三人会

早朝、ひどいのどのイガイガで目が覚めました。花粉だな。緊急避難的にマスクして寝ることにしました。てか、寝られない。まぁそれでも、少しはウトウトできたかな。
で、最寄り駅まで歩く最中、いきなり耳がキーンとなって、それがとれません。なんとか行きの電車はガマンできたけど、職場の最寄り駅でboseをはずしました。こういう時のboseは密閉感がハンパないからきついです。
職場に着いて朝ごはんを食べたら同僚の車に乗ってスタート。向かうは第2のふるさとです。今日と明日は来年度迎え入れる生徒の情報交換です。おそらくかつてはどこもやってたかもしれませんが、今はどうなんだろう。ちなみに、うちの職場はかつてアバウドになった時期がありました。でも、アバウトになるとトラブルが出てきました。やはり連携は密に取らなきゃならんということです。なので、今はメッチャていねいにやってます。
中学校でひと通り聞いたあとは地域の「館」へ。ここでは中学校とは違う情報がもらえます。要は、子どもを「ひとつの観点」から捉えないということです。
出張から帰ったら報告書書きですが、同僚がやってくれました。ありがたい。
しばし職場でゴソゴソしたら昼からスタートです。今日は2年前までお世話になった「おべんきょ場所」で三人会です。おひとりはハムダイバーシティの代表の方。もうひとりは小阪くみこさん。そしてわたしです。
会場はHがしさんの研究室。ずいぶんと片づけられましたね(笑)。しかし、わたしのテンションが少し投げやりです。まぁしかたないです。頭の中はゲンコモードです。なんの準備もしてません。いや、やったか。ここまで来る電車の中で(笑)。
そんな状態で三人会スタート。トップバッターは短いながら、極めてポイントをついた話をされます。ちゃんとプレゼンも用意されてます。いい話を聞かせてもらったお次は小阪さん。こちらもちゃんとしたプレゼンを用意して、的確に話をされます。とりわけ、カミングアウトとアウティングの話は大切ですね。カミングアウトを「ミクロ・メゾ・マクロ」にわけられたのはわかりやすいです。
ただ、カミングアウトをめぐってはHがしセンセとさまざまなやりとりをしてきたので、ヒヤヒヤものです(笑)。
そんなこんなで、結局同性愛者の話までいけずに終了されました。
てことで、トリはわたし。何を話そうかと思ったけど、話せることは自分の話と子どもたちの話しかないので、そんな話。あとは社会モデルを導入したらあらわれる世界が変わるってあたりかな。40分もらってたけど30分でネタが尽きたので終了。小阪さんに、話せなかった同性愛のことを話してもらえばいいかな。
で、三人会終了。
そのあとは打ち上げです。お店は「かせぜん」です。本当は「新居」にしたかったけど、今月いっぱいはお酒を置いてないとかで断念しました。ただ、「かせぜん」もなかなかいい店です。ここでわいわいとしたのですが、ついHがしセンセにこの日のことでからんでしまいました。悪かったなぁ。でも年始に書いたように、わたしにとっては、ようやくできるようになったし、だからこそしなくてはならない「からみ」だった気はします。それをしないと、前に進めない。まぁHがしセンセには迷惑だったと思いますが…。
そんなこんなで8時前に打ち上げ終了。さてと、帰って明日のおべんとのご飯を仕掛けなきゃ。

30分トーク

今日は昼に宝塚に行かなきゃなりません。用件はこれです。
これ、簡単に引き受けたけど、ずっとなにを話せばいいか考えていました。が、まとまりません。
てか、そもそも、わたしは映画をあまり見ない。なぜかというと、じっとしていられないからです(笑)。さらに、トランスをネタにしたドラマは、どちらかというと見たくありません。リアルで知ってますからね。しかも「リトルガール
」です。そんなのいっぱい知ってます。今さらです。でもまぁ見ました。ただ、見たときのことは忘れてて、やはりなにを話すか考えていました。
てことで、行きの電車でようやくメモをとりはじめました。
簡単に言えば「楽園はない」ということからスタートしようと。この「楽園はない」という言葉は絶望に聞こえるかもしれないけど、そうじゃないんですよね。「楽園がない」からこそ、「今、ここで生きる」ことへの希望が生まれるんです。だから、そういう話をすればいい。
てことで、会場に到着してからもメモづくり。で、ようやく事務所に顔を出してごあいさつ。しばしの待ちののち、トークスタートです。与えられた時間は30分。30分も話せるのか?
とりあえず、さっき考えた話のあと、交流会前史を話しました。そして交流会の立ちあげの時のこと、さらに小学生が来るようになってからのこと。キャンプのこと。水着のこと。ランドセルのこと。話しはじめるといっぱいありますね。制服が実現できても宿泊行事で壁があること。
それでも、そうした壁に立ち向かう子どもたちの姿を伝えなきゃなりませんね。それは希望でもあります。
そして、現在広がりつつあるトランスヘイトの話です。目の前では30人ほどの方が聞いてくださっています。この人々がトランスヘイトを聞いた時、どちらの側につくのか。それが世界を変えていきます。だからこそ伝えようと思いました。
そんな感じで話をすると、あっという間に30分が過ぎていました。なんとかもったな。
で、あいさつをして、そのまま「夜の仕事」の研修会へ。2時間半の研修会の最後の30分だけ参加したけど、よかったな。いろいろ書類ももらえたし、打ち合わせもできました。
しかしおなかが減りました。どうしよう…。
淡路の立ち飲みか。てことで、お店に入っていっぱい飲みましょう。

うまいわ。しかし、「生卵の天ぷら」ってなんだ?オーダーしたらこんなのが出てきました。

おもしろいな。
で、サクッと飲んで、さぁお家に帰りましょう。今日はちょこざっぷで筋トレしてビールを呑むんだ!

見送られる

今日は朝イチ滋賀県の中学校でお座敷です。かつては「人権の薫り漂う」中学校から「3年間の人権学習のまとめ」とかいって毎年呼んでもらってました。が、ここ数年声をかけてもらってません。ところが、それと入れ替わるように、この中学校から声をかけてもらうようになりました。
ただ、この間の休校のせいで、もともとお座敷を入れてた先週木曜日が授業になって、そこから急遽日程を動かしてもらうことになりました。ところが、あいてるのが今日の午前しかありません。しかも、午後は出張です。なので、今日の朝イチになったという。
ということで、中学校へ。みなさん
「お忙しいところを」
とか言われますが、逆にこちらが申し訳ないわけで。ということで
「あくまでも休校の振替をせよと言った府教委のせいです」
と言っておきました。
で、お座敷開始。
はじめはキョトンとしてたみたいですが、少しずつ反応がよくなってきます。「間」のないわたしの話にわらってくれます。どんどん反応がよくなってきます。と、55分くらいたったところで、突然雰囲気が変わりました。えーと…。疲れて集中が切れたのね(笑)。それほど集中して聞いてくれてたってことです。
後半をしゃべりはじめたら、これまたガッツリメモをとってる子がいます。すごいな。終わったあとの拍手がまたすごい。
ほんとうはこのあとのホームルームをまわりたいところですが、午後の出張に間にあわなくなるので、パス。駅まで送っていただけるとのことなので、駐車場までグラウンドを突っ切ってたら、後ろから声が聞こえてきます。振り返ると、3階の校舎の窓から生徒さんがいっぱい手を振ってくれてます。手を振り返してると、隣の教室からも負けじといっぱい手が出てきます。
「またねー!」
と叫んだら笑い声が返ってきました。そうか、3年生で、もうすぐ卒業か。
でも、こんなのはじめてです。きっとそういう子らなんでしょうね。なんかほんわかした気持ちになりながら電車に乗りました。
で、向かうはウトロです。今日は某人権教育研究会のブロックの研修会です。毎年この研修には地域の新採教員に来てもらってます。やはり地域のことを知らなきゃダメだと思いますからね。
てことで、まずは秀煥さんの話。うまいわ。コンパクトにまとめながらも、必要なことはきちんと伝えられます。ただ、今日は館内見学とフィールドワークのために短めです。
ここからは人数が多いので2班にわかれます。わたしは一度来たことがある人対象にフィールドワークです。
ウトロ平和祈念館の「今の」楽しみ方は、まずは館内展示を見る。そしてフィールドワークに行く。そして風景を頭に入れて、もう一度館内展示を見る。すると、どの出来事がどこであったのかがわかる。館内展示がより身近に感じられます。
てことで、飯場→水路→立て看あと→放火跡→もう少し奥→広場とひとまわりしてみました。だいたい45分か。けっこう話したな。館内については、まぁ展示を見ればわかるかな。
でも、案内した人が
「たしかに場所がわかりますね」
と言ってくれたので、よかったよかった。
てことで、長い1日が終わりました。帰りに角打ちに寄ろうかと思ったけど、まだ少し時間が早いです。てことは、飲む量が増えますね(笑)。やめときましょう。

LGBTQ+の子どもたちと教職員が過ごしやすい学校をつくろう!!

朝は7時20分起き。いちおう30分に朝食ということにしています。瞬間、朦朧だったけど、思ったよりもすっきりしています。
朝ごはんは豪勢にとってしまいました。

とりすぎたな。食べすぎたな。
てことで、朝風呂です。気持ちいい。
風呂上がりはちょこっとメールでやりとり。そして荷物をAっちゃんに預けてスタートです。瓦町から今日の会場がある仏生山までランです。

コースはR11をひたすら南下。途中からR193になります。完全な平坦路です。と思っていたけど、ひどいアップダウンがあります。地下道と歩道橋です。これがめっちゃ急坂です。登りもさることながら、下りがこわい。ペースは上げられないし、太ももに負担がかかるし、完全にペースを崩されました。しかし、どんなんやねん。もうひとつの敵は信号です。しかたないんだけど、走り続けたいし、でもとまらなきゃならないし、おそらくスマホは「とまっている」と判断して、タイムがメチャクチャになるんだろうな。
結局、6分13秒→6分16秒→5分55秒→6分00秒→6分31秒→6分09秒→6分06秒で7.4kmを45分42秒で走りました。アベレージは6分10秒です。なお、5kmのところの31秒は停止時間の可能性があります。ちょっとしんどかったけど、まぁいい汗がかけました。

なぜ今回高松に来たかというと、「LGBTQ+の子どもたちと教職員が過ごしやすい学校をつくろう!!四国ブロック2023」でパネルディスカッションのコーディネーターをするためでした。
で、まずは打ちあわせ。えーと、なんでわたしが午前の共同研究者なんだ。しかも、レポート2本のうちの1本は眞野豊さんです。立場が逆でしょう(笑)。
そんなこんなでセミナー開始。眞野さんの報告は、どちらかというと問題提起ですね。ただ、難しい言葉を一切使いません。ちなみに「性の多様性教育」を書いたときに眞野さんの書籍にはあたりました。結局渡辺さんを使ったのですが、ずいぶんと参考にさせてもらいました。もう1本は校地の小学校のレポート。同和教育がベースにあるので、かなりしっかりとしたレポートです。ただ、もうひとつなにかが…。なんだろ。そうか、「差別する/しない」「差別意識」といった言葉が出てくるあたりか。社会構造の問題ではなく、個々人の問題として実践をしている。なんでだろう。もしかしたら同和教育の影響かなぁ。つまり、制度的には勝ちとった。にもかかわらず、いまだ差別が残っている。だから「意識」に話が流れるのかな。
そんなことを考えたので、そんなあたりをコメントしました。
昼休みのおべんと、量が多い。完全に食べすぎですね。
で、午後はパネルディスカッション。メンバーはトランス男性おふたりとAっちゃん+わたしです。
流れとしては「簡単な自己紹介」→「もう少し深い自己紹介」→「子どもの頃の話」→「教員としての現在の話」というふうに設定しました。どうなるかと思ったけど、みなさんよくしゃべる。そして話の内容がおもしろい。せっかくなので、途中で「みなさん、男らしさ・女らしさ・自分らしさって話、どう思われます?」とぶっ込んでみました。すると、これがまた話が長い。つまり、小学生の子どもたちが到達する「自分らしさ」とはレベルが違うということです。これ、高知のレポーターの方へ向けたメッセージでした。
そして最後に「当事者でよかったと思ったことは?」と質問。これもまたおもしろい答が返ってきました。ちなみに、この質問への答えこそが、おそらくは当事者の存在が提起していることだし、それを教室や職員室で実践していくことなのかなと思ったり。ちなみにわたしはカリフィアの言葉を引用しておきました。
てことで、本日のセミナー終了。こんなんでよかったのかなぁ。
あとは帰るだけですね。琴電→マリンライナー→新幹線という豪華なルートを使いながらも、ビールは350mlを1本だけというおとなしい帰り道でした。
家に帰ったら、ちょこざっぷです。レッグプレス65kgを20回とカーフレイズ20回+腹筋10回を5セット。ほんの少しだけバイクをこいで、いい汗をかきました。さてと、あとはビールだな。

いい子らやなぁ

今日は某国立大学附属中学校でお座敷です。なので、朝はゆっくり。というか、今月末〆切のゲンコを書かねば。
トランスジェンダーのジェンダー葛藤についての生の声を掲載したいなと。まぁもちろんいっぱいあると言えばあるのですが、いろんな文献から拾うのもいいかなと。で、思いついたのが「三橋順子, 2002, 「トランスジェンダーと学校教育」『アソシエ21』8: 142-160.」だったりします。が、ダメですね。孫引きになります。他にも虎井さんとか上川さんとか、いろいろ探したけど、なんかイマイチです。やはり、自分が聞かせてもらった「声」が一番いい。当たり前か。
てことで、決断して、インタビューデータを読み直します。おもしろい。そして、今も変わらない現実にげんなりもします。まあ、多くの人は「困らない」。困るのはごく少数のトランスの子どもたちだけです。なので変える必要を感じない。だから変わらない。もちろん、ごく少数の人々は「変えなきゃな」と思っている。が、その人の想像の範囲でしか考えられない。その想像を超えたあたりに原因がある。だから「わからない」。わからないから、変えているつもりが変わらない。
その限界を突破するのが「おべんきょ」なんだと思っています。感性ではなく、レンガを積むように書く。そうすれば「わかる」ようになる。すると「変えられる」ようになる。
まぁ今のゲンコもそういうものです。I田さんと書いているゲンコもそういうものです。そして書籍化もそういうものです。
そしてもうひとつ。「変える」ためになにをすればいいのか。なにができるのか。それも明らかにしなくちゃダメですね。それが書籍化の次にやることかな。
そんなことを考えていたら、出発の時間が来ます。なのでスタート。ほんとうはもっとゆっくりと考えたいんだけどなぁ。
それにしてもboseが不調です。つながらない。おかしいな。仕方ないので道を歩く時も、バスの中でも、電車の中でも音楽なしです。しかし、世界はこんなにも騒音にまみれているんだ。ロードノイズやエンジンの音、排気音。そして車内アナウンス。ひたすらうるさいです。と、突然つながりました。いきなり静寂がやってきて、バッハの無伴奏チェロソナタが流れるだけの世界になります。心地いい。Kうさんは、たしかゼンハイザー推しだったかな。クラシックにはそちらがいいと言ってはりました。が、わたしはノイズキャンセリングが強いのがほしかったので、boseにしました。てか、他のは考えなかった。グールドのピアノとか、けっこういいけどなぁ。あ、バッハとか、ほとんどジャズか(笑)。
で、ガッコに到着。
速やかに会場に入ってセッティングです。が、音が出ない。てか小さい。大きなスピーカーを持ってきてくださったので、bluetoothで接続を試みるも、なかなかつながらない。どうもbluetoothに嫌われ気味ですね。それでも、いきなりつながったので、よかったよかった。
で、お座敷開始。
みんな集中しています。もちろんゴソゴソしている子もいますが、それもこちらを気にしながらもゴソゴソなので、おそらく反応してくれているんでしょう。てか、一生懸命うなずきながら聞いてくれている子もいます。
ちなみに、最近、前半がちょうど50分くらいってのがわかったので、ここでいったん休憩を入れることにしています。なので今日も休憩。すると、緊張感が一気にほぐれたみたいです。なんか、じゃれあってます。かわいいな(笑)。
わたしに声をかけてくださった養護教諭の方は
「人権学習は別にやっていて、今日はLGBTQを…」
と言われたので、
「LGBTQも人権ですからね(^^)」
と返しておきました。まぁ、なにをテーマに人権を語るかって話ですからね。
で、後半は養護教諭の方の要望に沿ったセクシュアリティに関する話です。が、やはり最後は人権です。でも、子どもたちはめちゃくちゃメモをとってます。
子どもたちにとっては、おそらく人権学習も保健学習も関係ないんですよね。すべて「学習」であり「講演」である。
そんな感じで、2時間連続授業はおしまい。そのまま速やかに中学校を脱出です。
帰りの電車では無事音楽が聴けて、よかったよかった。
家に帰って走ろうかと思ったけど、やめました。今日はおべんきょモードのままにしておきましょう。そんな一日。
そうだ。今日は水平社設立の日でした。

大前提と現実解

今日は午後から合格発表なので、短縮45分の4時間授業です。実は5分短いと、けっこう急がなきゃなりません。自分が問題を解く場合はいいんだけど、生徒を当てて黒板に書いてもらう場合はたいへんです。まぁでも、授業時数的にはまだ大丈夫なので、なんとかなるか。
で、イマイチピリッとしないクラス。こちらは今日が講義形式の最終授業です。やはりピリッとしません。が、ピリッとしないことを嘆く発言をしたら、こないだおいたをした子がなんとなく反応しました。こういうところ、きちんとこちらを見ているんですね。ちなみにこの子は、実はピリッとしています。ピリッとしないというのは、どちからというと無気力な感じ。そして、そういう子は、やはりピリッとしません。今年度、滑り出しは決して悪くなかったけど、なんだかなぁ。でも、もしかしたら、わたしの要求が高すぎるのか?でも、要求を下げるのもアレやしなぁ。
そんなことを考えながらも、講義が終わって、あとはプリント学習。ほとんど子が勉強しています。まぁいいでしょう。が、やらない子がいる。うーん。
で、授業が終了。
荷物をおいたら、そのままガッコを脱出です。駅まで走って電車に乗って、乗換駅で再び走って、たどりついたのは神戸駅。ここからタクシーに乗って、到着したのは2ヶ月前に行った町の中にある大学です。今日はこちらのPDなんだとか。
到着したら、まずは機械のセット。ほう。ATEM使ってるんだ。じゃぁハイブリッドも安心ですね。てことで、わたしがやったのはHDMIケーブルを挿すだけです。
で、学長応接室へ。イヤだなぁと思ったけど、入ってこられた学長さんがフランクな方だし、副学長さんは知りあいだったりして、さほど緊張もせずにしばし雑談。
で、お座敷です。みなさん、けっこう真剣に聞いておられます。なんでも来年度共学になるとのことなので、かなり喫緊の課題なんだろうな。でも、わたしは「支援」とか「配慮」の話はしないので、期待に添えるかな。いや、「支援・配慮」をするためには、その前に全体的な構造を踏まえ、大前提の話を知って、その上で「現実解」を探るというのが大切だというのが、基本的なわたしのスタンスなので、それでいいでしょう。そして、大学の人ならそれはわかるはずです。
それにしても、小ネタにいちいち反応してくださる方がいて、これがうれしい。ただ、90分は厳守なので、ミッション3を大幅にカットしたものをつくって、それでも80分ばっかかけて終了です。
質疑応答では、やはり現実解の話が出てきます。これを待っていました。でも、大前提を踏まえた上での現実解ですから、おそらく納得してもらえる。終わってからもいろいろ前に来られて、極めて現実的かつ原則的な話をしていました。
しかし、副学長さんがいい。さすがはここの元校長さんです。例えば宿泊行事の際、「みんなに懸案事項や留意事項をたずねているんだから、その一環としてとらえればいい」と言われます。それです。トランスの子だけにするのではなく、すべての子がさまざまな事情を持っていて、トランスもそのうちのひとつと考える。まずはこちらがそういう姿勢を持つことが大切だということを、ふだんから考え実行されているんでしょうね。だから、この瞬間にそれを言われる。そしてみんな納得し安心する。そういう教職員集団なんですね。
いいなぁ。
ちなみに、質問された方の弟さんがわたしの勤務校出身だとか。まいったな…。
ということで、再びタクシーに乗って神戸駅へ。すぐにやってきた電車に乗って、1時間ちょいの旅を過ごして、さぁ帰りましょう。今日は疲れたからちょこざっぷはなし。それでもビールはおいしいはず。

先輩がいた(笑)

今日は兵庫県中部の町でお座敷です。いちおう午後のお座敷ですが、片道片道2時間ちょいかかるので、朝からスタートしなきゃなりません。が、眠い(笑)。当たり前です。昨日の行動は今日のことを考えてませんでした。
とにかく8時過ぎにのろのろ起き出して、朝ごはんを食べて準備して。10時過ぎの新快速に乗って加古川から加古川線です。
眠い。
それでもおなかが減ってきたので、昼ごはんのおにぎりをぱくつきます。バッハの無伴奏チェロ・ソナタがいい感じにマッチします。
そして降りたのはN脇市駅。迎えに来てくださった方は
「遠いところを」
って言われますが、ちょうどいい旅気分です。てか、
「おとつい東優子さんが来られて、講演の中でいつきさんの話をされました」
とか言われてビビるなど。さらに
「話、おもしろいですよ」
と、ハードルを上げられたんだとか。ひぃ。
会場に着いて、控室にいると、いろいろあいさつに来られます。
「忘れておられるかもしれませんが、三田に来ていただいて」
覚えてますよ。てかこれを忘れるはずがないです。すると、Nさんも、やはりさっきの出来事を覚えておられたみたいです。まぁマニアですね。そこからIっぽくんの話が出てきたりして、懐かしかったなぁ。
と、今回声をかけてくださった方が来られて
「前に来ていただいて…」
へ?いや、N脇市駅に降りたのは、たぶんはじめてだけどなぁ。
「10年くらい前で」
うがー。たいてい覚えてるけど、おかしいな。あとで探したら来てました。どうやら前回は福知山線で来たみたいで、加古川線に乗ったのがはじめてだったのが覚えられなかった原因のようです。どうやら路線とか駅と結びついてるらしいです。
さて、そろそろお座敷がはじまるなと思って会場に向かうと、担当の方に呼び止められて、何かと思ったら
「市長さんです」
とのお言葉。へ?若いなぁ。というか、普段着です。そういう人なのね。なので、プロフィールを検索。
大学の先輩じゃん。しかも、ひとつしか変わらない。てことは、つかみはこれだな。
てことで、お座敷開始。今日はミッション4です。自分のライフストーリーを話すのは、けっして楽じゃないけど、いまだニーズがあるんですよね。
で、大学のところまで来たところで
「市長さん、これ、M前です」
というと、納得された顔をされました。M前は、かつては学友会がバリケードをはってたところなので、当時の人ならそれと結びついて記憶してるはずです。
まぁそこからしょーもない話が続いて、やがてなぜかセクシュアリティの話へとなだれこんでいきます。
みなさん、いろいろ身体に動きがあるので反応しておられるなと。まぁ「間」がないから笑いにくいのか。それでも、たまに「間」をつくって笑っていただきましょう。
そんなこんなで、エンディングへ。今日はどこまで話そう。やはりライフストーリーの後半も話そう。てことで、5分だけいただいて終了。
市長さんの反応が気になります。すると
「懐かしかったです。ぼくも運動してました。田辺移転反対とか」
マジかよ(笑)。ガチの先輩ですがな。まぁわたしは学園闘争はそんなには加わってなかったけど、界隈はウロチョロしてましたからね。
それにしても、今回は10年前のお座敷を覚えてくださってる方が「もう一度聞きたい」と言われて呼んでいただけたんだとか。わたしの話に価値を見出してくださってるのが、とてもうれしいですね。
てことで、駅まで送ってもらって、1時間に一本の電車に間にあって、帰途につきました。
ここから2時間の旅ですね。今日はビールを買うヒマがなかったけど、まぁいいや。これで飲んだら寝ちゃいます。帰りはゲンコのことを考えることにしましょう。

寒い中がんばった!

今日は午後イチ、京都府中部の中学校でお座敷です。なので、朝から休み。なにせガッコに行っても1時間か2時間くらいしかいられませんからね。
てことで、朝はゆっくり。そうだ、今の身体で坂道を踏んだらどうなるだろう。
てことでラン。
前半3kmは登り区間です。ここをどれくらいのタイムで走れるかですね。結果、6分03秒→5分53秒→5分38秒→5分37秒→5分21秒→5分28秒で、6.7kmを38分ちょうどです。最後でペースが落ちて、アベレージは5分40秒。しかし、あたしゃ、なにと闘ってるんだろ…。
家に帰っておにぎりを握ってお茶を準備してスタート。今日の中学校は駅から遠いところなので電車はあきらめました。と、メールが来てるのがわかりました。中身は「電話をくれ」と。で、電話したら
「昨日雪が降って、今朝は職員で雪かきしました」
と。さすがは京都府中部だな。すべて山ですからね。
でも、会場に近づいても、道路は除雪されてますから安心です。なんなら、家から出るところが一番危なかったりします。
で、中学校に到着。お!すんごいきれい。

たぶん旧校舎ですね。昔の木造校舎は縦横の線がきれいです。それに雪化粧。いいな。
で、会場へ。体育館です。ストーブがうなってます。が、寒い(笑)。
やがてお座敷スタート。生徒さんたち、身体がツッパってます。そりゃそうです。寒い。
それでもはじめのつかみに反応してくれて、メッチャうれしいな。「まつり」のくだりは、どちらかというと保護者のみなさんにウケたかな。
で、前半が終わったところで休憩。ここの休憩は大切ですね。みんなストーブのまわりに集まってます。なので、わたしもストーブのあたりに行って生徒さんたちと雑談。
「話の内容、わかった?」
「そりゃわかりますよ」
そりゃそうだ。
と、保護者のかたが来られて
「ええわー、せんせいみたいな人がいっぱいいたらええのに」
と言われたので
「わたしみたいな人がいっぱいいたら、学校、成り立ちませんよ」
と、正当な指摘をしておきました。そりゃまわらんよ。
で、後半戦突入。再び生徒さんたち、マジメな顔になります。ええのに。てか、ストーブから離れると、再び寒さが襲ってきます。それはわたしだけじゃなくて、生徒さんたちも同じです。でも、みんな真剣に聞いてくれます。それだけじゃなくて、表情に動きがあります。内側で感情が動いていることがわかります。
てことで、お座敷終了。でも、生徒さんたち、このあと全校集会があるんだとか。寒いだろうになぁ。がんばるなぁ。
生徒さんたちが教室にもどったようなので、教室を襲撃。1年生の皆さんとはストーブを囲んで質疑応答。
「なぜ同性婚に賛成の人が多いのに、同性婚が認められらないんですか?」
「それはね。今の政権を支持している人たちの多くが同性婚を認めない人たちで、もしも今の政権の人たちが同性婚をOKにしたら、自分たちを支持しなくなるからで、そうしたら自分たちが政権をとれないからです。だから、同性婚をOKにするためには、もっともっと同性婚OKの声をあげていかなきゃなりませんね」
みたいな。
2年生の皆さんは席に座っての質疑応答。いろいろな質問があったけど、最後に担任さんが
「外国ではたくさんの人がカミングアウトしておられますよね。なぜそれが可能なんでしょうか?」
との質問。なので、
「どちらかと言うと、外国ではたくさんの人がカミングアウトしているけど、なぜ日本ではカミングアウトする人が少ないのかという問いの立て方をした方がいいかもしれませんね。それは、この日本社会をつくる、わたしたち、もちろん生徒のみなさんも含めた、わたしたち一人ひとりの問題なんじゃないかな」
みたいな。
そんな感じで、すんごい充実したひと時を過ごさせていただきました。
そして、外に出ると、やはり雪。やはり山の中ですね。帰りはのんびり雪道ドライブをしようかな。

オンラインは難しい

朝はのんびり。とはいえ、昨日が忙しすぎて頭の中に入ってこなかったメールを読みなおして、いろいろお返事。あとは、午後にあるオンラインのお座敷のためのスライドいじり。なにしろ、もらったメールを読み返したら、お座敷の時間が1時間20分しかないことに気づきました。ぜんぜん足りないです。これは今さらどうしようもないので、スライド削る以外方法はありません。なので、ひとつのセクションをばっさり削りました。まぁでも、これはこれで、これからニーズがあるでしょう。
で、昼ごはんを食べたらスタンバイ。なんでも、1時半開会だけど、念のために1時に入室してほしいとのことです。開始までの間、ビデオを流しておられますが、ミュートがかかっているので、なにをしているかわからない。なんでもハウリングを起こすんだとか。たぶん、根本的に音声の出し方を間違っている気がします。でも、向こうがどうなってるかわからないからなぁ。
やがて開会。今日は佐賀県の教組の女性部と人権の合同の集まりとのことです。まずは国連に行かれた方の報告。えーと。なにを話しておられるか、あまり聞きとれないけど、スライドをいただいているので、それを見ながら聞きます。てか、わたしのしょーもない話を聞くより、こちらの報告を聞かれた方がよほど勉強になると思うけどなぁ。
で、わたしの出番です。
やはりオンラインは苦手です。オフラインだったら、聞く人がご自分のスポットをスクリーンと話者を切り換えることができます。もちろん画面共有をすればスクリーン代わりのことはできるけど、スポットの切換がしにくい。なので、それを前提にした話し方をしなきゃなりません。ところが、それをしようと思うと、会場の空気を知りたくなるんだけど、これが伝わってこない。やはりお座敷ってインタラクティブなんだなぁと、あらためて思います。
てことで、ムダにハイテンションになってしまって暴走気味になってしまいました。と、時計を見ると、絶対に終わらないことが判明。すみません、質疑応答の時間をもらいます。
てことで、1時間40分ばっかたったところで
「まだスライド残っていますが、これで終わります」
と宣言。しゃーないです。まぁ終われるところは数カ所あって、そのうちのひとつで終わってるから、よしとしましょうか。てか、午前のうちにスライド削除していなかったらどうなっていたかと思うと、メッチャこわいですね。
それでも「元気をもらった」なんていうお言葉をいただいて、ちょっとうれしかったですね。またオフラインで行きたいな。
オフラインだったらこのあと呑み会だけど、今日は一人静かに呑むことにしましょうか(笑)。

1000に挑戦→豪華なzoom→滋賀はいいなぁ

今日は車出勤。と思いきや、見事にバッテリーが上がっています。さすがは北国の冬です。なので、小さい車で出勤。しかし、ウィンドウが凍る季節になったんですね。
今日は1時間目に授業があります。
「キミら、次の時間、走りやんな。1000やんな。どうしようかなぁ」
とネタフリをします。てことで、2時間目、着替えてグラウンドへ。すると、体育教員が
「走るんですか?1000ですよ」
走りますとも。ちなみに、子どもたちも
「せんせい、腰が痛いのに走るん?」
と心配してくれます。優しい子らです。
ちなみに、250mのトラックを4周です。なんでも、2グループにわけてやるんだとか。なので、2セット走ることにしました。てことで、念入りにアップです。
まずは1セット目。1周目はだいたい60秒。でも、少しずつ遅れはじめます。最終的に、4分25秒くらいです。まぁ1kmをこのタイムは、わたしとしてはたいがい早いです。
と、体育教員が
「あの子がゴールしたら、すぐに次のグループのスタートですよ」
マジか。まぁでも、今度はゆっくり走りましょう。
てことで2セット目。トップ集団は放っておいて、第2グループについて走りましょう。1周目は65秒くらい。最終的に4分50秒でした。それでもけっこう速い。それにしても、ほんの少し暖かいグラウンドを走るのは、メッチャ気持ちよかったです。
ということで、いい気持ちで4時間目の授業も終え、いろいろ雑事。

15時からはzoomです。メンバーはいつもお世話になっているH本さんTカさん、そしてなんと、つっちーやすこさんです。どれだけ濃いぃねん。
てことで、まずは自己紹介から。すると、それぞれの自己紹介中、やすこさんはなにやらメモをとっておられます。そしてご自分の番になったら、まずはそれぞれの自己紹介で感じたことへのコメントです。すげぇ。しかもそれがおもしろい。わたしへのコメントは「東の大将と西の大将の激突」をめぐる話でした。なんのこっちゃですね。そこから、みんなでいろいろ話をして、1時間半ほどしたところで、やすこさんが「なんか、表で用事ができたから、行かなあかんねん」ということで、退出。なんでそんなに忙しくなるんだろう。あとはみんなで今後のことを話しあって、1時間45分のzoomが終了。しかし、こんなにあっという間のzoomははじめてかも。メッチャ研修でしたよ。

で、定時にスタート。問題は、小さい車にはナビがない。どうしたものか。とにかくipadをナビにしましょう。
てことで、1時間半ほど走ったら、「トレセン」の裏にあるコミュニティセンターに到着。今日は小学校区の研修会です。到着していただいたHotto Mottoのおべんとをパクついていたら、続々とせんせい方が来られます。てか、6時からの研修会に、なぜにこんなにせんせい方が?京都では考えられません。ちなみに図書館に『月刊 部落解放』第501号があって爆笑するなど。
てことで、お座敷がはじまるので会場に入るとBTSのイベント感の方がおられてビックリ。いや、もうしわけないです。
てことで、お座敷開始。与えられた時間は1時間半と思いきや、最初のあいさつで10分ばっかかかったので、1時間20分ですかねぇ。どうなるかな。それでもなかなか「ここカット」とはいかないです。いつものミッション3を走りきるしかないです。
そんなこんなで、なんとか走りきれるかと思ったけど、どうにも5分ほどオーバーしそうです。
「すみません、5分だけいいですか?」
と聞いた先が支店長さんで、これは違うと、思わず
「いかん、みなさんに聞かないとアカンのや」
で、OKをもらったので、5分オーバーで終了。
終わってから、何度もお世話になって、この時にもお世話になった方が「久しぶりです」とあいさつにきてくださって、いつもありがとうございます。そう言えば、帰り道送ってもらいながら、「現場にもどりたい」と言いながらも、今の人権の仕事も楽しいみたいな話を聞かせてもらって、滋賀県はほんとうに人財を育てているなぁと感じたのでした。さらに、1997年頃にお会いしたという方もいらして、なにがなんだか…。
てことで、今年最後のお座敷も終了。帰りもipadの世話になりながら家までドライブ。
帰って、さぁやっとビールだな。