片づけ

子どもたちの話しあいは続いています。でも、そろそろ片づけを開始しなくちゃなりません。食器については、オブザーバーの人たちや引率教員がほとんどやってくれています。最後の仕上げをしたり、掃除機をかけたり。
そんなことをしながら、「話し込み」のサポートをして体力の限界を迎えている卒業生としばし話。
「わたし、基本的には昔から話しあいの場所にはいなかったやろ?」
「そういえばそうですね」
てな話から、イベントを進行するには「プログラム」と「マネージメント」のふたつの仕事があることなんかをちょこっと話してみました。

たしかに子どもたちの話を聞いて、時としてしゃべってというのはすごく楽しい。でも、「マネージメント」の楽しさもまたあるわけです。
キャンプをやっている時に学んだことは、マネージメントはひとつ先のプログラムのために動いているということです。まぁ先読みをしながら動くということでしょうか。「今」と「次」がうまく用意されると、プログラムがうまく進行していく。で、わたしはどちらかというとマネージメントよりの人間なんだろうなぁと、自分のことを考えています。
生徒達もそういうわたしのスタンスは、きっとうすうすわかってくれていて、だからこそ、事前合宿でも事後合宿でも、常にわたしがいることを理解してくれているんだろうなと思います。

てなことを話ながら、いよいよ事前合宿も終了。みんなで記念撮影をして、忘れ物チェックをして、東九条を後にします。8月に鈴鹿で会いましょう!

決戦の結果・その1

ラジオドキュメント部門予選通過。朗読部門・1人予選通過。
ラジオドキュメントはともかく、朗読部門が通過したのは久しぶりですわ。
てことで、その生徒の朗読を聞いて、とりあえず午前の仕事はおしまい。会場を後にして、またまた別の会場へ。

とりあえず朝食

きのうの晩はふとんにもぐり込むことはできたものの、うつらうつらしてはフッと起きが続いて、あまり寝られませんでした。こんなんで体が持つんだろうか…。
このまま寝ていてもいいけど、やはり朝ご飯をつくらなくちゃなりません。のろのろ起き出して、残った食材を見ます。ふむ…。
まずは残ったカス飯でおにぎりですね。汁は必要として、具は…。と、残った水ぎょうざの皮ですいとんをつくりはじめる人がいます。これいいですね。なんしか見通しができたところで、わたしは会場を後にします。

河岸を変えて

で、東九条へ移動。今日からあしたまで、全国在日外国人生徒交流会の代表者会議です。全国から引率に連れられたいろんなエスニシティを持った生徒達が、続々と東九条に集まってきます。
で、今回のわたしの役割は…。もちろん会場管理と食事の担当です(笑)。
今回来た生徒達のエスニシティを考えると、「朝鮮料理」「中国料理」「日本料理」「フィリピン料理」「ペルー料理」「ブラジル料理」「モンゴル料理」あたりが候補になります。さてどうしようかと思ったのですが、調味料とかの関係で、メニューは以下のようになりました。

  • チヂミ
  • チャプチェ
  • 水ぎょうざ
  • スジ煮込み
  • カス飯
  • バンシットビーフ

にしても、「日本料理」が「スジ煮込み」「カス飯」というのはどうよ…。

てな話はどうでもよくて…。
今回の代表者合宿のメインは「話し込み」です。そのために卒業生もかり出して、とにかく話をさせようと。例年は就寝時間を設定していたのですが、今回はなし。眠くなったヤツから順番に倒れていけばいい。
本番の交流会で、互いに自分の話ができるためには、一度代表者の生徒達がその経験をしなくちゃならないというのが、ここしばらくやっていて感じることです。
「しんどさ」を経験している子どもたちは、よほど心が耕されていないと、そのしんどさを表現できないんじゃないかと思います。それは、もしかしたら「表現する言葉」を持っていないのかもしれません。あるいは、それを「しんどいこと」と認識することすらできないかもしれない。そういう凍った心が溶けた経験をした人が、次の人たちに心を溶かす経験をしてもらうきっかけを伝えることができるんじゃないかと思うのです。
だからこそ、今回の生徒達には徹底的に話し込んでほしかった。全体としては2時頃まで、一番がんばった生徒は4時ぐらいまで話をしていたみたいです。とはいえ、わたしは体力の限界。12時ぐらいには廊下で寝ころんでしまっていましたけどね。

さて、決戦の時

いよいよ今年の放送コンテスト、番組の提出期限は木曜日で、これはまぁこれで、ある意味結果が出てしまっています。もちろん審査は今日なわけですが…。一方、「読み部門」といわれる「アナウンス・朗読」、これは今日が一発勝負です。さてさてどうなることやら。
とりあえずエントリーをすませて、会場へ。なんか生徒は
「ドキドキする」
とか言っています。まぁそれはそうか。
「なんとかしてください」
とか言うので、
「おにぎりが並んでてな、ノリが巻いてあるねん」
とごまかしておきました。にしても、普段とは違う面を見せなきゃならないし、地がでなければいいんですけどねぇ。
とはいえ、終わってしまえばあっという間です。トントントンとみんな読み終わって、終了。
さて、あとは審査待ち。しかも、結果発表はあしたです。あとはやることはないし…、と。

いつまで続くのか、見せてもらうさ♪

朝はもちろん絶不調。わたしのボーッとした顔を見て
「先生、大丈夫?」
と、答えがわかっていても聞いてくれる生徒がいるのがうれしいです。当然わたしもいつもの答えです。
「飲み過ぎやねん」
「また〜(笑)」
今日は復活は早いけど、逆にそろそろ体力の限界が来かかっています。それは同僚も一緒です。放課後に、ふと思いつきます。
「月曜日の会議の準備、せんといかんなぁ」
「そうですね」
プリントを確認したら、けっこうな枚数です。これを印刷して封筒づめして…。思わず同僚がつぶやきます。
「あ〜、めんどくさ」
でも、仕事は、やれば必ず終わるんですよね。で、実はあっという間に終わったりして。あとは生徒会の連中をおちょくって*1、職場を出ます。いったん家に帰って、パートナーとちょこっとしゃべって、電車に乗って移動です。で、着いたのは伏見。
集まっているのは生徒指導部の面々です。とにかく「2ヶ月に一回呑み会をする」というコンセプトらしいです。
「呑む」という行為にもたれてしまうとあかんと思うのですが、それを「イベント」として語りあいを深めていくことは、もしかしたら大切なんじゃないかとも思うんですよね。
今日はいろんな話をしている中で、若手の教員との間に「キリスト教」という共通の基盤があることが判明。それも、一通りじゃなくて、それぞれが幼少期からの深い影響にさらされながら関係を持っていたことがわかりました。ある同僚は、
「自分の深〜い奥に隠していたことが久しぶりに出てきました」
としみじみと言っていました。
やはり、職場の呑み会って、けっこうおもしろいかもしれないですねぇ。

にしても、今日も終電ですわorz

*1:今年は生徒会の担当もやっているので、おちょくる相手が増えて楽しい(笑)

で、まんまるの会

診察が終わったら、まだ4時過ぎです。えらい早いです。
とりあえず「まんまる」に行くと、すでに騒いでいるヤツがいます。なるほど、もうビールを呑んでるのね。今日はにぎやかな「まんまるの会」になりそうです。
第1部の自己紹介の中で「体力テスト」の話が出てきました。これはいいネタになりそうです。てことで、第2部の宴会でMTFの腕立て伏せ大会です。なんでも、そのギョーカイの「体力テスト」では、背筋をぴんと伸ばして、あごをつけるまで腕を曲げて、ようやく1回とカウントされるそうな。やってみると、メチャクチャしんどいです。これを2分間で20回ばっかやらなきゃならないとか。すんげぇなぁ…。
ちなみに、一番できなかったのはネーチブ男性で、続いてFTM、ネーチブ女性とMTFの成績がよかったのは、たぶん「意地」ですな(笑)。

にしても、こういうアホみたいなことができるのが「まんまるの会」なんですよね。もちろんその一方で、ボイストレーニングの話(含む、ボイトレの要不要*1)とか、パートナーの関係の話とか、就職の話とか、それなりに「ちゃんとした(笑)話」もあるわけです。それらの片方が突出しないバランスこそが、おそらくは「まんまるの会」の生命線なんだと思います。

にしても、今回も終電かorz

*1:「声の高さの問題ではなく、抑揚やしゃべり方、さらにはその時の身振りなど、総体としてのジェンダーの身のまとい方が大切という話を聞いたことがある」という人がいました。たぶん、出典は順子姐さんだと思いますが^^;;

ちょっと跳ねてみようか

今日は久しぶりの滝井参り。
待合室に行くと、うるさいヤツらがいます。まんまるの会の連中です。まぁ、まんまるの会の立ち上げの目的は「待合室を楽しく」だったので、いいんですけどね。にしても、診察が終わっている*1のに、暇つぶしの場所に待合室を使うのはどうかと思いますがね。でも、それもまたいいことなのかもしれません。
で、今日はあっという間に診察室へ。
「あの文科省の通達、どう思われます?」
って、いきなりそこから来るのか(笑)。
「いやぁ、M日新聞のT野さんから原文見せてもらいましたけど、めっちゃええ加減ですねぇ。「配慮しろ」と書いてあるだけで、現場としては「ほんならどうせい」っちゅう話ですよね」
「そうそう」
とまぁ、いつもの診察風景ですわ。でもまぁ、今日はちょっと話があったので、珍しく近況報告です。
「いやぁ、最近ね…」
「ほうほう、なるほど、そうですか」
ってことで、無事診察終了。チッ、今日は診察費がいつもより高いぜ(;_;)

*1:人によっては診察日じゃない

韓国併合100年

せっかく思いついたことなので、短いけど、とりあえず別エントリで。
「どんな感じで取りあげたらいいんですかねぇ」
という、あまりにもおもしろい質問が来たので
「そうですねぇ。あの人とかこの人とかあの場所と過去の場所とか」
と思いつくままに話をすると、それはそれでけっこうウケたかも。で、
「いつきさんにとって、韓国併合100年とは?」
という質問が来たので、思わず
「100年たって併合が完成したということじゃないですか」
と、またまた暴言。
いや、「併合」が、仮に朝鮮人同化政策皇民化政策にその主たる目的があったとしたら、朝鮮「半島」については「失敗」したけど、「在日」については見事に成功しちゃったんじゃないかなぁと、最近の交流会の子どもたちを見てつくづく思うわけです。
その出発点は、父母両系主義になった1985年の国籍法の改正かなぁと思うわけです。ダブルの子どもたちは、片方が日本国籍だったら、強制的に日本国籍を付与されてしまうことになった。そのことによって、一気にその存在が潜在化しちゃったんですよね。まったく把握できないし、本人も意識せずに、自動的に「隠している状態」になってしまう。逆に顕在化させるためには「意識的」である必要がある。
結局、「在日」という存在は「同化」という手段で取り込まれちゃって、「社会」そのものは何も変わっていないんじゃないかなぁと思うわけです。
まぁ、思いつきではあるんですけどね…。

突然の電話→予期せぬ呑み

今日はもともと某NPOの総会の日でした。でも、このところ家を開けっ放し&体調がかなり悪いということで、欠席連絡を入れていました。
「さて、今日は家に帰ってゆっくりしよう」
と思っていた夕方、一本の電話がありました。
「あの、K都新聞の◯◯と申しますが…」
なんだろう…。J南新報の記事*1を読んだのかな?それとも、まさかあのビデオを見たとか^^;;。すると、
東九条のPクさんからの紹介で…」
なんでも、韓国併合100年を機会に、京都の在日朝鮮人をめぐるさまざまな人々を紹介するということで、その一環として、「京都・在日外国人生徒交流会」について話を聞きたいとか。この切れ込み方は、めっちゃ久しぶりやなぁ…。で、
「会って話を聞きたいのですが…」
「え〜と、あいているのは、土曜日の昼間とか*2、日曜日の夕方とか*3、あとは来週の水曜日か…。残る羽今日ですね(;_;)」
「じゃ、今日で」
「え〜と…。わかりました」
てことで、家の近くのD吉*4へ。
今日も呑みかorz

*1:うちの放送部の活動が紹介された

*2:放送コンテストの最中は、ある意味ヒマ(笑)

*3:放送コンテストは全国に行くことになるとやたら時間がかかるけど、いけない時はあっさり終わる

*4:焼鳥屋のチェーン店