お母さんの人数

今日は下の子どもの休日参観の日。ちなみに、火曜日が代休だそうです。いいなぁ。見に行く方も代休がほしい…。
なんでも、2時間目社会と中間休みのフルーツバスケット、3時間目の算数が対象らしいです。てことで、パートナーは前半。わたしは後半を攻めることにしました。
ちなみに、パートナーが家を出がけにクギをさしたこと。「胸の目立たへん服着て来ぃや」ハイハイ。そういえば、職場でも7月まではダブッとしているポロシャツだったんだけど、2学期入ってからは吹っ切れてしまって、ピタ系のポロシャツになってるな。
まぁ、地域の中でカミングアウトするのかどうか、どの範囲でやるのかというのは、なかなかむずかしいわけです。なにせ、このあたりは住宅街ですから、他の家との交流なんてあんまりありません。しかも、通勤時間の関係で、わたしはあまり家にいない。となると、わたしという存在そのものが、ほとんどまわりの家に知られていないわけです。
それは学校でも一緒。前のところでは、PTA活動にかなり深くかかわりましたが*1、こっちではその時間もないし、そもそも、会長は地元の「名士」の役職だから、わたしなんてお呼びじゃないです。となると、「わたしという存在」を知らないままに、うわさだけが流れていくと、これはロクでもないなぁと。
ということで、「胸の目立たへん服」着ました。
さて、算数の時間。「あまりのあるわり算」です。「あまりはわる数より小さい」という結論を導き出すための時間のようです。う〜ん。たるい…。テンポが悪い。すまんけど…。たかがそれだけで1時間つぶすなよ。しかも、子どもたちの「答え」に対するリアクションが、悪い。
「◯◯についてどう思いますか」「××だと思います」「う〜ん、それでいいかなぁ、他の人は?」
だんだんと手をあげる子どもの数が減っていきます。
実は、子どもの答え、間違っていないんです。ただ、先生の期待した答じゃないんです。なぜ「なるほど!じゃぁ、もっとどんどん他の答えも探してみよう」という返しができへんのかなぁ。期待した答が出てきても、さらに答を出させることで、先生自身が気がつかなかったもっといい表現が出てくるかもしれないわけで。それこそが、小学校の授業のおもしろさだと思うんだけどなぁ。
まぁ、新採らしいし、クラスの保護者からいらんつきあげを食らったらしいからしゃーないかもね。保護者の側に「先生を育てていこう」というスタンスがなかったら、先生もたいへんだわな。
で、授業が終わってテスト返し。うちの子ども「やった!」とか言ってます。で、こっちに走ってきて「お父さん!100点!」。ハイハイ。珍しいもんね(笑)。てか、学校ではそんなにしっかりした字を書いているのね。宿題の時もそういうふうにしてね。でも、「やったね!」と頭をなでるのが大人というものです。「お母さんにも言っておいてね!」「はいよ!」
そんな親子の姿を見たクラスメイト。「◯子ちゃんの家、お母さんふたり?」
それを必死に訂正しているうちの子どもでした。
服の問題じゃなかったようです(笑)。

*1:会長もやったし(笑)

臨界点

15日〆の原稿がふたつ。
もう少し正確に言うならば、ひとつは校正。もうひとつは7900字の原稿。
校正の方は、半分くらいまで終わりました。もうひとつの原稿は、まったく手つけずです。どないしよ…。
この間、急ぎのテープおこしがあったり、その前には文化祭もあったり、ばたばたやっていたので時間がなかったのですが、それはしょせんは言い訳に過ぎません。とにかく、やるしかないです。
他の仕事はすべて放って、まずは校正。これ、某所でしゃべった内容のテープおこしなんですが、よーこんな話してるな、と。1時間半(実質1時間50分ぐらい)の内容のうち、セクマイにかかわるのは30分ぐらい。あとは延々と与太話です。もうちょっと「ええ話」をせんといかんのじゃないかと思うのですが、できないんですよね。これが…。だって、ネタがない。
てことで、せめて読めるようにするのが校正の作業です。しんどかった。でも、とりあえずファイルの訂正まですませてプリントアウト。家に帰って3連休中に再校をします。そうそう、電話も忘れずにしなくっちゃ。「あの、連休開けてメールボックス開いたらそこに入っているようにしますから、なにとぞご勘弁を」これでよし。
問題は7900字のほうやな。真っ白や…。

まつり

今日・明日の夜は、近所の神社に夜店が出ます。いままでの自分の感覚だと、夜店っていってもパラパラ程度しか知らなかったんだけど、この神社のまつりの夜店はけっこうハンパじゃない感じです。
家に帰ったら、すでに夜店は全開モード。近所はチャリンコの山です。
下の子がえらいそわそわしています。上の子とパートナーは用事があるので、結局わたしが連れて行くことになりました。まぁ、夜店冷やかすのもいいかな。
下の子は、どうやらいろいろと「目当て」があるみたいですね。神社の境内に入っていきなり「あれ!」とか言うので、「まぁ餅つけ」となだめて「最後まで行こうよ」とアドバイス。ふたりでブラブラ散歩していました。
こちらに引っ越してきてまだ2年目ですから、すごい人出なのにもかかわらず、知りあいがまったくいません。ちょっと寂しいような、ちょっとうれしいような。
一通り歩いたところで「わたがし!」と下の子ども。なるほど、まずはそれか…。綿菓子のでかい袋を持って、エライ上機嫌です。
やがて、風船釣りの前でピタリととまりました。ぜんぜんギャンブル性がないよ、それ。まぁええけどね。魔法の杖みたいなのの先っちょに風船をつけてもらって、これまたご機嫌です。
そして、定番の「アテモン」の前でとまりました。ガラガラをまわしたら、出てきたのは「白」。まぁ、君の運はそんなもんだよ。で、手にとったのはピストルです。「これで、やっと悪い人が来た時撃てるわ」とか言っています。まぁ男女雇用機会均等法もある昨今やからねって、違うやろ。「あかん、あかん。とにかく人に向けたらあかんで」などと、いちおう親の言葉など吐いたりします。と、裏向けると「対象年齢14歳」。ふたりで顔を見あわせました。「◯子ちゃん、何歳?」「9歳…。これは封印やな。持ってて」とのこと。ホンマに単純なヤツやなぁ。
トコトコ歩き出して、とまったのは「かき氷」。京都市北部はそろそろ夜は寒いけど、おかまいなしです。「なにかける?」と言われて、さんざん迷ったあと選んだのが「メロン!」。宇治金時とかじゃないんやね。
帰りの道々、かき氷を食べながら、ご満悦の表情でした。

遠距離電話

東京から、携帯に一本の電話がありました。

  • 家族が維持できている秘訣ってなんですか?

う〜ん。たぶん「勝手にやらなかった」ということなんだと思うんですよね。ていうか、わたし、ビビリなんです。なんで、勝手にやる勇気がなかったんです。パートナーの許可がほしかったし、パートナーの支えがほしかった。だから、勝手にできなかったんです。
それとね、たぶんわたし、ウソがすぐばれるタイプなんです。なので、ウソをつくの、なかばあきらめています。だって、「ホルモンやってる」なんていう特大の秘密、だまっていられるわけないじゃないですか。だから「やってない」というウソは、つきようがないんです。
まぁ、そういう勇気のなさと根性のなさが、結果的に幸いしたんじゃないかなぁと。
まぁあと、パートナーの性格も幸いしましたね。でも、パートナーの性格にしてもわたしの性格にしても、別の側面だと、すべてが災いする内容かもしれないんです。
え?うまくいってる?いやぁ…。たぶんどこにでもある家族だと思いますよ。些細なことでけんかもするし。けんかの内容?いや、「犬の散歩が先か、晩ご飯の準備が先か」とか。ホンマに些細なけんかをしていますよ。でも、これがお互いゆずれない線だったりするんですよね(笑)。

  • 職場でトランスできた秘訣ってなんですか?カムアウトはどうやってしたんですか?

カムアウトしてないです(笑)。まぁ、ほっといてもわかるから。
学校っていう職場は、性別の縛りがあんまりないんですよね。それは幸いしています。仕事の内容というより、トイレの問題とか休養室の問題とかですね。そのあたりは、あまり無理をして摩擦を起こさないようにはしていますよ。だって、自分が我慢をすればすむ程度の問題ですからね。
でも、そんなこんなでやっていると、向こうの方から「トイレはどうしてるの?」とか聞いてくれますから、「いやぁ、こっそりと(笑)」なんていう話になるじゃないですか。そしたら「使えばいいやんか」というふうに言ってくれる。そんなふうにして、ゆっくりとやってますけど…。
生徒?生徒は4〜5月は混乱しまくっていますよ。でも、6月ぐらいになれば、「いつきはいつき」でおしまいみたいです。最後まで混乱しているのは、わたしを知らない生徒たちだけですよね。
え?うまくいってる?いやぁ…。そら、もちろん「おかま」呼ばわりはさんざんされましたよ。身のすくむような思いもしんどい思いもたくさんありましたし、いまもないわけじゃないですよ。でもね、結局生徒たちの評価は「わかる授業をするかどうか」「話を聞いてくれるかどうか」みたいなところですから…。そこをやるしかないんじゃないかなぁと思うんですよね。
でもね、そうやって世間様を混乱させることができるのって、こんなことやってるわたしたちの特権じゃないですか。普通ではできませんよ。だから、混乱させたら「勝った!」って思うわけです。
え?強い?強くなんてないですよ。そら、しんどいです。でも、その時はしんどくても、あとでそういうふうに再評価をしていくことで、だんだんとそのしんどさが快感に変わっていくんじゃないかなぁ(笑)。

みたいな話を延々と1時間ちょい。
けっこう自分をまとめるのにいい機会でした。忘れる前にφ(..)。
それにしても、電話代すごいやろうなぁ…。

躊躇すること

道をふさぐように車が信号待ちしている道に、バイクで右折しながら入っていきました。ミラーにぶつけないように、そろそろと入っていったのですが、車の中でなにやらどなっています。そこの道、たしかに一方通行なんです。わたしは逆走です。なので、「なんでおまえ入ってくるんや!ミラーぶつけたら、ただではおかんぞ!」とか言っているんでしょうね。でもね、一方通行の表示の下に「2輪を除く」って書いてあるんですよ。
通学途中の子どもたちがいる細い道を車でそろそろと進みながら、少し大きな道を横断しようと思いました。すると、大きな道の方から右折しようとした車が、わたしが出るのを待ってくれていることに気づきました。さらに後ろには車が続いています。左側の車もわたしを通そうと待ってくれています。じゃぁ、と思って、ゆるゆる横断しはじめたら、バイクに乗ったおじさんが信号を指さして、なにやらどなっています。「こらぁ!赤信号やないか!」とか言っているんでしょうね。でもね、その信号、歩行者用信号なんですよ。
皆さん、自分が正しいと信じ、間違ったわたしに対してどなっているんでしょうね。でも、自分に「間違いがあるかもしれない」と考えながら「躊躇すること」って、とっても大切なんだと思うのです。
そうそう、テレビの中にも自らの正しさを信じて怒鳴っているお猿さんがいたなぁ…。

「おじ」の死

わたしの親戚は、どうも宗教系の人が多いようです。「おじ」もその一人です。そのおじが、日曜日の夜になくなったとか。今日は、お葬式に行って来ました。
なんでも、禅の研究者らしいとか、某韓国系右翼カルト集団(?)*1のアジト(笑)*2はこの人の持ち家だった*3とか、いろんな話は聞いていたのですが、外国暮らしも長く、日本帰国後も少々怖じ気づくところもあって、ほとんどしゃべることも会うこともありませんでした。
前に飾られた写真は、ほとんどわたしが知ることのなかった顔でした。弔辞で語られた姿も、まったくわたしの知らない世界での話でした。なにしろ、わたしは「なんちゃってクリスチャン」だし、向こうは真面目な仏教徒&研究者ですからね。
でも、いまさら遅いのですが、「しまった」と思いました。
ちょっとググッてみました。こんなサイトがありました。接点はあったんだなぁと思いました。そして、きっといろんなことを教えてもらえたんだろうなぁと、いまさらながら悔やみます。かつて一度だけ家に遊びに行った時、「これを読んでごらん」と手渡された本が、うちの本棚にならんでいます。いまさらながらだけど、読んでみようかな。

*1:同志社出身の人ならば、よくGの人たちと小競り合いをしていた姿をご存じだと思います。

*2:これまた同志社今出川で過ごした人たちはよく知っているんじゃないですか?

*3:もちろん、ぜんぜん無関係

9・11かぁ…

きっと、ほとんどの教員は、ふだん通りの授業をしているんだろうなぁ。そして、生徒たちも記憶の彼方に、というか、記憶すらしていないんだろうなぁ。
でも、きっと未来の歴史の教科書*1に、あの日は間違いなくターニングポイントとして書かれているんだろうなぁ。どんな書かれ方をしているだろう。もしもアメリカの歴史教科書に「アメリカの対外政策の独善さが…」みたいな書き方がしてあったら、たぶん「自虐史観」とか批判が出るんだろうなぁ。

*1:いや、その頃に人類が生きていたらとしたらですけどね

なかなかのヒット

昼ご飯は、上の子どもとふたりでした。で、先日大阪にある旧A病院(笑)の向かいにあるスーパーでカスをゲットしたので、これをつかって料理をつくろうと。でも、時間がない。
てことで、カス丼をつくりました。

  • カス丼のつくりかた

タマネギをダシとみりんと醤油で炊く。そこに軽く湯通ししたカスを入れて、真ん中が透き通った感じになるまで炊く。最後に溶き卵でとじる。ごはんの上にのせてできあがり。

これが、なかなかんまい!最初に湯通ししてあるので、カスの臭みが少しマイルドになっています。おそらく、これくらいでちょうどいいかと思います。
あと、タマネギじゃなくて、白ネギとか九条ネギの斜め切りをつかうともっとおいしいと思います。その時は、先にカスを炊いて、そこにネギを入れて、さっと火が通ったところで卵でとじる感じでしょうね。

一日中送迎

今日は、下の子どものバレエの発表会。
正直言って、うちの経済状況から言うなら、バレエを習わせるのは不可能です。前に住んでいたところでは、「子どもバレエ教室」みたいな感じで、公的機関でお遊びみたいなのをやっていたのですが、今度引っ越してきたあたりでやっているのは、マジです。もしかしたら、プロもでているんじゃないかなぁ…。なので、時間とお金がかかるかかる。よその家の話を聞くと、よそさんもたいへんみたいですけどね。
実は、数週間前から「衣装あわせ」だの「照明あわせ」だのとバタバタしていて、昨日は昨日でリハーサル。ようやく今日が本番とのことです。
開演は昼ですが、楽屋入りは当然朝。しかも、駐車場がない場所ですから、必然的に、わたしが送り。
昼になったら昼になったで、うちの親とかパートナーの親とか、まぁ皆さん「見に行く」とのことで、またまた送り。まぁ、わたしもいちおう見ますけどね。
しかし、まぁ小学校6年ぐらいになるとたいしたものです。すごくうまいです。うちの子ども、あそこまで行くとは思えないなぁ。
ところで、気づいたことがひとつ。たとえば、右手を上の方に伸ばした時、小さい子どもたちは左手がどこに行っているのかぜんぜん注意が行っていません。でも、うまい人は左手に意識がいっていることがよくわかります。なるほどなぁ。スキーと一緒だなぁ*1てか、これっていろいろ応用が利きそうな気がしますね。
で、終わったら、みなさんを家まで送って、とりあえず晩ご飯。
晩ご飯を食べ終わったら、「夜の部」を見るため残っていたパートなを迎えに行って、これでようやく一日終了。
まぁ、よく動いたわ…。

*1:ストックをついた時に、同時に、ストックをついていない腕に注意をするのがバランスを保つためのコツなんです。

で、夜は飲み会

とりあえず、4時台に会議が終わると、まだ「店」があいていないので、そば屋で飲みます。もちろん、そば屋だったらあいているということもあるのですが、単に飲むだけだったら他のところもあります。そば屋で飲む最大の理由は、「そば焼酎が飲める」らしいです。10人ばっかで720mlを3本あけはりました(笑)。
で、飲み会は、まぁ、いつもの感じなんですが、それでも今日はましでした。たぶん、同い年の人なんかもいて、少し柔らかい感じになっていたからかなぁ。
7時頃からすでに2次会。しかも「歩くのがめんどくさい」という理由で、斜向かいの飲み屋に移動。2時間ほど飲んだら、みなさんべろんべろん。だって、人数が減ったにもかかわらず、あらたに焼酎が2本あきましたから。
それにしても、最後に「ワルシャワ労働歌」とか「インター(2番まで・笑)」を合唱するのはどうよ*1
わたしたちのいるところの障子、閉められましたから。

*1:他にも「怪傑あやまろー」とか「大人のおもちゃ」とか歌ってましたよ