職場にお客さんが来た

今日から教育実習がはじまります。今年はひとり。なぜひとりかというと、うちのガッコを卒業した子で教員になろうという子が少ないからです。で、なんで「教育実習がはじまります」と書いたかというと、その教育実習生が数学で、わたしが担当するハメになったからです。ちなみに数学の教育実習生は極めて珍しいです。なぜなら、数学の教員になろう/なれる学部に行く子が極めて珍しいからです。さらにわたしが教育実習生を担当することは、ものすごく珍しいです。なぜなら、わたしに担当させようとみんな思わないからです。なのに、なぜ担当するハメになったかというと、夜の仕事で「送り出す側」であることがバレたからです。なぜバレたかというと、模擬ショートホームルームのために教室で配布したプリントを担任さんからもらってたからです。
もうひとつの理由は、やってもらおうとした人から拒否されたからなんですけどね。やれやれ…。
まぁでもいろいろ話ができるから、これも教員養成ってことです。ただ、わたしの授業は参考にならんからなぁ。どうなることやら。
しかし、数学担当とは別に、最初のコマは人権教育オリエンテーションです。まぁ人権は反権力であることを「当然の帰結」として、わかりやすく伝えました(笑)。
で、教育実習生Sさんの授業見学。今日は年度最初の試験返しなので、みんなワーワー言う日です。なにせわたしは煽りますからね。だから参考にならんのです。そしていつもの演説です。おもしろいです。最初は聞いてた子が寝はじめて、はじめはキョロキョロしてた子がガッツキはじめます。それでいいです。
ちなみにあの演説は、でも、「数」学の歴史をとても簡単にまとめながら、シームレスに複素数へと導くものなので、それはそれで大切なんだと、個人的には思ってるんですけどね。
午後の授業は高次方程式です。せっかく3乗根とか4乗根の話が出てきたので、複素平面に解をプロットしてみました。みんなキョトンとしてます。そりゃそうです。数学3の範囲です。でも、そこはおかまいなく
「美しいねー、不思議だねー」
と興奮しておきました。
空き時間は来週水曜のプレゼンづくりです。昨日までで「前編」はできました。今日からは「後編」です。後編は理論編なので、文字だらけになります。まぁいいです。その文字だらけになるってことを示すことが大切なんです。
そんなことをしてたら、あっという間に定時前。Sさんは日誌書きをされてますが、わたしは退勤。駅で時間があったので、お世話になってる酒屋でお酒をゲット。さらにどうしようかと思ったけど、角打ちに寄りました。
いつものおじさまがいつものように飲んでおられます。わたしもいつものようにあいさつして、お酒を注文。アテはイワシの一夜干し。

うまいわ。でも、今日も一杯だけと決めてます。なので400円払って、さてとお家に帰りましょう。