ビールは軽く、話はしっかり

松山駅近辺は松山の中心街から少し離れているので、あまり店がありません。でも、ブラブラ歩いて、最終的にはショッピングモールみたいなところにある店に入りました。で、とりあえずわたしはビールで乾杯。おふたりは車なので呑めないのがあれですが…。
で、愛媛の状況を話しはじめたのですが。
エディさんってすごいですねぇ。ほんとうに地道なとりくみをしておられます。なんと言っても、
「ゲイが愛媛で生きられるようにしたい」
という思いをしっかりと持っておられます。そうなんですよね。大阪や東京でしかセクマイが生きられないのは、ぜったいにおかしいわけで。
「レインボープラウド愛媛って何人でやってるんですか?」
みたいな質問をしたら
「140万人の愛媛県民がいて、レズビアン・ゲイは5%としたら7万人いる。で、ゲイの出会い系サイトにアクセスしているのが7000人。松山市内のゲイバーに出てきているのが700人。レインボープラウド愛媛に参加しているのは50人。その中で活動しているのは、まぁ5〜6人」
と、これまた明快な答えが返ってきます。で
「出てきていない人たちはどんな思いでいるんだろう。だから活動をしている」
と、これまた明快な思いが帰ってきます。そうなんですよね。ここに原点があるんですよね。
そういう活動的なところからプライベートなところまで、いろんなことを話しあった、濃い2時間でした。でも帰らなくちゃ。あしたは1時間目に授業があります。

ふたたび電車に乗って、今度は東へ北へ。なんとかお家にたどり着いて、畳の上に座ったら、ほんとうにホッとしました。

寝ても知らないぞ

6時半頃にネットカフェを離脱。新大阪駅に向かいます。
とりあえず朝ご飯を食べましょう。マクド当然避けるとして…。ありました、ロッテリア(笑)。
で、新幹線の乗って、西へ向かいます。眠いです。岡山から南に向かって、橋を渡ってさらに西へ。やっぱり眠いです。で、到着したのは、なぜか松山。
今日は松山市青少年育成市民会議主催の「青少年育成大会」。去年はNPO法人JUMPの谷川栄一さんが講師だったようです。
とりあえず眠いです。体中ゴキゴキです。大丈夫やろうか。
なんしか駅で主催者の方と合流。一緒に昼ご飯を食べます。
「あまり高くないの」
と言っておいたのに、「割烹」とか書いてあります。てっきり「うどん」やと思っていたのに(笑)。
それにしても、刺身がおいしい。ぜったいに京都では食べられません。主催者の方、ほんとうに愛媛が好きな人です。
「大学3年間、愛媛を離れて愛媛のよさがわかりました。山があり海がある。ほんとうに自然の恵みがあります」
そうですよねぇ。思わず
「友だちが高知との県境のあたりでトマトをつくっています」
と宣伝してしまいました。

で、会場へ。やっぱり眠いです。しゃべりながら寝たらどうしよう、ふと不安が頭をよぎります。
とりあえず眠気を覚ますためにうろうろします。でも、そうこうするうちにお座敷開始。しゃべりはじめたらなんとかなるだろうとは思っていたのですが、やっぱりなんとかなりました。てか、最初に
「きのう大阪で2時半まで呑んで、ネットカフェで3時間仮眠をとって来た」
と仁義を切っておいたのもよかったのかもしれません。なんしかみなさんとても暖かい感じで聞いてくださいます。なにがいいって、笑い声がいい。そんなみなさんに元気をもらいながら、2時間弱のお座敷終了。

今回、レインボープラウド愛媛をやっておられるエディさんがパートナーさんと来ておられたので、電車までの時間、お茶ビールをしようということになりました。
で、松山駅へ移動。

深夜徘徊

明日に備えてとりあえず新大阪に移動します。で、あちこちのホテルに行って
「シングル、あいてますか?」
と聞きまくります。ところがどこもかしこも7000円ぐらいします。ちょい高いなぁ。どうせあと4時間ぐらいしかいられないからなぁ。
しばし徘徊しながら、ふと
「集会所で寝ようか」とか思ってしまいます。あかんあかん。それは最後の手段です。
で、ふらふらしていたら、みつけました。ネットカフェ。
結局3時間パックでとりあえず仮眠です。う〜。

迷惑な人たち、か?

まずは懇親会。「手づくりの」と言っておられたとおり、ほんとうにアットホームな感じの懇親会です。でも、参加者の皆さん、それぞれに自分の思ったところを語りあいます。とてもいい感じです。時間にして1時間半ぐらいでしょうか。あっというまに終了。

で、丹羽さん・織田さん・わたしで2次会。
土居までぷらぷら歩いてお好み焼き屋に入ります。おふたりともさすがはラグビー部出身です。けっこうきちんと食べられます。わたしはというと、ついワンカップに手を出してしまいました。
いや、研究会の最中に丹羽さんが
「ホルモンをやってもワンカップ大きくなる程度」
って言っておられたのが頭の中に残っていたんですよね。
ここで、なんだかんだとダラダラ話。でも、いろいろ自分の中に思い込みがあったことがわかりました。なんかいい雰囲気です。結局お店の閉店時間までそこで粘りました。

で、駅に向かったところで、突然丹羽さんが
「今から回診に行きますが、来られますか?」
と誘われます。ん〜、こんな機会、まずないよなぁ。ちらりと時計を見ると、すでに10時。これから大阪市内に行ったら…。まぁええか。パートナーに
「大阪泊まり」
とメールを打ちます*1
で、Nクリニックへ。う〜ん。きれいやなぁ。広いなぁ。ショッカーの本部とは全然違うなぁ(笑)。途中、耳寄りな情報も手に入ったところで、回診終了。

その後、近くのバーへ。と、ついここで、Kさんを呼び出してしまいました。
「いまどこですの?」
「家です」
「そしたら出てこれますよね」
「ちょっとまって…。あとで電話します」
って来るんや(笑)。
ちょうど寝ようと思っていたところらしいです。
バーではNクリニックの受付の方も交えておいしいお酒とおいしい会話です。もっともわたしは途中、いったんダウンしましたけどね。
でも、こういう時間を過ごさせていただいたおかげで、「人間と人間」という形での出会いがあって、ほんとうによかったです。誘っていただいて感謝です。
で、2時半頃解散。さて、どうするか…。

*1:パートナーからは「わかった。よい旅を」という返事。う…

言いたい放題

今日は「第45回 近畿児童青年精神保健懇話会」という、まぁ研究会みたいなところで、ちょこっとだけ話をさせてもらうことになりました。
与えられたお題は、「トランスジェンダー当事者であり学校の教員である立場から、若年層のトランスジェンダーGID)について考えること」だとか。まぁそのまんまなわけですが。
さて、どうしよう。そういえば、3月にも同じようなテーマで話をしなくちゃならないので、それの30分バージョンという感じでいこうかなと。ちなみに、他に田中究さん、織田裕行さん、丹羽幸司さんが話をされました。
田中さんの話は、「性同一性障害」を知るための、きわめてベーシックな話。で、わたしの話は「趣味*1」にこだわった話。織田さんは関西医科大学の苦労話からはじまって,最終的には関西GIDネットワークにたどり着く話。で、丹羽さんの話は、もろに手術の話。
織田さんの話は、性同一性障害の医療がいかに包括的に行われているかということと、それを維持するのがすごく難しいということが、ほんとうによくわかるものでした。でも、けっこう長い時間をかけてそれを実現してこられたんですよね。それにしても、わたしが関西医大を受診したのがかなり初期だったことがよくわかりました。
で、圧巻は丹羽さんの話。もう、血みどろです(笑)。さらに、動画まであります(笑)。もう、必見です。すんごい小さい穴から、ずるずると乳腺を取り出す、あるいはめっちゃち小さい穴からパックを入れるわけで、
「いやぁ、皮膚ってよく伸びるなぁ」
ということがよくわかります。
で、丹羽さん、なぜそんな画像を見せたかというと
「アドバイスする時に、原則的には思いとどまらせてほしい」
ということなんですね。
なるほど、魔法のように乳腺を取り出すんじゃなくて、実際にはチョキチョキゴリゴリやりながら手術をするわけです。そのことをきちんと知っておいてほしいということなんですね。いやぁ、いい勉強になりました。

で、最後に30分ばっか3人そろって*2質疑応答のために登壇。思わず織田さんが
「これ、GID学会ですね」
と笑っておられました*3。たしかに…。
ここでも3人そろって
「治療は慎重に」
と連呼です。なかでも印象的だったのが
丹羽「自分は18歳以下の人には、たとえ二重まぶたであっても手術はしない」
織田「発見は早ければ早いほどいい。その方が間違った身体的領域の治療をするリスクが減る」
という話。
それにしても、3人で言いたい放題でした。

*1:交流会ですね

*2:田中さんは先に帰られた

*3:まぁいつも笑っておられますが

なにが悲しゅうて、休みの日なのに5時半に目が覚めるかなぁ。
てか、完全に習慣になってますね。10時に寝て5時半に起きるっていうのが。また、休みの日に限って目覚めがいいときたものだ(;_;)

で、しゃーないから、あちらこちらのサイトをふらふらしていたら、こんな文章にぶつかりました。

ふと攻めに行って負けるのと守りにいって負けるのと……そもそも「勝ち負けなんて幻想だ」って生きるのとどれを選ぶか?って訊ねられたらどうしよう……って思いました。

まぁわたしの選択は言うまでもありませんね(笑)。

ただねぇ。
最近思うんだけど、波みたいなものだなぁって。
「情況」は、波頭が崩れるように、わたしの上を走っていく。負けじとわたしも走るわけですが。でも、浅瀬に行くと、波の上部って、えらい速さになるんだな。それでも波に飲み込まれないように走り続けなくちゃならない。
飲み込まれたら楽になるんだけどね。わかってるんだけど、飲み込まれたら自分が自分じゃなくなる気がする。だから、やっぱり走り続ける以外なさそうだなぁと。

Uさんさぁ…。
きっと一番いいタイミングだったんだと思うよ。
少なくとも、去年じゃなくてよかった。来年はまだわからないけどね、でも、たぶん今年は一番よかったんだと思う。

わたしにはこわくて言えない

今日は某研究会の総会。後半は記念講演。なんでも小学校の校長を退職されて、現在は某大学で非常勤講師をされているそうな。で、大学で担当されている講座、人権教育だとか。
さて、どんな話かな。
まぁ簡単に言えば、人権教育をすすめていくためにはどんなことが必要かという話だったわけですが…。
「愛情を持って」とか「KY=子どもたちの心を読め」とか、そういう話。
これ、聞いている人たち、10年選手どころか、20年選手もいます。みなさん、ものすごい実践をしておられる人たちです。いや、謙虚な人たちだからそんなことは言いませんし、向上心が豊かな人たちだから、終わってからしゃべっていたら
「いい話やった」
と言っておられました。
でも、わたしだったらあんな話はできないな。こわくて。だって、自分がなんぼのものやってわかってるもん。
一人の子どもを巡って、保育園・小学校・中学校の3者で延々と1時間でも2時間でも話をできる人に向かって、「愛情を持って」とか「心を読め」とか、んなもん、ねぇ…。
でもまぁ、新採の人には、あれはあれでいいのかな。よくわからんけど。

でも…。
あ〜、一番鼻についたのは、上から目線か(笑)。

珍しいかも

家に帰ったら携帯に留守電が入っていました。
「いま、京都駅にいますが…」
あ、24日って、3月じゃなくて2月のことだったんですね。
まぁパートナーの調子が悪いから、今日の呑み会はパスしましょう。
てな話をパートナーにしたら、えらい驚かれてしまった(笑)。
でも、家族4人でご飯を食べるの、かなり好きなんだよ。
てことで、O郡のムラから送ってもらったお味噌で、味噌汁をつくりましょうか。豆がいっぱい入っているのですりこぎであたります。麹の香りがプンとしてきていい感じ。
これはこれでいい夜です。

トンネルからの脱出

ここ数日、原稿とか校正とか、なんだかんだとかかえていました。その間、職場ではひたすらパソコンとにらめっこ。とはいえ、ふだんからパソコンとにらめっこしていますから、まわりから見たらあまり変化がないかも。でも、わかる人にはわかります。キーボードを打つ音が違う。
ふだんはマウスも使うけど、本気で原稿とか打ちはじめたら、マウスなんて使わないので、ひたすらキーボードが「ドラタタタ」と鳴っています。
で、ようやく今日一番急いでいたものが終了。
これでようやくルーティーンにもどれます。
机の横に置いてあるタスクリストも横線だらけ。
さて、リストをつくりなおすかな。