出張玖伊屋的な

お座敷のあとは別の分科会で講師をしておられたこちゅかる子さんと一緒にコーヒー。あ、もちろんわたしはビールですけどね。
で、買い出しをして鳥取大学のゲストハウスへ。今日はここで「虹色らくだ」さんや今回の仕掛け人のU垣さんたちとの呑み会です。
みんなで買ってきたすじこをほぐしながらの話はなかなか楽しいです。それぞれが「へぇ」という経験をされていたりするわけです。そうこうするうちにテレビを見ながらおおはしゃぎしはじめる若者はいるは、遅れて参加の方と熱くかたってしまうわたしがいるわで、気がついたら1時をまわっていた気がします。もっとも、わたしはその頃には倒れていましたが^^;;

強いからカムアウトできるわけじゃないんだ…

今日は鳥取でお座敷です。今回はバス移動。3列シートで楽ちんです。到着したのはお昼ごろ。会場に移動して、とりあえずパソコンの接続です。その後昼ごはんを食べながら打ち合わせ。今回は「虹色らくだ」のみなさんとの座談会もあります。どうしようかと思ったけど、打ち合わせの結果「出たとこ勝負」になりました(笑)。
で、話。会場はほぼ満員です。だいたい100人くらいの参加だとか。これでひとつの分科会だから、全体では5〜600人の参加なのかなぁ。すごいです。鳥取
全体的に若い人が多いみたいです。でも、けっこう年上っぽい人もおられるので、古すぎるネタで滑りまくることもなく、無事和やかに話し終えられたかな。ただ、2時間のネタを1時間40分に短縮したので、もしかしたら聞き取れなかったかもしれませんな^^;;。
で、後半は座談会。3人の大学生のうちふたりは人前で話をするのがはじめてだとか。楽しみです。ちなみに、3人とも非トランスでして、これはいいなと。
今回の座談会の最大の収穫は「カミングアウトする強さはどこから来るのか?」という質問への答でした。ひとりは「親にはまだカミングアウトしていない」って答えられて、隠そうと思えば隠せる非トランスのカミングアウトの困難が出てきたかなと。それから、友だちへのカミングアウトの経験で、カミングアウトは「はずみ」だったという話も出てきました。で、おもしろかったのは、その「はずみ」のカミングアウトに対する友だちの反応で、拒否的な反応の友だちもいたけど、受容的な友だちもいた。そういう友だちの存在に勇気をもらえたという話が出ました。
たぶんこれなんですよね。
一般的には「強いからカミングアウトできる」って考えがちなんだけど、カミングアウトは強いとか弱いとかじゃなくて、はずみだったり切羽詰っていたりするところからってのもありうるわけです。問題は、そのカミングアウトを受けとめられたかどうかという経験をするかどうかなんですよね。受容の経験をした人はその経験から強くなれる。なんか、そんな気がしたんですよね。
うん、おもしろかった。