今回のリビングライブラリにはアスペルガー当事者の方も本として参加されます。
その方、ウェルカムパーリーの時にその人が「空気が読めない」ってことをすごく困ったこととして話しておられました。で、わたしは、かつてある人が「自分はAKY」って言ってたことを話しました。「敢えて空気を読まない」です。さらに「AKY」を聞いたうちの上の子どもが「オレはMKYだ」って言ってたって話しました。「むしろ空気を読まない」です。
さらに「わたし、KYっ言葉が大キライなんです」って言いました。「空気を読むから差別がある。差別を許さない人間は空気を読まない」っていうことです。
で、アスペルガーの人に「あなたはTKYですね」って言っちゃいました。「天然空気を読まない」です。で「あなたは生まれながらに差別を許さない人間ですよね。すごいです」って言ったら、すごくうれしそうにしてました。「空気が読めないことをはじめて「いいこと」って言われたのははじめて」っていっておられました。今まで空気を読めないことを、よく言われたことがないんですね。
もちろん、「読まない」と「読めない」の差はじつはあるんですけど、でも、「KY」ってとても大切なことなんじゃないかな。
日: 2013年11月9日
グニャグニャ
打ち合わせのあとはウェルカムパーリー。でも、何かが足りません。ビールです(;_;)。
てことで、個人的に買い出し。ビールとワインを仕入れて帰ると、みなさん、あきれられながらも温かく迎えてくださいました。
なんだかとってもおいしい手づくりの料理を食べながら、いろんな人と話を聞いたりしたり。
ウェルカムパーリーのあとは、ホテルに移動して、さらに宴会です。ロビーで呑んでたらフロントの人に怒られてしまいました。しかたないので部屋呑み。みんなワイワイ語っておられましたが、わたしは途中で寝落ちです^^;;。
突端にて→打ち合わせ。
服を着替えて、四国の先端部近くのお店へ。なんでも「シービーフ」を食べさせてくれるお店があるとか。この店、それだけじゃなく「べっぴん太巻き」なるすんごい太巻きがあるとか。とりあえず行きます。
で、太巻き。
なるほど太いo(^^)o。これで一本ですが、とうてい食べ切れるとは思えません。カツオの太巻きがこれまたおいしい。生のにんにくが巻き込んであるあたりが高知クオリティてす。もちろん「シービーフ」のフライもおいしい。そしてなんといっても、「たっすいがは、いかん!」という広告があるのがおもしろい。おかげさまでスー○ードライじゃないのが呑めました。
食後はshinzen造形研究所の人とらっきょうの花の人と3人で、更に突端へ向かいます。行き着いた先は室戸岬。波が高いです。すごいです。
波を見たり、貝殻なんかを拾っていたりしてるうちに、すっかり時間を忘れてしまいました。やばい!間にあわない!
てことで、田野町に引き返して会議です。
今回高知に来たのは「本」になるためでした。なんでも、今回、田野町初の試みでリビングライブラリをやることになったとか。ま、日本初のリビングライブラリの編集者をされたマキマキさんがいる街ですからねぇ。
10分ほど遅れて会議場所に到着。遅れてきた3人を言い訳もさせずに温かく迎えてくださいました。
で、つつがなく打ち合わせも終了。
社会学と哲学
起床は朝7時過ぎ。起きるのはしんどいけど、大切な農作業の時間です。
てことで、玉ちゃん農園で援農。作業内容は草引きです(笑)。
ひたすら、黙々と草を引きます。引いているうちにいろんなことを考えます。
たぶん、草引きってコツはあるけど効率はないのかな。効率を求めると、どこかでなにかがなくなる。それがあとあと効いてくる。だから、効率を求めず、ただ淡々とていねいにこなしていく。なんか、教育と共通するのものがある気がしました。
手は動きます。でも、頭は考えます。本も読めないし、誰かと話もできません。ひたすら一人の作業をしながら「考える」のです。そうやって考えているうちに、農業労働って、社会学とは相性が悪そうだけど、哲学とは相性がいいんじゃないかという気がしてきました。
てことで、12時のサイレンが鳴って農作業終了。