なんでこんなところに!

飲み会の方も、また〜りと楽しく*1飲んで、8時頃にはお開き。さて帰ろうと思った時、目に飛び込んできたのは25年来の知りあい3人。いずれも東九条の活動家。「えらいもん見てしもた」と思ったのですが、時すでに遅し。「まぁ、ここ座れや」と歓迎してもらって、延々と話。
「両側から壁を越えるっちゅーけど、壁をつくったんはだれや」みたいな話とか「たまに講演をしたりするんやけど、落としどころがなぁ。当事者やったら話もしやすいけど、わしらは最後の『オチ』があらへんね。というか、結局革命しかあらへんということが最近しみじみわかってきたんやけど、それ言うてもなぁ」みたいな話とか。
濃いぃ。あまりにも濃いぃ。でも、あまりにもおもしろい(笑)。それにしても、「つまみ頼もか」というのに対して「らっきょひとつ」はないでしょう…。
結局10時半頃までらっきょをつまみながら、焼酎を飲みながら、あーでもない、こーでもないとぐだぐだ話をして、解散。しかし、体がもたへんで。
家に帰ったら11時半頃。夜中に突然目が覚めて、トイレに駆け込んだりして…。青春まっただ中です(笑)。

*1:話の内容はけっこう厳しいものもたくさんあったんですけどね

会議…

まぁ、いまごろどこかでは去年までやっていたことをやっているんでしょうけど、な〜んも連絡がないっていうのはいいことです。なので、別件の会議に参加。
ここ、ジェンダーバランスがいいんですよね。というか、常に気を使っている。なので、出てくる意見もとてもいい感じなんです。で、一人一人の発言をきちんと保障し、みんなが聞きあうという感じ。まぁ、わたしが一番マッチョかもしれません。そんなつもりはないですけどね。
てことで、マッコリ*1とか、真露とかを飲み、チヂミとかキムチをつまみながら、また〜りと会議。でも、3時間であっさり終了。いいことです。
会議のあとは、東九条フィールドワーク→飲み会です。

*1:普通のとニンジンエキス入りかな?

で、恒例の…

夕方から、地元のムラのフィールドワーク。そして、青年部をはじめムラの人数人と飲み会。わざわざみなさん、わたしの話を聞きに来て下さっていました。
すごいなぁと思いました。みんな、きちんと自分のムラの子どもを見ているんですね。わたしの話の最中「あの子、あの話になった時、反応していたなぁ」「うん、きっと聞きたかったんや」「あの子、なんか考えてくれてるで」みたいな話がどんどん出てきます。「いつきちゃんな、◯◯ちゃんがあの瞬間聞いてくれただけで、ほんまによかったわ。それがなによりや」とわたしを励まして下さいます。
なんか、やんちゃくれな子がいっぱいいる学校なんですけど、こんなにもていねいに子どもたちを見てくれる大人に囲まれているって、すごい幸せな子らやなぁと思いました。
さらに、福岡からお客さんもあったりして、すごく濃いぃ一晩が過ごせました。
気がつくと、新快速の最終の時間。大あわてで帰ることになりました。でも、よかったよかった。

某中学で話

いや、とにかく担当の方が「うちの中学は、うちの県の中でぜったいに一番しんどい学校です」と胸をはって言っておられました。でも、ウチの子どもがかつて通っていた中学の教員も「うちの中学は、うちの府の中で一番学力が低い学校です」と胸をはって言っていたので、「まぁそんなもんだろう」と思っていたのですが…。
なるほど、みんなとても元気でした。
とにかく、突然鬼ごっこがはじまったり、突然生徒のマイクチェックが入ったり。後ろの方では車座になっている子らがいます。そのまた後ろには、ボンタンをはいてグラサンをしている子もいます。もちろん、きちんと座って聞いている子もいるんですけどね。
で、はじめはどうなることかと思ったのですが、だんだんと「なるほど」と思うようになってきました。車座になって遊んでいるふりをしながら、「ん?」と思ったところは聞いているんですね。チラリとそちらを見ると、目があうんです。ボンタンはいてグラサンをしている子、一番後ろからずっとわたしのほうを見ているんです。「こいつ、聞いてるわ…」というのが伝わってきます。
なんとなく、この子ら「聞いているふりして聞いてないヤツ」と違ごて、「聞いてないふりして聞いてるヤツ」なんやなぁというのが伝わってきました。
話が終わったら、とたんに20人ほどの生徒がわたしを取り囲みます。その後ろには、ボンタンの子。もう、関心がありまくりというのが伝わってきます。みんなと一緒に聞くのは苦手なんだけど、聞いていないというポーズをとらなくちゃならないんだけど、実は興味津々なんでしょうね。いろんな質問をしてきました。
そのあと、会議室にしばらくいると、またまた子どもたちがやってきます。はじめのうちは、トランスの話をしていたんですが、気がついたら部落の話。みんなムラの子みたいです。そうそう、話の最中に「この中にムラの子おるか?」と聞くと、何人か手をあげてたもんなぁ。えらい子らです。で、みんな「あの子のお姉ちゃんな、結婚差別におおて、わかれてん」みたいな話で盛りあがっています。と、そこへ担当の人。思わず「この子ら、みんなすばらしい教材やで、宝物やで!」と叫んでしまいました。
話そのものは、ちょっと息切れがしてしまって、きちんと伝えきれてませんでした。そのことが、みんなにほんとうに悪いなぁと思いました。

濃いところには濃い人が…

イベントのあとは、向かいにあるファミレスみたいなところで軽く打ち上げ。プロジェクトの顧問のセンセイもいらっしゃいました。この人、なんでも、APPでいろんな人に出会ってかなり影響を受けられたようです。ちなみに、APPとかMASH大阪にかかわっておられる、とある有名な人から「君、本当にヘテロなの?」と聞かれて*1、とにかく男性とつきあったりして確認を作業をしたとか*2。途中からきっちりと話があうことが判明。あとはひたすら、同時代ネタで盛りあがりました。サークルの若い人もいたのですが、完全に置いてけぼり。「先に帰っていいですか?」と何回も言っておられたのは、かなり本気も入っていたんじゃないなかぁ。

*1:この人、わたしにも「いつきさん、君、トランスと言っているけど、ちゃんと実践しているの?」と言って、それがパートナーへのカムアウトのきっかけだったという…

*2:で、「とある有名な人」は、のちに「そんなこと言ったっけ〜」と、完全に忘れていたりするのは、わたしの時も一緒でした

某大学にて…

なんか、京都市内の某大学にはレッドリボンプロジェクトというのがあるそうです。で、そこの人からわたしと阿倍まりあさんの話が聞きたいというオファーがあり、行ってきました。
それにしても、あまりにも濃ゅすぎなとりあわせです。なにを考えているんだろう…。
某大学は、うちの職場からの帰り道。なので、油断をしていたのですが、やはりの渋滞。結局着いたのは話をする直前。なんの準備もしないままいきなり話。
話の方は…。
なにせ、1時間という制限の中です。あれもこれもにはならないので、ライフヒストリーは大幅にカット。まずは性の多重構造の話をちょこっとして、「性同一性障害の人」を知ってもらうために、ある人のビデオ*1をちょこっと使わせてもらいました。画面を見ながら、「あぁこれが性同一性障害の人の苦しみなんだなぁ。たいへんだなぁ」と再確認。で、そのあたりをスタートにして、いままで出会ってきた生徒と、わたしの話をちょこっと。あとは「今の問題意識」みたいな感じで、とりあえずまとめておきました。どうやら、夏の静岡と、この間の大阪府立大学のおかげで、30分〜小1時間のパターンができたみたいです。
話し終わったら、「実は、今日の昼、いつきさんのビデオを授業で見たんです」という学生さんがおられました。思わず「あれ、明るくしてたつもりなんですけど、それでも暗いでしょ?でも、家族で一緒に見た時話題になったのは、涙をふいている時に指に巻かれていた絆創膏とか、2人ともぜんぜんメイクをしてなかったこと*2とかだったんですよ」と裏話をお伝えしておきました。
で、わたしの次はまりあさん。まぁ、細かく笑いを取りにくるところはさすがです。それでいて、きちんとツボをふまえながら女装界の話とか、自分の変遷とかを語るあたり、わたしとはまた違う芸風で「やるなぁ」と勉強になりました。

*1:わたしの出た分は、こういう時には使いものにならん(笑)

*2:NHKの人に「メイクしなくていいんですか?」と聞いたら、「あ、家事なんかする時、誰もメイクしないじゃないですか。だからしなくていいですよ」という返事でした。なのに、他の人たちは全員フルメイク。ブレスレットをして食器洗っている人もいたし。家族4人で「だまされた〜」と大笑いしていました。

てか、家族サービス

とにかく、東京から早く帰らなくちゃならないんです。というのは、今日はうちの親とうちの家族恒例の「秋の柿とり」なんです。しかし、なんで東京から柿をとりに急いで新幹線に乗らなくちゃならんのか…。
とにかくあわてて新幹線→奈良線で柿とりの現場へ。ちょうど昼時。みんなは柿をとりおわって、お昼ご飯にしようというところのようでした。いいタイミングでした。
秋が深まってきたとは言え、まだまだ陽射しは弱いとはいえない季節です*1。吹いてくる風もちょうどいい感じ。なんとも心地よい空気の中で、のんびりと焼肉・ビールを楽しむことができました。

*1:下の子どもはこの季節なのに川遊び

これは日常かもしれない…

昨日からエレベーターホールに、にこりともしない無愛想な人が一人立っています。なにかあを聞ける感じではまったくありません。しかも、耳にはイヤホン。かといって、競馬情報を聞いているようには思えません*1。で、「そうか」と気づきました。どうやら公安の人たちみたいです。どうやらプーチンがこのホテルに泊まるそうな。なので、前日である昨日から立ち番をしていたと。
ホテルを出たら、既に交通規制。犬は歩きまわっているし、棒の先にわっかのついたものを持っている人もいるし。一日違いでよかったわ。

*1:関西には電車の中や立ち呑みによくおられます

これは日常じゃね〜よ!

で、用意された宿泊所が「ホテルニューOタニ」。わたしの定宿*1とはぜんぜん違う。あたりまえか。一部屋の面積が定宿の10倍くらい。クローゼット・メイキングルーム・バストイレだけでも定宿のシングルより広いんじゃないかなぁ。しかも、最大の違いはair H”の圏外(涙)。そのかわりネットにつなげることはできるのですが、「noon to noon \2100(include tax)」とか書いてある。てことは、夜のメールチェックも2100円かかるんかよ〜。ビールは630円で、ジュースは420円。あのね、高すぎ…。
そういえば、前、夜遅くなったので、定宿にふたりで入ったことがあったんですけど*2、フロントにバレバレですわ。で、その時フロントの人がいったのが「連れ込みは3000円プラスです」。「連れ込み!」いい響きです。きっと、「ホテルニューOタニ」ではそんなことは言ってもらえないんだろうなぁ(笑)。
まぁ、でかいホテルは居心地がいいけど、なにをするにもお金がかかるということですわ。まぁお腹はいっぱいだし、お風呂に入って、テレビを見ながら寝ころぶと、たしかにベッドはいいクッションです。わざわざビールを飲まなくても寝られそう。てことで、すぐに落ちました。

*1:新宿2丁目の由緒正しいホテル・C春館。焼肉の香りが香ばしいホテルです・笑

*2:もちろんその方は帰られましたよん

インド料理は辛い

話しあいのあとはインド料理のお店へ。いや、タンドリーチキンとか鶏のミンチのちくわみたいなヤツとか、おいしいんですが、辛いのなんのって。ハァハァ言いながら食べていたのですが、当然口を冷やすためには水分が必要です。ということで、ワインをおいしくいただきました(笑)。
で、とうぜん先ほどの話の続きがここでも展開されるのですが、やっぱり「オフライン」の話はおもしろいですね。みなさん、ようやくエンジンがかかってこられたようで、かなり快調に飛ばしておられました。「1人」の方は「しまった〜。ここの話も録音したらよかった〜」と笑っておられましたが、録音していないからこその話でんがな…。
やっぱり、ライブが一番です。
で、約2時間半ヘラヘラ・ハァハァ・グビグビして満足したところで解散。そのあと、わたしは姐さんと一緒にもう一軒。ここでは、さらに先ほどのところでは語れなかった内容をふたりでしんみり話をしました。考えてみると、姐さんとふたりで飲み屋に入ったのって、はじめてだったんですよね。子どものこと、家庭のこと、親のこと、仕事のこと、おそらくどこにでもある話なんですけど、トランスジェンダー同士だからこそ共通のテイストを持っている。そんな会話を1時間ほどゆっくりとしてお開き。オフィシャル(?)な場所とはひと味違う姐さんの姿にふれることができて、すごくうれしかったです。