マイクロアグレッション:日常生活に埋め込まれた無自覚の差別

朝、動きたくありません。おふとんがあまりにも気持ちいい。なんか、リハビリがはじまってからのおふとんは離れられません。それだけ疲れてるのかもしれませんね。なので、カルピスソーダだけ飲んで、そのままスタート。
今日は午前も午後も研修の日です。が、午前の研修は10時半からです。そこまでは昨日の仕事の続きです。と、来ました!今日のレジュメ(笑)。
てことで、若い衆と印刷です。
そんなことをしてると、午前の研修の時間になりました。午前は進路研修です。講師はとある受験産業です。まぁ、役に立つといえば立つけど、なんだかなです。なんか、どんどん複雑化していくんだけど、誰得なんだろ。そんな中、低学力校の実践が紹介されていました。曰く
「家庭学習に期待するのはやめて、授業時間内に定着をはかる」
ほれな。わたしがふだん言ってることやんか(笑)。
てことで、昼休み。午後の研修の準備をして、おべんと食べて、講師さんのお迎えです。
向こうからやってこられたのは金友子さんです。今年のめぐりは「ヘイトスピーチ」なんだけど、「マイクロアグレッション」をテーマにしようかなと。
実は6月にやった「ヘイトスピーチに抗して」の中で、「創造的逆転」と「マイクロアグレッション」を扱ってます。子どもたちがそれをやるなら、教員もやらなきゃならんだろうと。ただ、うちの教員の反応はどんな感じになるだろうかな。
まずは、「わたしの場合」ということで、ご自身が経験されたことを話されます。そこからマイクロアグレッションの理論的な話。そして、なぜマイクロアグレッションを扱うのかということで、ヘイトスピーチとの関連を話されます。
このあたりは、まぁ、導入ですね。
ここからが本番です。アメリカの事例を使いながら、マイクロアグレッションがなぜあるのか、それがなにをもたらすのかといったあたりを細かく詰めていかれます。うしろから見てると、ぽかんとしてる人が多数。ただ、このあたりで顔があがる人もいます。おもしろいな。
そうそう。マイクロアグレッションの前提にあるのは「ステレオタイプ」と言われるけど、ステレオタイプそのものは、それがなければコミュニケーションが成り立たないものでもあるんですよね。このあたりを「効用」として扱われるのがおもしろい。さらに
「暑いですね」
という言葉をとりあげて、この言葉が持つメッセージを話されます。頭の中を「サール」とか「オースチン」が飛びまわるけど、挫折したからなぁ(笑)。まぁ、ほんとうは違うんですけどね。
そして最後に「思いやり」や「親切」ではないということを強調されます。ここが大切ですね。要は「〇〇をしてはならない」というメッセージではないということです。やはり、マイクロアグレッションが起こる社会構造を明らかにしなきゃなりません。つまり、ある発話がマイクロアグレッションにならない社会になればいい。で、そういう社会をつくるためには「マイクロアグレッション」という概念を知らなきゃならないってことです。
で、質疑応答。なかなかおもしろいですね。なぜか「さん」「くん」づけの話が出てきます。あと、日本語が苦手な保護者への配慮の話なんかも出てきます。マイクロアグレッションを避けるためには「決めつけない」ということが大切なので、そうすればすむだけの話なんだけど、決めつけちゃうんだなぁ。ただ、あまりにも「自分とマイクロアグレッション」になってしまってるので、これはアカンなと思い発言。
「自分がマイクロアグレッションをしないということも大切なんだけど、教員としては、子どもたちの間で交わされるマイクロアグレッションに敏感になることができるのではないか。そして、もしも「それは、もしかしたらそこにいるかもしれない当事者の生徒にとってのマイクロアグレッションになるかもしれない」と思ったら、それを指摘したらいいんじゃないか。そうすることによって、その場における偏見や先入観なんかについても話題にできるようになるんじゃないか」
もちろんうじゃさんもそれに続けて
「教員が持つ権力を適切に使うひとつの方法」
と援護してくださいました。
そんなこんなで、本日の研修は終了です。
しかし、賛否両論わかれそうで、それがおもしろい。

てことで、1時間、労働者の権利を取得して、うじゃさんと一緒に京都駅まで移動。向かうはThe Stonesです。このほど移転開店されました。店の雰囲気は前のとおりです。いい感じですね。そして、食べものもおいしい。
ここで、かなり個人的な話もしたりしていると、Tじさんが来て、再びガチの話になったりして。そんなこんなで9時半くらいでおひらきです。
今日はそんなに飲んでないから、まぁ明日は大丈夫かな。

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