「人は見かけによらない」というけど…

夏に講演していただいた人のテープおこしの校正を反映する作業*1をしながら、「あぁ、こんなこと言ってはったなぁ」と思い出しました。
なかでも「そうそうそう!」と思ったのが、次の言葉。

人は見かけによらないが、人は見かけで判断する。

そうなんですよね*2
「人は見かけによらない」っていうのは、それはそうなんだけど、まぁ言ってみたらキレイゴトなわけで。で、そこで子どもたちといろんな話をしても、実はまったく有効性がない。実際は「人は見かけで判断している」んですからね。それが社会というもので。
一斉服装頭髪点検って、ウチの学校もご多分に漏れずやっているんですけど。というか、毎月決まった日にやってます(笑)。
わたし、担任をやっていた頃はけっこうこの日を楽しんでいたんですよね。ここで、いろんな話ができるんです。
よくいます。こんなこと言う生徒。
「昨日、先生注意せぇへんかったやんか!」
「昨日は昨日で、今日は今日や」
「そんなん、ええ加減や」
「ええ加減に決まってるやんか」
大切なのは、注意するかしないかは、日によって差があるし、人によっても差がある。そのブレを見越して注意されないところに持っていくということなんだと、わたしは思っています。じゃないと、明度計*3とか持ち出していろいろしなくちゃならなくなります。でも実際は、「見かけで判断している」わけで、そこに基準を持ってこなくちゃならないんだと思っています。そういうトレーニングを積んでいくのが社会性なわけで。それを繰り返すことで、
「あぁ、ここではこういうかっこうはしちゃいけないなぁ」
とか、
「ここだったらOK」
とかいうスキルを身につけるんだと思います。

てなこと書きながら、これ、かなり自爆ネタになりそうだなぁ_| ̄|◯

*1:つまり、パソコン上の訂正作業

*2:まぁ、耳の痛いところもあるけど、それはそれということで…

*3:「メイド系」と変換されてしまった_| ̄|◯

変わったなぁ<自分

某A新聞の昨日の記事。「橋下知事は教育介入を」府内市長から共感、賛同
そりゃまぁ、「首長」ってある意味同じ立場だから、「自分はこうしたい!」と思っている人にとっては同じ思いでしょうよ。そこで「切り込み隊長になってくれ」みたいな話なんだと思います。
記事の中には、

教育委員会は戦後、政治からの中立性を保つため、首長から独立した行政委員会として創設された。

とありますが、まさにその通りなわけで。それをあらわした条文が、「(旧)教育基本法」の

(教育行政)第10条
1 教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである。

という条文ですよね。

それに対して、

「選挙公約で教育問題を掲げても、首長ができることは校舎のトイレの修繕ぐらい。隔靴掻痒の思いだ」(岡本泰明・柏原市長)などの発言が続いた。

という発言をする人がいるそうな。別にトイレの修繕だけじゃなくて、他にもいっぱいできることがあるんだけど、あるいはやっていることがあるんだけど、こういう物言いはかなり恣意的なデフォルメだと思います。
ちなみに、「新・教育基本法」の「教育行政」の個所は

(教育行政) 第十六条
(1)教育は、不当な支配に服することなく、この法律および他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担および相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならないこと。

(2)国は、全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、教育に関する施策を総合的に策定し、実施しなければならないこと。

(3)地方公共団体は、当該地域における教育の振興を図るため、その実情に応じた教育に関する施策を策定し、実施しなければならないこと。

(4)国および地方公共団体は、教育が円滑かつ継続的に実施されるよう、必要な財政上の措置を講じなければならないこと。

となっていて、ここでも「適切な役割分担及び相互の協力」となっていたり、「必要な財政上の措置」となっていたりするわけで。まぁ、ここで「適切な役割分担及び相互の協力は、首長が介入することなんだ」とか、「必要な財政上の措置は全国一斉テストの結果の公開のためのお金なんだ」とか言う「理屈」を出すことが可能になったあたりで、この「新」の問題点が浮き彫りにされるのですが…。
にしても、今のところ、自分が言っていることが「不当な支配」をしようとすることであることがわからんか?

などと考えながら…。
かつて「教育委員会は敵」と目標を定めていたわたしが、今は養護する側にまわっているって、笑ってしまいますよ。

なんだかなぁ…

annojoさんのところが閉鎖か。これで2回目の閉鎖。
もう再開されないんでしょうか。わたしのように、どこのグループにも属していない、しかも関東圏に住んでいないものにとっては、ものすごく貴重な情報源だったのですが…。

人とのつながり

朝起きると8時。久しぶりにちょっと寝坊ができてよかったです。といっても、この3連休、まともな生活をしていないので、まだまだ睡眠時間は足りていない感じです。でも、2度寝もできそうにないので、あきらめて起きることにしました。
とりあえず、昨日録画しておいたモトGPの観戦。初のインディアナポリスでの開催。しかも、雨。そんな中ですごいレースをやっていました。やっぱすごい。わたしらみたいな普通の人間だったら、アクセルをあけることすらできないだろうなぁ。
続いて、F1の観戦。モンツァも雨。珍しいこともあるものです。
などと見ている最中に、徐々に体調が回復。となると、「やっぱり行こうかなぁ」という気が起こってきます。
実は、昨日は「ぜったいあしたは家にいる」とパートナーに言っていたのですが、今朝パートナーは「どうするの?行くの?」と聞いてきます。パートナー、やっぱりわたしの性格を熟知しているわけですね。
で、どこに行くかというと、友だち*1の三井孝夫さんが和泉で「NPO法人リアライズ」というのを立ちあげまして、それの設立集会です。記念講演で牧口一二さんが話をされるというのも魅力的です。そしてなによりも、以前三井さんから別件で電話がかかってきた時「ところで、来てくれるやろ?」と言われたので「行こうと思ってるよ」と返事してしまっていたんですね。「行く」と言った限りは、やっぱり行かなくちゃなりませんよね。まぁ、行かずにクヨクヨするよりも、「行ってみよう」ということにしました。
さて、目指すは和泉中央。2時間がかりです。駅前でカツ丼&ビールで昼食をすませて会場にはいると、すでにはじまってはいるものの、まだ講演はじまっていないみたいです。よかったよかった^^;;。
にしても、参加者を見ると、みんな若い!あちこちを電動車いすが走りまわっています。なかでもひときわ速い電動車いすで走りまわっているのが、三井さんでした。ひょいとあいさつすると、「あっちに川口くん、来てるで」とのこと。山口からかいな!来るヤツもたいがいやなぁと思うけど、それよりもなによりも、それが三井さんと川口くんの「関係」なんやろうなぁ。
やがて、牧口さんの講演。
「風の旅人」のモデルになった宇都宮さんの話や、車いすの小児科医の方の話とか、どこかで読んだよなぁという話が出てきます。でも、やっぱり生で聞く話は迫力が違います。そしてなによりも「マイナスに価値を見いだしたい」という言葉に深くうなずいてしまいました。プラスをめざすことそのものは、それはそれでいいんだとは思います。でも、それはあくまでも「自分」の問題でしかない。でも、マイナスに価値を見いだす世の中をつくろうと思うならば、それは社会の価値観や社会の枠組みを根底から変えていく作業になるんですよね。それを「夢」と言う71歳の牧口さんはやっぱりかっこいいなぁ。
それにしても、やっぱり自分がふだんいる「フィールド」とは違うので、知っている人がまったくといっていいほどいません。ちょっと寂しいなぁと思っていたら、「あの…」と声がかかりました。「ピアスクールで話をしておられた…」「あぁ!あのときの!」。
考えてみると、当たり前ですね。ピアスクールが縁で三井さんと出会ったわけで、底に参加されていた方がおられるのは当然ですよね。そうやってあたりを見てみると、ロビーで話しあったCPの人とかもおられます。
休憩のあとは「ひまり」のライブ。ライブなんてめっちゃ久しぶりです。ゆるゆると「音」を聞きながら、このわずか4時間の自分の気持ちをまとめます。
ん〜。やっぱ「つながり」なんだろうなぁ。牧口さんの講演の中でひかれていた宇都宮さんの言葉「64億人の人間が、足と手をつないだ網で地球を覆っている」んですよね。その手と足をたどっていけば、いろんな人と出会える。そして、「一度出会った人は友だちと思う*2」。その「友だち」を広げていくことで、社会の価値観を変えていくことができるのかなぁ。
宇都宮さんと出会った牧口さんと出会った三井さんと出会ったわたしは、そういう「つながり」の中で、今はなき宇都宮さんと出会っているのかもしれないし、その「つながり」の隊列に加えてもらえるのかもしれない。その「つながり」に気づかされた意味でも、今日は来てよかったと思います。
集会の終了が5時過ぎ。今日はまっすぐ帰ることにしましょう。

*1:と言わせていただきます

*2:宇都宮さんの言葉

どこまでいける?

7時半頃にふと目が覚めました。みんな基本的には爆睡中。早出の人はすでにスタート準備中。わたしは、身体が動かないのでそのまま布団の中でゴロゴロ。
やがて、身体が動くようになったところでみそ汁づくり。昨日あまったとうふが具です。さらに、同じく昨日あまった刻みミョウガを散らしてみました。隠し味はプッコチ。この辛味が、二日酔いの朝にはいいんじゃないかな。みんな、汗を流しながら食べてくれました。
11時半頃に閉店。
その後、某所に移動して重い昼食。
しばらくすると、知りあいが来られます。まぁ、常連さんですから当然ですわね。こちら、注文がかっこいいです。「いつもの、台つきで」。出てきたお好みを見ておどろきました。カレー味です。そこに生卵とネギをトッピングです。まちがいなくおいしそうです。知りあい曰く「なんでもつくってくれるで」。了解です。次回試してみます。てか、わたしらも「おばちゃんスペシャル、濃いめ*1」とか、わけのわからない注文をしてますから、たいしてかわらないか(笑)
それにしても、「某所」のおいしさはすごいです。真っ白な生センとか、生まれてはじめてみました。なんの臭みもなく、センマイのもともとの淡泊な味が楽しめます。醤油をかけるのなんて、あまりにももったいなすぎます。
しばし味を堪能したあと、地元の知りあいの方のところに移動。解放運動・解放教育の光と影の話を縦横無尽にふたりで話しあいました。そんなこんなで話をしているうちに、わたしの教え子のことになって、メールをすることに。すると、教え子、友達と子どもを連れて近くにいることが判明。「お好み焼き食べてるし、おいで」と、迷惑なメールを打ってしまいました。それでも来てくれたのはうれしかったなぁ。また、一緒に食べようね*2
予定していた時間を大幅に超す長時間呑んで、食べて、しゃべって、ようやくランチ終了。玖伊屋に参加した放送部の卒業生と一緒に、バスでお家へ向かいます。
家に到着したら、パートナーから「祭りに行っておいで」と言われてしまいました。そろそろ倒れそうなんですけど(笑)。M木ちゃんも合流して、夜店を冷やかします。にしても、ほんとうに冷やかすだけ。ようやく射的で遊んで終了。もう、おなかがぺこぺこです。家に帰って「ごはんほしい」というと、「なんや、夜店で食べてきいひんかったんか」とのお言葉。だって、おにぎり売ってないんだもん(笑)。
あとは、倒れそうなわたしをM木ちゃんと卒業生がかわるがわるてきとうにあしらってくれます。で、限界が来たところでお開き。「お風呂に沈んでこい」と言われたので、ふたりを送って、お風呂で沈んでいるうちに、そうとうしんどくなってきました。あわててお風呂をあがってトイレに行ったのですが、残念ながら先客がいます。で、そのまま発射(笑)。メチャクチャな一日でした(笑)。

*1:バクダン+イチゴシロップが「おばちゃんスペシャル」で、それに「濃いめ」がつくので焼酎が少し増えます。

*2:って、こんなところ読んでないよな

地場野菜各種

  • 冬瓜のあんかけ

冬瓜は下ゆでしたあと、ダシ・みりん・醤油で炊く。あまり味を強くしない方がいいかな。冬瓜が透き通ってきたら、砂糖と醤油を入れてだしの味を少し強くする。そこに水溶き片栗粉を入れてできあがり。

  • かぼちゃの肉ミソ掛け

かぼちゃは下ゆでしたあと、だし・砂糖・醤油で炊く。味はしっかりつけた方がいいかな。それとは別に、ごま油をひいた鍋に合い挽きミンチを入れて、刻みショウガと一緒に炒める。色が変わってきたら、カボチャを味つけしたダシを放り込んで、さらに砂糖と醤油を少し足す。水溶き片栗粉を入れてできあがり。カボチャを器に盛って、上から肉みそをかける。

  • イモのつるの炒め煮

皮をむいて5cmくらいに切ったイモのつるを鷹の爪といっしょにごま油で炒める。そこに細切りのお揚げも入れて、さらに炒める。しんなりしたところで、だし・お酒・みりん・醤油を入れてしばらく炊いたらできあがり。

  • なすびの味噌炒め

なすびはざく切りにして、多めの脂で炒める。なすびが柔らかくなったところで、酒・みりん・醤油を入れてさらに味噌を入れてからめる。しっかり混ざったらできあがり。

  • 冷や奴

豆腐を一口大に切って、上にミョウガのみじん切りと金山寺ミソをトッピング。

その他、3品くらいはつくったかなぁ。

玖伊屋ですわ

今回の料理の自分的テーマは、「地場野菜づくし」です。
買い込んだ食材は、「かぼちゃ」「冬瓜」「イモのつる」「とうがらし2種」「なすび」。
まずは、冬瓜の味つけ、そしてかぼちゃの味つけ。このあたりを火にかけながら、イモのつるの皮むき。そんなことをやっていると、スタッフやお客さんがボチボチ集まってこられます。イモのつるの皮むきを手伝ってもらいながら、他の料理に着手。てなことをやっていると、いずみちゃん登場。なんか、座敷の方が一気に騒がしく盛りあがります。やっぱ、「華」がある人は違うよなぁ。
一通り料理をつくり終えたところで、わたしも座敷へ。カストリとかウォッカを飲んでいると、あっという間に酔いがまわります。そりゃそうだ。昨日の夜の睡眠時間は2時間半。しかも、まともにごはんを食べていないし。
途中から、塾と学校の教科教育法の違いとか、数学の教え方の話とかで大盛りあがりをしながらも、1時過ぎに轟沈。
まぁ、ひとりでベッドに行ったから「よし」としてくださいな。

もつだろうか…

3連休初日の朝は、起床が5時45分(笑)。
某所で野菜を買いだして、いったん家にもどります。その後、しばし仮眠。パートナーが写真のプリントアウトの方法を教えてほしいと言っていたので、ノソノソ起き出して、やろうかなと思ったんですが、パートナーも昼寝中。なので、やんぺ。もう少し寝てから出発。長い長い2日間がはじまります。

昔の仲間

その後、京都市北部の某キャンプ場に移動。
昔のキャンプ仲間がそこに集まっています。久々に走るキャンプ場への道は、相も変わらずそうとうハードです。
それでも1時間ほど走ったら到着。と、キャンプ場の中から「うおぉ〜」みたいな声が聞こえてきます。誰が叫んでいるのかと思ったら、仲間がわたしの到着を知って「久しぶり〜」と言っている声でした。うれしいなぁ…。
みんなとキャンプをしていたのは、もうかれこれ20年近く前です。当時独身だった人も結婚をし、子どもがいます。もちろん、そうじゃない人もいますけれどもね。みんなほんの少しだけ変わっているけど、でもほとんど変わっていません。互いに「変わらへんなぁ」と声を掛けあいながら*1、わたしも宴会の輪に混ぜてもらいます。
昔話に花が咲き、今の話に花が咲き、時間はどんどん過ぎていきます。気がつくとあっという間に午前3時。やば…。あしたは6時前に起床だよ。名残惜しいけど、先に寝させてもらいますね。

*1:わたしも変わっていないらしい(笑)

夜の高座

今日は、夜、京都府中部で高座。職場を定時に出て会場に向かいます。
それにしても、ほんとうに今年は土・日と夜の「お声」がかかります。でも、夜はなんとなくしんどいんですよね。いや、わたしは別にアドレナリンが出るからいいんだけど、効いて下さる人がたいへんだろうな、と。だって、仕事や家事を終えてから来られるわけで、それだけでも頭が下がります。
で、せめてそれなら楽しんでいただこうと思ったのですが…。
なんか、このところあまり疲れをとるヒマがないのか、アドレナリンの分泌が少なかったみたいです。となるとつらい…。
あえなく玉砕だったような気がします_| ̄|◯