共生共育

今日は、滋賀県で活動しておられる「共生共育の会」の総会でお座敷です。この会、簡単に言うなら…。障害を持つ子・親・支援者なんかが「障害を持つ子も持たない子も同じ学校で学ぶ」というとりくみをずっと続けてこられた、そんなグループです。たぶん^^;;。
で、会長さんからオファーを持ちかけられた時、
「障害を持つ子の親は、そういう子を生んだ自分への罪悪感を持っている」「そのことが障害そのものや、さらには我が子への否定感につながることもある」
みたいなことを言われていて、そういう親御さんに元気をあげてほしいと言われていたのです。
正直プレッシャーです(T_T)。そんな力量ないです。ハードルが高すぎます。でも、それを「わたしに」と言って下さったのですから、断るわけにはいきません。さいわい、何人かの友だちがいろいろなアドバイスをくれました。ひとつひとつのアドバイスに気づきをもらって、自分ができることがなんとなくわかってきて、ようやく方向性がつかめてきました。結論は簡単なことでした。いつもの通り、わたしが「いま」を楽しく生きていること。もちろんいろんなことはあるんだけど、それを含めても楽しく生きていることを、全身で伝えればそれでいいということ。それだけのことです。
で、会場へ。
「いつきちゃん、ごめん。まだ総会はじまってへんねん(笑)」
実は、そんなアットホームな会なんです(笑)。あたりを見渡すと、知りあいがいっぱい。てか、K坂さん、何回も聞いてるんやから、もういいでしょ(笑)。
で、話はじめて、ふと気づきました。
「あの、2時間もらえるって聞いてたけど、何分までですか?」
「あ、総会が後ろに来たから一時間半で」
そういう会なんです(笑)。
「時間どおり終わる自信ないです(笑)」
「あかんねん。時間が来たら強制退去やねん」
「ほな、団結小屋つくってがんばりましょか」
こんなところでウケるなよな(笑)。
そんなスタートで、あとはいつも通り。何度か聞いてくれた人が、ちゃんと笑うべきところで笑ってくださって、無事終了。
会長さんは「完璧や!」って言ってたけど、まぁそんなことはないです。でも、たぶん、わたしが、いろんなことはあった/あるにしろ、楽しく生きていることは伝えられたんじゃないかな。
でも、パワーを使いました。疲れた。心地よい疲れです。

二度聞くことにも意味があるのか…(^^)

朝、新幹線に乗って、西へ西へ。さらに乗り換えてちょい南。到着したのは八女です^^;;。
なんでも、教研活動の総括会議的な集まりだそうです。きっちりとした活動をしておられるなぁ。なのに、きっちりしてないわたしに声をかけてくださるとは^^;;。
てなことを考えながら、迎えに来て下さった方々といろいろ話しながら会場へ。
さて、今日はいつものネタ。不安材料は持ち時間です^^;;。
で、しゃべりはじめたのですが、反応がいいです。てことはヤバイです。調子に乗って話をしたら時間オーバー確実です。うーん^^;;。でも、反応がいいから、ついいらんことをしゃべってしまいます。あちこち見るフリをしながら、実は時計をチラチラみているわけで^^;;。
「えーと、ここまで話をして…。あと30分しかない?」
みたいな。そのせいか、えらい早口になってしまったり。また「マシンガントーク伝説」をひとつ増やしてしまいそうです。
それでもなんとかかんとか、ほぼオンタイムで終了。ふぃ〜。
それでも、
「前に聞いた時と少し違っていたし、忘れていたことを思い出せた」
みたいなことを言ってもらえて、うれしかったo(^^)o!

新ネタ+旧ネタの合わせ技

今日は大阪府南部の町でお座敷です。
リクエストが「より実践的な内容で」ということだったので、これは新ネタかなと。この間の火曜日も新ネタだったし、なんか頭の中が整理つかないなぁ。
今日は2時間あるので、スライドを少し補足しなくちゃなりません。基本的に新ネタは「発展編」のつもりでつくってあるのですが、基礎的な部分も補強しますか。それにしても、いつの間にかスライドが数パターンできあがって、使いまわしもできるから、これはいいですね。
で、お座敷開始。
今日はほんとうにこぢんまりとした集まりですが、同業者の方ばかりなので、楽っちゃ楽です。はじめはあっけにとられた感じで聞いておられたのですが、だんだんと話に入ってこられたみたいで、う〜んよかった。
思ったよりも早く終わって、質疑応答の時間も確保できて、そこで質問や感想も出てきて、やはりうれしいですね。さらに、会が終わってからも小学校の先生が来られて
「すごく混乱しています」
という感想を言ってくださいました。「混乱」っていいですよね。そりゃぁ「すっきりした」もいいです。でも、「混乱」って、いままで考えたこともないようなことをいきなりふられてのことだし、なによりインパクトがあるわけです。やはり、人の考えや行動が変わるのは「インパクト」と「混乱」でしょう。
その方、「子どもたちにどう伝えていったらいいのか」というあたりのことまで、いろんな話をして帰って行かれました。
うん、来させてもらってよかった。

特別報告ってビミョー

今日は、舞鶴の人権教育研究会の総会で特別報告。なんでも、全同教のレポートから学ぶという意図だそうです。
いや、最初に管理職から
「こんなん来てるぞ」
って言われて断ったんですよね。なんせ、一時間目の授業をしてから舞鶴まで行って、帰ってきたら何時やねんと^^;;。でも、管理職が
「まぁ行ってこいや」
みたいなことを言ってたので、行くことにしたんですが…。
特別報告ってなにをするのかわからない。レポートだったら淡々と子どもたちの姿を伝えればいいし、講演だったら自分の考えたことを伝えなくちゃならないし。特別報告は、両方するのかなんなのか。
実はこの間そのスタンスについてずっとずっと悩んでいて、決定できないでいました。
でも、当日が来たから仕方ありません。やるしかないかな。
とりあえず、今日一日いない間の段取りだけすませて、電車に乗って移動開始です。電車の中で悶々と妄想をふくらませていきます。今日はスライドを使うつもりなので、妄想をスライドに落としていきます。こんなの入れてみようとか、あんなの入れてみようとか。
一時間ほど妄想したところで、とりあえず完成。
会場についてからはおさらいです。なにせ、どの順番でつくったかという台本がないのでメモをするしかないです。でないと、予想もしないスライドがいきなり出てきて「これかい!」とビビらなくちゃなりません(笑)。と、突然スライドの入れ替えを思いついたり。
まぁそんなこんなで、ギリギリに完成、か?
まぁいいや。あとは得意の出たとこ勝負です。

持ち時間は一時間。スライドは50枚。うちひとつはビデオなんで、実質50枚を50分で。ということは、1枚1分。こりゃたいへんだ(笑)。まぁ、スライドが飛んだり跳ねたりしないから、その分は時間短縮かな。ちなみに、レーザーポインタ見たいなもの持ってないから、ぜんぶスクリーンを直接指差します。
もちろん、しゃべりは全力です(笑)。
結局終わってあと聞いていた人から
「マシンガントークですね」
と言われてしまいました。しゃーないです。一時間半かかるのを一時間ですませたので、許してください。

お座敷のあとは分散会に顔を出させてもらって、地元の中学校のセンセ方の話を聞かせてもらったり。

で、帰りの電車まで時間があるので、駅前で軽くビールを呑んだり。

そんなこんなで、なんとか特別報告も終わりました。
疲れた…。でも、やりきった充実感はありますね。

今年も来ました

去年もおじゃました滋賀県の中学校。今年も呼ばれました。
この中学校、しんどい子どもがたくさんいる中で、ほんとうに豊かなとりくみをしておられます。で、わたしはそれで充分だと思うのですが、
「中学校時代最後のしめくくりをいつきさんに」
とか言われてしまい…。いや、それを「蛇足」というのではないかと思うのですが…。でも、去年行った時もすごく真剣に話を聞いてくれて、すごい感想が出てきて、こちらが元気をもらうという経験をしました。なので、今年も行かせていただくことにしたのですが…。
なにせ、昨日の今日です。眠い。でも、眠気に負けてはいけません。
最近、生徒さん相手のショートバージョンの場合、プレゼンをつかいながらすることにしています。といっても、いろんなものが飛んできたりするわけではないです。単なるスライドです。
でも、そんなチープなのでも、今年も生徒さんたち、すごい真剣な眼差して聞いてくれました。
終わってからの後かたづけ、ちょいヤンチャそうな子が、なぜか残って教員を手伝っていたり、ホームルームのあとの休み時間の廊下で
「生まれ変わるなら、次は女がいいなぁ」
とか言う子がいたり。
うん、おもしろいなぁo(^^)o

飛んだ!・ハードな3日(5/5)

担当の方々と昼ごはんを食べて、しばし休憩。思わずパイプ椅子を並べて身体を伸ばしてしまいました。あー、気持ちいい。そのまま少しだけウトウト。
さて、気合を入れ直して、もう一発行きますか。
わたしは何度もしゃべっているけど、聞く人ははじめてです。だから、毎回気持ちをリセットして、はじめて話すくらいの気持ちにならなきゃね。
話はじめの雰囲気は、あるいは昨日からの3回で一番いいかも…。でも、ヤバイです。途中、言葉が繰り返されてしまったり口ごもってしまったり。たぶん、緊張が切れかかっているな…。と、やってしまいました。セリフが飛んだ!でも、そのおかげで、緊張感を持ち直して、最後までしゃべり切れました。
みなさんも午後最初なのに眠りもせずに*1ニコニコ聞いてくださって、よかった…。

*1:「ほとんど」ですが

おどろきの…・ハードな3日(4/5)

朝、身体が動きません。当たり前です。自業自得です。それでもなんとかシャワーを浴びて、新大阪に向かいます。今日も昨日の午後と同じ場所でお座敷です。
行きのコンビニで、思わず「ウコンの力クール」を買ってしまいました。いや、しんどさの主たる原因は寝不足なんですが、「ウコンの力クール」の清涼感はけっこう好きかも。
で、10時まで担当の方と話をしたり、しばしボーっとしたり。それにしても、担当の方、忙しそうです。昨日の晩に東京から帰ってこられて、午前中にまた東京に行かなきゃならないとか。
「泊まってこられないんですか?」
「いや、いつきさんにあいさつを…」
どんだけていねいなんですか(T_T)。でも、これが企業なんですねぇ。
てことで、お座敷開始。「朝からテンションの高いことですみません」という気分です。でも、みなさんのんびり楽しんでいただけたかなぁ。リアクションもけっこうよかったしo(^^)o
ちなみに、見事に1時間半ジャストで終了。担当の方も驚いておられたけど、わたしの方がもっとびっくりしましたわ。

微妙に緊張・ハードな3日(3/5)

布団に入ったのが3時半。で、朝起きたのが5時半〜6時。いや、これ以上寝るのは不安です。てことで、7時前にチェックアウトして、バス停へ。
とにかく眠い。てことは、バスの中で寝ればいいのか(^^)。でも、ウトウトできたのは1時間半ほど。結局ボーっと起き続けていました。大丈夫かなぁ。
今日の会場は新大阪駅近くの某ビル。もしかしたら、企業の研修ってはじめてかもしれません。待ち合わせまでかなり時間があったので、ロビーにたたずんで「本読み、本読み」とやっていたら、おもしろいもので、次々とわたしの近くで立ちどまる人が出てきます。おもしろいなぁ。そのうちしゃがみこんだら、ガードマンの方に注意されてしまいました(T_T)。
で、企業の担当の方と合流して会社のエリアへ。んー。なんか、いかにも「大企業!」って感じです。にわかに、なんとなく緊張しはじめました。が、一方でなんとなく緊張が緩むというか投げやりというか…。あ、寝不足でマヒしてるんだ(笑)。
で、お座敷開始です。今日の持ち時間は1時間半しかありません。厳しいです。どこを削除するかは、あまり事前には考えられません。その時の反応と流れと残り時間を見ながら、瞬時に判断するのが常です。
今日は…。か、壁の時計の針が見えにくい(T_T)。たぶん聞いている人たちはなにを見ているかわからないでしょうけど、わたしはひたすら時計の手前の人を見た直後に時計の針を見ているのです(笑)。
そのかいあってか、なんとか時間ちょうどくらいで終了。
うーん、こんなにへつらないと1時間半で終われないんだ。勉強になりました^^;;。

で、なにをしゃべれと^^;;・ハードな3日(2/5)

で、バスに乗って移動開始。ちなみに昼ごはんをどうすべきかをメールで友だちとやりとり。最終的に友だちの提案通りオベントにすることに決定!バスに乗って
「いま、ぷしっ!とやったよ」
とメールしたら
「え!今から仕事じゃないんですか?」
という返事。いや、仕事は夜ですねん。

で、到着したのは松山。愛媛LGBT映画祭トークとのことです。
んー。ひとりでトーク。なにをしゃべればと。どれだけ考えてもわかりません。なので、エディさんにお手伝いをしてもらうことにしました。ありがとうございます。
久しぶりに映画を見ました。んー、こんな言い方はあれだけど、超個人的には「青春の1ページ」とも言えるな^^;;。
で、トーク開始。やっぱりエディさんに相手をしてもらってよかったです。たぶん聞いている人がわからないであろうところをフォローしてくださいます。そんなのを交えながら、個人的なところから少し運動よりのところまで、会場からの質問も交えて一時間半ほどのトークも無事終了。
しかし、個人的にヒットだったのは、終わってからの、とあるお友だちのひとこと。
「「なぜうまくいってるか?」って、そりゃいつきさん、前から自分のやりたいようにやってるもん」
確かに言われてみたらその通りです^^;;。笑ってしまいました。

いとおしい・ハードな3日(1/5)

朝、とある小学校の一時間目の授業におじゃましました。なんでも、ここに当事者の子がいるとか。わたしは助っ人です。
いや、はじめこの話が来た時、正直気が進みませんでした。もしもみんなに話したければ自分でやればいい。それは、小学生であろうが大人であろうが同じです。
でも、「どうしても」ということだったので、そう言われると、まぁしゃあないなと。
ところで、行くことにしたのはいいですが、小学生相手に30分〜40分。なにをしゃべれと(T_T)。この数日間ずっと考えていました。で、一応昨日の夜に大筋完成させて、今朝の道中に最後の微調整をして、いよいよスタート。自分の話をしたり、「仲間とは」みたいな話をしたり、まぁ、ちょいとわかったふうのことをしゃべっていると40分なんてあっという間に終わりました。
話が終わったら、センセが
「感想を誰か」
と、一人の子どもが手をあげて
「わたしもいつきさんも同じ気もちがあって…」
と語り出しました。
この子か…。
メッチャしっかりしています。わたしなんて来なくてええやん^^;;。そう思ったのですが、話し終えてしばらくしたその子を見ると、目から涙があふれているのが見えました。そうだったんだ。
センセから解散の声がかかったので、すぐにその子のところに行って、思わず抱きしめてしまいました。
しっかりしてるんじゃなくて、しっかりしないと生きていけないんだ。自分の内からパワーを出すことで、ようやく立てている。そんなオーラが伝わってきました。小さな仲間に出会えたこと、そしてその子への愛おしさに、わたしも思わず泣いちゃいました。
来てよかった。もしもその子な望むなら、長くつきあいたいな…。