やっぱこれだね!

で、向かった先は焼肉会場(笑)。
集会のむずかしい話より、焼肉会場のセットをする方が性にあっているわけです。
ウトロのアボジ達の指示にしたがって七輪をセットしたり、オモニ達の指示にしたがって机を運んで肉を売るスペースをつくったり。途中、「すんません」と言ってビールを買いにいくのも忘れません(笑)。
やがて、集会が終わった人たちが続々と会場に来られます。わたしはいつの間にかビール売り場の担当です。てか、肉売り場はたれをかけなくちゃならないから、受け持たせてもらえるわけがありません*1
そうこうするうちに、
「こっち、七輪持ってき」
と肉売り場のオモニ達が言いはじめました。
「お姉ちゃん、一緒に食べよ」
気がついたら、肉はあるわご飯はあるわキムチはあるわ。もう、御馳走です。
しばらくすると、ノレがはじまります。チャンゴも登場です。わたしも思わずそのへんにあった金属のお盆を叩いてケンガリで参戦です。あとは、舞踊がはじまるわ、ノレが続くわ。もう、わけがわかりません。
いちおうチラシには
「日没まで」
と書いてあるのですが、ウトロの人たちがそんなもので終わるわけがありません。気がついたら10時です。どないなってんねん。
てか、早くかたづけて、もう帰ろう。

*1:みなさん、こだわりがありますからね

空気が変わったなぁ

今日は昼からウトロの報告集会です。
「12時頃に出れば間にあうなぁ」と思っていたんだけど、あまりにもしんどすぎて身体が動きません。まぁ、きのうの「おいた」が過ぎたっていうことで。
それでもなんとかかんとか身体を動かして、地下鉄に乗ります。
最寄りの駅に到着したら、見覚えのある後ろ姿の人が歩いていきます。某M新聞の記者さんです。道中、記者というものがいかに苛酷な生活を送っているかということについて、しばし教えてもらってしまいました。う〜ん、つくづくわたしは仕事してないなぁと思いましたよ。
で、会場へ。会場内ではまちづくりについての報告がされています。
それにしても、ほんとうにウトロの雰囲気は変わりました。
いままでは、笑顔があっても、どこかピリピリとした張りつめた空気がありました。そりゃそうです。裁判で負け続けて、最後は強制執行すら覚悟していました。もしも火事でもあったら、家を建て直すこともできません。
それが、買収の方向に決まってから、そのピリピリとした空気が柔らかい空気に変わりました。ウトロの人たちが本来持っている、
「みんなおいでや」
という空気が街全体を覆っています。1992年にはじめてウトロに来た時と同じ空気です。もっとも、みなさん年齢はいきましたけどね。って、お互いさまか。
報告集会は4時半頃まで続いていますが、わたしは一足お先に失礼をば…。

もらいもの

パートナーが突然
「わたしアホや〜」
と言いはじめました。何かと思ったら、
カップつきのキャミソール、せっかく買ったのに大きすぎるねん。「なんでちゃんとあうサイズをつくってへんねん」て怒ってたら、実はLサイズやったんやわ。ほんまにもう…」
って、そらアホですな。
結局使わなくなったカップつきキャミはわたしのものになりました(笑)。ラッキー。

で、打ち上げ

ダブルヘッダー終了後、当然呑みです。
やっぱりムラ関係の人と呑むと楽しい。というか、正確には「タブーのないムラ関係の人」なんですけどね。
「こんなこと、言ってもいいんやろか」
と思いながらする話は、やっぱり無理があります。それよりは、「まぁええやろ」と思いながら話をした方が、はるかにスリリング。逆に、その根底には
「この人なら大丈夫」
という信頼関係がないといけないんでしょうね。

で、ムラ関係の人との話となると、当然ネタは「カス」とか「お好み」になるわけで。思わず、お好みとかソースについて、熱く語ってしまいました。あとで感想を聞いたら、
「今日、一番熱かったのは、お好みの話でしたね」
とのことでした。当然です。

にしても、今日の一番のヒットは、ある若いムラの人の話でした。
「京都駅の近くにおばあちゃんに連れられてお好み焼きを食べに行ったんですけど」
と話をされたので、
「あぁ崇仁ね。◯◯ですか?◯◯ですか?」
と聞き直すと、
「え、あそこが崇仁なんですか!」
「なに言ってるんですか!あそこが崇仁ですよ」
「え〜、知らなかった」
みんなで爆笑していました。
でも、そんなものかもしれない…。

とか、楽しい夜を過ごしているうちに、最終電車の時間です。駅に着くと、かなりの田舎なのにポルトガル語が飛び交っているあたりが、滋賀ですねぇ。

ダブルヘッダー

ところで、今回連続講座を企画されたところに、まったく別のところから
「22日に研修をしたいんだけど、講師を紹介してほしい」
という相談があったそうです。で、
「ちょうどその日、いつきさんが来ているから、どない?」
となって、夕方からもう一回お座敷が入ることになりました。こちらのほうは1時間というオファー。これはかなり厳しいです。もう、直前まで
「何を話そう」
とひたすら悩みまくりました。で、結局決めたのは
「出たトコしょーぶ」
です(笑)。結局これが一番いいんですね。
まぁなんとかちょっとオーバーしたところで終了。
しかし、2時間と1時間では1時間の方が疲れがはげしいみたいですわ。

そうか、はじめてなんだ

今日は、滋賀県の忍者の里近辺でお座敷です。昼前に着けばいいので、午前中は家でのんびり。
現地に到着したら、主催者の方と昼ご飯を食べて、会場へ。
なんでも、今日は地域の保・小・中・高のPTAのみなさんの人権連続講座の最終回だとか。ちなみに、前回は三重の熱血青年が話されたとか。そんな「まとも」な話と比較されたら、わたしは立つ瀬がないなぁ…。そんなことを思いながら、会場の外をウロウロウロウロうろついていました。いや、なにしろ久しぶりの「お座敷」なので、何を話するのか、順番を忘れているんですよ(笑)。と同時に、マクラを考えなくちゃならいわけで…。いろいろ考えた結果、しょーもないマクラで行くことにしました。
で、お座敷開始。
「今日、うじゃうじゃうじゃで、うじゃうじゃで」
とマクラを振って
「というマクラを考えていたんですが、おもしろくないですか。そうですか」
と自虐ネタからスタート。
まぁでも、これでかれこれ5年は話しているネタなので、話をはじめたら、自然と出てくるのはたいしたものですわ。気がついたら、2時間ひたすら話し続けていました。

話し終えて、しばらくのんびりしていたら、聞いて下さっていた人が前に来られて、しばらくよもやま話。なんでも
「よく人権の講演会を聞きに来るんだけど、「前に行って話をしたいな…」と思ったのははじめて」
とか。かなりうれしいですね。
たぶん、立派な話じゃないし、ある意味どこにでも転がっている話だし、「穴だらけ」な話だし、そんな身近さが大切なんでしょうね。

ところで、この間呑んだ人たちが来て下さっていたんですが、そのうちのおひとりが
「もしかしたら、いつきさんの話を聞いたのはじめて」
と言っておられました。へ〜、なんかしょっちゅう一緒に呑んでいる気がするのですが…。別の人も
「まりあさんとのかけあいとか、生徒向けに話をしているのは聞いたことがあるけど、きちんと聞いたのははじめてかなぁ」
とのこと。まぁ、友だちづきあいをしていると、そういうものなのかもしれません。

それでも日常は来る

朝、何人かの生徒・教職員*1から「見たぞ」と声をかけられました。
まぁしばし話をして、結局はそれだけのことです。次の瞬間から、淡々とした日常がはじまります。
さぁ、中間テストをつくって、教育委員会の提出資料をつくって、授業プリントをつくって(笑)。あ、授業中が一番ヒマですわ。

*1:含む校長(笑)

見てしまった

見ようか見るまいか、ずいぶんと悩んだんですが、やっぱり見ることに。
てことで、急いで家に帰ります。で、テレビの前へ。
なんか「太秦商店街」の話の時に、下の子どもに
「父ちゃん、出るかもしれへんで」
と言うと、
「通行人?」
とか、ナイスな返事をしてくれます。
と、いきなり「性同一性障害」とかいうテロップが出た瞬間、下の子どもは
「お〜」
とか言ってます。変だよ、きみ(笑)。

さて、はじまったのですが…。
うん、きっちりと「トランスジェンダー」を強調してくれています。うれしいですね。というか、思いが伝わっています。
それにしても、やっぱり髪の毛を切ってもらっておくべきだったなぁと、かなり反省です。まぁ、最近そんな時間がないんですけどね。
あ、内容は、よかったです。自分で言うのもなんだけど。とりわけ、「ふつーの仕事」についている若年層のMTFがクローズアップされている番組は、かなり少ないんじゃないかと思うし、交流会の意味なんかについても、きちんと伝えてくれていたと思います。かなり感謝ですね。
「絆」という特集なんですが、うまくそのテーマに持って行っているあたりもさすがというか。

でもまぁ、しょせんは関西の片隅でやっている細々とした交流会だしなぁ…。

仕事中のオアシス

なんかもう、気持ちがすり切れる感じでしたねぇ。いや、別に他の人がどうというわけじゃないんだけど、ふとしたことで落ち込むと、すべてネガティブに感じてしまうんですよね。
そんな中で、どこが和むかというと、これが授業だったりするわけで。
とくになにか追いまくられるわけでもないし、淡々と子どもたちと話し、淡々と子どもたちと笑い、淡々と子どもたちを怒り。授業、あらためて楽やわぁ…。