謀議の果て

今日は午後からK厶МョンスさんとSんい・じゅごんさんと3人で謀議です。ちなみにМョンスさんから「コーヒー飲めるところ知ってる?」と聞かれたので、「ビール飲みながらじゃないんですね」と返したのは、ここだけの話です。てか、それへの返答が「話が終わったら水月亭」とかいうのだったんですけどね(笑)。
てことで、午前は時間があるので、久しぶりにジョギング&筋トレして、部屋の片づけして、おべんきょなんぞをしました。
で、京都駅へ。ここで、3人で謀議です。それにしても、人のつながりってすごいなと思います。なんだか、わけのわからんところでみんながつながっていて、わたしがやることは詰まったパイプの掃除くらいです。
で、4時前にコーヒー屋さんを脱出。水月亭に行ったら、あまりにも当たり前ですが休みです。さてどうするか…。まぁここで「わかば」に足が向くのは当たり前といえば当たり前です。
「久しぶりやな」
と歓迎してくださって飲み開始。なるほど、マッコリとメッチュを混ぜるとおいしいわ。なんでも「メッコリ」というそうな。
でも、速やかに
ハイボールください」
と移行。と、オモニ、
ハイボールやな、わかった!」
とめっちゃうれしそうです。なにかがおかしい。
そうこうするうちに、お客さんも集まってくるわ、娘さんも来られるわ。えらいことになりはじめました。МョンスさんもSんいさんもすでにハイボール濃いめです。
「色がおかしい」
とか騒いでます。はい、ここのハイボール濃い目は色がおかしいです。
てことで、9時過ぎまで呑んで、フラフラになって帰りましたとさ。
でも、話はメッチャおもしろかった!

総会

今日は午後から某在日外国人教育関係の総会です。なので、総会会場へ。ちなみに、総会と言っても、15人くらいしか出席しない小さな会議です。
まずは総会。でも、その前にお昼ごはんです。

盛岡風冷麺です。すでにほとんどネンミョンではありません(笑)。
総会は司会があたりそうになったけど、そこは巧みにパスをして、単なる参加者になりました。で、つつがなく総会も終わり、本格的な論議の時間になりました。
はっきり言って、今の運動を続けていくのはきついです。もちろん、「運動」なんていうのは死後なのかもしれませんが、やはりやってることは「教育運動」であり、アクティビストではないにしろ、実践やってる人間としては、これまでの「遺産」は、次に受け継ぎたいです。てか、ほんとは遺産じゃないです。いまさまざまな新たな問題が起こっていて、そこに迅速に対応しているのが「わたしたち」で、ほとんどの教員/学校は鈍感です。まぁ、適格者主義のなれのはてとして、日本国籍を持たなかったり在留資格を持たなかったりする子どもたちは「資格がなかった」=「さかたない」存在なのかもしれません。でも、「わたしたち」はそうは考えない。そんな思想や行動を継承したいと思うし、実はそんなことをやるのがおもしろいんですが、どうにも「適格者主義」からはずれようとしない人々が蔓延していて、ほんとにマイノリティだなと思う昨今です。
てことで、かなりハードでディープな話をかわして、会議も終了。そのあとみんなは飲み会です。わたしも少しだけ一緒にいたけど、さすがに連日の呑み会でしんどいです。今日は早々に退散しましょう。
お家に帰ると、ダイソンのモーターヘッドが届いてたので、ほんの少しだけお掃除(笑)。
さてと、ケンミンショーを見たら寝ましょうか。

久々かな

なんで連休の谷間に授業やねんとは思いながら出勤してたのですが、明らかに電車はすいてます。まぁ、今日はカレンダーどうりに仕事する人の日なんでしょうね。でも、わたしらはマシかな。これ見たら、大学はめちゃくちゃです。
てことで、1時間目は図書室学習です(笑)。まぁ、ひと息つくにはいいでしょう。3・4時間目の連続授業はほんとは半分質問受け付けにしようかと思ったけど、キリのいいところまでやったら、2時間やってました。午後は薬物乱用防止教育だけど、仕事が立て込んでるのでパス。隣の体育館でこの日の講演の校正をするなど。放課後も続行して、定時が来たらあがりです。
電車に乗って向かうは十三。今日はEのいさんのお誘いで、久々の呑みです。他のメンバーはKちゅかるさんとかKよぽんとかFぁよんとか。気のおけないメンバーです。
とりまビール→ワインといったのですが、次になにを呑むかが問題です。結局、蛇口から注ぐことにしました(笑)。

で、話の方はというと、いつものように迷走します。まぁ、ある種安定してるのはわたしくらいで、他の人たちは変化が多いからなぁ。てか、わたしの変化は、どちらかというと、珍しく「いい方」に向かってるから、たまにはさむネタ程度です。それよりも波乱万丈なみなさんの話を聞きながら、ところどころでツッコミというかチャチャを入れるというか、そんな感じで暴言吐きまくっているうちにお開きの時間です。
うん、今日もいいお酒が呑めたな。

延々と

で、今年度事務局に入られたOさんと3人で、なぜか角打ちへ。まぁ、ウォームアップが必要ということです。続いて本番の場所へ。ここで、いろいろ話が盛り上がります。
それにしても、金さん、わたしのことを知っておられたとか。
「何度かお見かけしました」
ってなんでやねん^^;
「いや、「あの人がいつきさん」って教えてもらったんです」
いや、その「あの人」ってなんやねん(;_;)。
謎です。
そして、なぜか「崇仁新町」へ。ここでは、みなさん酔っ払いながらも、ガチな話です。話をしながら、いろいろ気になることがあったりして、そんな話でOさんにからんでみたり^^;。
てことで、方向音痴を自称される金さんを京阪に送りがてら、わたしも京阪で帰ることにしました。
さてと。明日は仕事か…。あ、今日も仕事だったわ^^;

「マイクロアグレッションとは何か」

今日は某人権教育研究会の総会です。なので、少し家でゆっくりしてスタート。
午前は、いわゆる総会です。かつてのようにドンパチやったり、選挙で不信任が何人いるかを競うなんていう時代じゃなくなったので、楽といえば楽ですね。
で、午後は記念講演。タイトルは「マイクロアグレッションとは何か」。講師は金友子さん@立命館大学です。
おそらく、ブログで「被差別体験のインフレーション」をはじめて使ったのはこの時なんじゃないかと思います。でも、実はもっと前から思っていて、それは例えば、かつて人権学習で来てもらった講師のみなさんの選定基準みたいなものに自分で疑問を持つようになったあたりなんじゃないかなと思うのです。そんな中で、うちの人権学習では「有名どころ」にお願いするのではなく、より微細な「トゲ」について話してもらうようにお願いする方向へと舵を切ることにしたんですよね。そんなおりに、「ヴァルネラビリティ」とか「マイクロアグレッション」とかいう言葉を知って「これや!」と思ったという次第です。
わたし個人はずっとこのあたりのことを考え続けてきましたが、当然のことながら「某人権教育研究会」の人たちは知らないだろうと。なので、少しずつネタを話し続けて、ようやく「Time has come」となって、念願の金友子さんをお呼びするところまできたということです。
で、講演の中身は、おもしろかった!
まずは「わたしのモヤモヤにつきあってください」からのスタートです。これがいいです。たぶん、日本におけるマイクロアグレッションについての考察は、そんなに進んでいないのかな。というのは、例えばアメリカにおけるレイシズムと日本におけるそれは、それなりに同じところもあるけど、ずいぶんと違うところもあります。なので、アメリカにおいて考察が重ねられたマイクロアグレッション概念を直輸入しても、たぶんそのままでは使いにくい。さらに金さんが金さんであることも関係しています。まさに「我がこと」としての経験は、とてもわかりにくい。それはおそらくSueさんもそうだったんだろうなと思うのですが、金さんもそうなんだと思います。
そんな金さんが立てた問は「「日本語おじょうずですね」は差別か?」です。
そこからはじまって、ヘイトスピーチやヘイトデモへと話は進み、「ジェノサイドの三角形」へと話は進みます。そして、その三角形の基盤をなす台形部分として「マイクロアグレッション」を紹介されます。そこからは、アメリカで進んできたマイクロアグレッション概念の説明や、マイクロアグレッションが当事者にもたらすものの説明をされました。それにしても、ところどころに入る「ちなみに」がおもしろい。もちろん、ここで入るのはご自身の話です。それが話に厚みとリアリティを持ち込みます。
そして、マイクロアグレッションがなぜなされるのかですね。そこにはステレオタイプや思い込みがある。
ただ、これ、むずかしいです。ステレオタイプや思い込みが、そのまま差別と直結するわけではない。でも、マイクロアグレッション概念を導入することによって、そういう「言葉」としての「武器」が生まれてしまう。そんな話を、「モヤモヤ」あるいは「グルグル」と話をされます。でもこれ、まさに金さんの実存をかけた話なんですよね。
さてと、最初の問へのわたしよ答えは、もちろん差別です。その前提には「単一民族信仰」と「排外主義」があるからです。でも、金さんはこういうステレオタイプな言葉は使われません。より微細な「関係」や、その「場」に埋め込まれた「あたりまえとされること」や「思い込み」をていねいに分析していかれます。たぶん、そういうことが、実は必要なのかなと。

で、講演の後の帰り道で、わたしから感想をば。
「ひとつの言葉が生まれるということは、そこにパラダイムの変換が起こるんですよね。たぶん、それは「ハラスメント」という言葉に代表されるのかもしれないけど、「マイクロアグレッション」もそういう役割を担っているのかなと思いました。つまり、従来は「考えすぎ」とか言われていたことに「それは差別だ」と言えるようになった。そこが大きいのかなと思いました」
みたいな。ついでに、わたしが経験したマイクロアグレッションを披露すると、爆笑されましたo(^^)o。