特殊業務・その1

今日は特殊業務の日です。なので、いつもより1本早い電車で出勤。
とりま朝ごはんを食べて、放送室のストーブに点火。今日のペアの「読み」の人ははじめてなので、快適に過ごしてもらいましょう。その後、職員集合があって時間あわせ。いちおうgarmminをつけてるから、時間はあってるはずです。で、チャイムのPCはgarmimにあわせてるから、PCもあってるはずです。ただ、1秒くらいズレてるかもしれません。そんな話をすると
「いいですよ」
とのお言葉。まぁ、明石標準時で動くことよりも、試験時間が確保されることが大切ってことです。
そうこうするうちに放送業務開始です。まずはチャイムが鳴るかどうか(笑)。この間、
「こういう時って、専用ソフトが本店から来るんですか?」
と言われたので
「そんなの来ませんよ」
と。まぁ一昨日チャイムのテストはしましたが、なにせフリーソフトやからなぁ。まぁでもこれもつつがなく鳴って、いよいよ「読み」です。はじめの30分はたくさん読まなきゃなりません。でも、ここを乗り切れば、あとはルーティンになります。当然のことながら、きれいにクリアされます。こういう時、教員のポテンシャルって高いなと思います。生徒ではこうはいきません。まぁ生徒がやる業務じゃないですけどね。
そんな感じて、「読み」もつつがなくすんで、午前最後のイベントは、わたしのターン、リスニングの放送です。ここは毎年手が震えます。んー、音が波打ってるな。ソースのせいかソフトのせいか。わからんな。まぁでも大きな影響はないでしょう。
昼ごはんは懇親会で共同購入したものです。

おいしいけど、量が多いな。おかげさまで、午後はものすごく眠い。
それでも午後のタスクもこなして、後かたづけも終えて、とりま終了。
部屋にもどってPCを見たら、なんでも午前に地震があったとか。知らなかった…。うちの職場はそれくらいだからよかったけど、受検生に影響があったところもあるんじゃないかなぁ。

しかし、区議会議員選挙におけるヘイトなぁ。在特会が路線変更したのと同じですね。ひでぇとはもちろん思うんですけど、東京新聞の記事の下に、ヘイトに抗する記事へのリンクがあることがうれしいですね。
東京新聞の記者さんってカウンターもやっておられたし、そういう経験がここにつながってるんだろうな。
じゃ、例えばさっきの選挙公報みたいなヘイトに対して、当事者はなにができるのか。もちろん、提訴された方のように、直接のカウンター行動は大切です。
でも、きっとそれだけじゃない。カミングアウトしなくとも、クローゼットのドアを全開にしてバレバレを生きること。華やかでなくとも、リアルの世界で「生きる」ということ。
「1000円お願いします」「はい、1000円」「あ、50円お釣りでした」「ありがとうございます」
というふうに、淡々と生きること。そうやって、ぜったいにひっくり返らない「オセロの隅」をとること。これは当事者でなくともできるけど、当事者が一番やりやすいことかな。
まぁ闘ってないけどね(笑)。

そんなことを考えてたけど、眠い。とにかく来週の書類を出して帰りましょうか。早くお風呂に入って、お酒は控えめにして、さっさと寝ましょう。

石のごとく

朝、職場に着くとセクションのチーフとばったり会いました。
「すみません。1000円お願いします。〇〇せんせいに渡してください」
なんでも明日のためらしいです。
うちのセクション、7人で、ちょうど男女が半々です(笑)。ただ、少し女性の方が多いのか。
こないだ「女として教員をする」にからんでしまいました(笑)。いや、公立学校の教員の場合、公務員なので、憲法によって男女は同一の処遇になることが決められてるんですよね。だから「女として働く」ことはありえないんです。だからからんだんです。ただ、「女として存在する」のは別です。それを可能とするのは「女として働きます」という「カミングアウト[1]ここでは狭義の告白?お願い?宣言?としてのものを指す(笑)。」ではなく、「1000円お願いします」「はい」「あ、おつり50円」みたいな相互行為を積み重ねることで成し遂げられると、わたしは思っています。
まぁいいや(笑)。
今日は出張のない出張日です。なので、明後日の特殊業務のためにチャイムのテストをしましょう。てことは、ほぼ1日PCの横にいなきゃならんということです。
まずはチャイムを鳴らすPCを起動して、ソフトを起動。
あとはPC仕事を淡々とこなすだけです。
まずは昨日原稿が送られてきて完成した組版仕事のチェックです。と、フッターの書式が統一されてないことが判明。あわてて書式を統一したり。まぁでもとりまなんとか完成までこぎつけました。ほんとうにありがとうございます→I藤K雄さん。
と、なんとなく某在日外国人教育関係の通信を横組にしようかと。てことで、テンプレートをつくったり。まぁこれでいけたかな。
あとはおべんきょをしましょうか。
とにかく挿入部を均す感じです。でも、たぶんそういうやり方ではアカンのでしょうね。ではなくて、ざっと読んでつくりなおす感じかな。ただ、つくりなおす前に均したものをつくりたい。とにかくノツコツやって、なんとなくなんとかなったのかなぁ。
あとはプリントアウトですね。
そんなことをしてたら数学科の若いチーフが来て対数をめぐるよもやま話。わたしの雑談を聞いて
「そんなこと話してるんですか。どうやって知ったんですか?」
と言うので
「工学部出身やしなぁ」
と身も蓋もない返事をするなど。
さてと。定時が来たから帰ろうかな。

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1 ここでは狭義の告白?お願い?宣言?としてのものを指す(笑)。

つくってみた

朝、目が覚めると6時15分です。ヤバイ、寝坊です。まぁでも金曜日は車出勤と決めてるので、なんとかなるでしょう。てことで、なんとかなりました。
朝はいつものように立番をして、おみくじ引いて[1]おみくじを引いて、出たのにそってお菓子がもらえるというのを、ある教員がされてる。(笑)、仕事開始です。
今日やりたいのは入稿です。そのためには原稿が来ないと組版できません。待ってる原稿は2本です。来るか来ないか。
少し時間があるので、ついblueskyのアカウントをつくってしまいました。SNSはけっこう人権教育の情報源だったりします。まぁ「現場」のうちのひとつだし、人権教育の専門家がいろんなこと発信してるので、得るものが大きいです。しかし、mastodonとfacebookとtwitterとinstagramとthreadsとnostrとタイーツ(笑)に加えて、新たにblueskyまで手を出してどうするねんと。まぁでも、mastodonが一番好きで、facebookはリアルな関係がメインで、他は読むだけなんで、blueskyは別に使い方があるんだろうな。
午前の授業が終わったら、原稿が1本来ました。サクッと組版して終了。あとはまた原稿待ちです。
と、いきなり「おべんきょ」のことに脳みそが振れました。きっと、明日からの3連休に向けて脳みそが動きはじめているんでしょうね。なので、本の原稿をチラチラ見てみましょう。ただ、椅子に座ってがしんどいので、ソファに寝転んで読みましょう。と、その様子を見た若手教員が
「うちのオカンみたいですよ」
と。なんでも、歳がほぼ同じ。そうか、オカンの年齢か(笑)。
しかし、ひとつ挿入すると、そのあとのところも変えなきゃならないですね。それをどう整合性を保つかが問題です。
そんなことを考えていたけど、放課後は職員会議。大切な内容だったけど、結局勤務時間をオーバーして終了。そしてメールチェック。やはり原稿は来ませんでしたか。
ということで、印刷屋さんに電話。まぁなんとかなるかな。その旨、お願いしている人にメールしたら
「ようやく1/3終わりました」
との返事。ほんとうにもうしわけないです。何もかも、仕事が遅い「こちら」の責任です。
講演→文字起こし→一次校正→二次校正→講演者による校正→組版→入稿→印刷・製本→配布
という流れで仕事をしています。ちなみに、組版の仕事は
組版→目次制作→出力
で入稿です。入稿後は印刷屋さんが
出力チェック→すりあわせ→印刷→製本→発送
です。このあたりはプロとセミプロ(笑)の仕事なので、超速でやります。で、入稿から1ヶ月たたずに発送までやってしまいます。ただ、これが可能なのは、そもそも入稿データがそのまま輪転機に出せるものだからです。もしもwordあたりで出していたら、たぶんもっとかかります。時間もお金も。
ただ、いかに下流が超速で仕事をするとしても、もっとも上流の仕事が遅くなると、下流の仕事がどんどんきつくなるのって、わからないのかなぁ。いや、2ヶ月待ちとかで「忙しかった」って言われたら、そりゃそうかと思うけど、途中に夏休みをはさんで半年かけて「忙しかった」は、もうすでにないです。ちなみに、ほんとうはもうひとつ原稿があるはずですが、こちらは完全に上流が詰まってしまって、組版以前の話です。こちらはあまりにもひどすぎます。というか、これまでなかった展開です。
こんなことを、いかに誰も読んでない[2]たまに「読んでますよ」と言う方がおられて、「マジですか」と思う今日この頃とはいえ、ここで書くというのは、かなり怒っているということです。
ちなみに、今お願いしている人に謝るのは、上流の人ではなく、わたしです。まぁそれはしかたないです。それがとりようのないこととはいえ、責任をとるということです。そんなこともわからんやろなぁ。だから「教員は世間を知らない」とか言われるのか。知らんけど。
まぁでも、かつてウトロの厳本さんから
「土方は雨には勝てん」
と教わりました。ここでジタバタしても仕方ないです。できることをできるときにやる。それまでは別のことをやる。そういう3連休にしましょうか。

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1 おみくじを引いて、出たのにそってお菓子がもらえるというのを、ある教員がされてる。
2 たまに「読んでますよ」と言う方がおられて、「マジですか」と思う今日この頃

教え教わり教える

朝、職場に着いて朝ごはんを食べてると代講の連絡が入りました。やれやれ。教科主任は申し訳なさそうな声だけど、あなたのせいではないから大丈夫。てか、久しぶりなので、そんなに嫌がってませんよ(笑)。
てことで、立番です。M田さんに土曜日飲みすぎていらんことを言ったことをごめんなさいしたら、笑ってくれました。よかったよかった。ちなみに
「覚えてますか?」
と言われたので
「断片的に」
と正直に答えました。
1時間目はプリント作成です。で、2時間目はそのプリントを持って代講。3時間目もつくったプリントを持って、プリント学習です。2学期にひとりで解いて、解き終わったらボーとしてた子が、2学期終わりに
「3学期は教えに行く」
と書いてて、そのとおり、教えてくれてました。えらい!てか、うれしい!
そして4時間目はラン。

今日は1年生の子らとクロカンコースです。寒い。しかも風が強い。悪条件です。それでもトップの子は速い。あっという間に差を広げられました。そして2番手が来ない。思わず体育の教員に「2番手、遅い!」と言ってしまいました。てか、わたしの役目は全体のペースをあげることですからね。1周目のタイムが3分15秒くらいだったので、6周20分を切れるペースです。しかし2周目で少しだけペースダウン。向かい風で押しもどされる感じです。結果、6周を20分02秒で、惜しくもベストタイム更新ならず。4kmのタイムは20分28秒でアベレージは5分06秒でした。スプリットは5分09秒→5分05秒→5分11秒→5分01秒でした。まぁまぁかなぁ。
走り終えて子どもたちと「風、きつかったなぁ」と言いあえるのは走ったものの特権ですね。

で、5・6時間目の授業にはM田さんが来られました。そういや、土曜日に
「数学が苦手です」
って言っておられたので
「遊びに来たら?」
って言ってたのでした。
今日の授業はグラフ書きが終わったところからなので、方程式に応用したり、最大値・最小値を求めてみたり。なので、とにかくグラフを書きまくります。てことは、ほとんど説明しなくてもいいです。5分の説明のあと30分の演習という感じ。
M田さん、わかるわけがないのですが、そんなときに活躍するのは子どもたちです。
「教えたろか」
って言いに来るのは、もちろんクラスでもっとも数学が苦手な子です。途中、他の子のところに
「教えて」
って言いに行くのはご愛嬌。それでもその子が教えてくれたおかげでM田さんも問題が解けるようになったみたいです。
とにかくクラス全体が自由に動きまわりながら数学を解く。楽しいひと時です。
こんなふうに、教え教わり教えることで全体があがっていく。そんなひとときをつくってくれたM田さんに感謝です。
そして夜の仕事へ。今日から再開です。と言っても、今日と来週だけですけどね。
今日のテーマは「不登校・いじめは「心の問題」なのか」です。
不登校が心の問題とは限らないのは、同和教育やってる人間であれば常識です。なにせ「今日もあの子が机にいない」からはじまったんてすからね。ちなみに、発表の学生さんが他の学生さんに
「不登校の子、いましたか?」
って質問したら、ヤングケアラーのケースを話してくれた学生さんがおられて、なるほどなと。ほんとに多様な背景を持つ学生さんたちですね。
そうそう。集団が苦手な感じの学生さんもおられたりして、こういう人が教員になったらいいなと。つまり、
「行くぞ!」「おー!」
みたいな教員ばかりだと、そういうのが苦手な子がやっていけません。でも、そういう教員は、そういう雰囲気が苦手な子のことを忘れてしまう。だから、そういうのが苦手な人が教員になったほうが、ちょうどいいさじ加減になるかなと。そしてなにより、こういうそれぞれの学校経験を出しあうことが、とても大切なんだろうな。わたしもいい経験をさせてもらってます。
てことで、夜の仕事終了。さすがに疲れた。早くビール呑みたい…。

2023年を振り返る

ということで、今年1年を振り返りましょうか。

1月 新たなエントリをつくるほど走ってることに気づいた。
2月 ハムスターになったりしてた。
3月 7度目の全麻を受けた。もう飽きた。
4月 ウトロでやらかした
5月 玖伊屋を再開させた。
6月 人権学習で新ネタ「ヘイトスピーチに抗して」をやった。
7月 みんなで小豆島の人にめいわくをかけた;。
8月 この日から2週間こもりんした。
9月 久しぶりにおべんきょ会で発表して有意義だったし、楽しかった。
10月 マウントとってしまった
11月 はじめてお座敷に生徒が来てくれた
12月 どうやら「新ネタ」が育ちそうな予感がしてきた。

お次は書き物関係ですね。

土肥いつき, 2023, 「高校教員のための性的マイノリティ入門」『月刊高校教育』2023.8

土肥いつき, 2023, 「「時代はようやくここまできた」――新たな言葉を生み出し、その言葉に安住することなく言葉を再定義していく営み」『図書新聞』3604

土肥いつき, 2023, 「『問い』と対面する」『支援』14

誰一人取り残さない教育のために―公害の経験を人権教育の視点から読み解くー

他にも現在編集部さんがパタパタしておられるものが2冊ありますが、2024年になるかな。

そして新連載「出会いは世界を広げていく 交流会を通して

変形トリプルヘッダー

今日は丸一日いろいろある日です。
それでも、まずは日課のduolingoで少し英語のおべんきょ。とは言え、中学生レベルです。その後ブログ書き。こういうルーティンがあると、やらなきゃならないことの前に1時間くらいとられてしまうので、なんだか本末転倒感があります。でも、英語のおべんきょはそれなりに大切だと思っているし、ブログというか日記とか、muchan時代からカウントしたら20年以上毎日書いてるから、それはそれでひとつのリソースです。そういや、高井ゆと里さんからもほめていただけたしなぁ。
てことで、ルーティンが終わったら、すでに10時前です。ほんの少しだけ「ライフストーリー」とかかわって、zoomの準備です。今日の午前は神村さん相手に1時間半録画をすることになっています。それを年明けにオンライン配信するんだとか。そしてzoomオン。神村さんに
「編集するんですよね」
と聞くと
「いつきさんんは最初と最後をカットするだけ」
って言われました。そりゃそうだ。去年の夏も「youtuberみたい」って言われたことがあるし、コロナとLGBTもワンテイクで撮ったし、まぁミスをしても、それも味のうちって感じですからね。
てことで、本日1本目スタートです。いちおうスライドをチェックはしたんだけど、ところどころで「あり?」と思うところがあったりして、これは少々ヤバイです。しかも、ところどころで意識が飛びそうになります。決して昨日のボージョレーヌーボーのせいではありません。なんなんだろう…。それでも、なんとかかんとか1時間半しゃべりたおして、収録終了。すみませんでした。
で、昼ごはん。今日は久しぶりに気合いを入れましょう。

辛い…(笑)。
食後はしばしボーとして、その後スライドの修正です。そんなことをしていると、2本目のスタート時間間近になりました。本日2本目は磯田さんプロデュースの埼玉大学オンライン講義です。なんでも、現職教員の方もおられるし、院生の方もおられるんだとか。
てことで、スタート。さすがに本日2本目なので、それなりにスムーズに行きますね。ただ、順番を変えたところが、ほんとうにそれでいいのかどうかがわからない。年明け、もう1本オンライン講義があるしなぁ。ただ、そんなことを考える間もなく、ひたすら話をして、またまた1時間半駆け抜けました。ふぅ。そうそう、レジュメを送るのを忘れていたみたいで、お座敷を終えてからレジュメを送るという、ろくでもない話でした。すみませんでした。
で、ひと息ついたら出発です。年内最後の「夜の仕事」です。
しかし、考えてみると、大学って今日も授業をしているんですよね。そして、年明けの授業は1月4日です。なんか、すさまじいとしか言いようがありません。さて、学生さん、来るかな。
ふだんより1本遅い新快速になってしまったけど、まぁ少し余裕を持って到着。間もなくみなさん来られました。クリスマスだというのに…。
今日のテーマは「特別活動と部活動に忍び寄る格差」です。
多くの人にとって、学校生活の思い出は「特別活動」や「部活動」だったりするなじゃないかなと。ただ、それが「いい思い出」の人と「悪い思い出」になる人がいる。あるいは、そういうものが「思い出」にならない人もいる。例えば「悪い思い出」になる人の中には「やらされた感」とか「排除された感」みたいなのを感じることもある。「思い出にならない」人の中には、特別活動や部活動に参加しなかった人もいる。そして、こういう人を、その人個人の問題ととらえるのではなく、その人の階層の問題ととらえませんか?というのが、今回のテーマです。
が、これ、わかりにくいです。わたしも担任時代には「特別活動」をクラスづくりに活用したし、今も放送部の顧問としていろいろやってるし。もちろん、特別活動に参加しなかった子とかもいっぱいいたけど、当時はそれを階層間格差とはとらえられなかったかな。というか、階層という意識はなかったけど、「しんどい立場の子」を包摂するためにやろうとしていました。が、逆にそれが排除を生んでいた可能性もありますね。いずれにしろ「渦中」にいるとわからない。そこからひとつ引いたところに身をおいて考えることが大切であるという問題提起だと思います。
そんな感じなので、ホワイトボード書き書きへのコメントも、いささか歯切れの悪いものになってしまって、すみませんでした。
それでも最後は「よいお年を」と言いながら解散です。この学生さん達とも、あと2回かぁ。
そんな感じで、変形トリプルヘッダー完了。けっこうハードだったなぁ。

最強再び

今日は昼過ぎに大阪に行かなきゃなりません。集合場所はスイスホテルのロビーです。待ちあわせは14時だけど、13時40分に到着。うーん、場違いだ…。とにかく、立派な椅子に座ったらお金がかかりそうな気がしたので、トイレの前にあるチープなベンチに座っておきましょう。
そうこうするうちに、つっちーさん登場。しばし近況報告をしたり、この間の全同教の話をしてみたり。なんでも桂中、けっこうしんどい時期を過ごしたあと、ようやく「あそこ」まで到達したんだとか。そう考えると、すごいですね。やがて橋本さんとたかさんの姿が見えました。あとは木村さん待ちです。ただ、橋本さんによると、木村さん、サンドイッチを買いに行っておられるんだとか。で、ここのロビーでサンドイッチを食べながら5時半までゆんたくして、その後「蓬莱」でディナーの予定なんだとか。マジっすか。てっきり遅めのランチだと思って昼ごはん食べてません。が、サンドイッチはそのためなんだとか。ちなみに、コーヒーの値段を見たら850円です。それを聞いたつっちーさん、
「ホテルだったら安い方」
とのことです。なるほど。
そうこうするうちに木村さん登場。最強メンバーそろいました。木村さん、諸々の状況を聞かれて、予定変更を即断されました。そして、みんなでなんばパークスを目指します。当初は缶ビール+サンドイッチで屋外で楽しもうかという案もありましたが、結局中華バイキングのお店に入ることになりました。とりあえず食べ物をとりに行きましょう。

ここでようやく自己紹介。とは言え、今回初めてなのは、わたしにとってはN村さんだけです。もっとも、N村さんからしたら、わたしら全員初対面ですね。
それにしても、今日はつっちーさんがよくしゃべられます。木村さんは今回は聞き役なのかな。
N「日本の学校って、人権を教えてないんですか?」
つ「ない(きっぱりこん)」
い「学習指導要領の中には入ってないですからね」
つ「道徳は入ってるけどね」
みたいな話から、人権をどうとらえ教えるかって話へと展開します。
つ「日本の人権教育は、他人の人権のことばっかり教えて、自分に人権があるということを教えない」
まさにその通りですね。だから、わたしは世界人権宣言からスタートしようと思ったんです。ただ、それは「漠然と」だったんだけど、つっちーさんのこの言葉で、かなりクリアになったかな。さらにつっちーさん曰く
「いま、社会モデルとは言わないよ。国際的には「人権モデル」って言うねん」
あー、それ、どこかで読んだな。さらに
「ODENで考えているのは、個人モデルと人権モデルの間に「福祉モデル」っていうのを入れたらどうかってことやねん」
つまり、「自己責任」と「社会の責任」の間に「思いやり」を入れるということですね。これ、「思いやり」を否定しないけど、さらにその先があるから、そこで立ち止まったらダメということを顕在化できますね。ただ、これ、福祉の専門家からしたら「福祉は人権です」って怒られると思いますけどね。なので、その旨提案をしておきました。
そんなこんなで楽しい80分を過ごしてお店を追い出されました。てことで、お店の前で記念撮影。

その後カフェを求めて彷徨いましたが、なかなかあいてない。ここでつっちーさんは帰宅時間がきました。残る5人で居酒屋へ。が、みんなおなかいっぱいです。そりゃそうだ。遅めのランチはバイキングです。なので、ノンアルビールとかホッピーとかを飲みながら、1時間ほど話。が、まぁいい頃合いでしょう。ということで、6時過ぎに解散。
メッチャ楽しい1日でした。橋本さん、いつもありがとうございます。また集めて下さいね。

教員の時間感覚

朝、やはりしんどいですね。当たり前か。でも、今日は出勤しなくちゃなりません。なので、ノロノロ起き出して、勤務時間ギリギリ到着の電車で出勤です。ちなみに、ふだんより30分ばっか遅いだけですが、それでもかなり楽ですね。
今日は赤点の子らの「基礎補充」です。それまで少し時間があるので、ちょっといろいろインタビューをすることにしました。
というのは、某所から「2まわり5年の担任経験」とか「3まわり目の担任」のなかにある「◯まわり」という表現がわからないという指摘がありました。考えてみたら、これ、教員世界の独特の言いまわしかもしれません。なので、こんなことを聞いてみることにしました。
「「担任3回やったねん」って言われたら、何年やったと思う?」
この答がおもしろかった。まず同じセクションの新採教員に聞いたら
「9年ですね」
とのお答え。そこにたまたま来られた事務職員の方に聞いたら
「3年ですよね」
さらに養護教諭に聞いたら
「9年」
です。
結局こういうことなんです。高校教員の多くは「3回やった」は「1年から3年までの3年間の担任を3回やった」と解釈するんです。が、そうではない人の多くは「どこかの学年の担任を1年ずつ3回やったので3年」と解釈します。ついでなので、他の教員にこんなことを聞いてみました。
「1年→2年→3年と担任やったらひとまわりやんな。1年→2年→担任外とか、担任外→2年→3年やったらひとまわりとは言わんよな。そしたら、1年→担任外→3年やったらどう?」
答は
「うーん、それ、メチャクチャむずいですね」
でした。ちなみに、最後のパターンの場合、3年担任に「復帰した」と言います。そういう意味では、おそらくギリギリ「ひとまわり」なんですよね。
おそらく高校教員の多くは、個々の生徒に対しては3年単位でとらえます。それに対して、授業や行事なんかは1年単位でとらえます。そのふたつの時間の流れが混在しています。さらに、クラブなんかは学年が混在しているので、学年ごとにズレながら3年単位と1年単位が混在しています。そういう時間感覚なんです。
問題は、これをどう教員以外の人にひとことで伝えるかってことです。おそらくムリですね。ただ、大切なのは、高校教員の時間感覚は、あくまでも高校教員内でしか共有されないということを、高校教員自身が認識することってことなのかな。なので、それを気づかせて下さった方には感謝ですね。まぁ、ここ読んでないだろうけど(笑)。
てことで、基礎補充。
昨日円陣を組んだ子らがやってきました。みんなニコニコしています。変だ。でも、不思議と笑顔になります。おそらく「同志」って感じなんでしょうね。
午後はまたまた校正です。校正が終わったらラン。

どこを走ろうかな。とりあえず、職場の中をてきとうに走って、その後アップダウンがキツイというか、アップダウンしかない4kmコースを走って、再びグラウンドを走る適当コースにしました。一応6kmを目途にゆっくりと走りましょう。しかし寒い。さらに4kmコースの最初がヘビーな登りなので、ほんとうにペースが上がりません。まぁいいか。結果、トータルで6.4kmを41分17秒で、アベレージはは6分24秒でした。スプリットは6分22秒→6分28秒→6分25秒→6分26秒→6分17秒→6分36秒。ついでに最後の400mは6分03秒で、これはクロカンコースの一部でした。やはりここは速いんだな。まぁ、この間スピード出してたから、今日はこんな感じでOKですね。

走り終わってひと息ついたら職場を脱出です。今日はお医者さんのはしごをしてからの、髪の毛のカットです。それぞれ少しずつ離れています。これらを限られた時間の中でどう移動するかです。
まずはお医者さんその1です。ここ、時間に厳密で、あまり早く行っても怒られそうです。なので、最寄り駅から時間調整も兼ねて歩きです。うーん、5分前に着いてしまった。が、にこやかに迎えてもらって、あっという間に診察も終了。ただ、薬が出てます。行きつけの薬局は最寄り駅の近くなので、次のお医者さんその2から離れてしまいます。まぁ、薬はあとでもいいので、まずはお医者さんその2ですね。ここへはバスで移動です。ここでリハビリと薬のゲットです。リハビリ終わって帰り際に
「あの…。NHKに出られたんですよね?有名人ですよね?」
とか言われて、悪いことがどんどんできなくなってきてるなと。もちろん
「有名人じゃないですよー」
とは念押ししておきました。
さてと。髪の毛のカットの予約時間まであと35分。薬屋さんまでの移動+処方にかかる時間を考えたら、どうなるかな。バスだと間に合わないかもしれないなと思った次の瞬間
「わたしの出身高校のキャンパスの縦の長さじゃん」
と思いつくなど。そう言えば、バスはメッチャまわり道してるけど、直線距離は近いのでした。が、歩きだとたぶん間に合いません。走るか(笑)。
ちんたら走ったら5分で着きました。走ることへの拒否感はもちろんないし、走っても息も切れない。てか、疲れがないのは、走り込んでるからかな。
で、薬を処方してもらった、美容院の予約の時間まであと20分。バスに乗ったら早すぎますね。歩いていきましょう。
髪の毛をバッサリカットしてもらって気持ちいい。あとはおふろからのビールですね。
そんな冬休み初日でした。

団体戦

朝、やはりしんどいです。いつものお店の日本酒はメッチャおいしいので、ふだんは基本的に2杯までと決めてるお酒も「2杯半」にしています。ちなみに、半分はKうさんに飲んでもらってます(笑)。ただ、昨日は4杯飲んでしまいました。まぁグラスが小さかったからなんですけど、それはそれだけいろいろおいしいお酒が飲めるということです。なので食べ過ぎではあったけど、飲み過ぎではないです。帰ってきたのが遅かったのが原因でしょうね。
てことで、のろのろ出勤。
今日は走りの授業はありません。なので、立番が終わったらそのまま職員室へ。うーん、授業、どうしよう。やることがない。まぁ12月の内容プリントをつくりましょうか。あとはフリーにかける紙を用意です。
2時間目は教科会議です。今日のアジェンダは「授業・クラスの情報交流」です。
予想通り、みなさん「やりにくさ」を語られます。必然的に「クラスのアカンところ」を出しあうことになります。
おもしろくない。
そりゃ、うちの子らは全体的にそんなに学力高くないし、特に数学に対しては「マイナス」からの出発の子が多いかもしれません。でも、その子らが「この学校で、このクラスで数学の授業を受けて楽しかった」って思えるようにすることが、この学校の教員の仕事だと、わたしは思っています。
もちろん、他の学校、とりわけ数学を受験科目として使う子が多い学校であれば、教員の役割は変わります。要は、教員の役割は対象によって変わるってことです。幸か不幸か、わたしは「うちの学校に特化した人(笑)」なので、その役割を身体化してるんでしょうね。
そういう子らに「数学への興味をもたせるにはどうきたらいいか」って話。やはりみなさん、数学の奥深さや、ご自身が興味あることを深く話されるようです。ただ、それは子どもたちには通じない。だから、諦められます。そんなエピソードがある中、ある教員が
「どひせんせいの雑談はおもしろいって生徒が言ってます」
と過分なお言葉をおっしゃられたので
「いや、わたしの雑談は「なぜDPRKがミサイルを撃つのか」とか「変態が世界を変える」とか、そんな話です」
とネタばらしをしてしまいました。
さらに、いろいろ話が否定的な方向に向かっていくので、思わず
「数学の授業は団体戦なんです」
って口走ってしまいました。
なにと戦うねんという話ですが、それは「赤点ゼロ」のクラスを達成するという戦いでしょう。まぁそのハードルをわたし(たち)が設定しているという時点でマッチポンプなわけですが^^;。
いつも思ってるのは「この1年、メッチャしんどかったけど、でも、なんだかんだ言って楽しい1年だった」って振り返ってもらえる授業です。そんな1年をみんなでつくる。「このクラスだから、このメンバーだからできた」って振り返れるようにしたい。
そんな会議のあと、授業です。なので、授業の冒頭
「数学はな、団体戦やねん」
という話を繰り返しました。さらに
「隣のクラスは殺伐としてるらしいな。このクラスは和気あいあいやな」
と言うと
「隣のクラスは勉強できるけどコワイ」
とか言う生徒がいたりします。なるほど。競い合ってるんだ。それはそれでいい。でも、戦い方が違います。わたしはこのクラスのほうがいい。
てことで、いつものように「2学期を振り返り3学期を展望するのを、自分とクラスの2つ書く」というお題を出しました。すると見事に、「クラス目標」として「赤点ゼロ」とか「隣のクラスに平均点で勝つ」とか、わけのわからんことが書いてあって、どんだけおもしろいねんと。さらに「教えてもらう身であることを引き受ける」とか、すばらしい。思わず若い教員に見せに行ったり。

そんな感じで、午前はパタパタしてたけど、突然午後はまたーりペース。なんかこのあたりで身体と精神のミスマッチが起こりはじめたようです。たぶん、冬休みが来るプレッシャーと、その準備ができていない苛立ちとかかな。それ以外にもあるな。なんか、身が削られる気もしたり。そして、緩やかにメンタルが落ちるというか、元気がなくなってきました。
うーん。
とにかく帰ろう。

依存への一歩?

朝、やはり身体が動きません。なので、ふだんより20分長くおふとんの中にいることにしました。それでも、いつもの時間の電車に乗って出勤。長い一日がはじまります。電車の中ではいつもの通りduolingoで英語のおべんきょです(笑)。とにかく聞きとれない。困ったものです。
それにしても今朝は寒いです。職場まで歩く途中、どんどん足先の温度が奪われていきます。ヤバイです。なので、立番ではウィンドブレーカーを着ることにしました。
授業の方はやることがなくなってきています。いや、別に教科書を進めてもいいんですけど、そうしたら、3学期にやることがなくなります。まぁ、もう一回すべておさらいしてもいいんですけどね。とにかく、教科書に対して単位数が多いというか、それよりもなによりも、試験のあとの授業が長すぎます。授業時数の確保の仕方が間違ってます。まぁそれでも、いろいろやるんですけどね。
4時間目はラン。

今日は1年生と走ります。先週は「慣らしクロカン」でしたが、スケジュールを見たら今日は30分間走のようです。どんなペースで走ろうかと思ってグラウンドに降りたら、1000mでした。
まずはアップ。ですが、わたしはストレッチをしたり、自分なりの温め方をさせてもらいます。なんでも、2チームにわけて走るそうです。
「どっちで走りましょう」
と聞くと
「速いほうで」
と言われたのでAチームで走ることになりました。
1周目は1分弱でした。てことは4分ペースです。速い。でも、2周目でペースが落ちます。3周目はいつもの通り「なんで走ってるんだろ」状態です。そんな時は抜かれてしまいます。4周目はスパートかけようにも残ってません。てことで、タイムは4分28秒でした。それでも先週から14秒縮めたのでよしとしましょう。
その後インターバルをおいて、Bチームとも走ることにしました。こちらはトップを引っ張るのが目標であり目的です。
一度スタートしたけど、最後尾が遅すぎてリスタートになりました(笑)。
そしてスタート。トップにいこうとしたけど、ひとり前に行ったのでその子についていくことにしました。が、ほどなくペースダウン。なので、前に出て引っ張ることにしました。2周目はさらにペースダウン。うーん、楽だ。それでも、3周目は後ろに影が見えたので、少しペースをあげましょう。お、ついてくる。そして4周目。足音が近づいてきたのでペースアップ。ところが、さらに近づいてきます。なので、さらにペースアップ。が、どんどん近づいてきます。よし、デッドヒートといきましょう。そして最終コーナー。ここでインを譲ります。すると、わたしをパスしていきました。あり?別の子じゃん(笑)。
まぁいいです。きっとその子のペースもあがったでしょう。タイムは同着の4分37秒。それでも先週より速いですね。あのペースで走ってこのタイムかと、少しびっくりしました。それにしても楽しかった。

そしておべんとからの午後の授業です。眠い…。2時間連続、なにをする?まぁとにかく接線の方程式で1時間。そのプリントでもう1時間。も、もたないですね(笑)。そして、水曜日にやることがなくなりました(笑)。
そんなこんなで授業を終えて、いつもの通り「夜の仕事」へ。が、途中の電車の中で猛烈な眠気が襲ってきました。ヤバイです。なので、最寄り駅で今週も手を出してしまいました。

ヤバイな。これは依存症への一歩なのか?来週は飲まなくてもいい日曜日を過ごさねば。てか、走ったあとのおべんとがアカンのか(笑)。午後は猛烈に眠かったです。
てことで、「夜の仕事」です。今日のテーマは「日本の学校も多文化社会の中にある」です。これ、地域によって随分と差があるしょうね。今日の発表者の学生さんは外国人の集住地域の学校に通っておられた経験があるので、日本語指導が必要な子どもがいることは、そんなに不思議な感じは持っておられないようです。が、生徒としてそこにいるのと教員としてそこにいるのはずいぶんと違うだろうなと思います。なので、このテーマはそれなりに驚きを持って受け止めておられる感じでした。
そしてそれは、他の学生さんも同じ感じでした。でも、統一テーマである「学校は社会の中にある」ということを、この半年延々と論じ続けてきているので、さすがに「そういうことね」という理解は早いですね。
で、学生さんの発表が終わったら、わたしの方から補足。一つは、テキストに書いてあるのは「日本語指導が必要な生徒」についてであるけど、それはおそらく紙幅の関係でそうなっているだけで、例えば在日韓国・朝鮮人のように「日本語指導が必要ではない生徒」もまた、独自の困難を抱えさせられていることは知っておかなければならないということです。もうひとつは、ターゲットが小学校・中学校に絞り込まれていて、高校にはあまり言及されていないことです。高校については、わたしもそれなりに考えるところはあるけど、それよりも専門にされている方がおられるので、そちらを紹介しておきましょう。てか、学生さんたち知っているはずだし。そしてもうひとつ、法的地位の話が書いてない。つまり、国籍や在留資格の話ですね。そのあたりのことも少し触れておきました。
そうそう、ホワイトボード書き書きの内容もおもしろいです。というか、今回は「ツイート課題」がおもしろい。「教育の国際化、多文化化と聞いて思いつくことは?」というお題です。当然のことながら、学生さんたちが書かれることは、いわゆる「国際理解」や「他文化・異文化」といったことになります。なので、わたしの方からこのpdfから中島智子さんによる「多文化教育」の定義と、それに付随した「おまけ」の話をしておきました。
しかし、マジでこういう話を知らずに教員になったとしたら…。こわいわ…。教育社会学を必修にしないとまずいです。が、おそらく文部科学省はしないというか、したくないだろうな。
ということで、「夜の仕事」終了。さてと、家に帰ってシャワーとビールだな。しかし、来週はクリスマス。みなさん来るんだろうか(笑)