パープルもなぁ

レンタルCD屋に行って、いろいろさがしていたらパープルがロイヤルアルバートホールでやったコンサートのDVDがあったので借りたのですが…。なんかちゃう。イアン・ペイスのドラムはたしかにすごい。でも、一言で言うと「だれこんだなぁ」という感じ。その前にレインボーのDVDを見ただけになおさら。まぁ、理由がどうであれ、ブラックモアが出ていなかったのが救いかなぁ。

水尾の里

丹波から京都市北部までの最短コースは、越畑→水尾→平野屋前→観光道路→北大路ということがわかりました。1時間ちょっとで帰れました。
ただし、メチャ大きいグランビアなんぞで走るとえらい目にあいます。途中のヘアピンで何回か切り返しが必要でした。はぅ。

学力問題

今日は府立高校の人権教育研究会の夏季大会です。午後からはレポートしなくちゃならないのですが、まぁそれは人数あわせなのでいいかな、と。
午前中は、大阪大学の志水宏吉さんの講演でした。現在の学力低下論争の論点を、イギリスの教育施策の変遷とあわせながらわかりやすく話していただけました。
イギリスでは、「むかし」「サッチャーの時代」「労働党の時代」と3つの変遷があるとのことです(詳細は忘れた)。「むかし」というのは、まぁむかしですわ。なんでもありの時代ですね。わたしが高校の頃「イギリスでは教科書検定なんかなくて…」なんてことを言いながら、イギリス史の授業で、イギリスの中学校で使っている教科書を使った先生がいたなぁ。さっぱりわからんかった。
それに対して「サッチャーの時代」は、「競争の時代」になる、と。つまり、大英帝国の没落は「ええかげんな教育」にあるという反省から、学力をあげた学校には重点的に投資をし、学力をあげなかった学校からはお金の配分を引き揚げると言うことをやったそうです。でも、これって結局その学校に入学する層で運命がわかれるわけで、しんどい学校はしんどいままになりますよね。なので、「労働党の時代」には、しんどい学校が自分たちなりのプロジェクトを立てて、それに対して重点的に予算化する。そして、成果をあげたらOKというものにかわっているようです。
で、現在の日本の状況はというと、「サッチャーの時代」というわけです。「新自由主義」が蔓延して、かな〜り厳しい競争の時代、というか、スタート地点がぜんぜん違う「競争」の時代に入っているわけです。じっさい、ウチの学校とよその学校を見たらわかるのですが、ウチの学校なんて、鉄筋で雨漏りをしているわけです。ところが、「中高一貫」とか「◯◯学科」とか「スーパー◯◯スクール」とかいう学校にはふんだんに予算がまわされています。なんちゅーか。積極的に格差を広げているとしか思えない。まぁ、でもそれならそれの生き残り方があるとは思うのですが、どうも教員側がそこの腹のくくりかたができないようです。
というのは、おいといて…。
で、大阪で学力調査をしたら「学力の階層間格差を縮めた学校がある」ということがわかった、と。それが「力のある学校=布忍小学校・松原三中」だったというわけです。まぁ、この2校を見に行った感想は、おそらく去年の11月終わり頃の日記にあると思いますので、またアーカイブをつくりますので省略。
で、結論。今の状況は厳しいなぁ、と(笑)。でも、転勤したら楽になるだろうなぁ(爆)。