなんだろうなと、あらためて感じたりもしました。
で、シンポの内容の方は…。バトルが聞きたかったな。あと、質疑応答ももう少し深めてほしかったかな。テーマ設定はものすごくおもしろいんだけど、そして語られている一つ一つはすごく興味があるんだけど、それらがコラボレーションし切れていない感じ。
なので、このテーマでもう一回やってほしいなと思ったり*1

*1:って、「やってほしい」とか思う立場じゃないって話もありますが^^;;

再会・全国在日外国人教育研究大会(2日目)

M木ちゃん家は、大会会場から徒歩圏内。なので、のんびり朝を過ごしてブラブラと会場に向かいました。いや、「歩くな」と言われているのですが、たぶんタクシーだと乗車拒否にあうくらいの距離なので、やむを得ません。ちなみに、たぶん心配なんでしょうね。M木ちゃん、ついてきてくれました。ありがと!
てことで、分科会。今回は「差別と排外に抗して」分科会です。
分科会の会場に入ると「お久しぶりです」という声が。この時一緒にスタッフをしたM本さんが覚えていてくれてあいさつをしに来てくれました。実は、わたしは大会資料集をつくっている関係で、レポーターの方が誰かは把握をしています。最初にレポーターがあがってきた時M本さんの名前を見つけ、古い同士の名前を見つけ、「やってたんやなぁ」ととってもうれしい思いがしていました。いや、なんかM本さんには失礼なんですけど、でも、8年お互いにほとんど連絡がとれていなくて、「再会」はとてもうれしいのです。今日の分科会のレポート、とても期待です。
で、会場の前には最初のレポーターのKムクァンミンさんがおられます。なので、しばし「生きてるんかいな」「足、ありませんねん」というあいさつなどしまして…。と、、分科会開始です。
まずは、「ヘイトスピーチ」にかかわる問題提起。ご本人が「ほっとくとなんぼでもしゃべります」と言われるとおり、ほんまになんぼでもしゃべられます。でも、現状分析から今後の課題まで、ほんとうに縦横無尽な話の一つ一つが「そやな!」と思える話です。貴重な提言をもらったなという気がしました。
そして、M本さんたちのレポート。
はじめに「カムアウト」の大きな文字です。M本さんがご自分のカムアウトをされ、さらに、同僚の方の「色覚障害」のカムアウトを受けた時の話をされました。なんでも、メッチャ関心を持って「どういうふうに見えるの?」とか「どうやって区別するの?」とか、メッチャがっついたらしいです。それに対して、その同僚の方が「いままでみんな「普通に」してた。流されていた。でも、関心を持ってもらってうれしかった。はじめての経験だった」と語られました。
ここからスタートするレポートが悪いわけがない。「カムアウトに真摯に向きあう関係」からつくりだされた教員同士の仲のよさに裏打ちされた子どもたちへの迫り方。そして、そこからつくりだされていく子どもたちの関係が語られました。
で、質疑応答でM本さんに「なんでそういうふうになったの?」という問いがあって、そこへの答に、なんと8年前の生徒交流会との出会いが語られました。
あー、もしかして、あの時M本さんのカムアウトに、わたしがっついたよなぁ。だって、うれしかったしおもしろかったんだもん。もっともっと聞きたいと思ったし知りたいと思ったもん。だからがっついた。もしかしたら、それ、M本さんにとってうれしい経験だったのかなぁ。だとしたら、それが「今」につながっているっていうことになるし、それはとてもうれしいことですよね。
レポートが終わって、前に行ったら、そこにいた人がM本さんに向かって「いつきさんとどんな関係?」って聞いておられて、それに対してM本さんは「友だち」って答えてくれて、これまたメッチャうれしかったです。そうなんですよね。友だちだし仲間だし。わたしはみなさんに「とってもよかった。ありがとう!」とお礼を言って昼ごはん。
昼ごはんはM木ちゃんとT野さん@島根と3人でうどん屋さんへ。大阪で食べる讃岐うどんはなかなかおいしかったです。
昼ごはんのあとは、生徒交流会の担当されたM山さんとしばし話しあい。交流会で子どもたちから出された問題提起について話しあいました。なるほど。そんなことがあって、それが「聞くことの大切さ」という発言につながったのね。
そんなこんなで、全外教大会を過ごして、次の場所へと移動。

で、総括

Kうさんは「呑むな」と言いますが、それは不可能というものでして。
てことで、いつもの通り総括しに居酒屋へ。子どもたちはしゃべりたいし、遊びたい。親は親でしゃべりたい。みんなしゃべりたい。だから総括です。
そうこうするうちに、YきみちゃんとかFぁよんとか、はたまた「暴走機関車」とかが登場。異種格闘技戦のスタートです。たぶん、一回ではうまくいかない。でも、ヤツらにはこっちにも来てもらって、こっちの子らも機会があればあっちに行ってもらって、わたしも「あっち」の時には「こっち」に来てもらって。そうやって異種格闘技戦が広がっていくと、たぶんおもしろいことがおこります。今回は、その仕掛けということで…。
にしても、みんなよく食べるわ…。
ということで、11時過ぎに総括も終了。さてと、今日はM木ちゃん家に泊めてもらいましょう。ありがと!

ほんまにようやるなぁ…

で、夕方から「Human Rights Watch」のインタビュー。なんでも、今、日本国内の若いLBGTの人たちから日本の人権の状態についてのインタビューをしているとか。で、明日の午前中にいろんな人からインタビューをするけど、その前にトランスジェンダー生徒交流会の参加者からインタビューをしたいとのこと。
にしても、夕方到着をしたら、なんかひとりずつインタビューをしています。てっきりグループインタビューと思っていたのに、そういうことですか…。
にしても、すごいですね。今日は13時からやっているはずなので、この人たち何時間やってるんだ?とりあえず、子どもたちが優先です。どんどんインタビューをしてもらって、わたしの順番がまわってきたのは19時過ぎ。で、インタビューが終わったのは20時過ぎなので…。7時間かよ…。ほんまにようやるなぁ…。
でも、子どもたちのインタビューを通して日本の人権の状況がレポートされ、それが結果的に子どもたちの生活に結びつけば、とってもいいなと思っています。

今回は迎える側・全国在日外国人教育研究大会(1日目)

朝、のんびりと家を出て大阪に向かいます。京都駅に着くと、まもなく新快速が来ます。が、やめときましょう。ここは時間がかかっても各駅停車で。そうでなくても「身体に優しくない2日」を送るのだから、少しでも身体に優しい行動を。
てことで、のんびりと大阪に向かって、さらに環状線に乗って桃谷へ。
今日から明日にかけて、全国在日外国人教育研究大会が開催されます。実は昨日から生徒交流会をやっていますが、そちらは卒業生に任せることにしました。なんか「任せる」というと上から目線的でアカン気がするのですが、あらためて「行かない」という選択をしたら「とても行きたかったんだ」ってことがあらためてわかります。たぶん、ヤツらと一緒に熱い空気を吸いたかったんでしょうね。
でも、今回は迎える側。はじめての経験です。
大会会場に入ると、みなさん「大丈夫?」って声をかけて下さいます。いや、めんぼくないっす。
で、大会開始。身体への負担を減らすために、すこしでも横になろうかな。てことで、最近買ったエアマットを机の下に敷いて、なんともだらしない格好でしばし全体会に参加。うーん。たぶん「だらしないヤツがおるなぁ」と多くの人が思うんでしょうね*1。そうこうするうちに、生徒交流会の連中が到着したとの連絡が入ったので、お出迎え。みんなくたくたに疲れながらも、「やりきった感」が伝わってきます。と、京都出身の卒業生と久しぶりの再会。思わずハグです。で、今回の交流会のあんなこんなを教えてもらったり。
やがて、個人的には「全体会」の最大のイベント「生徒交流会報告」です。代表の生徒の口から出てきた

「しゃべる側」「アドバイスする側」じゃなくて「聞く側」になることが大切。

という言葉に深く深くうなずきました。
なんか、今回の交流会は(も?)いろんなことがあったみたいです。その「いろんなこと」の中から出てきたこの言葉は、でもとても普遍的ですよね。子どもたちは「アドバイスがほしい」んじゃないんです。「聞いてほしい」んです。それを教員はつい忘れがちになる。というか「先に生まれたもの=人生の先輩」として語りたがる。そんな必要はないんです。というか、アドバイスがほしい時はちゃんと言ってくれます。その言葉を待つことが大切なんだけど、待てないんですよね…。
うん、いい気づきをもらいました。

*1:これは明日の日記への布石です(笑)