そして今年もやってきたLL

てことで、リビングライブラリの当日です。だからといって、授業がなくなるわけではありません。なのに、朝イチ「第1セッションと第2セッションが同じ本になってる」とかいう連絡があったり。もっと早く言ってくれよ。とりま、名簿と座席表のつくりなおしです。さらにとある書類の提出日なんだとか。とりあえずすき間の時間を使っていろいろこなします。
で、3時間目が終わったところで、いよいよ最終チェック開始です。チェックが終わったら迎えです。ここで安定の遅延がおこってることが判明。まぁええか。余裕はあります。
そんなこんなで全員が集まったのは1時前。1年ぶりだけど、みなさんほんとうに和やかな感じです。「恒例」になったのかな。うれしいな。
実は昨日皆さんに以下のメールを送りました。

みなさん、明日、よろしくお願いします。
今回、お話をしていただくにあたって、ひとつお願いしたいことがあります。前日のお願いなので、すでに話を組まれている方は無視していただいてけっこうです。
うちの生徒に限らないと思うのですが、みなさんのような方の話を聞いたときに「心の問題」にしてしまう傾向があるように思います。しかし、実際には社会の仕組みであったり法制度であったりといったものが「生きづらさ」をもたらしていると思います。すでにそういうところに留意して話していただいているとは思いますが、できればお話の中でそのあたりを明確に打ち出すところを混ぜ込んでいただければと思います。
ほんとうに直前のお願いですみませんが、よろしくお願いしますm(__)m。
明日、再びお会いできるのを楽しみにしています。
夜の部も(^^)

さぁ、子どもたちはみなさんからのメッセージを受けとめてくれるかな?
リビングライブラリの間は校内をぐるぐる。座席表を貼ったり、出欠の紙を回収しに行ったり。そうそう。欠席者の入力もしておきましょう。
少し時間ができたので、少しみなさんの話を聞きに行きました。Fぁよんさん、「とりみだし」を自分の問題とせず社会の中にある「前提」にもっていかれます。
「するとね、いいことが3つあります。ひとつは自分のせいにする必要がなくなる。もうひとつは相手のせいにもしなくなる。そして共通の体験をした人と会話ができるようになる」
なるほど、わかりやすい。K紗ちゃんのところにも乱入。てきとうに生徒に質問を振ってみました。
休憩のあと、第2セッション。AっちゃんやYもぎ田さんの話を少し聞いてみました。いい話です。こんな話が聞けるうちの子らは幸せだと思います。
第2セッションのあとは、恒例の仕分け作業。今日の感想は今日のうちに持って帰っていただきたいなと。そのために講師を使うひどいやつです。仕分け作業もすんで、帰らなきゃならない人は帰って、それ以外の人は時間調整。わたしは作文を少しでも読んでおこうかなと。
で、定時になったので退勤。向かうはいつもの居酒屋です。途中3年の子と一緒になったので、今日の感想を聞くなど。で
「今から何をしに行くと思う?」
とたずねると
「わからん」
という子と
「飲みに行く」
という子に意見がわかれました。もちろん飲みに行くのですが、正解を言った子はふたりとも去年授業を担当した子です。さすがやなと。
てことで、反省会。今回は加藤さんも来てくださいました。ちなみに加藤さんが参戦されてからは、話がどんどんディープになっていきます。あまりにも楽しい。
そんなこんなで、けっこう飲んだかな。帰りの電車は寝ちゃってました。

あとは明日を待つだけ

今日の午前は山間の町に出張です。いつも使う第2のふるさとからのルートが工事中で通行止めになってたので間に合うかと思ったけど、道に迷ってもなお間に合ったので、よかったよかった。
1時間ほどの会議だったけど、互いの情報交換ができました。たぶん長時間の会議を1回やるよりも、効率が悪いように思えるけど、こういうふうに短時間でも回を重ねるほうが大切なんでしょうね。
で、ガッコにもどって、明日の準備スタート。K紗ちゃんやSゃ納さんからレジュメが来たので印刷したり、担当者グッズを担当者に持っていって説明したり。担任さんは「お!来た来た!」とか言ってるけど、今年はマジでたいへんでしたよ。
ひと通りみなさんに配布を終えて、6時間目の授業です。
なんか、もうひとつピリッとしない感じだったので
い「4月にわたしのトリセツ言ったよね?覚えてる?わたしがキレるのはいつだったっけ?」
生「11月」
い「今は?」
生「11月」
い「そうやね。ただね、キレるとヤバイけど、実はすねるともっとめんどくさいんだよ」
みんなマジメに授業をうけてくれました(笑)。
それにしても、問を解くときは歩きまわってもいいし相談してもいいようにしてるんだけど、歩きも話もしない子がいるのが気になります。
「友だち、いないん?」
とか言うと
「いない」
とか答える子の前の子が吹き出してるから、たぶんウソ言ってるな。
い「教えに来てくれる子はいないん?」
生「いない」
い「じゃ、教えてもらいに行ける子は?」
生「あ…」
とか言ってるから、たぶん何も考えてなかったな(笑)。
高校の授業って、逃げるのはいいし、誰も追っかけないけど、実は逃げ切れないんですよね。だから、今年でカタをつけるかどうかという選択しかないんですよね。まぁ「やめる」という形の逃げ切り方はあるんだけどね。それは最後の手段です。
授業のあとは明日の段取りを考えます。特別教室の開施錠なんかのことも考えなきゃなりません。PCへのデータのコピーもいまのうちにやっておきましょう。さぁ、おそらくこれで明日が来るのを待つだけのところまで来たはずです。
ここで4時。ふと思い立って放送部へ。いつもミキサーとアンプを長いケーブルを使ってつないでるけど、専用ケーブルをつくろうかな。てことで、ハンダ付け。とにかくケーブルがスパゲッティ状態になるとろくなことがないので、やらなきゃと思ってたけど、今ごろやるってのも、まぁそういう時期なんでしょうね。導通チェックは明日しよう。
てことで、定時が来たので退勤。
いよいよ明日だな。

ようやくそろった

朝、職場に行って「あとひとりなんです」と担任さんに言うと、「朝イチとります」とのお言葉。ホームルームの最中、教室の前で待ってたら、わざわざ生徒を来させてくれました。
「世界であとはキミだけや」
と言うと、生徒から笑われました。そんな朝。
1時間目は会議。来年度1年生から新学習指導要領が本格実施です。それにともなって評価のしかたが変わります。んー。小学校と高校ではかなり違うんだけど、そのあたりの差は無視して「観点別」にするそうな。しかし、「意欲」とか「態度」とかってどんなふうにして到達度をはかるねん。てか、小学校・中学校でついていけなくなって意欲をなくさざるを得なくなった子って、どう考えたらええねん。「そこじゃない」って思うんだけど、なんだかな。
その後、ようやく名簿が作成できて、ようやく座席表も作成できて、次のステップに進むことができました。とは言え、まだ準備物がすべてそろってません。
そんな中、担任さんから「どうしたらええの?」という問い合わせが。とにかく明日説明するから、しばし待ってくださいな。
まぁなにもかも、covid-19が悪いです(笑)。

オフ日は仕事日

今日はほんとのほんとになにもないオフ日です。なので、朝はダラダラ。そうそう、いくつかメールを処理しなきゃ。昨日修正したゲンコも送らなきゃ。
と、Sやんから動画が送られてきました。へー、みんなこんなこと話してたんや。ふだんあらためて話すことがないから知らなかったけど、こうやってあらためて話を聞くと、交流会っておもしろいところなんやなぁ。にしても、ほとんどわたしの名前が出てこないのがいいですね。そういう存在でなきゃいけないと思ってるし、きっとそういう存在だってことです。
昼からはリビングライブラリのデータ処理。基本的には過去のシートを上書きしながら使ってます。ここでトラブルが発生。countifの結果とシートの人数があわない。何が起こったんだ?よーく見てみると非表示にしてる行がありました。まいったな。
てことで、再び作業開始。
それにしても、今年度は欠席者が多いので、ほんとうに困ります。いちおう1週間の猶予をもたせて希望調査をしたんだけど、あとひとりデータがないので、最後まで処理ができません。なので、できるところまで処理をして終了。まぁ、タイムリミットは明日だな。明日来なければ、今の時点での処理をして、あとでプラスする感じでいきましょう。

しゃべりすぎた

今日は毎年恒例になった大阪樟蔭女子大学のお座敷です。はじめて行ったのはこの時かな。てことは、まだ4回目?なんだかずっと呼んでいただいている気がします。てか、ずっと呼んでいただいているんですけどね。
てことで、昼前におじゃま。まずは昼ごはんから。

すき焼き丼弁当とのことです。すごいボリュームです。もちろんおいしい!肉の下の玉ねぎとゴボウが最高です。
で、教室へ。今回はなにを話そうかな。まずはいつもの「教員人生」です。いちおう「のおと」はつくってあるけど、今日はずいぶん脱線してしまいました。やばい。やばいついでに動画まで見せてしまいました。結局1時間40分くらいしゃべってしまったかな。で、10分休憩の後、2時間目。去年・一昨年はミッション3をやりましたが、今日はなんとなくミッション4をやってみようかなと。やはりムラの子の話がしたいなと思ったのです。ただ、1時間しかない。たぶんムリだな。「多少の延長はかまわない」とは言っていただいているけど、30分の延長は「多少」じゃないしな。てことで、15分延長したところで、キリがあったので終了。
今回は失敗かなぁ…。
それでもおひとり来年から教職につかれる学生さんが質問に来てくださいました。うれしいな。

お座敷のあとは、もちろん茂利屋です。オモニ、顔を覚えていてくださいました。2年ぶりかなぁ。

ここの串焼き、やはりうまい!
と、カウンター仲間の方々が子連れで来ておられます。ついついおじゃまして話してると、「ハナハウス」におられたことが判明。メッチャびっくりしました。
そんなこんなで、楽しい夜もふけていったところで、そろそろお開きです。新快速に乗ったら座れた!ラッキー。目が覚めたら山科でした(笑)。
まぁ、同時に姫路行きが来たので、傷は浅かったかな。今度は寝ないでおこう。

穏やかに

なんとなく金曜日はバイク出勤の日な感じです。気持ちいいけど寒いです。さらにクラッチが重いので、必要だったら入院も考えなきゃ。
先週決断したおかげで、メンタルがほんとうにマシになりました。それでもゲンコを書いたりスピーチを考えたり、いろいろあったけど、いちおうすべて終わりました。と思ったら、来週はリビングライブラリです。
これ、子どもたちの希望をとりますが、今年度は欠席者が多くてなかなか希望がとれません。それでも、最後3人まで絞り込めたので、そろそろ割り振りをしましょうか。これ、いつもやりながら「不思議やなぁ」と思います。セッション1とセッション2がほぼ同数になるように調整していくんですが、なんかやってるうちにできちゃうんですよね。それも1時間かからない。コツはあるし、エラーを予防するための仕掛けもあるけど、なんか不思議です。
それにしても、年によってどの本を読むかが変わるのがおもしろいです。かつてはセクシュアリティ系がダントツだったけど、最近は多いもののそこまでではありません。まぁ「一般的な話題」になってきたってことかな。
人数が出たところで教室の割り振りです。今年は2年生が分野別進路学習ということで全校を使うから、えらいことになってます。が、それでもいろんな人の協力があって、なんとかなりそうになってきました。さらにお次は「担当者」の割り振りです。
「誰の話が聞きたいです?」
と言って割り振っていくのですが
「どれでもいいんですかo(^^)o?」
とか言われると、少しうれしいです。
そんなこんなで、午後はずっと校内を歩いてました。
帰り道、いつものバイク屋さんに寄ってクラッチのことを聞いたら、グリスアップで改善するかもとのこと。でも
「やろうか?」
とは言われません。てことは、家に帰って自分でやれってことですね。そういうお店だから来るんですけどね。ちなみに、お店に入ったらすでにYAMAHAのパーツリストのサイトに入っておられたから、あまりにもマニアックです。ここでひとくさりKAWASAKIの販売体制のことを聞いて「なにやってんねん!」って思うなど。YAMAHAはヒストリックバイクのパーツは今でもつくり続けてるんだとか。助かるなぁ。
そんな感じで、いつになく穏やかな気持ちの週末です。

3分間スピーチ

朝、メッチャしんどいです。思わず1時間年休をとろうかと思ったけど、起きてしまったから出勤することにしました。
午前中は、昨日考えた今日の夕方にある3分間スピーチの原稿の最終チェックです。なにしろ、オチがうまくつかない。まぁ難しいんですけどね。それでもなんとかひねり出したところで、実際に3分で読めるかどうかをチェック。
基本的には1分400字と言われています。400字詰めの原稿用紙はそこから来ています。ちなみに、誰が読むかというと、NHKのアナウンサーです。それよりも少し多い。どうなるかなと思ったら3分30秒ぐらいかかってしまいました。ダメじゃん。てことで、原稿をブラッシュアップ。最終的に3分10秒ぐらいまでは削れました。
てことで、授業です。しんどい。眠い。午後の授業はプリント学習なので、まぁなんとかなりました。
てことで、ipadをかついで補習の教室へ。実は、赤点者の追認補充の最中にスピーチをするハメになっています。しかし、某国営放送の取材の時も追認補充だったな。よくよくこういう巡り合わせのようです。が、なんかipadでつなぐと音が出ないっぽいです。まいったな。しかたないので、自分のPCにwebカメラをつけてzoomに参加することにしました。
4時半きっかりにイベント開始。5分間のあいさつのあと、スピーチ開始。わたしは4番目です。ところが、補充の対象者が来ない。スピーチしている最中に来たらちょいとめんどくさいです。ドキドキしたけど、来てくれました。てことで、等比数列の一般項の説明だけ簡単にして、スピーチ開始。こんな内容を話しました。

みなさん、はじめまして。京都の公立高校で教員をしている土肥いつきです。今回はこのような機会を与えていただき感謝しています。なお、本日は昨年度数学Bで赤点をとった生徒の補習中なので、教室から参加させていただきます。
わたしは出生時に書類に記載された性別とは異なる性自認を持つトランスジェンダーの生徒たちが集まる交流会を大阪で開催しています。2006年から現在まで15年間やってきました。現在、交流会には保育園や幼稚園に通う小さな子から高校生までが参加しています。スタッフはいません。でも、卒業生たちや保護者、交流会に来たいと思うおとなの参加者たちが自主的に運営を手伝ってくれています。
トランスジェンダー生徒の人数はとても少数で、日常生活を送る上でピアな存在と出会うことはほとんどありません。わたしはそのような子どもたちが出会える場所をつくりたいと思いました。現在は年4回の定例会と年1回のキャンプをしています。キャンプでは海水浴をします。トランスジェンダーの子どもたちは、ふだんなかなか好きな水着を着られません。そんな中、キャンプではみんな着たい水着を着て海水浴を楽しんでいます。
普段の交流会ではみんなで昼ごはんをつくって、みんなで昼ごはんを食べて、近くの公園で鬼ごっこなどをして遊びます。その後、学校での悩みなどを話し合います。悩みの内容は、例えば制服のことや更衣室、修学旅行の部屋割りなど、多岐にわたります。先日の交流会ではトイレについての悩みが語られました。ある参加者は「多目的トイレとか、許可されんでも使えるし!」と言いました。それを聞いたみんなは大爆笑しました。大切なのは、この言葉をひとりでつぶやくのか、みんなの爆笑の中で語るのかという違いだと思います。参加者の中には、そんな悩みを克服した生徒もいます。例えば4月の交流会で、突然ファッションショーがはじまることがあります。自認する性別の制服を勝ちとった喜びをみんなでシェアします。そういう先輩の姿を見て、あとに続く後輩たちも、悩みの克服への希望とパワーをもらいます。
実はわたしに交流会の大切さを教えてくれたのは、部落の中でおこなう学習会や在日外国人生徒交流会に集う子どもたちの存在でした。そして1997年に、わたしは自分がトランスジェンダーであると知り、10年かけて性別を変えてきました。そんなわたしのところに、2003年頃からトランスジェンダー生徒たちから悩み相談のメールが来るようになりました。その時、自分の後輩たちのために交流会をしなくてどうするんだと思ったのです。
ひとりで抱え込むと一本の道しか見えません。その道が閉ざされると絶望しか残りません。しかし、他のトランスジェンダー生徒と出会うことで、実はさまざまな道があることに気づきます。これまでたくさんのトランスジェンダー生徒たちが、交流会を通して、自分と出会い、他者と出会い、社会と出会い、その社会を変えていくパワーを互いにわかちあってきました。そして交流会から社会へと飛び出していきました。
出会いは世界を広げていきます。

てことで、無事スピーチも終了。あとは補充だな。

なかなかにハード

朝起きたけど、とにかくおふとんから出たくない。どうしようかと思ったけど、おふとんの中で作業をすることにしました。
まずはメールチェック。そしてゲンコ。1回分が2回にわかれたから、1回あたりが薄くなります。それをそれなりのところまでもっていかなきゃなりません。ただ、ムダな言葉を重ねるわけにもいかないので、そこがしんどい。それでもなんとか最後まで到達したので、えいっ!と送信。
お昼ごはんはプルダックタンメン。今日は具を入れずに、あまりものの惣菜をつまみましょう。
で、昼過ぎにスタート。行きの電車では、明日の3分間のプレゼンの原稿です。到着したのは滋賀県の入口にある宿場町。もちろん「入口」は京都方面からであって、東京からは出口です。
今日は滋賀県教職員組合の教研です。どうやら第1部と第2部があるらしく、わたしの出番は第2部です。が、最初から行かないと「流れ」がわからないので、第1部から参加することにしました。参加した分科会は性の分科会。かつてお世話になった中学校の実践報告です。中身は性の多様性についての授業実践です。
がんばってはるな。がんばってはるんやけど、少しがんばりすぎかもしれません。力が入ってる。もう少し力を抜いてもいいんとちゃうかな。なんだろ。すべてを説明しようとしておられます。が、そこに無理が生じる。例えば、鶴田さんに歴史を聞いても「わからない」って言われるだろうし、三橋姐さんに性別の規範について聞いても「わからない」って言われるんだと思います。そういうことなんです。専門が深まれば深まるほど、わからないことが増えていく。もちろん多少はわかるから、少しは説明するかもしれないけど、「これ以上は専門の人に聞いてください」ってなる。もちろん教員は鶴田さんや三橋さんのような専門家じゃないから、同じようにはならないんだけど、でも、「できる限り説明できるようになろう」ってなってます。
問題は、ひと通り説明できるようになった時に、齟齬が生じてしまったりするってことです。なぜそうなるかというと、平面上に「言葉」を並べるからです。実は言葉は立体的に並んでる。正しくは歴史の中でつくられていく。ある言葉ができたとすると、それはその時代背景の中でつくられる。でも、時代が変わるとその言葉ではあらわしきれなくなって、新たな言葉が出てくる。そうやって、次々と言葉がつくられる。で、こういう言葉を平面上に並べるとバッティングしてしまうところが出てくる。それをうまく並ぶように配置しちゃうと、言葉の意味が変質してしまう。まぁそんな感じです。
で、意見交流の時間になって、出てくるのがトランスがらみのことばかり。きついな。もちろんトランスの困難はわかりやすいから、ついそちらに意識がいってしまう。そして、自分の解釈で対応しようとしてしまう。でも、実際を知らないから、ビミョーにズレる。
それでも助言者のOくちゃんが締めてくれたからええかな。
で、第2部。その前にIし岡さんから日本酒の差し入れがありました。ありがたい。第2部は座談会なんだとか。テーマはフリー。フリー?とにかく最初になにかを投げなきゃなりません。何を投げたらええねん。いろいろ考えて、配布してもらった『トランスジェンダーのリアル』についてひとくさり話をしました。そのあとはフリーディスカッション。当事者をめぐる話やカミングアウトについての話、最後はカテゴライズにまつわる話をして、なんとかかんとか1時間こなすことができました。いやぁ、テーマがないってのは、なかなかハードでした。
そういや、かつて「講演料がないので、誰か講演しはじめの人を紹介してほしい。話せないなら質疑応答だけでいい」って言われてキレかけたことがあったけど、質疑応答が一番大変なんですよね。でも、今回のような機会をもらうことで成長できるのかなと。
てことで、第3部の呑みです。実は今日同じ街にK口くんが来てるらしく合流を試みたけど、それはムリだとか。なので、こちらはこちらで行くことにしましょう。向かったのは「手のひら」という店です。
少し早く着いたので、斜向かいの串カツ屋さんで1杯だけ飲んで、そこからお店に入りました。久しぶりに「居酒屋」という感じのお店です。ここで車いすユーザーのE川さんとかJんちゃんとかNし田さんとかとウダウダ話。最後はJんちゃんとサシ飲みでした。
あー、飲んだ飲んだ。楽しかった。明日は仕事か…。

ゼミ

いろいろ考えたけど、今日は出張のない出張日なので、思い切って1日年休をとることにしました。で、Hがしゼミに参加。といっても、大学ではなくHがしさん宅でのゼミです。ちなみに、ひとり2品持ち寄るんだとか。どうしようかと思ったけど、山菜おこわとイモの蔓の炒め煮を持っていくことにしました。
てことで、朝はのんびりそんなのをつくったり。行きの電車の中ではゲンコ書きです。なんか、思いっきり長くなったので、2回にわけようかなと。
で、Hがしさん宅に到着。まずは自己紹介。やはりLGBTQ関連の研究をしようと思っている人が多いですね。まぁ、Hがしゼミなので、当然と言えば当然です。が、それ以外の研究をされる方も当然おられるわけで、やはり多様性があっておもしろいです。
で、持ち寄りのランチタイム。中国人留学生の人たちがたくさんおられて、「なるほど、そういう味つけか」と思うなど。こちらもやはり多様性があっておもしろいです。
その後、なぜかお子さんも交えてUNO。うーん、アカデミアの世界から、いきなり若い世界に突入したぞ。で、みなさんはなぜかカラオケタイム。が、わたしはやってこられたIっぽ&KんちゃんとHがしさんの4人でいろいろコアな話。あらためてテーブルの上に乗りながらテーブルをひっくり返す難しさを感じたり。
5時過ぎにおひらき。その後、梅田に行ってKよぽんを交えて2次会です。それにしても、ルクアのバル、アクリル板で完全に遮断しています。すごいな。これだと、かえって大声になりそう。てことで、ヨドバシの地下で2時間ばっか呑んで、1日終了。リフレッシュできたな。

さすがにハードやな

朝起きると、今日も朦朧としています。あたりまえです。昨日はてんやわんやでした。
でも、今日は仕事です。しかも曜日変更があるので、朝から3連発。どうなるかな。でも、まずは雑談から。
ーーー
これね、選挙が終わったら毎回言ってて、もう言うのイヤなんだけどね。
選挙権を持つ人間として、こういう社会しかつくれないってことを、まず謝ります。なにしろ、ジェンダーギャップ指数は100位以下ですよ。さらに実質賃金は下がり続けている。にもかかわらず、その方向を全体として選んでしまう。
だからね。みんな、数学を勉強するヒマがあったら英語や中国語を勉強しましょう。例えば、国連なんかのサイトに行ってプレスリリースを見たら、日本語訳はない。「自分で訳せ」ってことです。日本語って、国際的にはその程度なんですよ。
君たちはひとりひとりが君たちにしかない能力を持っています。でも、残念ながらこの国はたくさんある能力のうちのひとつしか評価しない国です。勉強ができるかどうか、それだけです。だから、こんな国を出て、君たちの能力が評価される国に行って、そこで君たちの能力を発揮してください。
もうこの国は沈みかかっています。だから、この国にいる必要はないです。まぁわたしはこの国をこういうふうにしてしまった責任がありますし、いまさらどこかに行けるわけでもないので、この国と一緒に沈むことにします。ただ、もちろん沈みっぱなしにするつもりはありません。少しは浮上するようにがんばります。
で、もしもこの国が少しでも浮上したら、できればこの国のために、君たちが海外で発揮した能力をフィードバックしてもらえたらうれしいです。
じゃぁ、今日は指数法則からね。
ーーー
そんな感じで3時間こなして、ようやくひと息。でも、昼休みからは午後のオリパラ講演会の準備です。いろいろ運ばなきゃならないのがしんどいですね。部員が少ないし、しかも「自分は腕力がない」と思い込んでいる部員がものを運ばないからたいへんです。
5時間目は来週のリビングライブラリのためのマークシートの読み込み。マークしてない生徒がいます。ひでぇ。
6時間目は講演会と並行して、放課後にグラウンドでやるパフォーマンスのための放送セット。放課後のパフォーマンスと並行して6時間目の講演会の後片付け。パフォーマンスが終わったらグラウンドの放送セットの片づけ。その後、追認補習。
さすがにハードです。疲れました。お風呂とビールが恋しいな。