美しい日本の習慣・再び(笑)

で、ホテルでニュースを見てびっくり。
それにしても、政府の人間が、ひとつの労働組合に対して「つぶす」って言っていいの?
もちろん、日教組は、いわゆる労基法に定められている労働団体とは違います。でもね、だからといって、「つぶす」って言って、ほんとうにいいの?その組合・団体の主張が自分の考えと違うからといって、一閣僚個人の思想によって、権力を持って「つぶす」というなら、それは、ファシズムだとわたしは思うけど。それがまかり通る政府って、わたしは許せない。

みんな知ってるんだ

呑み会の席で、話はいつの間にか部落問題の話題へ。
はじめのうちは、「同和教育ってこっちではやってないんですよ」「部落はないから…」みたいな話だったんですが、「部落がないところにも部落の子はいますよ。日本国籍を持っている人の中にも外国人はいますよ。北海道以外にもアイヌはいますよ」みたいは返しをしてみました。すると、「そうですよね」という話から、だんだんと話が盛りあがってきます。
「たしかにこちらにはカワタ系の人は少ないかもしれないけど、北陸には藤内とかがあったんじゃないですか?」
みたいな話をしていくと、「ありますよ」という答え。
どうやら、みなさんご存じのようなんですね。でも、いわゆる「同和教育」で語られる主としてカワタ系の話とは少々違うので「部落がない」→「同和教育はやらなくていい」というふうになってしまったみたいなんです。
おそらくは、カワタのように露骨な排除はない。町人や百姓の中にふだんは混じってしまっているんですね。だから、ふだんの生活の中で「差別」は顕在化しない。ところが、冠婚葬祭なんかの場面ではきっちり顕在化する。
ある人が、
「関西で同和教育について知ったんだけど、それを親に話したら「あんたは知らんでいいことや」と言われた」
なんていうことを言われたんですが、つまりは、「ある」っていうことですよね。
そのうち、
「◯◯はそうでしょ?」
「そうです。よくご存じですね」
みたいな話まで出てきます。
そうなんですよね。実はみんな知ってるんです。でも、それを「それ」として意識化する機会が少なかったんじゃないかなぁ。そういう意味では、「同和教育」って、それを意識化する機会でもあるんだな、きっと。

2次会は、「Bar-Tender」なるバー。ここ、カクテルはおいしいし、マスターがマジックを見せて下さるし、けっこういい店です。たったひとつ「なんだかなぁな本」があったりするので、思想的には違う気がしますが(笑)。
ここで、「XYZ」→「マティーニ」→「ギネス」と通常の逆パターンで呑ませていただきながら、マジックを楽しませてもらいました。
あとはホテルに帰って休むことにしましょう。

「教育のガン」の巣窟にて

今日の高座の場所は「教育のガンのすくつ@金沢」です(笑)。で、呼んでくださったのは、もちろん「教育のガン仲間*1です。

会場に行く途中、某NGOセンターの事務局長さんにメール。すると、
「いま講師中なので、のちほど電話します」という返信。
「わたしも今から高座なんで、5時頃にでも」と打つと
「あなた、高座って!いっそのこと、僕と新しいコンビはいかが(-.-;)」という返事。
え〜と、わたしからしたら、あなたの話のほうが「高座」だと思うのですが…。
というのはおいといて…。

会場に到着して軽く打ちあわせ。開会行事の最中に、舞台裏で「石川って組織率高いですよね。だったら、学力低いですよね?」と質問すると「いや、うちの県、けっこう成績よかったんですよ」と軽く笑われてしまいました。そうか、ここにも例外が(笑)。てか、例外の方が多いかもしれないと思うんだけど、まぁ、「そんなの関係ねぇ」なんでしょうね。

で、高座の開始。みなさん、いい反応をして下さいます。ほんとうに話しやすい。となると困るのが、話しすぎること。話をしながら、チラチラと時計を見るのですが、「あと30分しかない」「あと15分」「やばい、前半ネタを振りすぎた」。
結局10分超過して終了。すみません、すみません。
それでも感想を読ませていただいたら、とてもあたたかい言葉がいっぱい書いてあって、すごくうれしかったです。

*1:石川県教組の金沢・石川支部の人権教育推進委員会