出発・GID学会0日目

今日は1日労働者の権利を行使しています。なので、朝はゆっくり。したいけど、免許の更新です。幸い、今回はゴールド免許なので、京都駅前で更新できます。ただ、深視力検査があるので、少し緊張です。ちなみに、コンタクトを新しくしたのは、このためでした。
ということで、免許センターに行って、あれやこれやと書類を書きます。性別欄に⚪︎をしなくちゃならないけど、空欄で出しました。すると
「これ、こちらでは⚪︎できないので、⚪︎をしてください」
と言われたので、「女」に⚪︎しておきました。どうせ関係ないでしょうからね。
その後、30分のビデオを見ておしまい。しかし、事故の映像はマジでイヤですね。
で、新しい免許を手に入れて、いったん帰宅。昼ごはんを食べて、再びスタートです。明日と明後日、沖縄でGID学会があります。今回は友だちと一棟借りをして、ご飯は基本自炊にしました。ただし、シェフはわたしではなくここのお医者さんである藤田さんです。
とりま、関空までバスで移動して、jetstarでひとっ飛び。
途中、煙が出てる山が。

桜島ですね。さらにお次は「開聞岳」です。

そして、那覇に到着。久しぶりです。
ゆいレールまで走ったら、ちょうど発車するところでした。そいつに飛び乗って、県庁前へ。ワインとビールを買い込んで、「家」を探します。が、ない。どうやら、google mapとは違うところにあるようです。絶対にわからない細道を入ったところに「家」がありました。
「こんばんわー」
と声をかけながら入ると、すでに晩ごはんづくりの最終盤でした。せっかくなので、わたしも少し参加。そして晩ごはん。

おいしい!ワンプレートなのが、なんとなく、沖縄の「Cランチ」っぽいです。お腹が減っていたので、あっという間に食べてしまい、あとはアテをつまみながら、ワインを飲んだり泡盛を飲んだり。そんな感じで話していたら、あっという間に2時になりました。あかんあかん。寝なくちゃ。明日からが本番です。

やっと一員になれた

朝、9時過ぎの電車に乗って第2のふるさとへ。今日は「解放文化祭」があって、それにウトロ農楽隊が呼ばれています。ちなみに
「何を着る?」
と言われてたので、せっかくだから
「第一候補はチョゴリで」
と答えておきました。まぁ第2のふるさとですからね。
隣保館に到着したら、知り合いがいっぱいです。うれしいなぁ。あちこちにあいさつして、ウトロの人たちと合流しました。で、さっそくお着替えです。チョゴリで登場したら、みなさん[1]含む、全国の委員長(笑)。、びっくりしておられました。そりゃそうだ。
しばし待機をして、農楽隊の出番です。まずはソルチャンゴから。そしてわたしのトークです。

みなさん、ご無沙汰しています。ウトロ農楽隊です。
前回解放文化祭で農楽をさせていただいたのは、かれこれ30年近く前のことです。当時、チャキチャキだったみなさんも…。今もチャキチャキですね。今、ソルチャンゴという曲を演奏をされましたが、最高齢の方は84歳です。見えないと思いますけど。
今、ウトロの皆さんは、ようやく安心して住める場所を手に入れました。いつ追い出されるのかと心配する必要はなくなりました。雨が降ったら水に浸かる生活もなくなりました。でも、その生活を手に入れるためには長い闘いがありました。
日本が戦争に負け、アメリカ軍に占領された時は、アメリカ軍から出て行けと言われました。それでもウトロに住み続け、ようやく安定した生活を手に入れると、今度は地上げにあいました。そんな中でも、みなさんはウトロに住み続けました。前回、ここで農楽を演奏させていただいたのは、ちょうどその頃です。その後、いろいろな人々の協力のもと、ようやく自分たちで土地を買い、これで一段落と思ったら、放火に会いました。そんな中で、それでもようやく手に入れられた生活です。
ウトロ農楽隊のみなさんは、そんな闘いの先頭に立って太鼓を叩き続けて来られました。ただ、忙しい日常の中で、だんだんと農楽隊の活動が減っていって、いつの間にか活動しなくなりました。そんなウトロ農楽隊ですが、2年前、ウトロ平和祈念館のオープニングイベントで再び活動を始めました。その時「これからは楽しむために叩く」と笑顔で語られた顔が忘れられません。
でも、やはり今も農楽隊のみなさんは闘っておられます。ウトロの街並みは変わりました。人もどんどん変わっています。そんな中で残るのは「文化」です。みなさんはその文化を守る闘いを、今も続けておられます。
では、どうぞ、農楽隊の演奏をお聞きください。

ちなみに、こんな格好でした。

その後、農楽です。しかし、チョゴリの裾を踏んでしまって、あぶないのなんのって。まぁそれでもなんとか無事叩き終えました。
服を着替えたところで、午後の悠以さんさんのリハも終わったみたいなのでごあいさつ。
「あの、いつきといいます」
と言いかけたら
「えっ!」
とびっくりされてしまいました。わたしのこと、知ってるのかいな^^;。なので、
2015年はお世話になりました」とお礼を言うなど。ブログには書いてないけど、交流会で歌っていただいたのでした。
おべんとを食べたら、悠以さんのトーク&ライブです。
まずはトークですね。プレゼンテーションソフトを使わずにトークをするの、今となってはけっこうむずかしいけど、それをされるのがすごいですね。基本はご自分のライフストーリーです。しかし、若いなぁ。てか、インタビューした人たちと同じくらいかな。
そしてライブ。ひとりデュエットはトランス定番のネタです。が、声がきれい。そして、声量が豊かです。聞き惚れてしまいました。
せっかくなのでCDを買ってサインしてもらいました。ちなみに
「トランスで教員やってる人がいることに励まされました」
って言ってもらえたので、恐縮するやらうれしく思うやら。最後に握手して、第2のふるさとをあとにしました。
で、ウトロに帰って、ホッとひと息。とりま、夕方から飲むビールとワインを調達して、いつもの支部へ。夕方から焼肉です。なんでも屋内でカンテキ使ってやるんだとか。マジっすか。
とりま、近くの撤去された家のあたりからブロックを拾ってきて、コンパネを敷いて、その上にカンテキを載せて、準備完了。まだみんな揃ってないけど
「試し焼き!」
とか言って、焼き肉開始です。

やがてみんな集まってきて、本格的な焼肉です。

ちなみに、支部は放火があったところの向かい側です。
「また放火かって消防車来るで」
とか不謹慎なことを言いながら爆笑するのもウトロです。
そんな中、こんなことを言われました。
「いつも思ってるんやけど、MCするとき、なんで「ウトロのみなさん」とか「農楽隊のみなさん」って言うんや?いつき、農楽隊のメンバーやろ」
「そやそや!」
「「わたしたち」って言えばええねん」
「そやそや!」
ずっと、日本人でウトロに住んでないわたしは、たしかに農楽隊のメンバーではあるけど、でも、メンバーと言ったらダメだと思ってきたんですよね。だから、MCの時は、そういう言い方をしてきたんです。でも、ウトロの人たちはそうは思っていなかった。だから、たぶん今日もわたしに似合うチョゴリを、みんなで選んでくれた。
ウトロに来るようになって、そして一緒に太鼓を叩くようになって、かれこれ30年です。そう言えば、第2のふるさとからウトロに「帰ってきた」という感覚がありました。やっと農楽隊のメンバーと言えるようになったのかな。ほんとのほんとにうれしいな。
あまりにうれしかったので、T橋さんと京都駅までもどる途中、S煥さんに、ひとことライン。
「で?」
速攻
「行きましょう!」
との返事。てことで、Tじさんにライン
「りょあん集合!」
いろいろおかしな4人が集まって、〆の飲みです。明日、どうなるんだ?

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1 含む、全国の委員長(笑)。

悲喜こもごもの予感→タコパ

朝はいつもの通り立番から。さすがに遅刻してくる子は少ないですね。そして、カントク。
今日も考えます。あまり突っ込みすぎるとなぁ。やめとこかなぁ。まぁ書き方の問題はあるのなぁ。そんなことを考えてると、あっという間に試験の時間は終わりますね。
お次は巡回。みんな一生懸命解いてます。当たり前か。
試験のあと、教務に試験をとりに行って採点開始。うーん…。なんとも言えんな。
とりま少し採点したところで昼ごはん。その後、明日の入試の準備です。ただ、少し時間があるのでメールをチェックしたら、島袋さんからメールが来てました。マコトさん論文へのコメントです。興味を持ってくださったみたいです。ありがたい。そのうえで、「そうか、なるほど」と思うコメントをいただいたり。きっと、研究会とか、いや、もっとカジュアルな形で、いろんなやりとりを他の人とやらなきゃならんのでしょうね。大学にいるとそれがしやすいんだけど、それがなかなかやりにくい環境ってのがキツイです。それでもこうやってコメントくださる方がおられるのがうれしいです。
入試の準備が終わったら、採点再開です。
うーん…。なんとも言えんな。まぁ、得意な子はガッツリやってます。苦手な子もそれなりにやってくれました。問題は赤点ラインに届くかどうか。胃が痛くなる季節です。
定時ギリギリに採点終了。まだ採点を続けてる新採の人に「ムリしなや」と声をかけて脱出。
とりま、京都駅まで移動して、KALDIへ直行です。ワインゲットのためなんですが、jupiterなくなったの、痛いなぁ。あとにできるのがスタバらしく、最悪な気分です。
で、ワインをゲットして、今日の会場へ。今日はちょぼやき会です。今日の議題は来年度の予定の検討です。zoomも使ってあれやこれや。これまで崇仁にこだわってきたけど、少し場所を広げてみましょう。あと、なんとなくやったりやらなかったりだったけど、スケジュール化するのは大切です。個人的に、来年度は精神的に少し楽になってるはずなので、余裕を持ちましょう。
会議のあとは「タコパ」です。藤尾さんがキムチとチーズがダメなので、「危険焼き」はわたしが担当です。
まずはこれ。

チーズ&ウィンナーとキムチのたこ焼きです。まぁすでに「「たこ」焼き」ではありませんがね。
みんなでたこ焼きをつつきながら、崇仁の絵本の読み聞かせをしてもらったり。そして「危険焼き」第2弾。

今度はキムチにもチーズを入れましょう。
こんなのをつつきながら、いつしか話は東日本大震災の話へ。なんでも藤尾さんがボランティアに行かれたとき、たこ焼き器を持っていったらすごくよかったんだとか。
たしかにそうでしょうね。お好みよりもみんなでワイワイできそうです。たこ焼きを囲んで話に花が咲くというのはいいかも。そんな話から、フレコンバッグの行方まで、いろんな話をしてたら、あっという間に10時です。
帰らなきゃ。明日は特殊業務だわ。

部落差別をなくす教育について

今日から学年末試験です。今年も長かったような短かったような。今日のカントクは3時間目だけです。なので、立番のあとは事務仕事。レジュメを送ったり、書類を受け取ったり。そういえば先月入稿したゲンコが今日あがってくる予定です。いつになるだろ。
そんな感じで午前を過ごしてて、いよいよ試験カントクというところで印刷屋さんが来られたという連絡が。ピンポイントやなぁ。でも、あと10分遅かったら受け取れてないのでラッキーです。仕分けなんかを若い衆に頼んで、試験カントクへ。カントク中はボー。なにせ、カンニングされるか阻止するかみたいな切迫した状態がないですからねぇ。
カントクから帰ってきたら、すでに仕分けも車への搬入もやってくれてました。ありがたい。
てことで、おべんとを食べてスタートです。向かうは第2のふるさとです。今日は第2のふるさとのフィールドワークと講演です。
会場に到着してビデオカメラをセットしようとしたところで、三脚を忘れてることに気づきました。まぁ地元で借りられるかと、隣保館に行ったら「ない」と。しかたないので解放同盟の支部に行って聞いたら「ない」と。最後の手段で、中学校へ。校長室のドアを開けて
「貸してもらえません?」
と聞くと
「ええよ」
とのお返事です。ありがたや。
そんなこんなで、まずはフィールドワークから。案内してくださるのは中村義孝さんです。
「見るところ、ないで」
と言われたとおり、たぶん見るところはあまりないです。でもそれは「今」を切り取ったらということです。歴史的な変遷の経過としての「今の姿」と考えたら、いっぱい見るところはありますね。
「この2戸一は35平米くらいです」
M田さんたちに通訳します。
「玄関入ったら台所があって、そこが3畳くらいかな。奥に4畳半か6畳くらいの部屋があって、2階にふた部屋あるねん。今日日の若い人やったら、ひとりのスペースやろ。ここで家族が暮らすねん。でも、「御殿みたいや」って言ってはってん」
過去があって、今があって、その途中にあるのが「2戸一」です。
道があります。溝蓋があります。かつては溝蓋はなかった。すると、2mの道幅が一気に1.5mに変わります。すると車が入らない道になります。そういうふうに町並みを見ていくと、学ぶところはいっぱいあります。
そして講演。
まずは昔の写真の紹介から。そして義孝さんの生い立ちへ。
今は部落解放のゴリゴリの活動家であり実践家である義孝さんも、子どもの頃はそうではなかった。当たり前か。でも、まわりがみんな「そう」であれば、「わからない」んですね。それが、中学校の教員[1]野口良子さんとの出会いを経て、全奨への参加で大きく変わっていかれます。
しかし、教員を目指された理由が、まぁアレですわ。〇〇事件というか、そういうのって、まぁ時代ですねぇ。
で、教員になってからが、またすごい。新採2年目には「なぜ在日の子らの進路保障がされてないか」って提起して、翌年度には外国人教育委員会をつくってしまわれます。行動力がハンパないですね。
そんな暑い話のあと、さらに暑い話です。あの旗・あの歌・あの年号の話です。聞いてる教員の反応が気になるのでチラチラ見てましたが、特に何もなく。てか、いつも元号使ってる人はどんな気持ちで聞いてるんだろ。
そんな感じで、暑い講演が終了。うーん、でもまだ話してほしいな。ということで質問。
「子どもたちの課題はどこにありますか?」
やはり低学力問題が出てきます。別に「部落だから低学力」というわけではないです。きっとそこには文化資本とかさまざまな要因がからまって、「学校の成績が低くなる」という結果が出てきている。ただ、そういう課題があるということは、若い教員に知ってほしいし、その低学力をなんとかしようと、これまでずっととりくんできたということも知ってほしいですね。
そんな感じで、今日の研修会は終了。さてと、帰りに中学校に寄って三脚返さなきゃ。

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1 野口良子さん

微妙なアウェイ感

今日は午後から某在日外国人教育関係の会議があります。なので、午前はゆっくり。久々の猫の額です。

しかし、寒いわ。まぁ0℃とかいう話ですからね。なので、早々に家の中に入りました。
で、午前の最後に移動開始。近くのコンビニでおべんとを購入。まずは腹ごしらえですね。
そう言えば、最近はこういうときはおにぎりをパクつきますね。外で食べるおにぎりは、嫌いではないというよりも、どちらかというと好きなくらいです。会議場所の近くにはメッチャでかい公園があるので、そこでおにぎりをパクついてもいいのですが、今日はなんとなく「買おうかな」という気になりました。
おにぎりを持っていく最大の理由は「お金がかからない」です(笑)。なにせ、1年雇用で賃金カットを食らう年齢になったので、経費節減は喫緊の課題です。この間もランチが食べられてラッキーでした。ただ、ずっと経費節減していると、心まで節減気分になります。だから、たまには買おうかなと。

ついでにガソリン補給もしなくちゃね。
ということで、会議開始です。まずは来年度の大会について。ちなみに、わたしは会議に参加しながら、外部とも連絡を取りあっています。なので、京都からもレポートを出せるように、連絡をとりながらいろいろ調整。うん、この人をこのグループにつなぎたい。まぁそんな感じです。
その後、いろいろあって、各地の報告です。他府県の人々は、ほんとうにいろいろやっておられます。それに比べて、わたしはほんとうにやってないな。というか、おそらく「専門」や「スタンス」が変わっているんですね。だからほんとうは他の人がやった方がいいんだろうけど、まぁそういうわけにもいかないか。
そんな中、某市内の、とある小学校に対してヘイトスピーチがあったという話を聞いて、「うがっ」と思うなど。ほんとうにヘイトスピーチがなくなりませんね。
ただ、その話を聞きながら、なぜかtwitterを見ているわたし。すると、新宿アルタ前でトランスへのヘイトスピーチがどうやらおこなわれているらしいです。そして、カウンターの人たちの投稿がめっちゃある。たしかにヘイトスピーチに対しては身がすくんでしまうような気になります。でも、一方で、「味方」の存在も顕在化させてくれました。それはうれしい。
ということを考えながら、もうひとつ、トランスヘイトは「ヘイトスピーチ規制法」の対象にならないんだなと。そう考えると、「ヘイトスピーチ規制法」が、いかにザル法であるかということも、あらためて実感します。
まぁそれでも、とりあえず会議は終了。今日は珍しく「次の用事」がないので、呑み会もフル参加です。それにしても10人中女性が4人というメンバーで、ジェンダーバランスもずいぶんと変わりましたねぇ。ただ、関東から来られている人もおられるので、そんなに遅くまでは呑みません。てか、みんな歳ですしね。
ということで、9時半頃に解散。
しかし、本来「ここ」が出発点だったのに、なぜか微妙なアウェイ感があるのが、なんとも…。

さすがに疲れる(笑)

今日はトランスジェンダー生徒交流会です。なので大阪市内へ。集合場所に行くと、すでに参加者がいたります。集合場所から会場に行くと、今日のメニューである鍋の材料がドカンとあります。ところが、なにをどうするかの指示がわからない。どうするねん。
それにしても、場所が変わって使い勝手がずいぶんと変わりました。今はその調整中という感じですね。まぁでもいいでしょう。
てことで、あとはみんなでひたすら野菜切り。小さな子どもも一生懸命切ってくれます。そのおかげもあって、あっという間に切り終えました。切った野菜はビニールの大袋に入れるのはいつものことです。ここから鍋&ホットプレートに投入。あとは時間がつくってくれますね。
やがて完成。鍋の前には長蛇の列です。しかし、今日はいったい何人来てるんだ?おそらく小さい子どもは10人くらい。中高生はそれ以上ですね。
昼ごはんを食べ終えたら、子どもたちは外で走りまわります。中高生はコンビニに行ったのかな?てか、なんでみんなコンビニに行くのかなぁ。
そして話し合い。今回も中高生に混じって話しましょう。
「最近あったこと」かぁ。やはり「1000円お願いします」かなぁ。なんかそんな感じで、いろいろ話し合い。そうそう、今日はK同通信の記者さんが来ています。最後に質問権を渡しましょう。すると
「みなさんにとって大切なもの/ことは?」
問いかけられた子どもたち、みんな悶絶していましたそれでもひとりひとりが思い思いの答を返してくれました。わたしは…。やはり「身体」かな。なにごとも、この「身体」とともにあります。まぁ「呑みすぎるな」って話なんですけどね。
そんなこんなで1時間半の話し合いにフル参戦。さすがに疲れました。でも、フル参戦できるのは、きっとノンアルになったからですね。だからいいことです。
交流会が終わったら、いつもの打ちあげです。てことで「しゅんちゃん」に移動。ここでさんざん呑んで呑んで呑んで、記憶をなくしそうになりました。でも、さすがに疲れたので10時半頃に
「そろそろ帰ろうか」
と言ったら、みんなびっくりしてました。そりゃそうか。
てことで、Kっかわくんに送ってもらって、無事帰れました。
長い一日でした。

stn21のセミナー

今日はstn21のセミナーです。3連休の中日にやるのは、きついと言えばきついですが、この日くらいしかないという話もありやなしやなので、まぁええか。
ただ、なぜか集合時間に「近鉄京都駅改札前に来てほしい」というオファーがあって、そちらに向かうなど。ここでM田さんと合流して、集合場所の「老上海」へ。到着したら、すでにメンバーはそろっていて呑んで食べてます。腹ごしらえが完了したところで会場の多文化交流ネットワークサロンへ。ちなみにチラシの会場名、間違えていました。すみませんすみません。
そうこうするうちに、今日の講師の大輔さん登場です。メールやネットではお会いしているものの、リアルでお会いするのはいつ以来だろう。とにかくごあいさつ。と、島袋さん登場です。背が高いな(笑)。島袋さんとはtwitterかなにかで「ブラウザはopera」「わたしはvivaldi」とかいうからみをしている時に、とつぜん「いつきさんって、あのいつきさんですか!」と言われたところからのつきあいです(笑)。ということで、ごあいさつ。
やがて時間が来たので大輔さんの講演開始です。今回は中高生向けの講演のダイジェスト版なんだとか。まずは例の「外科医」のワークから。ネタ、知ってるぞと思っていたら、そうか、そういうパターンもありかと。そこから「ジェンダーバイアス」「異性愛主義」「シスジェンダー主義」の3つを導き出されます。そして「らしさ」の話。ここでも「らしさかぁ」と思っていたら、延々とらしさの話をされます。すると、驚くほどに「多様性」へと結びついていく。
いつも「らしさ」を多様性へと結びつけていくことに疑問を持っているわたしですが、これは納得です。逆に言うなら、ここまでネチネチていねいにやらなきゃならないということですね。
そしてもうひとつ「フツー」を問い直す。実は、「フツー」の存在は「フツーではないもの」によって担保されています。ただ、その境界線は隠されています。それを可視化させるのが「クイア・ペタゴジー」です[1]このあたりは「土肥いつき, 2022, 「性の多様性教育」『こころの科学』223: 44-48.」で使わせてもらいました。。このあたりのことをどう伝えるかってメッチャ大切です。それを、ものすごくわかりやすく提示されます。さすがは第1人者ですね。
そして、最後のワークがいい。白い紙に何かを書くのかと思ったら、折って破るだけ。でも、その結果がこうなるんですね。思わず拍手してしまいました。
講演会の後はグループにわかれて振り返りです。わたしはお菓子の配布役。その後、テーマ別の交流会。わたしのところには誰も来ないだろうと思っていたら、一人来られて、自己紹介が
「東ゼミで修論書きました」
でした。ここから、東さんの研究への厳しさと、人へのリスペクトの話で盛りあがって、stn21のセミナー終了です。
セミナーのあとは懇親会。陣取ったテーブルには大輔さん・島袋さんに加えて大山治彦さんもおられます。あまりにも重いテーブルです。が、みんなで難しいことも楽しいこともワイワイ話しあって、2次会へ。
ところが入れる人数ではありません。どうする?と、
「老上海は?」
という提案が…。電話をしたらあいているらしいです。
ということで、本日2度目の老上海です。ここで、ついつい「女として教員をする」にからんでしまって、すみませんすみません。まぁでも、いまだにこの言葉の意味がわからないので、しかたないか。
そんなこんなで楽しい1日が終わりました。
あした、おべんきょできるだろうか…。

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1 このあたりは「土肥いつき, 2022, 「性の多様性教育」『こころの科学』223: 44-48.」で使わせてもらいました。

ラストランとかモヤモヤとか

朝、いつものとおり出勤です。職場に到着したら、体育館に向かいます。別に体育館に用事があるのではなく、その前にある掲示板に用事があります。と、向こうから体育科教員が。
「今日は1000ですよ」
マジか。前日なのにタイムトライアルやるのか。
てことで、着替えて立番。立番が終わったらグラウンドへ。

とりま、速い集団と走ることにしましょう。とは言え、子どもたちはどんどんペースがあがってるけど、わたしは2週間のブランクがあるので、全然ダメでしょうね。
それでもスタート。250mのトラックを4周です。3人抜け出してグループで走ってます。わたしは少しずつ遅れます。が、タイムトライアルなので、時計との勝負です。1周まわったところで1分です。いいペースですね。でも、3周目くらいから遅れはじめます。結果、4分32秒でした。
もう1本走ろうかと思ったけどやんぺ。職員室にもどって少し仕事。そして次の時間に再度タイムトライアルです。
今度は半袖で走ろうかな。今シーズンはじめてです。今回はいいペースです。3周目もあまりタイムが落ちない。4周目の最終コーナーで前のふたりを捉えて外から抜きます。と、さらに大外から抜いていく生徒がひとり。放送部部長でした(笑)。ゴールしたら、部長は「やったー!」と大喜びしてます。かなり抜きたかったらしいです。ここは素直に負けを認めましょう。わたしのタイムは4分20秒でした。1秒負けました。
本日のランは1000のタイムトライアル。1本目は4分32秒。2本目は4分20秒。ブランクが2週間あった割にはマシかな。今日のランで昼間の「走り」は終了。
前回が12月18日で4分28秒、前々回が4分54秒。さらに昨シーズンのベストタイムが4分25秒だったので、最終であがりましたね。
これで、今シーズンのレースは終了です。明日はロードレース大会の応援です。

走ったあとは身体が適度に緩んで気持ちいいですね。そのまま2時間授業をして、午後は組版作業です。けっこうめんどくさいところをノツコツやって、今そろってる原稿のぶんはやっつけました。これで楽になった。
放課後は職員会議です。長引くかと思いきや、案外長引かず。よかった。
夜はちょぼやき会です。今日はオンラインと併用です。話題提供はぐっさんです。なんでも「モヤモヤ人生」だったんだとか。まぁそりゃそうですよね。
しかし、「今」を知ってるからといって、「過去」を知ってるとは限りません。そして、あらためて「過去」を聞くと、それに連なる「今」についても、実はあまり知らなかったんだなということに気づきます。
そんな中、なんとなくぐっさんとわたしの間に共通点がある気がしたので質問。
「「ことば」と出会う前と出会ったあとではどっちがしんどかった?」
もちろん答えは
「出会ったあと」
です。そうですよね。
これを社会モデルで説明するのは、かなり難しい気がします。もちろん「異性愛規範」がなくなれば、もしかしたらそのしんどさはなくなるのかもしれないけど、人を何らかの特徴で二分する限りは、必ず生じるしんどさなんじゃないかな。それが二分法的なカテゴリー間の越境行為に付随する「しんどさ」な気がします。ぐっさんは自らの人生を「モヤモヤ人生」とされたけど、たしかにそうかもな…。
てことで、8時前に終了。あとは懇親会です。お腹が減ってたので「欠食児童」のように食べました。が、「欠食児童」が通じるのか問題が勃発して、大笑いした夜でした。
やはり「ちょぼやき会」はおもしろい。
さてと、帰りましょうか。明日は少し早い。

ウトロづくし

朝、眠いです。が、出かけなきゃなりません。
ということで、眠い身体を鞭打って、向かうはウトロです。今日は支部の新年会で、オープニングが農楽隊の演奏です。ちなみに去年も出演したのでした。
支部に到着したのは20分遅れです。すでに練習がはじまってます。が、なんか、新しいことをやっておられます。とにかく観察しましょうか。
ひと通り流し終えたら、延々と打ち合わせです。これが長い。しかも、いろんな人が発言されます。いつものウトロ農楽隊です(笑)。ようやく打ち合わせを終えて、もう一回流します。なるほど、そこがそうなったのね。
昼ごはんはカップラーメンを用意してくださいました。ありがたい。昼ごはんを食べながらよもやま話。
「あんな、人を好きになるほど幸せなことはないんやで。好かれるんと違て、好きになるんや」
とは80を過ぎたハルモニのおことば。深いです。
頃合いもよしということで、わたしは放送セットです。今回はワイヤレスを4本出すことにしました。まぁ全部使うでしょう(笑)。
セットが終わったら、舞踊とか合唱とかのリハ。と、今日の講師の崔江以子さんが登場です。これまでスピーチは何度か聞きましたが、まとまった講演ははじめてです。楽しみです。が、動画を流されるんだとか。しもた。そのためのケーブルはないぞ。しかたないです。マイクで拾いましょう。
そして本番です。農楽隊のみなさん、メッチャ笑顔です。いい感じです。と、ケンガリのスニさんがこちらをチラリと見て笑われました。しまった!わたしが先頭で動かなきゃならないところを忘れてました。まぁそれでも、和やかな感じで農楽隊の演奏終了。お次は朝鮮中高級学校の演奏です。舞踊、うまいかぁ。合唱、うちのガッコの生徒に聞かせたいなぁ。そして吹奏楽、すごいです。去年も感じたけど、ものすごく低予算で少人数の学校なのに、ここまでの子とができるのって、いったいなんなんだろう。
そして、第2部。崔江以子さんの講演です。まずは「桜本」とはどういうところなのかという説明からです。本当に多文化共生の街を自分たち自身でつくりあげてこられたんですね。そこにヘイトが襲いかかってきた。崔さんははじめは「回避」されていたんだとか。そりゃそうです。極めて正しい選択だと思います。でも、ヘイトは川崎駅前から桜本へと舞台を移した。だから回避できなくなった。選択肢は「守る」こと。そのためには「闘う」こと。
しかし、ヘイトやってる人たちは、とんでもない人々を「そちら」へと巻き込んでしまったんだなと思いました。いや、おとなしく川崎駅前でやっていたら、みなさんは「回避」で終わったのにね。今の状況は、自らが招いた結果だったということです。
そこから、崔さんたちの闘いの話です。あらためてすごいなと思いました。もっとも、その闘いが可能となったのは、桜本という地域をつくりあげてこられたからなんですよね。それはきっとウトロにも通じるところがあるんだろうな。
崔さんたちは国会を動かし、川崎市を動かして、差別に抗する街づくりを今も続けておられます。でも、崔さんへの「個人攻撃」は今も続いているんだとか。そんな話を聞いて、ふと「自分はどうだろう」と思って検索すると、いろいろ書かれてました(笑)。そりゃそうか。
そんな感じで、崔さんの講演終了。本当に貴重な話を聞かせていただきました。
が、わたしはここからは機材の撤収です。まぁ、ワイヤレスなので、そんなに大変ではありません。機材をすべて車に積み込んで、支部に移動。今回も農楽隊の人にガッコまで車で一緒にきてもらいました。人使いが荒いな。
そして、農楽隊の新年会です。もう、ひたすら笑いっぱなしです。何かが引き金になると、いきなりノレがはじまり、オッケチュムがはじまります。いつものウトロの風景です。
出てきたお好み焼きがこれ。

重い(笑)。なんでも「東九条スタイル」らしいです。
それにしても、お酒を飲むと、みなさん遠慮がなくなります。一人ひとり指名されて話をするのですが、ツッコミが入りまくります。そんな感じで、8時半ごろまで大宴会でした。
その後、京都駅近くに場所を移して2次会です。こちらはSファンさんはもちろん、石橋さんや一成さんがおられます。まぁ、今回の「正規の打ち上げ」の2次会ですね。ここにT橋さんと一緒に乱入です。さらに、Tじさんにも声をかけました。「なんだかもう」な飲み会が延々と続いて、結局お開きになったのは0時です。
明日、やばいぞ。

自分で完結させる・日教組教研3日目

起床は6時半。もう少しゆっくりしようかと思ったけど、さっさと朝ごはんを食べることにしました。今日は「健美定食」です。ネバネバが入ってます。

さば、うまい。が、おなかがあまり減ってないので残してしまいました。すんません。
部屋にもどったら、学校関係への連絡です。いろいろ迷惑をかけるなぁ。8時になったら荷造りです。しかし、おとついのワインが半分残ってます。どうする?
そんなこんなを袋に詰め込んで、会場へ。今日は総括討論です。
会場に着くと、いろんな人が「一緒に写真を撮ろう」と(笑)。なにかがおかしい。なんでも画面越しで見るのとリアルで見るのは違うらしいです。いや、そーゆーことではなくて…。
今日は「ジェンダー平等教育の実践をしてよかったこと」「今回の教研で得た気づき」「ジェンダー平等教育を伝え広げるために」の3つの柱で話しあいです。
ただ、その前に多賀さんから言葉の整理です。やはりジェンダーという言葉の使い方がバラバラってことです。「社会的文化的性別」としてのジェンダーと「性差」という意味でのジェンダーが混在している。まぁたぶん、混在しているのはわたしのせいなんだと思うのですが、逆に言うと、それを持ち込んだほうがいいと思ったんですよね。
てことで、大第1ターンは「気づき」です。
もともとわたしはジェンダーを「社会的文化的性別」としか認識できていませんでした。なので、例えばデートDVの教材もそういう切り口でつくっていました。ただ、そういうふうにすると、男と女の対立の構図をつくってしまう。でも、その対立の構図はなぜできるかというと、構造としてのジェンダーがあるからなんですよね。そういうふうにジェンダーを捉えると、デートDVの教材も違った扱い方ができるんじゃないかと。まぁそんな話。
第2ターンは「伝え広げるために」です。
まずはさっきの話を引き継いで、「構造で捉えると「敵」をつくらなくてすむ」ということです。その例としてアファーマティブアクションを通して考えたこと。つまり「政治的なことは個人的なこと」にしないということ。そうすることによって、共通の地盤でものごとを捉えることができるようになる。それが広げることにつながらないかってことです。
そして第3ターンは「よかったこと」です。
かつてゲイのAさんとの出会いを人権教育の分科会でレポートした時に言われたことを、まずは紹介。みなさん、口を開いてビックリされていました。そんなわたしがたどり着いたところが「両性」だったんですよね。そして、「両性」を通じていろんな出会いを与えられました。その出会いは、その先にあちこちで孤立しているセクマイ教員とのつながりをつくってくれました。stn21も、そんな中にあります。そしておそらく今回も新たな出会いや出会い直しがある。もちろん、こわがられたり敬遠されたりもあるでしょうが、それはしかたなし。
そんな話をして、わたしのターンはすべて終了。ちなみに、総括討論では誰かのレポートにかかわる話としてではなく、自分のこととして完結させた話であることを心がけました。
そうそう。オブザーバーのみなさんの話もよかったなぁ。丸2日ぶんの論議のあとの話ですからね。もっとも、ひとりだけ、ここで話をするために来た人がいてビックリしたけどね(笑)。
さてと。これで今年度の教研もおしまいです。また来年!来られるかなぁ…。
とりま、S渡さんとTまちゃんと3人で新千歳まで移動。フライトは17時台なので、特には急ぎませんが、まぁ早めに行っておきましょう。昼ごはんはフードコートです。

なにせボトル半分残ってるワインを飲みきらないと帰れません。しかし、ここでジンギスカンか。でも、おいしかった。
あとはお土産買って、セキュリティを通って、荷物の重さを計測して…。7.15kgだったけど、パスしてくれました。
予定をかなり過ぎて離陸したけど、予定より少し早く関空に到着。ここからはランです。発車直前のリムジンバスに乗れました。これで少し早く帰れるな。
帰ったら、一杯飲んで寝ましょう。明日から忙しい。