花束をもらった

去年の今日は「フルボッコ大会前夜」だったので、それにかかりきりでした。それに比べると今年は穏やかと言えば穏やかです。でも、バタバタしていることには変わりありません。
とりま、再来年度の仕事探し関連の作業をば。これ、いろいろ葛藤はありますが、まぁそもそもダメ元だし、あたればあたったでおもしろい展開になるかもしれません。
で、授業。なんでも、小さいお子さんがいる教員が「自宅待機」になったとかで、合同クラスで面倒を見ることにしました。とは言え、ふたりばっか2週間欠席していたから、その子ら相手の特別補充はしなくちゃなりませんね。
昼は明日ある卒業式の準備です。どうなるかと思ったけど、なんとかなりました。
午後の授業は、これまた苦手な子らを前に集めて特別補充。それにしても、集中力がない子が多い。とにかく注意が散漫になるからついてこられない。まいったな…。で、バタバタやっていると、なにやら廊下で不穏な動きが…。前から手だけ出して生徒に向かってて招きしています。いや、ばれてるし。
やがて教科のチーフが入ってきて、口上を述べられます。そして、大きな花束が入ってきました。
この授業が定年前の最終授業です。田間せんせ伊藤さんのような立派なことはなにもありません。てか、花束が入ってくる直前に「なんでx-(x^2-x)が-x^2+2xになんの?」という生徒に答えていたわけで。
生徒が「おめでとうございます」と言って花束を渡そうとした時、チーフから「なにかひとこと」と言われておどろく生徒。フリーズしていたので
「授業、楽しかった?」
と聞くと
「はい、わかりやすかったです。あと、楽しかったです。授業がはじまる前の雑談とか」
という返事があってホッとしたり。で、わたしからクラスのみんなにメッセージをと言われたので、こんな話。

また、試験返しの時にしゃべるけどね。
とにかく、授業を楽しんでほしいと思って1年間やってきました。
2年生を担当するっていうことは、その人たちの最後の数学を担当するっていうことで、それはとてもうれしいこと。そして、君たちの最後の数学の担当がわたしってこと。それもとてもうれしいこと。
とにかく1年間、いろいろあったけど、なんだかんだで「楽しかったな」って思ってもらえたらうれしいな。

授業終わったら、出席停止の紙にハンコをもらいに来た生徒が
「せんせい、ボクが中文拳に入ってたこととか知ってて、すごいなと思ってました」
とか言ってくれて、光栄に感じたり。
で、職員室にもどったところで写真を撮ってもらいました。

バックがごちゃごちゃしていて花束が見えない(笑)。まぁでも、それもわたしらしさかもしれません。
もちろん、定年前の最終授業が、わたしの最終授業というわけではありません。この間合格したから、来年も同じ仕事をしているしね。でもまぁ、ほんとの最終授業が近づいてはいるんですよね…。
まぁええか。