で、本番

何が困ったって、「つかみ」が思い浮かびません。どうしたものやら。
でも、長崎の人はとてもノリがいいみたいで、前回もかなり笑ってもらえたので、なんとかなるかと。
とりあえず、定番の「入り」からちゃんと反応してもらえて一安心。あとは昨日の懇親会ネタあたりから流していきます。もらった時間は1時間45分。び、微妙です。笑ってもらえたら、ついしゃべりすぎる傾向があるので、用心しなくちゃ。と思っていたのですが、結局10分オーバー。修行がたりませんわ…。
それでも、『トランスジェンダリズム宣言』も『30人のカミングアウト』も売れたみたいで、よかったよかった。
終了後、みなさんとちょこっと話。生徒さんを連れてこられた方もおられて、「来てよかった」と言ってもらえたとか。ちょっと気になっていたので、一安心です。
さぁ、帰りましょうか。

で、本番

こっちが本番なんですよね。
なにせチーム紀伊水道として、はじめてのとりくみだそうです。自然とこちらにも気合いが入ります。とは言え、気合いを入れすぎるわけにもいきませんから、淡々とパソコンに向かってお好みレポートを書いて時間をつぶします。と、そこに交流会に来ているMTFの女子高生登場。いつものことながらかわいいなぁ…。
最前列に座っておられる方が
「これ、渡してあげて」
と言っておられます。花束です。こんなのはじめてです。かなりうれしいです!
時間が来たところで、代表のE澤さんがあいさつされます。ポケットから大量の紙を出されるのですが、ぜんぜん読まれません。どうしたんやろうと思っていたら、すべて白紙でした。細かいウケをとられます。すごいよ…。さらに、わたしのことを「師匠」と呼んでおられます。いや、そんな大それた^^;;。
今日は2時間半ほど時間がもらえているので、けっこうゆっくりと話ができます。和歌山の人はマジメだと聞いていたので、少々緊張しますが、前の方の人がけっこう受けてくださったり、後ろの方の人のニコニコとした笑顔が見えているので、ホッと一安心です。そうこうするうちにゼロ島さんも登場。いやぁわざわざすみません^^;;*1
とりあえずしゃべりきったところで質疑応答です。普段はほとんどでないのですが、今日はディープな質問がいっぱい出てきます。すごく前向きに聞いてくださっていたことが伝わってきます。当事者の方もいっぱいおられます。そんな人たちが、これまた感想や質問を出されます。きっといろいろあったんだろうなぁ…。

すごく真剣で、それでいてアットホームな感じは、やっぱりチーム紀伊水道のみなさん、特にE澤さんの人柄なんでしょうねぇ。と同時に、「やっとこういう時間が持てた」ということもあるのかなぁ。ほんとうに感謝です。

*1:他にも今日は某所でイベントがあったとか(笑)

中高生相手の3時間

今日の午後からに備えて塩漬けした白菜を京都駅南側にある某所に搬入。その後、茨木へと向かいます。到着したのは、コリア国際学園です。今日は中学生高校生を相手に、3時間連続*1の授業をします。
あくまでも授業なので、50分+10分×3コマが基本です。でも「フレックスでもかまわない」とのことだったので、体力が残っている1時間目は10分オーバー。2時間目は50分。3時間目を40分で考えました。
1時間目はいろいろ考えたけど、せっかくだから普段と少し順番を変えて、いままで出会ってきた子どもたちのことを話すところからスタートすることにしました。にしても、みなさんいい生徒さん達ですね。ちょっとやんちゃ気味の子どももいますけど、真剣に聞いて下さいます。リアクションも抑制がききながらもきちんと返ってくるし、ふともらす笑顔がいいです。
2時間目はライフヒストリーセクシュアリティの基礎あたりを話します。さすがに2時間目の最後のあたりは疲れが見えてきます。休み時間中に「バタッ」としている子どももいます。話をしたのが音楽室だったので、思わず「3時間目の最初はケンガリでも叩こうか」とか雑談をします。
で、3時間目は「性の多様性」→オチです。
質疑応答では、生徒さんも話をしてくれるし、教員も話をしてくれるし、いい感じです。出がけに最後まで手を振ってくれた生徒さんもいたりして、すごくいい気持ちで学園を後にすることができました。

*1:「2009年度の授業内容はこちら」をクリックするみたい

この人に呼んでいただけるとは…

教研の後、こちゅかるさんと一緒に軽くお茶*1して大阪へ。
まずはちょいと打ちあわせ。その後、ウリハウスへ向かいました。
なんでも今日は「近所のマイノリティの人たちに出会おう」という学習会だそうでして。
集まってこられたのは10人ほどの方。まさにウリハウスの近所の方もおられます。そういう近所の人を呼べるって、すごいなぁ。やっぱりキムさんと三宅さんの人柄とかなんだろうな。そうこうするうちに、突然さっさんと
K◯本さんが登場。さっさんはいきなり「なんで教えてくれへんかったん」と首を絞めてきます(笑)。いや、単に忘れていたんです^^;;。
とにかくアットホームな雰囲気です。みなさん感情をきちんと出して聞いてくださいます。とうぜん笑いもおこります。わたしも乗せられて、いい調子で話をしてしまいました。いやぁ気持ちよかった(笑)。

*1:わたしは赤ワイン

上方漫才発祥の地にて

今日は夜に大阪府東部にあるムラでお座敷です。
集まってこられた方は全部で25人ぐらい。まぁそれはいいのですが…。
このムラを校区に持つ小学校に勤務していた友だちと
「お座敷の後呑みに行かへん?」
みたいなメールをしていたら

ちなみにこのムラは芸能のムラで、しゃべくり漫才の前身である上方漫才の発祥の地です。小学校のクラスのお楽しみ会では必ず漫才をするグループがあるほど笑いのレベルは高いですよ。今日は修行のつもりで。

という、身の引き締まる返事が返ってきました。
で、反応はというと…。
まだまだ修行が足りませんでしたm(_ _)m
それでも時折大笑いをして下さる方がおられたのは、きっと「やさしさ」なんやろなぁ^^;;

で、宿毛へ

今日は黒潮町が主催する「女性泊まりあい合宿」にお座敷がかかりました。高知から汽車に乗って宿毛へ向かいます。途中、横浜のムラが見えます。まだ2度ほどしか来たことがないにもかかわらず
「帰ってきたなぁ」
という気になります。こんな気持ちになれるムラで他に思いつくのは…。京町か…(笑)。
わたしのお座敷は「ネタ」が命です。なので、一番恐れるのは「ネタバレ」です。お座敷は午後から。でも、どうしても午前中の体験発表が聞きたかったので、ふだんとはまったく違う「寡黙ないつき」でごまかすことにします。
この合宿の「体験発表」はすごくおもしろいです。通常ならば部落の当事者の体験が語られるんでしょうが、ここでは結婚して部落に来た人がよく発表されるとか。たしかに、部落外の人が部落にはいることによって、さまざまな「気づき」や「変革」があるだろうし、そういう話を聞くことによって、「わたしはどう生きるか」ということを考える手がかりが出てくるように思います。
で、午後から話。
高知の人はとっても好きです。だって、みなさんよく笑って下さいますし(笑)。てことで、いっぱい笑ってもらって、いっぱい話をして、無事お座敷終了。
と、終了後、話をしに来られた方がおられます。
「わたし、ウーマンズダイアリーの初代編集長です」
でぇ〜!まさかこんなところでそんな人と出会うとは思いませんでした。とても高知にいるとは思えない、きわめて関西圏のセクシュアリティ関係の話で、しばし盛りあがりました。にしても、いやぁ、驚いた…。
さて、この後は待ちに待った「交流会」です(笑)。

客層をまちがえた_| ̄|○

今日は大阪府南部の高校でお座敷がかかりました。実は去年も行ったのですが、担当の方から「新転任の人がいるのでもう一回、今度は基礎編を」というありがたいお言葉があったので、今年も行かせていただきました。まぁ、応用編なんてないんですがね(笑)。
で、みなさんの前に立ってみると、あちこちい見たことのある人がいます。話が違うやん。なんでも、新任の方は、今日は府の研修で出張だとか。てことは、みなさん2回目か?新ネタは準備していません。というより、去年何を話をしたかも覚えていません。あとは野となれ山となれ。
で、1時間半、終えました。まぁ、それなりにウケたから*1 いいとしましょうか…。

*1:とくに管理職の方々が笑っておられた(笑)

で、バスに乗って向かったのは京都ではなく大阪です。
なんばに到着をして、上本町までテクテク。途中、えらい安そうな薬局を見つけたので思わず入ってヘパを探すと、なんと3本セットが488円!思わず2セット買ってしまったわたしは、やっぱりダメ人間なんだろうなぁ…。
今日のお座敷は福祉関係の委員の方々相手の学習会とやらです。
最大の問題は、「新ネタ」というところです。いろいろ考えたけど、なかなかいいネタが思いつきません。てことで、仁義を切ることにしました。マクラはこれ。

あの、わたし、GIDにかかわる実証的なデータなんて持っていませんから、そういう話はできません。どちらかというと、学校や交流会で感じたことに基づいて、直感的な話をさせていただきます。

これでよし、と(笑)。みなさん、柔らかい笑顔で聞いて下さいます。あきれているのか納得しているのかわからないところが…。
1時間ほどグダグダの話をして、その後質疑応答です。委員長の方から
「福祉の側面でどういう課題があるか」
という質問が出たのですが、もう、答えようがないという。
GID全体としてのなにかがあるかと言われると、あまりにもバラバラで「これ」というところに集約できない。じゃぁなにもないかというと、細かく細かく日常すべてにちりばめられていて、これをどうにかしようとすると、社会の枠組みそのものを変えないといけない*1。で、そういう悠長な話ですむかというと、困っている人は生き死にの問題で困っている。じゃぁ、困っている人ばかりかというと、別にそうじゃない人もいる。
てことで、カテゴリとしてのトランス・GIDとしては、答えようがないんですよね。
でもまぁいい機会でした。

*1:まぁ革命ということになりますか…

距離かな…

で、肝心のお座敷は…。
みなさんまじめな感じです。はたして笑っていただけるのか。
かなり不安だったのですが、
「かなり捨て身のネタなんですが…」
とか笑いを促しているうちに^^;;、だんだんと笑いが出てくるようになりました。とりわけ局所的には体をよじって笑っておられます。助かりました。にしても、最前列におられる教育委員会の方、複雑な表情をしておられたのは、わたしの気のせいかなぁ*1
終わってからK野さんといろいろ話をしていたのですが、どうも「距離」じゃないかという分析です。たしかに教室が長細くて、しかも当然のことながら後ろから座られる。となると、どうしても笑いのオーラがこちらまで届かなくて、それで空回りをしてしまいがちになる。
やっぱり「はこ」って大事なんですねぇ。いや、もっとわたしに「力」があれば関係ないんでしょうけど…。

*1:たぶん気のせいじゃないと思う

なぜわたしが…

今日は昼から関西学院大学へ。なんでも、教員免許更新講習らしいです。
わたしは個人的にはもちろん免許更新制には反対の立場です。でも、個々の講座については「おっ!」と思うものがあることはわかっています。やはり、それぞれ担当される大学教員の方々が「どうせやるなら」ということで、「ぜひこれを」と入れられる講座がとてもおもしろいものなんです。
関西学院大学では「多様なセクシュアリティー」についての講座があって、そのゲストスピーカーとして行くことになりました。
教室の後ろから受講生のみなさんをのぞくと、さすがにみなさんものすごくマジメというか、前向きというか、真剣というか…。すごすぎです。そりゃそうですね。これから10年間の生活がかかっているわけですから。いや、たぶんそれだけじゃなくて、元来教員というやつ、けっこう前向きな生き物なんだと思います。
でも、さすがに今日一日で6時間。おそらくはそうとう疲れておられるでしょう。はたして笑ってもらえるか…。
ドキドキしながら話しはじめると、けっこう笑ってもらえたのでかなりホッ。と、途中で気づきました。自分が担当している時間が14:50〜16:10です。って、1時間半だと思っていたら、1時間20分しかないやんか!
そこからは焦りまくりです。そうでなくても2時間近くかかるのに、どないすんねん。ネタを細かく細かく短縮して、とにかくタイムを削っていきます。ほとんどモトGPの予選です(笑)。
結局1時間半かかってしまいました_| ̄|○。すみませんすみません。