レポート第3部

  • 総会

間にあいませんでした。

  • シンポジウム1「GID特例法の改正に向けて」

聞こうと思ったけど、外でしゃべっていたら終わってしまっていました。シンポジスとのお三方、すみませんでした。

聞こうと思ったけど、外でしゃべっていたら、塚田さんの話は終わっていました。あぁ…。ところで、「自己責任」なんですけど、本来はその前に「自己選択」「自己決定」つーのがあるみたいです。そこらあたりについて触れられていた野宮さんの話は大切だと思うんだけどなぁ…。でも、半分くらいしか聞いていないから…。で、もしかして、まだ公表されていなかったんですか…。てことは、あの本(汗)。

まずは、故事の説明から。てか、故事の説明をしなくちゃならない説明で細かく笑いをとってくるあたりが…。しかし、ちょっとジェンダーバイアスが…。まぁええけどね。しかし、形成外科ってすごいことをやっているんだなぁ。

  • 針間克己さん:イブニングセミナー2「当事者の方々のための研修会」

そうそうたるメンバーの参加の下、ほぼ満席。柄にもなく緊張してしまい、講師紹介するのを忘れてしまいました。あと、きちんとネタあわせをしていなかったので、ところどころぎくしゃくした場面も…。次にやるときは、事前にネタをくっておかないといけないなぁと大反省。でも、んな機会あらへんわな(笑)。プレゼンテーションの小ネタはさすがです。
そうそう、カミングアウトの順番なんですけど、一番しやすいのは「関係ない人」なんだと思うんですけど。だって、切られてもその場限りだし、関係が切れる怖さってないですから。やっぱりしんどいのは近い人。そして何よりも「自分自身」へのカミングアウトが一番しんどい。まぁ、たぶん単に「トランスやねん」みたいなのじゃなくて、もっと深いカミングアウトのことを言っておられたんでしょうけど。
で、みなさんのご協力の下、無事終了。やれやれ…。
そうそう、久々の女装、やみつきになりそう^^;;

大正解!

とりあえず、アウトローな人々*1で、人波とは逆の方へ。目指すは「中華料理北川」*2
座敷にどかんと陣取って、燃料を補充しながら話をしていたのですが、後ろから聞こえてくる厨房内の会話は明らかに中国語。なので、食事の内容も大期待。で、結論。んまかった!安かった!多かった!ということで大満足。特にエビチリとか麻婆豆腐の風味がなかなか。もう、食べすぎてしまいました。

*1:汚れ系とか、アウトカーストな人とか、表のエリートとか、ネクタイ美人とか…

*2:食事マップは大正解でした。ありがとうございます>事務局のみなさん

レポート第2部

一般演題3は血みどろなのでパス。
一般演題4。

「トランスとして」と同時に「親として」という提起は大切です。そして、「だからこそ書類の(以下略)」となるのではなく、それ以前のところでの話をしていることも大切。でも、少々耳が痛い…。あと、桑原さんの横に立っていた猫背の君は(以下略)。

  • 山田奈々さん:「親の性別変更による子への影響と、特例法「現に子がいないこと」要件の問題点」と「子どもを持つ当事者の実態調査と、各医療機関での実数調査」

う〜ん(汗)。まぁいろいろ考えました。なので、「当事者みたいな人」として質問しました。ついでですから、わざわざ名前も言いました*1。「子なし要件」は家族制度や戸籍制度とのからみで存在しているので、そこまでを射程に入れた論議をしないと結局「ほつれ」を他のところにもっていくだけだと思うんですよね。その時まずは「自分の所からほつれが移動したからいいんだ」というところからはじめるのか、移動するであろう先との連帯を考えながらやるのかということを質問したんですけど、答えてもらえなかったかな。さらに続けようと思ったんだけど、座長が怒っていたのでやめました(笑)。

  • 山本蘭さん:「性同一性障害に関する政策提言」と「特例法施行における当事者の実態調査」

う〜ん(汗)。厚生労働省直属の「トランス公安委員会」ができたら怖いなぁ(笑)。で、偽造手帳が出回るとか。いや、貴重な資料もたくさんあったし、提言も「そうそう!」と思うのはいっぱいあったんですよ。でも、ついこういうところに反応をしてしまうんですよね(笑)。

てことで、午前の部、お開き。

*1:事務局の人、ごめんなさい←謎

レポート第1部

一般演題2は、大期待の演題があるので、さすがに会場へ。

  • 三橋順子さん:日本最初の「性転換手術」について

永井明子さんとペアルックの着物で、細かく笑いをとってこられるあたりがさすがです。しかし、「事実を調べる」ということが、いかにたいへんなことかを感じさせられる発表でした。あとで聞いたら、見出しのないコラムなんかに、大切な情報が入っていたとか。それだけに、「事実の重み」ということもまた感じさせられました。

  • 佐々木掌子さん:ホルモン療法、手術療法とジェンダーアイデンティファイ

FTMはSRSとジェンダーアイデンティファイの正の相関関係が有意に存在するけど、MTFは相関関係がないという話。もちろん、研究者や医療側としては細かいツッコミどころはいろいろあるんでしょうけど、個人的にはガッテンボタンを連打。しかし、あとでロビーで先輩*1から厳しい指導・助言*2を受けておられました*3

  • 櫻庭京子さん:Transsexual voice therapyにおける話者性別推定技術の臨床応用

女声にするためには声帯を狭く緊張させるんですね。あたしゃ、声楽をちょっとだけだけどやったのでまったく逆に声帯を広げていかに緊張させないかというのが勝負でした。数値化された声パスの道は厳しいなぁと思ったけど、それだけが声パスの道ではないのは、あきらかですよね。てなことをいろいろと思ってたけど、最終的に「声が低くても女声に見える人」「学習能力が高い人」への対応ができていないことを正直に話されたので、「あぁ、この人いい人だぁ」と思いました。でも、あのソフト、おもしろいなぁ…。

  • 伊東聡さん:FTMサポート10年の歩みと諸問題

もう、日本3大FTM*4のお一人ですから…。あのまじめなキャラで「大門軍団・ゴルゴ13のび太・鶴本直」の4分類をされるというのがなんともいいです。あれ、あくまでもFTMに特化をしているので、MTFに拡大して援用して「ちゃうやん」としても伊東さんの意図とずれてしまうことに注意をする必要があるとは思いますが、それを越えても、なかなかのヒットでした。

ここで、中座。いろいろいらん情報も入ったことなので、今後の作戦を立てました。あ、阿部先生の優しい笑顔が印象的でした。

*1:HがしYうこさん

*2:Hさん曰く「対等な論議だよ〜」

*3:怒られているようにまわりに見せるコツは、話を聞く時「ペンを持ちながら」「時折うなずきながら」「心持ち首をかしげ見あげるように」ということがわかりました(笑)

*4:あとはM木さんと、T井さんは克服済みなので、かわってF生さんてことにしよう

で、第8回GID研究会

朝、目が覚めたら7時前。いよいよ年寄りかなぁと思いながら、とりあえずシャワー。友だちは「エウレカセブン」。その後、本日の武装開始。久々の女装に胸が高鳴ります(笑)。
経費節減で、現地へはバスで。ホゲホゲとバスに揺られていたのですが、ホテルで教えてもらったバス停を通過しようとしたので、あわてて「降ります〜!」とダッシュ。みなさんに迷惑をかけたところ、じつはそれがひとつ手前のバス停。結局歩いていました。
会場に着いたら、あちこちにあちこちな顔。なんだかんだとあいさつをしていると、研究会がはじまったらしいです。「でもまぁ、あいさつだしなぁ」と思っていると、去年シンポジウムで一緒になった方が来られました。「この子、去年発表した当事者の子です」と紹介されて「そっかぁ〜。この子かぁ」。カムアウトの是非についていろいろと論議があったけど、こうやって立っているからええんとちゃうかなぁ。
てなことを考えていると、さらに遅れてきた知りあいが…。てなことをしていると、結局、一般演題1はほとんど聞けませんでした。まぁ、座長の中島さんが欠席*1ということなんで、いいんですけど…。
こんな感じなので、今年も詳細なレポートは書けません。

*1:はじまる前に、佐藤俊樹さんが「座長がいない」と走り回っておられました

で、交流会

今年はFTM関門・北九州の方々が交流会を企画してくださいました。みなさん、仕事を持ちながらの準備ということで、ずいぶんとたいへんだったようです。いや、去年の実行委員ももちろん仕事は持っていたのですが、どうやらレベルが違うみたいです。やはり、このあたりに経済格差というものを感じてしまいました。
会場は、カラオケボックス。なんでも予定していたのが40人だったということなんですけど、参加者がそんなに少ない訳ありませんやん。結局急遽もう一部屋借りられたようです。
交流会自体は、カラオケボックスであるにもかかわらず、誰一人歌うことなく(あたりまえ)また〜りと話をするひとときでした。まぁ、去年みたいな大宴会にはならなかったけど、あまり飲まない人にはよかったかも…。最後にくじ引き大会があったけど、まぁあたらないのはいつものことです(涙)。7時過ぎの終了して、2次会。
で、2次会に行こうとしたのはよかったのですが、だれも現地を知らないんです。とにかく、交流会の実行委員の人をつかまえて「どこか教えて!電話して!」とお願いしてしまいました。無理な注文、すみませんでした。
それでも、25人ものぁゃιぃ人々が、流浪の民になることもなく、無事居酒屋に収容されて、2次会開始。
2次会では、大阪*1パワー爆裂でした。はるちゃん、ありがとうね!あと、姐さんと話をしてすごく元気になった人たちもいたなぁ…。よかった〜。わたしはというと…。昼からの燃料でかなりダメダメ状態。交流会の経験者が去年(わたし)、今年(Sとしさん)、来年()と並んでいたので、いらぬおせっかい話をしてしまっていました。すんません…。
続いて博多駅方面に移動して3次会。現地スタッフがいない状態でのお店探しは、これまた大阪*2パワーに頼ることにしました。まぁ、たぶん焼酎が飲みたいだけなんだと思うけど…。ここで、本日はじめての自己紹介。「あらたに病院スタッフになることになったので、勉強しに来ました」というH中さんの言葉を受けて、みんなでやりたい放題のトーク。トランスを世代にわけると「第0世代…95年以前、第1世代…埼玉以降、第2世代…ガイドライン第2版世代、第3世代…特例法以降*3」となるという姐さんの提起を受けて、「わたしは第◯世代だと思うけど…」という話。しかし、しゃべっていたのは非GIDばっかりだったような気がする(笑)。
てことで、12時をまわった頃にお開き。気がつくと、最後の客でした。すみません>お店のみなさん。お店の方から「なにか集まりがあるんですか?」と聞かれたので「ええ、ちょっとした研究会が」と答えておいたのですが*4、なんの集まりだと思ったんだろう*5…。
ホテルに帰ったら、1時前。そのまま倒れるように寝てしまいました。

*1:厳密には新地

*2:厳密には尼崎

*3:きちんと覚えていない…。ここは訂正の可能性が大

*4:まぁ、そのまんまですけどね

*5:全国金物サミットとか…

道行き

昼前に家を出て、お友だちをピックアップして、弁当と燃料*1仕入れて、京都駅へ。目指すは福岡です。それにしても、えらいペースでした。いちおうふたりで「小倉になったら飲むのはやめようね」と約束していたのですが、約束するまでもありませんでした。広島で既になくなっていましたんで(笑)。
さて、小倉を出たのでちょっとトイレ。トイレから出た瞬間、入れ替わりに入ろうとされた方の顔を見て、「えぇ゛〜!」となりました。ナマN宮さん、見ちゃいました。席に帰ってすぐに友だちに報告。友だちも「えぇ〜!」とのけぞって、結局二人してトイレの前まで確認に行ってしまいました。アホです。新幹線を降りたところでごあいさつ。やっぱりN宮さんでした。それにしても、全国からひたひたと人々が集まってきていることを実感しました。
博多に着いたら、チェックイン。姐さんと連絡を取りあったものの、すでに会場についておられるとのことだったので、しばしぼけーっとして、出陣です。

*1:ちなみに、燃料の内訳は、ビール・赤ワインハーフボトル・ブラックニッカポケットボトルです

土曜の朝の恒例行事

朝、目が覚めると7時過ぎ。久しぶりの寝坊です(笑)。2度寝ができない性格なので、台所に行ってコーヒーを飲むことにしました。で、台所に立つと、ついつい「ポテトサラダをつくろうかな」と思ってしまうのが悲しい性です。でも、子どもたちが喜ぶし、まぁいいかと。今回は久しぶりにマッシュしてみました。
それにしても、これで3週連続くらいかな。だんだんと土曜朝の恒例行事になってきました。てか、逆に言うと、それだけ土曜の朝にいたということですね。これが、これからもどれだけあるかなぁ…。

今日も家庭訪問

敗戦処理になるのか、あらたなスタートへ向けた胎動になるのか。その勝負の家庭訪問が、あちこちでされています。わたしも、2人ばっか行ってきました。
一人は、退学届けを受理してきました。なんか、やるせないなぁ…。
もう一人は、とりあえず学籍を起きながら、バイトで学費を貯めて、なんとか転学の道を模索したいと行っていました。うれしかった。「学校」と切れていないことが、何よりうれしいです。少し心が軽くなりました。

[trans]一本のメール
「ただいま準備中」とのこと。そうか、交流会は、もう明日なんですね。あさっては、司会かぁ。昼の燃料、控えめにしよう(笑)。
てことで、夜は衣装探し(爆)。あとは、当日朝の「やる気」だけだな。

悲喜こもごも

一刻の時間も惜しいので、とにかく学校に着いたらすぐに作業。でも、やがて中断せざるを得ない時が来ます。それは会議です。それも、成績会議。この1年の「結果」が出る時です。
会議室に入り、資料を受けとって、名前と数字の列を追っていきます*1。知った名前が出るとひやっとします。赤点の合計単位数を見て、息がとまりそうになったり、備考欄を見てホッとしたり…。
そんななか、何人かのかかわったことのある生徒たちが無事進級をし、何人かの生徒たちの留年が確定します。昨日に引き続いてのハードルです。
留年した生徒たちの理由が担任から説明されます。「そんなことがあったんだ」という驚きや「なんでその時助けてやれへんかったんやろう」という悔しい思いが交錯をしながら、会議が終わっていきます。
ここからは、敗戦処理の時間です。でも、この「敗戦」は、わたしたち教員にとってであるということは、ぜったいに自分のこととして捨ててはならないことだと思っています。わたしが担任をしていた頃は、そして教科担当や人権担当としてしかかかわっていない今も、この「敗戦処理」をしたくないからこそ、一年間いろいろと生徒たちとかかわるわけです。
昨日歓声をあげた新入生たち、今日歓声をあげた(であろう)進級生たち、そして今日泣き崩れたであろう留年生たち。それでも、あたらしい1年がはじまります。スタートの時は、まもなくです。それまでの、つかの間の休養の時間が、春休み…。

*1:これ、簡単に言えば、赤点リストです