これはきついな

朝、いつものように今日のタスクを考えます。今日は空き時間が午前に2時間です。来年度の授業計画はほぼできてるので、ゲンコかなと思ったけど、もっと急ぐタスクがあるのを思い出しました。伊藤公雄さんの講演録の校正でした。
いちおううちの上の子どもが校正してくれていますが、どうやろ。読みはじめると、「これはたいへんだ」と。まずは聞き取れてないらしいところがたくさんあります。しかも、よく見てみると
「歴史学者のスコッチが」
とか書いてあります。えーと、スコットね(笑)。
「シュデスバトラー」
はジュディス・バトラーね(笑)。
「フランス女性がトイレに入って」
えーと。これは聞かなきゃわからんな。該当箇所を聞くと「トランス女性」でした(笑)。
しかし、なぜ聞き取れなかったりわからなかったりするのかがわからない。わたしの場合、知らない人の名前が出てきたら検索して調べます。この間も「小笠原登の上司」って書いてあったので、さんざん検索しました。聞き取れないところは、文脈と音声を照らし合わせて耳をチューニングしていきます。すると聞き取れる。たぶん、文脈を考えてないんでしょうね。あとは、そもそも知識がなさすぎるのか。いずれにしろ、このままでは伊藤さんには渡せません。でも、時間がない。これはきついな。てか、5月の講演録を正月あけに渡すって、どんだけやってなかったんだ?ちなみに6月の講演録はまだ来ません。「収録不可能」で出してやろうかと。
そんなことをやってたら、2時間目が会議なことが判明。くっそ(笑)。
なんか、年度末評価を出さなきゃならんらしいです。個々の項目を評価して、総合評価をするのですが、みなさん
「この項目は評価がこれだから、総合評価をはどうしよう」
とか言ってるので
「総合評価は個々の評価とは切り離して、総合目標に照らし合わせて考えればいい」
と発言。めんどくさいなぁ。
3・4時間目は授業です。授業の冒頭は当然のことながら「阪神・淡路大震災」の話です。語り継ぐことは、被災した者ではないにしろ、経験した者がやらなきゃならんことだと思っています。そのためにサルベージしたのでした。なんか、みんな、シンとして聞いてました。聞いてたんだろうか(笑)。うん、聞いていた。
しかし、試験までまだけっこうあるんだけど、ほぼ試験範囲が終わったぞ。どうする?
4時間目が終わったら、速やかに職場を脱出。向かうは八尾です。禁を破ってお座敷を引き受けてしまいました。今回はミッション3ですが、与えられた時間は90分です。絶対ムリです。なので、行きの電車で90分バージョンをつくってみました。これでなんとかなってほしいな。しかし、あまりにも眠いので、これまた手を出してしまいました。

で、ギリギリの時間に会場に到着。いろいろ報告されたあと、ステージに呼ばれてお座敷開始です。会場は満席です。しかし反応が薄い。困ったなぁ。絶対に「間」がないんだろうな。それでもいつものネタを振ったら
「なるほど」
という声が返ってきたりして、その反応ははじめてだったのでちょっとうれしかったり。
そんなこんなで90分ジャストで終了。やはりセクションひとつバッサリ削ったのがよかったですね。
閉会のあいさつでは過分なおほめの言葉をいただいて、恐縮するなど。
さてと、帰りますか。途中、鶴橋とか京橋とかあるけど、まっすぐ帰るぞ!