またまた暗礁→深まる謎

朝、立番をしてると、いろんな子がいますね。とにかく「遅刻した!」と必死で来る子もいれば、悠然と歩いてくる子もいます。
「急がんでええよぅにしぃや」
というのが正しい迎え方なんでしょうけど
「がんばったな」
って言ってしまうわたしはアカンのやろなぁ。
そんなこんなで、試験カントクです。いつものようにボーと考えます。うーん、Yさん、あそこでああ語ってるのは、「それがそこでなされた」というのではなく「それがそこでなされたと理解した」んですよね。とりま、一度はそれを書かなかったらダメです。そのうえで、同じような経験を他の人がした時に「そう語った」と書ける。しかも、「逆の逆は元通り」みたいなところもあるんだけ、それを書くか書かないか。幾重にも入れ子構造になっていて、なかなかに難しいですね。
てことで、暗礁に乗り上げました。また時間がかかるな。まぁしかたない。
午後、今年も「合格したよ」と持ってきてくれました。まぁ毎年のことです。そんなこんなで、壮大なムダの時間を過ごして、定時が来たから退勤。
夜、ふと録画してあった「映像24」を見てみました。
すごいな。と、思い出しました。石橋さん西日本新聞に取り上げられていましたね。そういや、わたしも同じシリーズで出てたな[1]全文はこちらから。記者と教員、仕事は違うけど、同じテイストなんだろうな。
うん、やはり黙らないでおこう。そんなことを考えさせてくれる番組でした。
しかし、西日本新聞、なぜにわたしを取り上げたのかは、未だ謎です。

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競争率は低いな

今日は卒業式です。少し早めに行きたいので、車出勤です。とりま、始業1時間前に到着したので、今日が締め切りの書類の作成をしてみたり。いや、たぶん、今やらなかったら、あとにやる時間がなくなったりしそうです。
で、早めに式場へ。放送部員も来ています。が、みんなスマホをぴこぴこやってます。うーん。放送ブースでそれをするの、やめてほしいなぁ。
と、「あの曲」が突然流れました。うるさい。てか、何回も流しています。しつこい。おそらく「テスト」のつもりなんだろうけど、なぜにこれほど流すんだ?
というか、「あの曲」を無批判に流す神経が、わたしにはわかりません。まぁ、無批判に流す人からすると、なぜわたしが「絶対に流さない」のかわからないかもしれませんがね。それは元号もまたしかりです。わたしは「絶対に使わない」。でも、カジュアルに使う教員がいます。それどころか、人権教育担当ですらカジュアルに使います。おそらく元号の意味がわかっていないでしょうね。
仮に「元号を使わないというのは教条的だ」という批判をされたら、それに対する答えは「自分で考えているし、考えろ」としか言えません。そりゃそうです。納得しているし、それが血肉化しているから「絶対に使わない」という生き方を貫けるんです。
ということで、「うるさい」「うるさい」とひたすら言いながら、こちらの作業を続けます。しかし、わたしがいなくなったらどうなるだろう。おそらく放送部員にやらせるんだろうな。いや、もしかしたら卒業式の放送すらやらせなくなるのかもしれないですね。
なぜわたしが卒業式という、まぁある種失敗が許されない、かなり責任の重い仕事を放送部員のさせるのか。かつて支店長から
「頼むから教員がやってくれ」
と言われたことがあったけど、拒否しました。
理由ひとつです。責任がある仕事をした経験がないと、責任のある仕事はできないからです。だから放送部員に任せる。もちろん、横から口出しはします。が、卓を触るのは部員です。その場をつくるのがわたしの仕事です。そして、その場をつくるのがわたしである限り、「あの曲」は、放送部のラインからは流さない。それを30年以上貫いてきました。もちろん、言い方の問題はあります。
「わたしが管理しているラインから流したら、その時突然トラブルが起こるかもしれないよ」
って、優しく脅しています(笑)。ただ、たぶん支店長も副支店長も、わたしにやらせるのは忍びないと思っているんでしょうね。だから、今のようなやり方をしてくれている。ただ、繰り返し「あの曲」が流れるかどうかチェックしているのも、放送部の顧問です。どうしたものか…。
そんなことを思いながらも、式がはじまりました。
冒頭、「あの曲」が流れます。「ミスれ!」と思うのはもちろんですが、ちゃんと流れたらほっとしてしまうのは、放送屋の悲しいサガですね。ちなみに、わたしは「あの曲」の間は紅白幕の下から部員に指示を出します。「I’s my job」です。
その後、淡々と式は進んでいきます。まぁ気になる小さなミスはないわけではないけど、大きな影響もなく、無事に式は終了。
さっくりと機器を撤収。今年は3年生の部員はいないので、片づけが終わったら解散です。
その後、いったん職員室にもどりますが、なかなかセクションの人たちが帰ってきません。これは校門にいるのかなと思ったら、やはりいました。卒業式の日は、いろんな人が来られます。中に入れてもらえない人は、校門のあたりにたむろされるので、適当に遠くに行っていただかなくちゃなりません。近隣からの苦情が来た時、たむろされている方は責任をとらなくてもよくて、責任をとらされるのが学校という、理不尽な世の中ですからね。迷惑なら、迷惑をかけている人に直接言えばいいのに、「学校が原因をつくった」というロジックでくるから、その予防線を張らなきゃならないということです。
てことで、3時前まで校門のあたりにいたら、身体の芯まで冷えてしまいました。が、それでも卒業生たちの最後の姿を見ることができるのも、「ここにいる者」の特権です。そうそう去年担当した生徒がお母さんに
「この人がどひちゃん」
って紹介してくれました。なので、お母さんには
「去年1年間、一緒に遊んでました」
と答えておきました。
ようやく卒業生たちが帰ったので、すでにはじまっている「3年担任を祝う会」に向かいました。ほとんど終わりかけです。担任さんたち、うれしそうですね。やはり主役は担任だなと思います。まぁでも、もう担任をすることはないよな。
「祝う会」のあと、用事があったのでM田さんのところへ。ここでひとくさり「スタッフ論議」をしてみたり。まぁ「裏方は、ほんとうはかっこいい」って話です。
そんなこんなで、定時が来ました。そうだ、せっかくだから帰りにウトロに寄ろうかな。
ということで、スファンさんとしばしダラダラ話。と、ホワイトボードを見ると、飲み会らしきものがあります。行こうかな(笑)。
しかし、ウトロに行ってこんなことができるというのが、これまで自分がつくってきた人脈なのかな。大切にしたいし、それを誰かにつなぎたいな。きっと他府県なら「つないで!」って言う人は山のようにいるんだろうけど、不思議なほど京都府にはいませんね。まぁでも競争率が低いということにしておきましょうか(笑)。
さてと、帰りましょう。

原点回帰な半日

今日はヤクゲトの日です。なので、朝は少しゆっくり。昨日の夜、ウィスキーを1杯だけ飲んだからか、朝方に1度目が覚めて、寝起きは昨日に比べ少し靄ってるかな。
頃合いもよしと家を出てお医者さんへ。診察開始時間が早くなったので、そのぶん受診者の方がたくさん待合におられます。てか、待合の配置が変わりましたね。たしかにこの方がたくさん座れます。
やがてわたしの順番が来ました。
「最近どうですか?」
「走ってます。ほら。血圧はまぁポチポチです。あ、最近お酒を減らそうかと思ってます」
「とうとう!それはいい!やめなくていいです。減らすだけでいいです」
過分なおほめの言葉でした。
「問題は書籍化ですね。春休みにはなんとかしたいです」
「がんばってね」
ということで診察終了。今回は血液検査してくるのを忘れたし、骨密度も測ってないし、ヤクもかなり残ってるので、これで終了です。
そして
その後、第2のふるさとに移動です。まずは役場へ。なんでこんなところに移動したという感じです。今までは駅の近くにあったけど、今は急坂の上にあります。まぁ運動にはなりますがね。ここで書類をゲットして、お次は郵便局へ。日本キャンプ協会の会費を払い込んで、受付へ。ここには放送部の卒業生がいます。
「久しぶりー」
「そろそろ1回呑み会せーへん?わたしが言うのもなんやし、言うて」
「わかったー」
みたいな会話。それにしても、ここに来れば会えるってのが、なんともうれしいです。
その後、第2のふるさとをあちこち歩きました。うーん、お店がほんとになくなったな。てことで、隣保館へ。ちょうどお昼どきです。
「あの、出張まで少し時間があるので、どこかにいさせていただけませんか?」
「どうぞどうぞ!和室、使いますか?」

かつて高校生の学習会で毎週遊んでいたところです。懐かしすぎます。ほんとにここからはじまったよなぁ。そして、今ここにいるんだなぁ。
ここでおべんと食べたり、寝転がって「Doing Gender」を読んだり。おもしろい。使えます。てか、鶴田さんが「これ」って言ってたじゃん。
やがて頃合いもよしということで、隣保館をお暇。近くにある支部に顔を出すと、やっぱりFさ子さんがおられます。
F「久しぶりやん」
い「隣保館にはたまに来てるんですけどね」
F「こっちにも顔を出してや。あ、子どももいるし呼んでくるわ。恩師やで」
A「恩師かなぁ」
い「ちゃうちゃう。わたしは恩師やない。恩師はMさん。あ、Mさん、亡くならはってん」
F&A「え!」
みたいな会話。そして支部をあとにしました。
ときは流れていきますね。かつて
「細くでいいから、長くつきおうてや」
と言われた約束を、まだ守れてるのかもしれません。そしてこれをつないでいかなきゃならんかなぁ。
で、出張先へ。第2のふるさとの人権・同和教育研究会の総会です。総会は極めて簡単に終わります。その後、記念講演。講師の都合で開始が遅くなりました。ちなみにタイトルが
「わたしと同和教育」(笑)。
なんちゅうベタなタイトルやねんと。
「子どもや親の願いはどうやって聞く?」
と問われます。もちろん家庭訪問です。
「でもな、家庭訪問って、そんなに簡単じゃないんです」
ハードルをあげるなよと思います。
「家庭訪問先でお風呂に入れてもらった先輩がいたんです」
まぁ、ありがちですね。お酒はさんざん飲ませてもらいました。
きっと、コテコテの話をいっぱいしたかったんだろうけど、時間が短くなって薄くなってしまったのが残念です。でも、ほんとうに「伝える」ことは大切です。
てことで、終了。
帰りにコンタクトを受けとって、家に帰ってつけかえてみました。
うーん。変わったか?変わりがあまりない気がしますね。まぁ、しばらくつけてみましょう。そのためにもデータを保管しなきゃ。
さてと。今日もお酒は控えめで寝ましょうか。

特殊業務・その1

今日は特殊業務の日です。なので、いつもより1本早い電車で出勤。
とりま朝ごはんを食べて、放送室のストーブに点火。今日のペアの「読み」の人ははじめてなので、快適に過ごしてもらいましょう。その後、職員集合があって時間あわせ。いちおうgarmminをつけてるから、時間はあってるはずです。で、チャイムのPCはgarmimにあわせてるから、PCもあってるはずです。ただ、1秒くらいズレてるかもしれません。そんな話をすると
「いいですよ」
とのお言葉。まぁ、明石標準時で動くことよりも、試験時間が確保されることが大切ってことです。
そうこうするうちに放送業務開始です。まずはチャイムが鳴るかどうか(笑)。この間、
「こういう時って、専用ソフトが本店から来るんですか?」
と言われたので
「そんなの来ませんよ」
と。まぁ一昨日チャイムのテストはしましたが、なにせフリーソフトやからなぁ。まぁでもこれもつつがなく鳴って、いよいよ「読み」です。はじめの30分はたくさん読まなきゃなりません。でも、ここを乗り切れば、あとはルーティンになります。当然のことながら、きれいにクリアされます。こういう時、教員のポテンシャルって高いなと思います。生徒ではこうはいきません。まぁ生徒がやる業務じゃないですけどね。
そんな感じて、「読み」もつつがなくすんで、午前最後のイベントは、わたしのターン、リスニングの放送です。ここは毎年手が震えます。んー、音が波打ってるな。ソースのせいかソフトのせいか。わからんな。まぁでも大きな影響はないでしょう。
昼ごはんは懇親会で共同購入したものです。

おいしいけど、量が多いな。おかげさまで、午後はものすごく眠い。
それでも午後のタスクもこなして、後かたづけも終えて、とりま終了。
部屋にもどってPCを見たら、なんでも午前に地震があったとか。知らなかった…。うちの職場はそれくらいだからよかったけど、受検生に影響があったところもあるんじゃないかなぁ。

しかし、区議会議員選挙におけるヘイトなぁ。在特会が路線変更したのと同じですね。ひでぇとはもちろん思うんですけど、東京新聞の記事の下に、ヘイトに抗する記事へのリンクがあることがうれしいですね。
東京新聞の記者さんってカウンターもやっておられたし、そういう経験がここにつながってるんだろうな。
じゃ、例えばさっきの選挙公報みたいなヘイトに対して、当事者はなにができるのか。もちろん、提訴された方のように、直接のカウンター行動は大切です。
でも、きっとそれだけじゃない。カミングアウトしなくとも、クローゼットのドアを全開にしてバレバレを生きること。華やかでなくとも、リアルの世界で「生きる」ということ。
「1000円お願いします」「はい、1000円」「あ、50円お釣りでした」「ありがとうございます」
というふうに、淡々と生きること。そうやって、ぜったいにひっくり返らない「オセロの隅」をとること。これは当事者でなくともできるけど、当事者が一番やりやすいことかな。
まぁ闘ってないけどね(笑)。

そんなことを考えてたけど、眠い。とにかく来週の書類を出して帰りましょうか。早くお風呂に入って、お酒は控えめにして、さっさと寝ましょう。

石のごとく

朝、職場に着くとセクションのチーフとばったり会いました。
「すみません。1000円お願いします。〇〇せんせいに渡してください」
なんでも明日のためらしいです。
うちのセクション、7人で、ちょうど男女が半々です(笑)。ただ、少し女性の方が多いのか。
こないだ「女として教員をする」にからんでしまいました(笑)。いや、公立学校の教員の場合、公務員なので、憲法によって男女は同一の処遇になることが決められてるんですよね。だから「女として働く」ことはありえないんです。だからからんだんです。ただ、「女として存在する」のは別です。それを可能とするのは「女として働きます」という「カミングアウト[1]ここでは狭義の告白?お願い?宣言?としてのものを指す(笑)。」ではなく、「1000円お願いします」「はい」「あ、おつり50円」みたいな相互行為を積み重ねることで成し遂げられると、わたしは思っています。
まぁいいや(笑)。
今日は出張のない出張日です。なので、明後日の特殊業務のためにチャイムのテストをしましょう。てことは、ほぼ1日PCの横にいなきゃならんということです。
まずはチャイムを鳴らすPCを起動して、ソフトを起動。
あとはPC仕事を淡々とこなすだけです。
まずは昨日原稿が送られてきて完成した組版仕事のチェックです。と、フッターの書式が統一されてないことが判明。あわてて書式を統一したり。まぁでもとりまなんとか完成までこぎつけました。ほんとうにありがとうございます→I藤K雄さん。
と、なんとなく某在日外国人教育関係の通信を横組にしようかと。てことで、テンプレートをつくったり。まぁこれでいけたかな。
あとはおべんきょをしましょうか。
とにかく挿入部を均す感じです。でも、たぶんそういうやり方ではアカンのでしょうね。ではなくて、ざっと読んでつくりなおす感じかな。ただ、つくりなおす前に均したものをつくりたい。とにかくノツコツやって、なんとなくなんとかなったのかなぁ。
あとはプリントアウトですね。
そんなことをしてたら数学科の若いチーフが来て対数をめぐるよもやま話。わたしの雑談を聞いて
「そんなこと話してるんですか。どうやって知ったんですか?」
と言うので
「工学部出身やしなぁ」
と身も蓋もない返事をするなど。
さてと。定時が来たから帰ろうかな。

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1 ここでは狭義の告白?お願い?宣言?としてのものを指す(笑)。

つくってみた

朝、目が覚めると6時15分です。ヤバイ、寝坊です。まぁでも金曜日は車出勤と決めてるので、なんとかなるでしょう。てことで、なんとかなりました。
朝はいつものように立番をして、おみくじ引いて[1]おみくじを引いて、出たのにそってお菓子がもらえるというのを、ある教員がされてる。(笑)、仕事開始です。
今日やりたいのは入稿です。そのためには原稿が来ないと組版できません。待ってる原稿は2本です。来るか来ないか。
少し時間があるので、ついblueskyのアカウントをつくってしまいました。SNSはけっこう人権教育の情報源だったりします。まぁ「現場」のうちのひとつだし、人権教育の専門家がいろんなこと発信してるので、得るものが大きいです。しかし、mastodonとfacebookとtwitterとinstagramとthreadsとnostrとタイーツ(笑)に加えて、新たにblueskyまで手を出してどうするねんと。まぁでも、mastodonが一番好きで、facebookはリアルな関係がメインで、他は読むだけなんで、blueskyは別に使い方があるんだろうな。
午前の授業が終わったら、原稿が1本来ました。サクッと組版して終了。あとはまた原稿待ちです。
と、いきなり「おべんきょ」のことに脳みそが振れました。きっと、明日からの3連休に向けて脳みそが動きはじめているんでしょうね。なので、本の原稿をチラチラ見てみましょう。ただ、椅子に座ってがしんどいので、ソファに寝転んで読みましょう。と、その様子を見た若手教員が
「うちのオカンみたいですよ」
と。なんでも、歳がほぼ同じ。そうか、オカンの年齢か(笑)。
しかし、ひとつ挿入すると、そのあとのところも変えなきゃならないですね。それをどう整合性を保つかが問題です。
そんなことを考えていたけど、放課後は職員会議。大切な内容だったけど、結局勤務時間をオーバーして終了。そしてメールチェック。やはり原稿は来ませんでしたか。
ということで、印刷屋さんに電話。まぁなんとかなるかな。その旨、お願いしている人にメールしたら
「ようやく1/3終わりました」
との返事。ほんとうにもうしわけないです。何もかも、仕事が遅い「こちら」の責任です。
講演→文字起こし→一次校正→二次校正→講演者による校正→組版→入稿→印刷・製本→配布
という流れで仕事をしています。ちなみに、組版の仕事は
組版→目次制作→出力
で入稿です。入稿後は印刷屋さんが
出力チェック→すりあわせ→印刷→製本→発送
です。このあたりはプロとセミプロ(笑)の仕事なので、超速でやります。で、入稿から1ヶ月たたずに発送までやってしまいます。ただ、これが可能なのは、そもそも入稿データがそのまま輪転機に出せるものだからです。もしもwordあたりで出していたら、たぶんもっとかかります。時間もお金も。
ただ、いかに下流が超速で仕事をするとしても、もっとも上流の仕事が遅くなると、下流の仕事がどんどんきつくなるのって、わからないのかなぁ。いや、2ヶ月待ちとかで「忙しかった」って言われたら、そりゃそうかと思うけど、途中に夏休みをはさんで半年かけて「忙しかった」は、もうすでにないです。ちなみに、ほんとうはもうひとつ原稿があるはずですが、こちらは完全に上流が詰まってしまって、組版以前の話です。こちらはあまりにもひどすぎます。というか、これまでなかった展開です。
こんなことを、いかに誰も読んでない[2]たまに「読んでますよ」と言う方がおられて、「マジですか」と思う今日この頃とはいえ、ここで書くというのは、かなり怒っているということです。
ちなみに、今お願いしている人に謝るのは、上流の人ではなく、わたしです。まぁそれはしかたないです。それがとりようのないこととはいえ、責任をとるということです。そんなこともわからんやろなぁ。だから「教員は世間を知らない」とか言われるのか。知らんけど。
まぁでも、かつてウトロの厳本さんから
「土方は雨には勝てん」
と教わりました。ここでジタバタしても仕方ないです。できることをできるときにやる。それまでは別のことをやる。そういう3連休にしましょうか。

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1 おみくじを引いて、出たのにそってお菓子がもらえるというのを、ある教員がされてる。
2 たまに「読んでますよ」と言う方がおられて、「マジですか」と思う今日この頃

教え教わり教える

朝、職場に着いて朝ごはんを食べてると代講の連絡が入りました。やれやれ。教科主任は申し訳なさそうな声だけど、あなたのせいではないから大丈夫。てか、久しぶりなので、そんなに嫌がってませんよ(笑)。
てことで、立番です。M田さんに土曜日飲みすぎていらんことを言ったことをごめんなさいしたら、笑ってくれました。よかったよかった。ちなみに
「覚えてますか?」
と言われたので
「断片的に」
と正直に答えました。
1時間目はプリント作成です。で、2時間目はそのプリントを持って代講。3時間目もつくったプリントを持って、プリント学習です。2学期にひとりで解いて、解き終わったらボーとしてた子が、2学期終わりに
「3学期は教えに行く」
と書いてて、そのとおり、教えてくれてました。えらい!てか、うれしい!
そして4時間目はラン。

今日は1年生の子らとクロカンコースです。寒い。しかも風が強い。悪条件です。それでもトップの子は速い。あっという間に差を広げられました。そして2番手が来ない。思わず体育の教員に「2番手、遅い!」と言ってしまいました。てか、わたしの役目は全体のペースをあげることですからね。1周目のタイムが3分15秒くらいだったので、6周20分を切れるペースです。しかし2周目で少しだけペースダウン。向かい風で押しもどされる感じです。結果、6周を20分02秒で、惜しくもベストタイム更新ならず。4kmのタイムは20分28秒でアベレージは5分06秒でした。スプリットは5分09秒→5分05秒→5分11秒→5分01秒でした。まぁまぁかなぁ。
走り終えて子どもたちと「風、きつかったなぁ」と言いあえるのは走ったものの特権ですね。

で、5・6時間目の授業にはM田さんが来られました。そういや、土曜日に
「数学が苦手です」
って言っておられたので
「遊びに来たら?」
って言ってたのでした。
今日の授業はグラフ書きが終わったところからなので、方程式に応用したり、最大値・最小値を求めてみたり。なので、とにかくグラフを書きまくります。てことは、ほとんど説明しなくてもいいです。5分の説明のあと30分の演習という感じ。
M田さん、わかるわけがないのですが、そんなときに活躍するのは子どもたちです。
「教えたろか」
って言いに来るのは、もちろんクラスでもっとも数学が苦手な子です。途中、他の子のところに
「教えて」
って言いに行くのはご愛嬌。それでもその子が教えてくれたおかげでM田さんも問題が解けるようになったみたいです。
とにかくクラス全体が自由に動きまわりながら数学を解く。楽しいひと時です。
こんなふうに、教え教わり教えることで全体があがっていく。そんなひとときをつくってくれたM田さんに感謝です。
そして夜の仕事へ。今日から再開です。と言っても、今日と来週だけですけどね。
今日のテーマは「不登校・いじめは「心の問題」なのか」です。
不登校が心の問題とは限らないのは、同和教育やってる人間であれば常識です。なにせ「今日もあの子が机にいない」からはじまったんてすからね。ちなみに、発表の学生さんが他の学生さんに
「不登校の子、いましたか?」
って質問したら、ヤングケアラーのケースを話してくれた学生さんがおられて、なるほどなと。ほんとに多様な背景を持つ学生さんたちですね。
そうそう。集団が苦手な感じの学生さんもおられたりして、こういう人が教員になったらいいなと。つまり、
「行くぞ!」「おー!」
みたいな教員ばかりだと、そういうのが苦手な子がやっていけません。でも、そういう教員は、そういう雰囲気が苦手な子のことを忘れてしまう。だから、そういうのが苦手な人が教員になったほうが、ちょうどいいさじ加減になるかなと。そしてなにより、こういうそれぞれの学校経験を出しあうことが、とても大切なんだろうな。わたしもいい経験をさせてもらってます。
てことで、夜の仕事終了。さすがに疲れた。早くビール呑みたい…。

2023年を振り返る

ということで、今年1年を振り返りましょうか。

1月 新たなエントリをつくるほど走ってることに気づいた。
2月 ハムスターになったりしてた。
3月 7度目の全麻を受けた。もう飽きた。
4月 ウトロでやらかした
5月 玖伊屋を再開させた。
6月 人権学習で新ネタ「ヘイトスピーチに抗して」をやった。
7月 みんなで小豆島の人にめいわくをかけた;。
8月 この日から2週間こもりんした。
9月 久しぶりにおべんきょ会で発表して有意義だったし、楽しかった。
10月 マウントとってしまった
11月 はじめてお座敷に生徒が来てくれた
12月 どうやら「新ネタ」が育ちそうな予感がしてきた。

お次は書き物関係ですね。

土肥いつき, 2023, 「高校教員のための性的マイノリティ入門」『月刊高校教育』2023.8

土肥いつき, 2023, 「「時代はようやくここまできた」――新たな言葉を生み出し、その言葉に安住することなく言葉を再定義していく営み」『図書新聞』3604

土肥いつき, 2023, 「『問い』と対面する」『支援』14

誰一人取り残さない教育のために―公害の経験を人権教育の視点から読み解くー

他にも現在編集部さんがパタパタしておられるものが2冊ありますが、2024年になるかな。

そして新連載「出会いは世界を広げていく 交流会を通して

変形トリプルヘッダー

今日は丸一日いろいろある日です。
それでも、まずは日課のduolingoで少し英語のおべんきょ。とは言え、中学生レベルです。その後ブログ書き。こういうルーティンがあると、やらなきゃならないことの前に1時間くらいとられてしまうので、なんだか本末転倒感があります。でも、英語のおべんきょはそれなりに大切だと思っているし、ブログというか日記とか、muchan時代からカウントしたら20年以上毎日書いてるから、それはそれでひとつのリソースです。そういや、高井ゆと里さんからもほめていただけたしなぁ。
てことで、ルーティンが終わったら、すでに10時前です。ほんの少しだけ「ライフストーリー」とかかわって、zoomの準備です。今日の午前は神村さん相手に1時間半録画をすることになっています。それを年明けにオンライン配信するんだとか。そしてzoomオン。神村さんに
「編集するんですよね」
と聞くと
「いつきさんんは最初と最後をカットするだけ」
って言われました。そりゃそうだ。去年の夏も「youtuberみたい」って言われたことがあるし、コロナとLGBTもワンテイクで撮ったし、まぁミスをしても、それも味のうちって感じですからね。
てことで、本日1本目スタートです。いちおうスライドをチェックはしたんだけど、ところどころで「あり?」と思うところがあったりして、これは少々ヤバイです。しかも、ところどころで意識が飛びそうになります。決して昨日のボージョレーヌーボーのせいではありません。なんなんだろう…。それでも、なんとかかんとか1時間半しゃべりたおして、収録終了。すみませんでした。
で、昼ごはん。今日は久しぶりに気合いを入れましょう。

辛い…(笑)。
食後はしばしボーとして、その後スライドの修正です。そんなことをしていると、2本目のスタート時間間近になりました。本日2本目は磯田さんプロデュースの埼玉大学オンライン講義です。なんでも、現職教員の方もおられるし、院生の方もおられるんだとか。
てことで、スタート。さすがに本日2本目なので、それなりにスムーズに行きますね。ただ、順番を変えたところが、ほんとうにそれでいいのかどうかがわからない。年明け、もう1本オンライン講義があるしなぁ。ただ、そんなことを考える間もなく、ひたすら話をして、またまた1時間半駆け抜けました。ふぅ。そうそう、レジュメを送るのを忘れていたみたいで、お座敷を終えてからレジュメを送るという、ろくでもない話でした。すみませんでした。
で、ひと息ついたら出発です。年内最後の「夜の仕事」です。
しかし、考えてみると、大学って今日も授業をしているんですよね。そして、年明けの授業は1月4日です。なんか、すさまじいとしか言いようがありません。さて、学生さん、来るかな。
ふだんより1本遅い新快速になってしまったけど、まぁ少し余裕を持って到着。間もなくみなさん来られました。クリスマスだというのに…。
今日のテーマは「特別活動と部活動に忍び寄る格差」です。
多くの人にとって、学校生活の思い出は「特別活動」や「部活動」だったりするなじゃないかなと。ただ、それが「いい思い出」の人と「悪い思い出」になる人がいる。あるいは、そういうものが「思い出」にならない人もいる。例えば「悪い思い出」になる人の中には「やらされた感」とか「排除された感」みたいなのを感じることもある。「思い出にならない」人の中には、特別活動や部活動に参加しなかった人もいる。そして、こういう人を、その人個人の問題ととらえるのではなく、その人の階層の問題ととらえませんか?というのが、今回のテーマです。
が、これ、わかりにくいです。わたしも担任時代には「特別活動」をクラスづくりに活用したし、今も放送部の顧問としていろいろやってるし。もちろん、特別活動に参加しなかった子とかもいっぱいいたけど、当時はそれを階層間格差とはとらえられなかったかな。というか、階層という意識はなかったけど、「しんどい立場の子」を包摂するためにやろうとしていました。が、逆にそれが排除を生んでいた可能性もありますね。いずれにしろ「渦中」にいるとわからない。そこからひとつ引いたところに身をおいて考えることが大切であるという問題提起だと思います。
そんな感じなので、ホワイトボード書き書きへのコメントも、いささか歯切れの悪いものになってしまって、すみませんでした。
それでも最後は「よいお年を」と言いながら解散です。この学生さん達とも、あと2回かぁ。
そんな感じで、変形トリプルヘッダー完了。けっこうハードだったなぁ。

最強再び

今日は昼過ぎに大阪に行かなきゃなりません。集合場所はスイスホテルのロビーです。待ちあわせは14時だけど、13時40分に到着。うーん、場違いだ…。とにかく、立派な椅子に座ったらお金がかかりそうな気がしたので、トイレの前にあるチープなベンチに座っておきましょう。
そうこうするうちに、つっちーさん登場。しばし近況報告をしたり、この間の全同教の話をしてみたり。なんでも桂中、けっこうしんどい時期を過ごしたあと、ようやく「あそこ」まで到達したんだとか。そう考えると、すごいですね。やがて橋本さんとたかさんの姿が見えました。あとは木村さん待ちです。ただ、橋本さんによると、木村さん、サンドイッチを買いに行っておられるんだとか。で、ここのロビーでサンドイッチを食べながら5時半までゆんたくして、その後「蓬莱」でディナーの予定なんだとか。マジっすか。てっきり遅めのランチだと思って昼ごはん食べてません。が、サンドイッチはそのためなんだとか。ちなみに、コーヒーの値段を見たら850円です。それを聞いたつっちーさん、
「ホテルだったら安い方」
とのことです。なるほど。
そうこうするうちに木村さん登場。最強メンバーそろいました。木村さん、諸々の状況を聞かれて、予定変更を即断されました。そして、みんなでなんばパークスを目指します。当初は缶ビール+サンドイッチで屋外で楽しもうかという案もありましたが、結局中華バイキングのお店に入ることになりました。とりあえず食べ物をとりに行きましょう。

ここでようやく自己紹介。とは言え、今回初めてなのは、わたしにとってはN村さんだけです。もっとも、N村さんからしたら、わたしら全員初対面ですね。
それにしても、今日はつっちーさんがよくしゃべられます。木村さんは今回は聞き役なのかな。
N「日本の学校って、人権を教えてないんですか?」
つ「ない(きっぱりこん)」
い「学習指導要領の中には入ってないですからね」
つ「道徳は入ってるけどね」
みたいな話から、人権をどうとらえ教えるかって話へと展開します。
つ「日本の人権教育は、他人の人権のことばっかり教えて、自分に人権があるということを教えない」
まさにその通りですね。だから、わたしは世界人権宣言からスタートしようと思ったんです。ただ、それは「漠然と」だったんだけど、つっちーさんのこの言葉で、かなりクリアになったかな。さらにつっちーさん曰く
「いま、社会モデルとは言わないよ。国際的には「人権モデル」って言うねん」
あー、それ、どこかで読んだな。さらに
「ODENで考えているのは、個人モデルと人権モデルの間に「福祉モデル」っていうのを入れたらどうかってことやねん」
つまり、「自己責任」と「社会の責任」の間に「思いやり」を入れるということですね。これ、「思いやり」を否定しないけど、さらにその先があるから、そこで立ち止まったらダメということを顕在化できますね。ただ、これ、福祉の専門家からしたら「福祉は人権です」って怒られると思いますけどね。なので、その旨提案をしておきました。
そんなこんなで楽しい80分を過ごしてお店を追い出されました。てことで、お店の前で記念撮影。

その後カフェを求めて彷徨いましたが、なかなかあいてない。ここでつっちーさんは帰宅時間がきました。残る5人で居酒屋へ。が、みんなおなかいっぱいです。そりゃそうだ。遅めのランチはバイキングです。なので、ノンアルビールとかホッピーとかを飲みながら、1時間ほど話。が、まぁいい頃合いでしょう。ということで、6時過ぎに解散。
メッチャ楽しい1日でした。橋本さん、いつもありがとうございます。また集めて下さいね。