のり平@別府

かつて東ジュンさんと別府の路地裏でお好みを食べたことはあるのですが、残念ながらその店はなくなっていたのか探し出すことができませんでした。いや、見覚えのあるところまでは行ったのですが…。てことで、どう考えても「ムラ」じゃないところですが、とりあえずお好み焼き屋さんを教えてもらい食べてみました。
別府では特に「別府ふう」というのはないようで、それぞれの店が自分のところのオリジナリティで勝負をしているという感じでしょうか。この店のメニューを見ると「関西風」と「うす焼き」とあります。「どっちがこの店のおすすめですか?」と聞くと、「うす焼きです」とのことだったので、そちらにしました。
まぁ言ってみるとベタ焼きです。ただし、具はキャベツというよりはもやしという感じです。それに焼きそばを載せて半分に折ってお皿に盛りつけておられました。

食べてみると、けっこう生地がもちもちしています。これがなかなかおいしいです。なるほど、強力粉を混ぜるとベタ焼きがおいしくなるのかぁと納得。
しかし、量が多い。やっとの思いで食べきりました。
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お好み焼き(豚玉・そば入り) 650円
瓶ビール500ml(笑) 500円
スタイル ベタ焼き系(混ぜ系もあり)
その他 おしゃれなふつうの店、ビールにはイカ焼きのアテがつく
独断的評価 ★★☆☆☆(ディープさがないのはしかたないですね)

教研・1日目

起床は午前5時半。6時に集合してバスに乗りあわせて教研の会場へ。さすがにバスの中では寝ました。会場に着いたら7時…。全体会の開始は9時なんで、もう、すごい余裕です。もっとも、道路が混雑している可能性が高いので、しかたないんですけどね。
会場近辺はものすごい警備です。なんでも、U翼の人たちが全国から来られるとのこと。そうか、教研って地元にとったら2重に経済効果があるんだ(笑)。
会場の前では、赤い旗がたなびいています。Kクマル派のみなさんです。
さて、本日午前のメインは、CWニコルの講演。自分の子どもの頃の話からはじまって、空手がしたくて日本に来たこととか、日本に来た当初の話とか。
ニコルから見たら、自然*1と街*2が同居する国は日本だけだそうです。そして、流氷と珊瑚礁が同居する多様性を持つ国も日本だけだそうです。そんな日本がとっても好きなんだそうです。そして、その「美しい国・日本」*3の自然が破壊されていくことが耐えられない。そこで、「恩返し」として森の再生をはじめたと。
このあたりの話までは、なんだかなぁという感じでした。まぁそりゃそうかもしれませんが、一方で「民族意識」みたいなものとしては、あまりにも単一思考で、在日外国人への同化と排外を強いている。まぁ、そりゃあんたは白人だから…。みたいな。
ところが、このあたりから話は変わっていきます。
「恩返し」は「森」だけじゃなくて、虐待を受けた子どもたちの「再生」にも結びついていくんですね。自然とふれあうことで、虐待を受けた子どもたちに笑顔がもどっていく。そんな姿を写真で見せられた日にゃぁ…。そうだよなぁ。わたしもずっとやってたよなぁ*4などと思っていたら、気がついたら泣いていました。
おそるべしCWニコル!単にS名誠とたき火で遊んでいるだけじゃなかったんだ(笑)!
てことで、午前の全体会は終了。昼ご飯と燃料を補給して、午後から分科会。わたしが参加したのは「両性の自立と平等をめざす教育分科会(略称「両性」*5)」です。
分科会の開会のあいさつを聞いたら、「今年も長い3日間がいよいよはじまるなぁ」という気がしてきます。
分科会には全国から集まったレポーターとオブザーバーが参加します。基本的には、オブザーバーとしてまで参加したい人は、実践も豊富だし、理論もすごいです。でも、討論への参加は、原則としてレポーターだけ。で、レポーターについては「しゃべり」もいればおとなしい人もいます。わたしがどっちのタイプかというと、もちろん前者なわけで…。なので、意図していないのですが、いつも目立ってしまいます。困ったことだ…。もちろん、今年も初日からかなり目立ってしまいました^^;;。
ところで、似たような人はやっぱりいます。2年前にもキャラがかぶる人がいたのですが、今年もおられました(笑)。なんしか、わたしが手をあげて、ひょいとその人を見ると手をあげています。人の話へのリアクションも似ています。さらに「できるだけたくさんの人の意見を」みたいなことを言われると、胸を押さえながら「ズキズキー!」とかやっているのも同じ感じ。
てことで、夜、呑みに誘いました。他にも何人か誘って、別府の街へ。飲み会は、他に、大分の若いFTMの当事者もいて、全部で6人。おとなしいと言えばおとなしいのですが、まぁ、一日目ですから。でも、FTM当事者の話を聞きながら、みんなでいろんな話を共有できたいい一晩でした。
その後、4人の方は帰られ、わたしともう一人は別のグループと合流して、さらにもうひと呑み。でも、1時頃にはさすがに眠たくなったので、おいとましました。考えてみたら、22時間ぐらい起きてたな…。

*1:近世

*2:近代

*3:あえて使ってましたよ、このスローガン(笑)

*4:わたしは日本キャンプ協会2級ディレクターなんですよね

*5:って、まんまやん

教研・0日目

今日は午後からお出かけ。ちょうど研修旅行で授業を振り替えをしてほしいと頼まれていたので、利害が一致したところで授業を交換していて、今日の授業はなし。なので、本当は休みたかったんですが、やっぱり気になる生徒がいたので、とりあえず職場へ。で、昼過ぎにお家へ。
午後からのお出かけの行き先は、大分です(笑)。明日から3日間教研集会があり、今年もレポートをでっちあげて参加です。今日は、その前泊ということで、大分の友だちの家で宴会です。
昼過ぎに出たのですが、友だちのお家に着いたらすでに夜8時頃。そこから飲みはじめです。なんだかんだと言いながら飲んでいたら、あっという間に0時頃。そのころには、日本酒も一升瓶が一本空いていました。どんなんや…。
さて、あしたは教研の全体会。朝が早いのでそろそろ寝ますか…。

で、定例会

その後、滝井に移動。
まぁいろいろいいたいことを話をして、「まんまるの会*1」へ。今日は、2月の定例会、「バレンタインデー宴会」です。
ミーティングもなにもなしで、まずはFTMの人と買い出し。いやぁ、滝井にはうどん屋さんしかないけど、となりの千林や土井には山のように「大阪的」な店がありますね。50mごとに「たこ焼き」「焼きそば」「お好み焼き」の店があります(笑)。もう、それだけでO医科大の立地条件にアドバンテージを感じてしまうわたしは、なにかが間違っているかもしれません(笑)。きっと「まんまるの会」がなかったら、2ヶ月に一回土井の立ち呑みに行っていますわ。
で、買ってきたのは、お好み・焼きそば・寿司*2・お総菜あたりです。会場に帰ったら、そこにはすでにお酒が並んでいました。
てことで、乾杯。あとはダラダラしゃべり。
この会、なにが楽しいって、たんなるダベリ会なんですよね。それが大切。吐き出したり吸い込んだり、いろんなことがあるんだけど、それは各個人が考えること。そんな人々が集まっているから、単なる宴会なんです。
気がつくとあっという間に10時過ぎ。ここらで〆てもらえないと帰れなくなります。
なんとか最終近辺の電車に乗って、帰着。やれやれ…。

*1:関西医科大学ジェンダークリニック受診者の会=ジェンダークリニックに巣くう宴会グループ

*2:まわる寸前のヤツね

ところで、結果・続編は?

今日は血液検査&ヤクゲトです。
4時間目の授業を終えて大あわてで職場を出て駅まで走りました。で、その電車には間にあったのですが、その次がむごいです。仲の悪い京阪とJRですから、接続がムチャクチャです。乗り継ぎの駅、裏側ではホームがほとんどつながっているのですが、改札はほとんど正反対の方向を向いています。しかも、JRを越して京阪を越してやっと改札口です。今日に至っては、自分が乗ってきた電車の遮断機が上がったところで、次に乗る電車が近づいて遮断機が下りていくという。まぁ、なんとか通過しましたが(笑)。
で、病院の最寄りの駅で降りて、まずは昼ご飯。今日は久々に吉牛です。迷ったのですが、飲み物(笑)の一緒に頼んでしまいました。
で、病院へ。まずは採血から。「どちらの腕にしましょう」と聞かれたので「どちらでも勢いよく噴き出しますよ」と返事しました。すると「それは助かります」とマジな顔でカエされました。まぁ助かるかもしれませんがね。
で、無事採血がすんで、長時間待ちプレイ。
やがて診察室へ。まずは問診。
「何か変化はありましたか?」
「えぇ、見栄を張ってBカップにしました」
「で、どうですか?」
「ゴソゴソです」
「ふぅむ」
あれ?ウケません。どないしたんやろうと思いながら見せてもらった血液検査は、驚愕の結果でした。
まずはデータを…。前回のデータと比較しますね。

検査項目 略称名 上限値 下限値 単位名称 2006/08/10 2007/02/08
テストステロン テストステロン 7.5 2.01 ng/mL 0.05
血中エストラジオール E2 59.5 13.5 pg/mL 67.3 1430.0
プロラクチン PRL 18.4 4.1 ng/mL 40.7

E2が、せ・せんよんひゃくさんじゅう!
プロラクチン*1も上限値をはるかに超えています。
思わず、
「あの、ビール呑んだらE2値ってあがりますか?」
「いえ、あがりません」
「いや、ちょっと駅前の吉牛でビール呑んできて…」
「え〜!呑んだの〜!信じられない!いいなぁ!」
やっとウケました(笑)。
てことで、1日4錠にダウンです。

ところで、こんなこといまさらですが、ガイドラインにはSRSへの道筋ばかりが書いてあって、睾丸摘出については一切記述されていないですよね。もちろん「身体的治療の中に含まれる」という話で通せるんだというと、それはそうなのかもしれませんが、でも、やっぱり記述していない(はず)です。で、思うに、やっぱりガイドラインは「断種」がメインなのではなく「造窒」がメインとなっているんじゃないか、と。つまり「SRS頂点とした治療の枠組み」がやっぱり強いんだろうなぁと。もっというならば、やはり明らかに性別二元論の枠組みの中に立っているなぁという思いを、再び強く感じました。
だって、身体へのダメージを考えると睾丸摘出の方がはるかに優しいし、投与しなくちゃならないホルモンの量のことを考えると、そのメリットはかなりあるんじゃないかと思うのです。実際に、女性診療科のIちゃん*2もそう言ってました。
ところがそのメリットも、「睾丸摘出」という「オプション(?)」を知らないと選択できません。そういう意味では、やっぱりいまさらですが、身体的治療の中に明記する必要があるんじゃないか、と。
でも、そこまで管理されるのはやだなぁ。逆に書いてないからやりたい放題か(笑)。

*1:乳房を発達させるらしい

*2:http://www.izumichan.com

いつも同じ結論に…。

この間、ずっと落ち込んでいました。でも、ようやく復活の手がかりのありかがわかってきました。というより、「与えられた」というほうがいいのかも。
結局わたしは「コメンテーター」ではないんですね。もちろん、理論家でもないです。わたしができることは、格好よく書くならば、単純に「生きる」ということだけなんだと思います。あるいは、ギョーカイ*1の言葉で言うならば「生きざまで示す」ということでしょうか。もしもわたしが語ることができるとしたら、そういう中から出てきた、たとえば子どもたちの言葉を伝えること。そして、わたし自身の生活の中から出てきた言葉を話すことぐらいなんだと思います。けっして「どこかにある正しい答え」を語ることではないんだ、と。
で、これに気づかせてくださったのは、「辛口の意見」をくださった方々なんだと思います。正直、放送のあと、あっちこっちの感想を読ませていただきました。今回は本当に「辛口の意見」が多かったです。ほんとうに落ち込みました。でもみなさんがそれを、「ここ」に書かれなかったのは、おそらくはそう感じられた方々の「やさしさ」なんだろうなぁと思いました。
一時は「言い訳」を書こうと何回も思いました。でもやめました。それが言い訳でしかないことを、自分自身がわかっていたし、それが実は自分自身へ向けた「言い訳」であることもわかっていたからです。
もちろん「辛口」の意見だけではとうてい精神的に持ちません。「暖かい言葉」ももらいました。そんな言葉に救われました。だから、「辛口の意見」を読む力が与えられたんだと思います。
てことで、いろいろな人々に感謝感謝です。

わたしの先輩が、かつて教えてくれた言葉があります。「やさしさの中に厳しさを、厳しさの中にやさしさを」。教えてもらったはものの、なかなかそうはなれません。単に「厳しいだけ」、単に「甘いだけ」に、どうしてもなってしまいます。でも、その両方を持つことが、生徒ととことん話し込むことができるためにとても大切なことなんだと思います。と同時に、「やさしさの中にある厳しさ、厳しさの中にあるやさしさ」を感じとることができる生徒との関係をつくっていきたいです。

なにがなんだかよくまとまりませんが、とにかく、なんとなく復活しそうだな、と。

*1:どこのや…

普通の一日

朝、劇薬*1づくり。あっという間に終了。これだから数学の教員はやめられない。まぁ、他の科目5分の1ぐらいの時間でできるだろうなぁ。しかも、最近のソフトは数式を入力するのが簡単になったし。そういえば、TARO3の頃はたいへんだったわ。1/4上付とかなんとかやったり、罫線で分数をあらわしたり。凝りはじめると、行間を詰めたりなんだかんだとやるわけで、これがさらに高じるとTEXのはしるんだろうなぁ(笑)。その後、P1exe plusが出た時は、驚愕のまなざしで見たなぁ。もう、ものすごくきれい!同時期の松ver.5よりもp1のほうがよかった。windows全盛になって、p1はpublisherになって、どちらかというとDTPっぽくなったまま、いまはどうなったんだろう。あの数式描画の部分は今でも使いたいんだけどなぁ。
劇薬を仕込んだところで雑務が一本。授業に行って帰ってきて、程なく終了。表作成にTAROを使うもんじゃないですね。やはり、oOOのcalcのほうが圧倒的に楽できれいということがよくわかりました。てか、いろんなツールを細々使うのが結局いいんだと思う。なんでもかんでもひとつのソフト(ファミリー)でという囲い込みの発想は、ソフトの進化を阻害するなじゃないかなぁ。てか、これはソフトに限ったことじゃないんだろうな…。
てなことをやっていると、電話が一本。「今日、カギ閉め行きましたし」。忘れてた…orz。空き教室のカギ閉め当番。「ごめんなさ〜いm(_ _)m」「あ、いいですよ(笑)」。ほんまありがとう。
その後授業。昼は校門の立ち番。立ち番が終わったら、保健室で一息ついて、たまっている生徒と雑談。
で、自分の机のところに帰って、遅めのお昼ご飯を食べながらメールチェック。いろいろはいってるわ。ほとんどスパムやけど。nPOPを使ってガンガン削除した。あ、わたし宛のメールは、あきらかにスパムじゃないとわかるタイトルをつけて下さいね。「ずっと待っていました」とかいうのはダメですよ(笑)。
6時間目が終わったら、掃除。つっても当番が来ない。しゃーないので、そのへんにいる生徒と雑談。
その後、職員会議。まぁ、火種があるとおもしろい。
その後、某児童館で学習会。入試直前の中学生って、ほんとうに一生懸命勉強するなぁ。苦手な子は苦手な子で、精一杯誠実にやっている。その気持ち、高校に入っても忘れないでね。
1時間ほどで学習会も終了。あとはお家に帰るだけ。
途中、ふと思い出して「さいぼし」を探す。大手筋にある肉屋においているっていううわさを聞いたけど、閉まってた。あとは、S地区かなぁと思っていたけど、途中通るK地区にあるんじゃないかと思い、寄ってみた。まずは、肉屋さん。ムラ中ならどこにでもある品揃え*2が入ったショウウィンドウ。その向こうでは、焼肉をやっています。むっちゃええ臭い。ドアの外に立つと、店のお客さんが一斉にこっちを見ています。照れますやん(笑)。で、ここはなし。おばあちゃん曰く「予約してくれたら入るで」。2件目はよろず屋さんのような食料品店。店の外には鍋があっておでんが泳いでいます。ショウウィンドウを見ると、ここもムラ中ならどこにでもある品揃え。聞くと「生はないけど、冷凍やったらあるよ。さいぼしは火曜日に持ってきはんねん」てことで、とりあえず今日必要なので冷凍を買った。そうそう、I地区では「土曜日に売りに来はんねん」って言ってたなぁ。
帰りに整形外科によって被曝しようと思っていたけど、定休日。なので、そのまま家に直行。あとは、晩ご飯を食べて、子どもたちとおしゃべり→ラグビー観戦→爆睡。

まぁ、こんなんが平均的な高校教員の一日ですね(笑)。

*1:麻薬

*2:生レバとかアキレスとか

今度はどうかな?

夕方、近くの小児科医へ。といっても子どもの調子が悪いわけじゃなくて、わたしの用事です。。
このお医者さん、看板は「小児科医」となっています。もちろん待合室は遊園地の雰囲気。でも、大人も診てくれます。で、もちろん子どもを連れてきた大人用に、大人の雑誌もおいてありますから、なかなかいいんです。ただ、基本的には子ども連れの人ばかりですから、かなり不審な目で見られるのは覚悟しなくちゃなりません。ま、むずかる子どもに顔面百面相をしてあげたらみなさん笑顔を返して下さりますから、それでやりすごすんですけどね。
で、わたしはここ1年ぐらい、やれ花粉だ、やれ発熱だといって、ここに行くことになりました。というのは、ここ、マニアックな血液検査(笑)を保険適用でしてくれるからなんです。もちろん、ホルモンまではやってくれませんが、まぁそのほかはたいていやってくれるんじゃないですか。
てことで、前回7月のあと、わたしの血液の具合はどうなったかですね。

検査項目 2006/07/11 20070129
血液
白血球数 6.6 5.2
赤血球 ↓374 ↓392
血色素量 ↓12.7 ↓13.2
ヘマトクリット ↓37.0 ↓38.0
血小板数 25.2 28.5
凝固系
プロトロンビン時間 12.3 12.0
 PT対照 11.3 11.3
APTT 31.4 30.7
 APTT対照 31.5 30.5
フィブリノーゲン ↓131 ↓149
肝機能
AST(GOT) 26 20
ALT(GPT) 37 25
ALP 158 166
γ−GTP 48 38
LAP 68 61
LDH 128 111
脂質
中性脂肪 84 91
コレステロール 137 154
HDLコレステロール ↑74 ↑72
動脈硬化指数 0.9 1.1

う〜ん。ま、こんなもんか…。総コレステロールとか中性脂肪があがったのが少々イヤかなぁ。あとは…。なんもないや。まぁ健康でよかったよかった。
血液検査の続報は、今度の木曜日の日記にて…。

思わず買ってしまった

思わず買ってしまいました。「「産む機械」バッチ」!
送金のために英語を読まなくちゃならなくてちょっとかなりたいへんでしたが、まあなんとかなったんじゃないですか。ちなみに、その後英語のメールが来て「どうしよう」とか思ったけど、なんとなくわかった気がしました。
あと、「「産む機械」Tシャツ」もほしかったんですけど、こちらの方は、値段がどのくらいになるのかとか、なによりサイズがどうなのかとかよくわからなかったので*1、とりあえずいまのところベンディングです。

*1:きちんと読めばいいんだろうけど…

劇薬…

わたしは、毎年4月、最初の授業で「わたしの授業の受け方」というレクチャーを1時間ほどかけてやることにしています。ここでちょっと紹介。

  • 準備物

必ず持ってきてほしいものは、教科書とノートと筆記用具(できれば黒+3色程度)。
教科書は、まずは基本です。勉強するすべての内容が教科書に書いてありますし、問題も書いてある。で、わたしが黒板に板書する内容は、わたしがまったく教科書を見ないとしても、ほとんど教科書と一緒になります。ということは、よく必死で板書をうつす生徒さんがいますが、あれって実は無駄な作業なんですよね。どちらかというと、わたしの話を聞きながら、「ふんふん、ここをしゃべっているのか」と思ってくれたら、それで充分なわけです。で、教科書に書いてないことを話した時、はじめてそれをメモする。
ところで、その部分だけをノートにメモしても、前後の脈絡がないのでなんのことかさっぱりわかりません。なので、そのメモは教科書にすればいい、と。そうすると、1年経ったら世界でたった一冊の「君だけの教科書」ができあがります。ということで、教科書には必ず名前を書いて、なくさないようにしましょう。
じゃ、なんのためにノートを持ってくるのかというと、問題を解くためです。
よく教科書に答を書く生徒がいますが、あれはやめてほしいですね。というのは、教科書に答を書いてしまうと、「解答つきの問題」になってしまって、次に解こうという気が起こらないです。さらに、スペースが小さいので、「答だけ」の解答になってしまう。
なので、問題の解答は、ノートに書くようにしましょう。もしも解答があっていたら、きちんと「◯」をしましょう。もしも間違っていたら、きちんと「×」をしましょう。よく、まちがえた解答を消して正解を書く生徒がいますが、あれはあきません。もったいないです。自分がなにをまちがえたのか、それを分析して、次に活かすことで、「力」がつきます。生徒たちには「人間は失敗から学ぶ」とえらそうなことを言って煙に巻いておきます(笑)。

  • 授業のリズム

数学の授業にはリズムがあります。

  1. テーマの提示
  2. 解説
  3. 例と解答
  4. 問い
  5. 解答

「テーマの提示」はあっという間なので、これは必ず聞くこと。
「解説」は、より深く理解したい生徒が聞くものであって、「あかん、パニクッた!」と思ったら、とりあえず無視をしてもかまいません。
「例と解答」。これが一番大切です。とにかく「どうやって解くのか」ということがわからないと、どうしようもありません。
「問い」。必ずやりましょう。間違いをおそれないことです。体育の授業なんかだと「間違い」は時としてケガにつながりますが、数学はとっても安全です(笑)。とにかく、自分で問題に触れることが大切です。
「解答」。あった問題はどうでもいいです。間違った問題については、「どこで間違ったか」ということをていねいに分析しましょう。そのために、わたしは「ここでこういうミスをしがちだよ」とか「この中に、きっとこういう間違いをした人がいるんじゃない?」と分析の補助をするようにしますので、それを参考にして下さい。
これら5つのリズムが、簡単なテーマだとひとつの授業で2〜3サイクル。むずかしいテーマだと1サイクルあるわけです。とすると、「解説」とか「問いのあまった時間」なんかをうまく使うと、50分の授業の中で集中しなくちゃならないのは30分程度ということになるかと思います。逆に、その程度の時間だけを集中していればいいわけですから、数学の授業*1は楽なもんです。

  • わたしがやりたくないこと

これは生徒たちには基本的に言わないことですが、わたしがやりたくないことは「試験前日の補習」と「プリント学習」です。
いずれも、日常の授業をおろそかにしてしまうものです。
「試験前日の補習」は、当然おろそかにしますよね。だって、普段やらなくてもそこで教えてもらえばいいや。ということになってしまいます。なので、わたしは「試験前日」じゃなくて、できるだけ普段補習をするようにしています。逆に、その積み重ねがあれば、試験前日にやらなくてもいいということです。
もうひとつは「プリント学習」です。「プリント学習」をやると、生徒たちはだんだん教科書やノートを持ってこなくなります。そうすると、たとえば「問い」をやる時に「◯ページの◯番」と言うだけではダメで、黒板に問題を書かなくちゃならなくなります。そうすると、マジメな生徒はそれを写しはじめる。となると、ものすごく時間がかかります。ですから、どんどん授業が遅れだす。一方、やる気のない子は黒板を写すことすらしなくなります。すると、ますます時間があまってしゃべったり漫画を読んだりとなっていきます。必然的に、クラスが崩壊していきます。
それだけならいいのですが、わたしの時間だけじゃなくて、他の時間にもそれは飛び火していきます。「◯◯先生はプリントくれはった」とか「去年の先生はプリントくれはった」となります。こうなると、もうお手上げです。わたし個人の問題じゃなくて、学校全体の問題になります。なので、どこかでそれを防がないといけません。で、わたしは基本的には「よそはよそ、うちはうち」と言い放ってプリント学習はしないようにしています。
ところがですね、プリント学習をしないと、もう持たない時が来るんです。
生徒たちは、実は小学校の頃からプリント学習にならされています。「いよいよ勉強をしないと赤点の危機」という時になると、とりあえず勉強をしなくちゃならんなぁということで、とりあえず前を向きはじめるのですが、その時点では「どうしていいかわからない」ということになる。で、混乱したままあきらめて寝てしまうということになります。
こういう時のカンフル剤として「プリント」を出さざるをえないんです。これが悪循環を招くということはわかっているのですが、どうしようもありません。そして、この「プリント」は見事に効きます。
しかしね。このプリント。生徒たちから力を奪っていくものなんです。だから、使いたくない。
「プリント」は、授業をするものにとっては、劇薬*2です。

で、今、ある講座でとうとう使いはじめました。効果はてきめんですねorz。

*1:少なくともわたしの

*2:あるいは「麻薬」