なんしか難しい…

去年、突然「呼ぼうと思ってるねん」と言われた高座が今日ありました。もちろん、夜の部です(笑)。
にしても、今日はさすがに緊張します。というのは、ひとつは知っている人が聞きに来られる可能性が大ということ。もうひとつは、仕事帰りの人たちが来られる*1ということ。
前者の方は、それでもなんとかなるとして、後者の方々に笑っていただくためには、それ相応の力量が必要とされます。
で、結論的には…。
「ここはスケートリンクかい!」というほど滑りまくりました*2
終わったあとで「よかったよ」「おもしろかったよ」と言ってくださる方もおられたのですが、やはり「手応え」というものが…。
まぁそれでも「にやり」「にこり」という人もおられたので、よしとしなくちゃなりませんよね。
なんしか、完敗ですわorz

*1:興味を持ってくる人もいるだろうけど、まぁ、「行かなくちゃならないから」という人もやっぱいるわけで…

*2:このネタが滑るくらい滑ったということ

夜の仕事

今年度は、高座は土日と夜を基本にしようと思っておりまして…。
でも、そんなことを考えていたら、夜の仕事が入ってきまして…。
てことで、毎年行っているここのワークショップに行って来ました。
ここ、50分×3で構成されていて、わたしがそのうちの2コマを担当します。しかも、1コマが高座、もう一コマは質疑応答。って、きついです。だって、いらん話ばっかりするもん。なので、いつも2コマ目の途中まで話してしまいます。これでもマシになったんですけどね。
で、公には3時間でおしまいなんですが、わたしが行く時は4時間目まである。しかもこれが一番長いんですよね。今回は4時間目まで参加された方が6人もおられて、すごく盛況。なんかわたしも熱く&また〜りと語ってしまいました。
でも、おかげさまで最終電車に遅れてしまいましたよ(笑)。

ふと目が覚めると、5時過ぎ。「ここはどこだ?」と瞬間思って、高知であることを確認。ふぅ、寝坊をしなかった。で、もう一眠り。それにしても、コンタクトをつけっぱなしはきびしいです。
なんしか頭が重たいのですが、今日が本番です。お風呂に入って身体をリフレッシュさせて、頭を乾かして…。と、b-girlさんから「日曜市に行きませんか?」と電話。おもしろそうなので行くことにしました。
いやぁ、日曜市、いいっす!魚の干物から山菜からタケノコから榊からイタドリから、いろんなものを売っています。あちらをのぞいてこちらをのぞいてしていると、ぜんぜん飽きません。しかも、安い!京都の物価がいかに高いかがわかります。の割に、新鮮さにかけるからなぁ…。
そこから小一時間車に乗せてもらって、中土佐へ。
到着するなり「◯◯ちゃんにムラ、案内してもらうわ」との声が飛んできました。うれしいなぁ…。
こちらのほうは、小集落事業でずいぶんと環境整備がされています。でも、案内してくださった方は年配の方。ご自分が小さい頃の環境を、道々話をされます。いまの姿からは想像もつかない環境だったようです。よく言われることですが、「歴史は重層的」なんだなぁ。やはり「今」からすべてを判断するのではなく、「変化」の中でとらえていく必要があるんだろうなぁ。

午前は、全国にレポートを持っていくための討議の時間のようです。そうとう厳しい意見や質問が飛び交います。高知の皆さん、ほんとうに互いに鍛えあっている感じです。さすがは教科書無償化闘争の地だなぁと思いました。
お昼ご飯は、表に出て海岸沿いでお弁当を拡げます。暑いくらいの陽気です。海面がキラキラ輝いて、すごくキレイです。
で、午後は高座。
今回は、年配の方々もおられるので、そのことを留意して…。と思ったのですが、やはり無理でした。後ろの方で、「わけわからん…」という感じで聞いておられる方もおられて、大いに反省。そんな中、大笑いしてくださる方もおられて、そういうみなさんにすごく助けられてしまいました。
高座のあと、質問が活発に出てきます。こんなのはじめて。会全体を包むあたたかい空気を感じました。
そうそう、「この間、12月に話を聞いたけど」という人がおられて、思わず「話の中身、同じだったですよね。すみません」とあやまりました。てか、そんなにたくさんの種類の話、できるわけないですよね。まぁ、基本的には「創作落語」系ではなく「古典落語」系なので、ひとつのネタをどれだけ育てるかというあたりで勝負していますので、勘弁してください。

その後、喫茶店で軽くお茶して、列車に乗ってお家へ。家に帰る頃には倒れかかっていました。

さすがに疲れましたよ*1

*1:パートナーに「21時」とメールを打ったのに、「午後11時」と間違われてしまったのはご愛敬ですわね

今年度最後の高座

で、今日の午前中はF市で高座。
集まられた方々を見て、ちょっと焦ります。なにせ、年齢層が高い。しかも、結構まじめそう。どうなるだろう…。
とりあえず、最初のネタでウケをとって、なんとかスタート。でも、いつも笑ってもらえるところでうなずく人がいたりして、反応が違います。「どうすんねん^^;;」と思っている間に、あっというまに1時間半終わっていました。
う〜ん。まいった…。
さて、来年度は仕事も忙しくなるから、休みの日中心でいくことになりそうだなぁ。てことは、また休みが減るか…。

やはりレベルが高いorz

今日は、松原市の人権文化室主催の連続講座で話。
ちなみに、わたし大阪で高座をすることもあるのですが、どうも苦手なんですよね。大阪というとやっぱり引け目を感じます。いや、「人権のレベル」じゃなくて「笑いのレベル」がすごく高い。
今日は比較的同年代の人(?)が多そうだったので「やりやすいかな」と思っていたのですが、やはりレベルが違いました。ウケませんでしたorz。
やっぱ、修行が足りないなぁ…。

さまざまな出会い

今日は、1・2年生対象の高座です。ついでだから?ということで、地区の同研の研修会も兼ねておられるようです。体育館には詰め襟・セーラー服の生徒さんがズラー。その奥には近隣の学校の人権担当の教員の方々がズラー。なんかえらいことになっています。でもまぁ、ここは根性を決めて高座の開始。
基本的にこの高校の生徒さんたち、マジメみたいです。でも、そこはやっぱり高校生、適当にネタを振ったら笑って下さいます。さらに、うしろで聴いておられる教員の方にも、局所的に大ウケして下さる方がおられます。「笑い」がほどよい合いの手になって、こちらのペースもあがります。なんだかんだで、予定の1時間を15分ほどすぎてようやく終了です。あかんなぁ…。まだまだ修行が足りません。
高座の後、生徒会長さんのあいさつですが、これがまた見事なあいさつです。きちんと講座の内容を把握し、自分の感想や意見を述べながらも勝手なまとめをしない*1。これって、ヘタな教員のあいさつよりよっぽどうまい?
高座が終わったら、地区同研の会議におじゃまして、教職員向け質疑応答の時間です。わたしのみのまわりのことからはじまり、トランスのこと、生徒のことなど、30分ほどの間積極的に質問をされました。続いて、生徒会主催の「談話会」です。ふたたび生徒会長さんの司会のもと、質疑応答がはじまります。これがまたすごい。「◯◯さん」と指名をしたら「え〜」とかだれも言わず、すぐに質問をしてきます。この子ら、絶対すごいわ。こちらのほうは、1時間半ほどゆっくりといっぱい質問を受けました。
さて帰ろうと思ったのですが、すごくもの言いたげな生徒さんがひとりおられたので「話、ある?」と聞くと、やっぱり相談事を持っておられました。しばらくふたりでゆっくりと話。6時過ぎに、いったんお開き。
4時間という短い時間でしたが、すごく充実した時間を楽しませてもらいました。

*1:たまに、再度講演を始めて、しかもこちらの意図とはぜんぜん違う内容を語りはじめる人がおられます^^;;

核心をつく質問

午後からS県での中学で高座。
50分と言われていたけど、やっぱり無理でした。だって、ようやく1時間バージョンができたところで、それすらも「ぴったり!」と思うのは時たましかないんですよね。それでも、1時間5分で終わりました。みなさん、よく我慢して聞いてくれたものだ。
で、高座の後は、会議室で待機。すると、10人ばっか遊びに来てくれました。で、いろいろ質問を受けながら話をしていたのですが、さてそろそろ終わろうかと思った時に、いきなり飛んできた質問。
「女らしさってなんですか?」
瞬間空を見あげて…。

S県にはS県の女らしさがある。京都には京都の女らしさがある。そういうものを分析して、少しずつ積み重ねていけば、女らしさは演出できる。なので、それをしなくちゃならない時は、意識的にそうすればいい。したくない時は、抗えばいい。
でも、いずれ、それをいつもしなくちゃならない時が来る。その時に、どうしても我慢ならないんだったら、その時は闘う以外はないよね。
おそらくわたしとあなたとは、ある意味違う*1。でも、わたしは「男らしさも女らしさも拒否」をしている。その部分においては仲間だね。だから、ともに闘かわん!

またもアジってしまいました。やれやれ…。

*1:身体の問題かな

最後の仕事

2ヶ月ほど前に「どうしても…」という要望があって、諸事情から「うにゃにゃ〜」とは思ったのですが、行ってきました。
担当の方、すごい気合いが入っておられて、はたしてその気合いに対抗できるかどうか心配だったのですが、まぁなんとか無事こなすことができました。
で、その後、若い衆*1と10人ほどで呑み。
一通り飲みはじめて落ち着いたところで自己紹介開始です。
ある人は、「この間、ある生徒から「「今度生まれた赤ちゃん、男でも女でもない」って言っている先輩がいた」って聞いた。もしも前にいつきさんの話を聞いていなかったら「そんなことあるわけないやん」ってこたえてただろうけど、その時「そういう赤ちゃんも生まれてくるんやで」ってこたえられました」なんていうことを言って下さいます。
ある人は、「いつきさんの話を前に聞いた時、「つかまないと離せない*2」というのが印象に残りました。実は、自分は逆で、「離さないとつかめない」と、ずっと思っていた。そんな自分が肯定された気がしました」と言って下さいます。
いろんな人といろんなところで出会っているんだなぁと思います。
で、今回の仕掛け人の番。
「この3月で、いまの仕事の任期は終わる。今から4年前、ある集会の講師をみんなで選んでいる時、「いつきさん」という人がふたりいた。でも、どんな人か知らないので聞いてみたらセクシュアリティの話だという。「えー」と思ったけど、そのふたりは引かない。なので「企画書出せ」と言った。その企画書を持って、あちこち行った。どこも「時期尚早」とか言ったけど、なんとか実現させた。あのとき、あの集会をやって本当によかったと思う。だから、いまの仕事の最後である今日、どうしてもいつきさんにもう一回来てほしかった」。
あのときそんなことがあったんだ。そして、今日、そんな思いでわたしを呼んで下さったんだ。そうとはつゆ知らず「呑み会だぁ〜」とか言っている自分が、ちょっと情けなかったです(笑)。

でもまぁ、これからも「つきあい」はありますよね?S久間さん*3

*1:「未来塾」というのがあるんです

*2:「なぜトランスジェンダーは往々にしてジェンダーバイアスがきついかっこうをするのか」という質問へのわたしのこたえ

*3:って、読んでないよ(笑)

恒例になりつつある…

数年前に、同和教育関係でお招きした朴木佳緒留さんという女性学の専門の方がおられます。この方を講演のあと、駅まで送りながらいろいろ話をしたことがきっかけで、気がついたら、毎年K戸大学にゲストスピーカーで呼ばれてしまうことになってしまいました。
もっとも、別に定番の講義があるわけじゃなくて、「今年はないかも(;_;)」とか思っていると、「今年もよろしく」というメールが来るという感じなんですが…。
で、今年もそんな感じのメールが来て、今日行ってきました。てか、土曜日なのにすみません。
K戸大学って、なんか気分が和むんですよね。とくに、校舎の中にはいると。というのは、壁には雑然とビラが貼ってあって、なんとも言えないガチャガチャした感じがあります。あやしげなところに迷い込むと、かつての学館別館*1の感じがあります(笑)。

さて、教室にはいると…。やっぱ、ふだんとぜんぜん雰囲気が違うわ。これが高校生と大学生の違いか…[1] … Continue reading)。ちょっと耐震工事の音が気になってしゃべりにくかったのですが、ほどよくウケもとれて、無事終了。というか、「11時半終了を厳守」と言われていて、かつ時計がどこにもなくて、「どうしよう」と思っていたのですが、終わって携帯を見ると11時31分。えらいよ自分!と思ってしまいました。ほんとうにめずらしいですよ(笑)。
終わってから、部屋を変えてしばし懇談。
朴木さんの授業は社会人入学の方もけっこう受講されていて、その人たちの話にはずいぶんと考えさせられる内容があります。「女性として生きる」ということがどういうことなのかということを、自分自身の生き方を通して模索されている生の声が聞けるんですよね。おそらく無自覚だと気づかないこと、そして教条的だと出て来ない言葉が、躊躇しながら語られる中にキラリキラリと光っている感じ。
他にもトランスジェンダーという言葉からすら脱出してしまった人とか、そうとう深い話が交わされたかなぁ。
その後、社会人入学の方々とランチ。わたしはやっぱりビールを呑んでしまいました。
午後は大阪市内でミーティング。その後呑みに行こうかと思ったのですが、体調も悪いし、ミーティングをした人たちも呑む人たちじゃないんで帰ろうか、と。帰り道に久しぶりに立ち呑みに寄って30分ほどひっかけて、お家へ。
ビールを呑んでサッカーを見ていると((あいかわらず「決定力不足?」

footnotes

footnotes
1 あいかわらず「決定力不足?」">*2、なにわさんから電話。う〜ん、ちと遅かった…。残念!

布団に入ってメールチェックをしていると、今日聞いて下さった人からメール。「日記に書きました」ということなので見に行くと、えらいメジャーな人やんか!まいった…。

*1:どんな感じかというとここに書いてある感じですか。そういや、前者の方のボックスのすぐ横にわたしの拠点学生聖歌隊のボックスがあったよなぁ(笑)

*2:だけじゃないな(;_;