しかし遠方からわざわざ…

今回のお座敷は「性的マイノリティとは何?」というものの一環として行われたようです。
ちなみに、第1回は尾辻かな子さん、第2回は中西寿美子さんが担当されたようです。もともと募集人数が30人だったのですが、今回来られたのは15人ぐらいかな。またーりとした雰囲気で話をさせてもらいました。
それにしても、やっぱり2時間もらえると助かります。あまりはしょらずに、ゆっくりといらん小ネタを振る余裕があるので、のんびりと話をすることができました。
にしても、開始早々、思わず噴き出しました。なんであんたら三重から来てるねん?
あとで話をしたら、4人で来たとか。おかしいやろ(笑)。
それ以外にも、2002年3月に角岡さんが仕掛け人になって浅香で行われた連続セミナーの一回「途中から部落民」に参加された方とか、東京から来られた方とか、メチャクチャマニアックな参加者のみなさんだったようです。
まいった…。

きよみ@住吉

今日は住吉人権文化センターでお座敷です。
人権文化センターがあるということは、近くにおいしいお好み焼き屋さんがある可能性大です。
行きの電車の中から担当の方に「おすすめのお好み焼き屋ご存じですか?」とメール。すると「あります」と即答が返ってきました。
場所はセンターからちょっと離れたところですが、もともとは地元にあったとか。壁を見ると、「祝50年」というのれんが掛かっています。おばあちゃん曰く「今年で53年目、ここに引っ越して35年や」とのことです。
壁に貼ってあるメニューを見ると、けっこういろいろあります。しかも、かなり安い!豚のお好みが350円はすごい!中でも目を引くのが「イカホルモン焼き」です。でも、ここは定番のカスのお好みです。
生地の上に乗ったカスを見てびっくりです。

カスが大きい!
おばあちゃん曰く「最近はカスが高ぅなってなぁ。こんなん2つで1300円や。これやったら1000円もらわんと割りがあわんねん」。にもかかわらず、500円です。
やがてひっくり返します。ひっくり返した時にできた割れ目に残っていた生地をちょこっとたらします。
そうこうするうちに焼きあがりました。驚くほど早いです。

で、食べます。
んまい!キャベツの量は少なめですが、シャキシャキとした食感が楽しめます。生地はフカフカで、なんしか軽い感じ。そして、カスは表面はちょっと固くなっているけど、噛むと柔らかく、ジュースが出てきます。
断面を撮ってみました。

右に見える透明なものがカスです。大きさがわかります。
あまりにも食感が軽いので「山芋を入れてはるんですか?」と聞くと「入れてへん」とのこと。夏場は傷みやすいので入れないそうです。ただし、小麦粉にはそうとうこだわりがあるようです。「50年間ずっと同じのを使ってるねん」とのこと。さらに、ソースにもこだわりがあるようです。横を見ると、「ヒシ梅ソース」と書いたタンクがあります。でも、これをストレートで出すんじゃなくて、ブレンドをしているそうです。実際ソース壺に入れておられるのは、カウンターの中にあるソースでコテコテになった一升瓶からでした。
ちなみに、ビールは大瓶500円で中瓶が450円。ほとんど変わりません(笑)。
なんしか、「もう一回来たい」と思わされる店ですね!
てことで、恒例の…

data

カスお好み 500円
ビール大瓶 500円
スタイル 混ぜ系
その他 生地はフカフカ。カスは大きい。お好みはもちろん、焼きそば・焼きめしなどもあります。どうやらホルモンが得意なようです。イカホルモン焼きも絶品!定休日は火曜日・水曜日。昼からやっていて、途中で閉めたりはしないようです。なんでも遠来のお客さんが多いからとか。
独断的評価 ★★★★★

そうそう、こちらの方も更新ですね(笑)。

開拓した

ヤク中のわたしとしては、やっぱりなんらかの形でゲットしなくちゃなりません。
まぁ、いままでは全部がセットという感じだったけど、アラカルトでやっていく踏ん切りがついたのは、もしかしたらいいことかもしれません。
てことで、前から目をつけていた医者に行ってみました。
結論的にはアタリかな(笑)。
にしても「がんばろうね」と言われて「がんばってませんけど」と答えたわたしは、やっぱり除外診断か…。

晒しプレイ・2発目

晒しプレイが終わったら、午後に向けて「ネタ」の仕込み。さらに、担任さんのためにホームシアターづくり。
で、昼の立ち番*1を経て、午後の晒しプレイへ。
2年生が体育館に集合しています。その前で話。
はじめて担任した時に留年させてしまった子どもの話や、部落民宣言したこの話、「やっぱり言えへん」と言って卒業していった生徒の話なんかをしながら、自分の話をちょこっとします。で、最後にセクシュアリティの基礎知識みたいな。
全部で30分しかないので、メチャクチャ駆け足です。が、それでもオチがいまいちでした。
でも、やっぱり子どもたちはえらい。
95%ぐらいの子が、わたしのほうをまっすぐ見つめて話を聞いてくれています。しかも、途中から99%にあがります。
うちの子ら、「自分の話をする」ということのしんどさや、そのことの大切さを知っているんだと思います。それは、うちの子らの生い立ちの中にそれが大切であることを感じさせるものがあるのであろうだけではなく、やっぱりうちの学校のとりくみの中に「大切なんだよ」というメッセージが組み込まれているんじゃないかと思うのです。
話し終わったら、何人かの子が寄ってきました。「部落ってなに?」という話をしてくれたり「実はわたし、リスカの経験あんねん」という話をしてくれたり。わずか30分だったけど、クタクタに疲れました。でも、心地よい疲れをクールダウンしてくれる子らでした。

*1:といっても、机を持ち出して校門でお弁当を食べているだけ

晒しプレイ・1発目

さて、長い長い1日がはじまりました。
まずは1時間目。研究授業です。
授業がはじまると、うしろにずらりと教員が並びます。中には、管理職なんかもいます。まぁしゃーないけどね。
わたしの授業は基本的には「ライブ感覚」を重視します。まぁ早い話がいきあたりばったりということなんですが(笑)。
でも、マジメな話、生徒のつぶやきや・誤答・別解の中に、授業のエッセンスがつまっています。それを見逃さないようにして授業にいかしていくことが大切なんだと思っています。てことで、ぬる〜い授業をやってしまいました。
それにしても、だれがえらいかというと、生徒たちです。きのう「いい子にしていてね」と言ったら、ほんとうにいい子にしていました。
授業が終わって「協力、ありがとう」とお礼に行くと「寝そうやったけど、がんばったねん」と答が返ってきました。たいしたもんだ…。
職員室にもどって、管理職と話。で、一発かましてやりました。
「先生、授業の留意点ってなんだったかわかりますか?」
「なんや?」
「笑顔です(きっぱりこん)」
あぁ、恥ずかしい(笑)。

ちょっとナーバス気味

あしたはうちの学校の全学年人権学習の日です。
この一週間、プリント類の印刷で大忙しでした。なにせ、山のようなワークシートで授業をするようにプランを立てているので、A4の紙を2箱ほど使いました。てことは、8000枚か…。
さらに、2年生の授業ではジェンダーを扱うのですが、担任団からの依頼があって話をしなくちゃなりません。わたしの話は主としてセクシュアリティで、ジェンダーとは違う…。というよりも、ジェンダーがらみのことについては完全に素人なのであまり自信がないのですが…。でもまぁ、依頼があったらしかたがありません。「30分ほど」ということなので、なんとかこなそうかと思っています。
にしても、学校で学年全体に話をするのは、これでまだ2回目なんですよね*1。まぁわたしは基本的には職場ではノンカムやし(笑)。
そしてさらに、現在うちの学校は「研究授業週間」でして、各教科1人が授業を公開しなくちゃなりません。これがまた、あしたの1時間目にあたっているんですね。もう、ワヤでんねん。

とりあえず、2年生のクラスの子らに
「あした話するし。いま、ちょっとナーバスになってるし」
って話をしておきました。
いろんなところで「お座敷」に呼ばれて話はしていますが、「地元」での話はやっぱりしにくいです。「お座敷」は一回こっきりですが、「地元」は、今までにもつきあいがあって、これからもつきあいがある。そんな中でのひとつの通過点ですから。で、さらに子どもたちには
「頼むし、あったかいオーラを出してな」
と頼んでおきました。子どもら、授業よりも真剣な顔でこっちを見ていました。うちの子ら、ホンマにええヤツらやなぁと、心の底から思います。

そうそう、研究授業にかかわって
「あしたの1時間目、いい子にしといてな」
とも頼んでおきました。こちらはどうなるかな?

*1:1回目は一昨年で、聞いた子らはこのあいだ卒業した

もらいもの

昨日の飲み過ぎで、今日は一日体調不良です。たぶん、最後の一杯がよくなかったんでしょう。てなことで、放課後までダラダラです。
で、廊下を歩いていたら、去年教えていた子がつるんでいます。ホンマに仲ええなぁ…。と、いきなり
「先生、これあげる」
差し出してくれたのはミスドです。どうやら食べきれないらしいです。
「ありがと!ついでやし箱ごとくれる?」
「いいよ、はい」
「あしたのおやつにするわ」
「アハハ」

実は、わたしは生徒から平気でお菓子をもらう教員ですねん。

カムアウト

今日は、あるトランスの子をめぐって、ここ半年ほどメールのやりとりをしている人と呑み会です。といっても、相手の方は呑まれないんですけどね。
まぁ、はじめのうちはあたりさわりのない話をしていたのですが、だんだん核心に触れていきます。相手の方、かなりいい感性をしておられますねぇ。途中からけっこう言いたい放題です。
「あいつ、脳みそが筋肉でできてるんとちゃう?」
みたいな話がガンガンでます。
まぁ、それはそれとして…。

一番おもしろかったのは、「あるトランスの子」にかかわる話。
どうやらカムアウトをしたかったみたい。でも、その子のカムアウトに対する姿勢が、どうもイマイチ。そのことを見事に突かれます。
「カムアウトしたらみんなが受けいれてくれると思ってるんですよ」
「そらちゃいますよねぇ」
「絶対金八の影響ですよ」
「わはは!」

カムアウトにもいろんなものがあると思います。自分のことを主張し、認めさせるためのカムアウト。自分が自分を認めるためのカムアウト。相手とつながり直すためのカムアウト。他にもいっぱいいっぱいあります。
でもねぇ。使い方を誤ると、カムアウトは相手にとって暴力になりかねない。そのことを自覚しなくちゃならないと思います。いや、それが自覚できていれば暴力にはなりませんね。もしかしたら、暴力的なカムアウトをしたとして、それに気づき、修復する作業をどうするか。そこなんだろうと思うんですよね。

忘却の彼方に

1学期の追認指導がはじまりました。とりあえず、微分積分*1がテーマです。
にしても、ヤツらの会話はおもしろい。
「そんなんやったかぁ?」
「知らんで〜」
「あ、なんか覚えてる*2
そんなこんなでワイワイと騒ぎながら補習をやります。
「お前なぁ、去年やらなさすぎ!」
「しゃーないやん。点数な、◯点・◯点・◯点…」
「全部シングルかい!」

まぁいいさ。それでもみんなマジメに来るからな。ホンマにええ子らです。数学ができひんだけでね(笑)。

*1:おそらく2年生の範囲の中で一番簡単←決まったことをやればいいだけ

*2:たいてい違ったりします