カムアウトをめぐって

いや、結論が出ているわけじゃないんですが、ふと思ったことをメモ程度に。
イジメを受けている在日外国人の子どもに対して、まわりの子どもたちは「クラスできちんと自分の話をした方がいい」「学年で自分の話をした方がいい」というアドバイスを出します。
基本的にはきわめて正しいのですが、でも、どこか心の片隅にしこりが残ります。それは、「そのカムアウトは、はたしてつながるためのカムアウトなのか?」ということです。
外国人であるがゆえのイジメというシチュエーションでは、「わたしの存在を認めろ」という叫びは、生きるための叫びです。そこに暴力性があるように思われても、きっとそれは暴力ではないんだと思います。
そのことと、トランスの「学年カムアウト」「全校カムアウト」の、どこに差があり、どこに同質さがあるんだろう。

まだ整理ができていません。でも、もしかしたら、いずれのカムアウトも、実はスタートでしかなく、「その後」の関係を紡ぐ作業が必要なのかもしれません。そして、トランスのカムアウトの中に、「その後」の作業への比重の軽さ*1を見ているのかもしれません。

*1:早い話が「話をしたらみんな受けとめてくれる」という楽観主義?

お泊まり3週目

で、今日は午後から「全国在日外国人生徒交流会」の生徒実行委員の事前合宿です。もちろん会場は「東九条市民文庫・マダンセンター*1」。
コンテストが終わって、会場に向かいます。
で、わたしがやることは、晩ご飯のメニューづくりと買い出し、そして晩ご飯関係の雑事です。まぁ、子どもたちの相手は基本的には開催県*2がやることになっているし、どちらかというと裏方が得意だからこれでいいんだと思っています。
子どもたちを見ていると、延々と遊び、延々とごはんをつくり、延々とごはんを食べ、延々とダベっています。でも、この延々とした、一見何もないみたいな時間がとても大切です。10時頃からの子どもたちの話し込みは、突然とも言えるほど真剣なものになります。結局12時半頃まで、しゃべって、とりあえず一日目の「話し込み」の時間は終了。寝たのは2時ですよ。

*1:これが正式名称らしいです

*2:今年は広島

さて、まずは予選

今日〜明日、いよいよ放送コンテストの当日です。どうなることやら。
とりあえず会場に到着すると「台本不備」「申込書未提出」と書いてあります。やれやれ…。でも、ちょっと走りまわって事なきを得ました。
うちがエントリーしているのは、朗読とラジオドラマ、そしてラジオドキュメントです。いずれも今日は予選のみ。予選通過かどうかは明日発表なので、特にトラブルがなければ、やることもありません。
なんしか今日の日程が終わるまで、仕事をしながらダラダラしていました。