なかなかにハード

朝起きたけど、とにかくおふとんから出たくない。どうしようかと思ったけど、おふとんの中で作業をすることにしました。
まずはメールチェック。そしてゲンコ。1回分が2回にわかれたから、1回あたりが薄くなります。それをそれなりのところまでもっていかなきゃなりません。ただ、ムダな言葉を重ねるわけにもいかないので、そこがしんどい。それでもなんとか最後まで到達したので、えいっ!と送信。
お昼ごはんはプルダックタンメン。今日は具を入れずに、あまりものの惣菜をつまみましょう。
で、昼過ぎにスタート。行きの電車では、明日の3分間のプレゼンの原稿です。到着したのは滋賀県の入口にある宿場町。もちろん「入口」は京都方面からであって、東京からは出口です。
今日は滋賀県教職員組合の教研です。どうやら第1部と第2部があるらしく、わたしの出番は第2部です。が、最初から行かないと「流れ」がわからないので、第1部から参加することにしました。参加した分科会は性の分科会。かつてお世話になった中学校の実践報告です。中身は性の多様性についての授業実践です。
がんばってはるな。がんばってはるんやけど、少しがんばりすぎかもしれません。力が入ってる。もう少し力を抜いてもいいんとちゃうかな。なんだろ。すべてを説明しようとしておられます。が、そこに無理が生じる。例えば、鶴田さんに歴史を聞いても「わからない」って言われるだろうし、三橋姐さんに性別の規範について聞いても「わからない」って言われるんだと思います。そういうことなんです。専門が深まれば深まるほど、わからないことが増えていく。もちろん多少はわかるから、少しは説明するかもしれないけど、「これ以上は専門の人に聞いてください」ってなる。もちろん教員は鶴田さんや三橋さんのような専門家じゃないから、同じようにはならないんだけど、でも、「できる限り説明できるようになろう」ってなってます。
問題は、ひと通り説明できるようになった時に、齟齬が生じてしまったりするってことです。なぜそうなるかというと、平面上に「言葉」を並べるからです。実は言葉は立体的に並んでる。正しくは歴史の中でつくられていく。ある言葉ができたとすると、それはその時代背景の中でつくられる。でも、時代が変わるとその言葉ではあらわしきれなくなって、新たな言葉が出てくる。そうやって、次々と言葉がつくられる。で、こういう言葉を平面上に並べるとバッティングしてしまうところが出てくる。それをうまく並ぶように配置しちゃうと、言葉の意味が変質してしまう。まぁそんな感じです。
で、意見交流の時間になって、出てくるのがトランスがらみのことばかり。きついな。もちろんトランスの困難はわかりやすいから、ついそちらに意識がいってしまう。そして、自分の解釈で対応しようとしてしまう。でも、実際を知らないから、ビミョーにズレる。
それでも助言者のOくちゃんが締めてくれたからええかな。
で、第2部。その前にIし岡さんから日本酒の差し入れがありました。ありがたい。第2部は座談会なんだとか。テーマはフリー。フリー?とにかく最初になにかを投げなきゃなりません。何を投げたらええねん。いろいろ考えて、配布してもらった『トランスジェンダーのリアル』についてひとくさり話をしました。そのあとはフリーディスカッション。当事者をめぐる話やカミングアウトについての話、最後はカテゴライズにまつわる話をして、なんとかかんとか1時間こなすことができました。いやぁ、テーマがないってのは、なかなかハードでした。
そういや、かつて「講演料がないので、誰か講演しはじめの人を紹介してほしい。話せないなら質疑応答だけでいい」って言われてキレかけたことがあったけど、質疑応答が一番大変なんですよね。でも、今回のような機会をもらうことで成長できるのかなと。
てことで、第3部の呑みです。実は今日同じ街にK口くんが来てるらしく合流を試みたけど、それはムリだとか。なので、こちらはこちらで行くことにしましょう。向かったのは「手のひら」という店です。
少し早く着いたので、斜向かいの串カツ屋さんで1杯だけ飲んで、そこからお店に入りました。久しぶりに「居酒屋」という感じのお店です。ここで車いすユーザーのE川さんとかJんちゃんとかNし田さんとかとウダウダ話。最後はJんちゃんとサシ飲みでした。
あー、飲んだ飲んだ。楽しかった。明日は仕事か…。