今日の午前は「性の教育」がテーマです。メインの助言者は池上千寿子さん。はっきり言ってファンです(笑)!
まずはレポートが3本。これまたレベルが高い。なんというか、ツッコミどころがないんですよね。さらに、なんとなく話がもろに「性教育」という感じになってきたので、論議にからむこともできません。
ただねぇ…。
「生殖のメカニズムを教える中で「命の大切さ」みたいなことを話した時に、そこで傷つく子がいるのでは*1?」
みたいな話が出てきまして…。なんか違うなぁと。いや、
「あんたなんて生まれてこなかったらよかった」
みたいなことを言う親がいるということのしんどさはあるんでしょうが、それとは別に「命の大切さ」みたいな話はできるのではないかと。というか、それって「多様な家族のあり方」みたいなところから切り込む話ではないのかなと。なんてことを考えていたら、やっぱり池上さんが
「今、その子がどういう家庭状況であろうと、それとは別に命の不思議さみたいなことは伝えられる。そこから大切さも伝えられる」
みたいな助言をされていました。
なんてことを考えていたら、時間がどんどん過ぎていって、結局本丸(笑)「多様な性」についての論議は午後まわしになりました。
で、急いで昼食の場所を探します。で、ようやく見つけたのが「お好み焼き」って店。かなり不安に感じながらお好み焼きを頼んだのですが…。まぁしゃーないですね。
それでも焼きそばと焼きうどんはおいしかったので、よしとしましょうか。
で、午後。いよいよ「性の多様性」の論議の時間なんですが…。
いっぱい話が出るだろうと思ったら、たったの4人。しかもそれで論議の時間はおしまい。まぁええわ…。
あ、わたしが話をしたのは
「性の多様性を教えるのは、「少数の人がいる」ということを知るためではなく、セクシュアリティという側面から自分とは何者かということを考えるためだと思う」
「性同一性障害をなんのために教えるのか?人数比率から言えばもっともっとたくさんいて、しかも「いないことにされている」同性愛者について、もっととりくまないといけないのではないか」
みたいな話ですわ。
続いて「労働」の話。ここでもすごいレポートがガンガン出てきます。もう、完全についていけません。みなさん、膨大な時間を使って、労働観とか権利とかを教えておられます。それに対して、わたしなんてまったく実践をしていないですからねぇ。と、ふと思いついて、レポーターの皆さんの所属を見てみると、ほとんどが小学校です。
謎がとけました。
それにしても、ああいう実践を受けてきた子どもたちがうちの学校に入ってきてくれたら、ずいぶんと学校の雰囲気も変わるんだろうなぁと思いながら、「きっと来ないな」というボヤキが出てきます。
そんな感じで、最後はぼやきまくって*2終了です。
最後に助言者の方々がいろいろ話をされまして、それはそれぞれおもしろかったのですが、やっぱり池田さんのひとことですね。
「みなさん、家族ってなんだと思われますか?それをあしたまでの宿題にしましょう。わたしも考えてきます」
わたしには「あした」はないけど、でも、来年*3、そのあたりの発言をしてみたいなぁと。
お疲れ様です。右翼のヒトも、教研を妨害しに?来るのは違うと思うんですけどねぇ。もっと他に、活動するとこあると思う。それはともかく、
> 不安に感じながらお好み焼きを頼んだのですが…。まぁしゃーない
東日本に、カス入りお好みのお店を出すよう、各名店に提案して下さいよぉぉぉ。東京でも美味しいお好み、食べたい。もんじゃ焼や、広島風、関西風(の、おざなりなお店)はあるんですけど。カス入りの美味しいのって見ないです。どっかにあるのかもしれないけど。
> 「労働」の話。<中略>ほとんどが小学校
高校では、もっとエゲツナイ実社会の現状について教えるべきだと思うんですけどねぇ。
もんじゃにカスを入れたらどうなるかなぁ…。やってみよう。
> 高校では、もっとエゲツナイ実社会の現状について
ヤツらはけっこう実体験として知っているんじゃないかなぁ…。
> 実体験として知っているんじゃ
いやぁ、例えば専業主婦願望とか持ってる子は、全然ワカッテナイと思いますよー。高校生が知ることが出来るキビシサ・エゲツナサなんて、まだまだ。小学校・中学校で、下手に法律とか知ると、かえって現実から目を背けるようになるような。法律が世間の常識だと誤解しますからね。
# あ、法が常識であるべきだ、とは思いますよ。ただ、現実派
#そうなっていない、というだけで。
ん〜
「分かっている」「知らない」「あこがれ」「絶望」みたいなのが同居している子がいる気もするんですよね。
もちろん全然わかっていない子もいるわけですが…。