新ネタ

大阪府南部の高校で「セクシュアルマイノリティの立場にある生徒の現状と抱えている課題について」というタイトルでしゃべれという話があり、行ってきました。
困った。新ネタです。
さすがに道中の電車の中でいろいろ考えたのですが、考えているうちに寝てしまうというありがちなパターンに陥って、結局途中までしかネタがつくれませんでした。
で、学校に到着してすぐに高座。
まぁ、結局なんだかんだ言っても、完全な新ネタにはならないわけで、いままで話をしたり文章を書いたりした数パターンを適当に組みあわせたら、あたかも新ネタみたいなものができるわけで、けっきょくそこでお茶を濁しながらも、笑いは確実にとるという、これまたありがちなパターンでなんとかこなしました。
にしても、ひさびさに「オチ」のところは緊張しました。いい経験だ…。

反省会・死のロード(笑)・通算7日目

朝起きて…。お、起きられない…。
でも、無理矢理起きて、出勤です。
今日は午後から日直。といっても、クラブで何かあった時のためにいるだけのことなので、何か仕事があるわけではありません。ただ、先週はほとんど学校に行けなかったので、いろいろたまっていることがあるだろうなぁ。
で、ちらちら仕事をしていると、いきなり大仕事が降ってきました。
テープおこしのファイルが来たのですが、これがすごかった。文章の途中にやたら改行が入っているわ、無意味な半角空白がいたるところに入っているわ。あまりのひどさにしばし呆然。
でもまぁ、テキストファイルで空白処理をしたりしたら、それなりになんとかなるかと気を取り直して作業開始。3時間ほど格闘して終了。にしても、もう少しなんとかしてくださいよ…。

さぁ、仕事を終えてお家に帰って、すぐに「街」へ向けて出発です。
「行ってきます」
と子どもに声をかけると
「またかぁ!」
とあきれられてしまいました。そりゃそーだ。

今日は、いろいろあった日の反省会みたいなもので…。
高座のあとに話に来られた学生さんと、その後いろいろメールのやりとりをしていたのですが、そのうち
「じゃぁ、一度会いますか」ということになって、反省会の開催です。
きっかけは「「ありのままのわたし」って、ほんとうはないんだ」というわたしの「解題」に対する反応からスタートしていたんです。
う〜ん。なんか最近「どこかにあるはずの「ありのままのわたし」を獲得したい」みたいな風潮があるように思えてしかたないんですよね。これ、日常生きている自分は「ありのままのわたしじゃない」へのリアクションというか、「本当の自分は今の自分じゃない」という自己否定感のあらわれみたいに思います。でも、その「ありのままのわたし」を獲得するためになにをするかというと、「自己啓発セミナー」みたいなところで癒しを経験したり、あるいは「自分へのご褒美」と称して「自分探しの旅」に出かけてみたり。まぁ、それでOKならべつにとやかく言わないんですけど、ほんとうにそうかよという思いはあります。
わたしにとっての「ありのままのわたし」っていうのは、「どこかにある」ものじゃないんだと思います。じゃなくて、それを獲得するために右往左往するその航路の軌跡の中にあるんじゃないかと思うのです。あるいは、右往左往するその「方向性」の中にあるといってもいいのかな。
あるいは、「ありのままのわたし」って、つかんだと思ったら実は蜃気楼だったみたいなものだと思うのです。
じゃぁ、「おまえはなぜあんなタイトル*1をつけるんだ」と言われたら、ひとまずは、「ウケがいいから」と答えておきましょう(笑)。でも、わざわざそのために「ために」をつけたんですけどねぇ…。

てなことを含めて、けっこう深い話をいろいろやりとりしていましたよ。

*1:「ありのままのわたしを生きる」ために

死のロード(笑)・さらに休肝日

集まられた方々を見た時、瞬間「どうしよう」と思いました。だって、そこそこの年齢層のおじさまがたがけっこうおられましたから。でも、話しはじめてしばらくしたら、ずいぶんと柔らかい空気があたりを包み込みはじめました。みなさん、すごい柔軟な感じなんですよね。
F市のとりくみって、すごいなぁと思いました。
最後はなんとも言えない心地よい「疲れ」を感じながら終了。
さて、今日は寄り道せずに帰りましょう。
京都縦貫道を使うよりも、山道を走った方が早いんですよね。車でぐねぐねと走りながら2時間ちょっと。11時半頃には家に着いていました。
家に帰ったら、とりあえずクールダウンのためにビール。あと、ちょっと残っていたチューハイ。録画してあったF1ハンガリーグランプリをみて、布団に入ったら爆睡です。

再びダブルヘッダー

金曜日の研修会は、地域の研修会だったのに対して、今日の研修会は京都府全体の研修会です。でも、各校から代表が出てくるので、まぁ70名あまりの参加者です。もちろんわたしは「聴く側」です。
今日の講師はイダヒロユキさん。「働けなくてもいいじゃないか 脱貧困の視点と、人権教育の課題」というタイトルの講演です。
結論から言うならば、「おもしろかった」です。
なんというか…。「元気がでた」。それだけで十分です。
もちろん、いろいろ勉強になることもいっぱいあったし、発想をころりと変えられたこともあった。あるいは「なにをいまさら」と思うことももちろんあった。
でも、それ以上に、いまわたしがやろうとしている/やっていることにたいして「それや!それやで!」と背中を押してもらった気がしました。だからこそ「元気がでた」んですよね。

午後からは、実践発表の分科会。
午前とうってかわって、静かなものです。なんか最近、一人の子どもにかかわった実践があまり出てこないんですよね。う〜ん。
分科会の最後に「最近の人権教育って、人間関係みたいなところばかりに注目しているけど、元来人権教育っていうのは、例えば日本国憲法にあるような人権をウンチャラカンチャラ」という人がいて、その人最後に「で、どうなんですか?」と質問形式で終わってしまった。ところが誰も何も返さない。やっぱりこれ、返さないといけないでしょう…。
てことで、「はい」と挙手。

まぁ、法律に定められた人権って、そこから漏れる人がいるんですよね。
で、人間関係への着目ですけど。
人と人との間には、どうしても権力関係が生じてしまうことが多い。でも、そのことに敏感になり、権力関係に依存しない関係をつくりだしていくスキルとかをどう身につけていくのかみたいなことが、ここ数年の人権教育で考えられていることで、そのからアサーショントレーニングなんかが人権教育の中に取り入れられているんだと思うんです。

などと、わかったふうな口をきいてしまいましたよ。あ〜あ。

で、夜はF市にふたたび行って、わたしの高座。です。

あけた朝・死のロード(笑)休肝日?

目が覚めると、午前5時。
帰らなくちゃならない人もいれば、公園から帰ってくるヤツもいます(笑)。でも、全体的にはみんな寝ています。
「焼肉+風呂なし+爆睡=ドロドロ」
です。でも、子どもたちは元気にまだ話をしています。そうそう、頼まれていた「アンケート」をやってもらいましょう。熱心に鉛筆を動かしている子どもたちの姿を見ていると、なぜか「夏休みやなぁ」という気がするから不思議です(笑)。
そんなことをしながら、昨日の夜どんな話をしていたのかとか、近況報告とかいろいろ聞かせてもらいました。
と、地元でわたしたちの受けいれをして下さっているS本さんが「差し入れ」と韓国風みそ汁をもってきて下さいました。熱いみそ汁が五臓六腑に染み渡ります。うまい!
あとは片づけをして、みんなで昼ご飯を食べていって解散。
長い長い2日間が終わりました。

家に帰って、ちょいと用事をして、風呂に入って晩ご飯。久しぶりに、500mlの缶ビールと少しの日本酒の晩ご飯です。あぁ、肝臓が休まる(笑)

初の合宿開催!・死のロード(笑)再開2日目・通算6日目

昼ご飯を食べて、さて、大阪へ向けて出発。今日から明日にかけて、大阪市内において、「トランスジェンダー生徒交流会」の合宿です。
3時に某所にて集合。その後会場に移動して、しばし休憩。買い物リストをつくって買い出し隊は出発です。で、わたしはしばしゴロゴロ。
買い出し隊が帰ってきたところで野菜切り開始。夕方になったところで、火おこし開始。
そうそう、ある引率の方から「プログラムは?」と聞かれたのですが、答えは単純でした。
「焼き肉を食べて、明日の朝まで遊びます」
交流会をやるたびに感じるんですが、子どもたちは「いつまでも話していたい」という思いをもっているみたいなんですね。やっぱり、日常の場では、子どもたちは「ひとり」なんでしょうね。だから「仲間と一緒に過ごすこの時間」がたまらなく大切みたいなんです。じゃぁ、一晩ゆっくり一緒に過ごす時間をつくればいいじゃないかと思ったわけで、そこになんらかのプログラムは必要ないかと思ったしだいです。
あとはひたすらみんなで肉を焼きます。食べます。大人は呑みます。
気がつくと、10時でした。
「さて、そろそろ片づけようか。わたしは集会所のカギを開けて待ってるからね」
と言って、そのまま集会所で倒れることにしました。
子どもたちは「いつきさん、片づけないしずるい〜」とか言っていますが、身体が動かないんだからしかたないっしょ(笑)。
しばらく倒れていると、Y子ちゃんが「ここで寝れ!」とシュラフを敷いてくれました。ありがとう。

死のロード(笑)再開・5日目

高座が終わったら、速やかに懇親会。そもそも、F市とのつきあいは、15年前からなんですが、その時に出会った人が来て下さいました。
昔話に花を咲かせながら、でもつい力を入れてしまうのが、まだまだ未熟なんですかね。
「「あの頃は」「あの頃の子は」で終わるのはやめよう。今もこれからも子どもたちにかかわり続けよう。必ず子どもたちは返してくれる」
あぁ、暑苦しい自分だよorz。
気がついたら11時半。ホテルの門限は11時です。担当の方が電話をして下さって、なんとか無事入れました。

ダブルヘッダー

ダブルヘッダーっていっても、午前は「聴く側」なんですけどね。
今日は午前〜午後は人権教育研修会。午前は「ケイタイにかかわるとりくみ」をきっかけにした話です。わたしはすでに6月に聞いていたのですが、随所に「小ネタ」がまぶされていて、やっぱりおもしろかったです。と同時に、個人としての子どもとのかかわり方*1、グループとしての子どもとのかかわり方*2、そういうグループのつくり方*3など、いろいろ示唆に富む話でした。でも、なんかうらやましかったなぁ…。

で、研修会が終わったら、京都府北中部のF市へ。今日と月曜日の2回別々の場所で話をしてくれとのこと。それにしても、京都で話をするの、密かにしんどいかも(笑)。
今日聞きに来て下さった方々は、主として市役所職員だそうです。夜なのに、自主的に研修に来られたようです。それだけに、それなりに楽しんで帰っていただきたいなぁと思いますよ、ほんとうに。
さてさて、楽しんでもらえたかなぁ…。

*1:相談をしに来てくれた子は信頼しているから

*2:相性があるので、クラスの子を抱え込む必要はない

*3:教員の適材適所な配置