東京出張・2日目

9時にオリセン…。ちょっと早めに着いたほうがいいかなぁ。てことは、8時半到着でいくと…。7時40分くらいにホテル出発かぁ!てことで、ロビー集合は7時20分。シャワーを浴びることを考えると…。結局今日も6時起き_| ̄|◯
てことで、6時頃に目覚ましをかけていたのですが、鳴らす必要はありませんでした。もっと前に目が覚めました_| ̄|◯
500円でホテルの朝食が食べられるんですけど、経費節減のために、近くのコンビニで買っておいたサンドイッチを食べて朝食は終了。地下鉄でオリセンに向かったのですが…。
君たちね、ここはJR奈良線じゃないんだよ。朝のラッシュアワー東京メトロだよ。頼むし、ハンカチで体を拭きながら大声でしゃべるの、やめてくれへんかなぁ…。
銀座線から千代田線に乗り換えて*1代々木公園で降りて、タラタラ歩いてオリセン着。しばらく待って、エントリー。審査は5番目です。
でも、わたしは昨日のラーメンが効いたのか、はたまたデンキブランが効いたのか、めちゃくちゃしんどいです。とりあえず、自分の学校が出てくるまでロビーでへたり込んでました。
そろそろ審査の順番になったところで、とりあえず会場に入りました。いや、みなさん真剣。メモをとる子、録音をする子。ひとつひとつの作品を必死で聞いています。全国って、実は来年の予選の始まりなんだなぁ。こりゃぁウチの学校は勝てんわ。なにせ、みんな「アキバで萌えたい!」「渋谷に行きたい!」と、そりゃぁもう楽しみにしていましたから。
それにしても、なにがおもしろいって、番組に出ている当の本人が、自分と同じ会場にいることに誰も気がついていません。「放送部の顧問をやっている」って最初に言っているからわかりそうなもんだけどなぁ。まぁ「ラジオドキュメント部門」だから、映像もないし、やっぱりわからんのやろね。ま、たまに「視線」が飛んでくることがあるんだけど、すぐに目をそらしてしまっているから、単に「ぁゃιぃオバハン」みたいな感じなんでしょね(笑)。

*1:もちろん乗ったのは「代々木上原行き」。って、こんなところよよさん、見てないよなぁ(笑)。

夜の浅草

当然、東京の夜は、顧問が率先しての「自由時間」です。生徒たちは部屋でなにやら盛りあがっています。わたしはというと、姐さんたちと謀議(笑)です*1
ちょうどホテルで待ち合わせだったので、生徒たちに姐さんを紹介。「この人はなぁ、大先輩やねん」と言ったのですが、みんなきわめて普通の反応です。たぶん、なんの先輩かわからなかったんじゃないかなぁ…*2
さて、ホテルを出て、謀議の会場探しです。「いつきさんはどうせぁゃιぃところがいいんでしょ?」と姐さん。「はい、もちろん!」ということで、とりあえず雷門から仲見世を通って、奥山方面へ。まさに「芸能」の街という感じ。きっと江戸の頃はこのあたり、非人のなわばりだったんだろうなぁ。あ、弾左右衛門の街か…。
やがて公園本通りのあたりであやしげな赤提灯数軒をハケーン。その中の一軒「鈴芳」に入ることにしました。
それにしても、ホッピーってなんやねん。とりあえず「わからないものは頼んでみる」というのが基本的な姿勢なんですが、頼んでみてもよくわかりませんでした。デンキブランはなつかしい味でした。大学の頃、呑んだなぁ。
途中、突然の出張で遠方に行っていた人が合流したりして、あとは「除外診断比べ」。ネーチブ女性が「あたし、除外診断だ!」と叫ぶと、「それは、人間の除外診断やで!」とツッコミが入るのはお約束です。そんなこんなで、いつもの濃いぃ夜が更けていきました。
あ、そうそう。姐さんは現在、被差別民と街娼、とりわけ異性装をともなう街娼との関係を模索しておられるとのこと。まとめられるのがとても楽しみです。
で、本日の〆は、「日本初の地下街」のラーメン屋さん。ぎょうざ、うまかったです。「トイレ、どこですか?」と聞くと「はい」と言ってカギを渡されるのも味があります*3
11時を回ったところで「あしたも仕事」ということでおひらき。そうか、仕事できてたんだ(笑)。

*1:こんなところに書いていたら謀議にならんな。

*2:あとで生徒に聞いたら、やっぱり「先輩といわれたからトランスってわかったけど、言われへんかったらぜったいわからへんかったわ」と言ってました

*3:はじめていったところで、いきなり立ち入り禁止区域に入らせてもらいました

ホテルにチェックイン→トラブル発生!

ホテルはネットで見つけた格安のホテルです。なにせ、夏季限定の半額サービス。「ええところめっけた」と思っていたのですが…。
チェックインの時フロントの人「じゃぁ、ダブルが5部屋ですね」と言われたので、「えっと、ツインが5部屋だと思うのですが」と訂正すると…。「当ホテルにはツインはございませんが」と返されました。てことは、こいつらみんなふたりで寝るのか…。
部屋にはいると、これがまた狭い。生徒たちもさすがに「狭い〜」と言っていたのですが、「でも、一泊3200円やで」と言うと、「おぉ!さすがはドッヒー!」と喜ばれてしまいました(笑)。

それでも東京に到着

ちょうど到着は昼頃。なので、昼ご飯。とりあえず新宿に出てそこからオリセンです。てことで、昼ご飯は新宿だな。生徒たちは経費削減のためにお弁当持ちです。が、外は雨。食べるところなんてありゃしません。なんか、マクド*1にはいっていたみたいです。あ、わたしは沖縄そばオリオンビールです。
その後、オリセンにいって受付終了。ほんとうにウチの学校の名前が全国大会のパンフレットに載っていました。いまさらながら、びっくりやなぁ…*2

*1:もちろん、関西はこう省略します。

*2:ここだけの話、マジで、「近畿大会の間違いやろう」とずっと思っていました。

トラブル発生!

生徒たちは「大貧民」をやり、わたしは読書をするというまた〜りとした時間が過ぎ、名古屋に到着した時、制服を着た高校生らしき一群が乗車してきました。と、引率の先生とおぼしき人がしきりに切符を見ながら首をひねっておられます。でも、わたしも検札を受けた後なので自信をもって「おかしいですね」と切符を見たのですが…。列車をまちがえていました。3分あとの列車でした。あわてて生徒たちに「降りろ!」と指示。一人の生徒なんざ、弁当を抱えてお箸を持ったままの降車です。ゴメソ…。
でもまぁ、正規の電車があとの電車だったのですぐに正しいのに乗り換えて、無事東京に着きました。生徒たちは「さすがはドッヒーやなぁ。楽しかったわ」と、それなりに楽しんでくれていました(笑)。

東京出張(笑)・1日目

巷でさんざん出ましたが、いよいよ今日から全国放送コンテストです。今日は総合受付のみで審査があるのは明日からなんですが、エントリー*1が9:00〜9:20という、およそ「地方(笑)」の人間のことを考えていない時間*2ということで、受付を兼ねて前泊をすることにしました。ついでに言うと、審査の発表は審査の翌日朝で、ひとつステップがあがったかどうかはそこまでわかりません。もしもあがっていたら、ここでまたエントリーしなおすという、これまたおよそ「地方(笑)」のことを考えていない日程*3なので、最低2泊が必要になるということです。
さて、せっかく東京に行くわけですから、余裕を持っていこうかということで、朝9時に京都駅に集合。10時前ののぞみにのることにしました。

*1:MDの提出

*2:つっても、全国から集まってきた番組を審査するわけで、審査員は夕方5時まで延々と聞き続けないという、これまたたいへんな話で、しゃーないのはわかるんですけどね

*3:もっとも、審査が終わったあと合議する時間も必要だろうから、結局翌朝になってしまうというのはよくわかるんですけどね

たしかに選択肢がない(笑)

芦原橋近辺の飲み屋って、「萊娘」とその隣の焼鳥屋(南だったっけ)と「なにわ」と白木屋くらいしか思いつきません。その中で、40〜50人は入れる飲み屋は白木屋だけ。たしかに、自己決定が阻害される状況ですわ(笑)。
ということで、選択の余地なく白木屋へ。でも、その結果としては「よし」と言える楽しさでした。でも、いいなぁ。「仲間」がたくさんいるって。
で、8時過ぎに店を出たら、さすがに日曜日。まわりの店はほとんど開いていません。てことは、さらに選択の余地がない?しゃーないので、研究所の友達に電話。いきなり「芦原橋で日曜日に開いている店、知ってる?」「岳の奥の方に鉄板焼き屋があるかな」「ありがとう」。以上の会話だけ。かなり失礼な電話でした。
10人ほどで地元のおっちゃんがカラオケを楽しんでいる鉄板焼き屋になだれこんで、しばし話。カスのお好みがないのが残念でしたけど、おいしかったです。
てことで、長い長い一日はもう少し続いたけど、とりあえず終了。あしたは東京か_| ̄|◯

で、二人会

3時間もどないすんねんと思ったのですが、気がつくとやっぱり時間が不足気味。まぁ、そういうのがちょうどいいんだと思うんですけどね。
Hさんとふたりで、かなりみなさんの頭の中を撹拌できたようで、よかったよかった。

自己決定・自己責任

午後、芦原橋駅近くの人権文化センターで「Hさんとの二人会」をするハメになったので、行ってきました。
それにしても、金曜日の夜からずっと飲み続けなのがやっぱり気になります。今日一日、身体持つやろか…。でも、泣いても笑っても今日は来るし、今日は終わります。いまやらなきゃならないことをやり、できることをするしかないです。
ところで、Hさんと二人会とはいえ、ネタあわせがぜんぜんできていません。なので、少し早めに行って打ちあわせ。お互いに「いつきさんから」「いえ、Hさんから」と譲りあうのはお約束です。で、結局「しゃべり」なわたしが先行していくことになってしまいました。まぁ、わたしのネタってあまりバリエーションがないから、専門のHさんが後攻めの方がいいのはいいんだと思います。
で、サクッとネタあわせを終えて、あとはよもやま話。最近Hさんが考えていることについていろいろ話。
なんでも「自己決定って、「必ず成功させる」というような確信を持ってやらなくちゃならないことなんだろうか。そんなこと、みんなやっているんだろうか」ということのようです。これ、自己責任の問題とからまってくるわけなんです。さらに「自己決定の結果って、どうせ必ず自分で責任をとらなくちゃならないわけで、それを他者から「責任をとれ」ってあらためていわれなくちゃならないものなんだろうか、という提起がある」みたいなことも言われました。
なるほどなぁ。わたしは「自己責任って、他者から「責任をとれ」と言われることじゃなくて、怒った結果に対して、自らが「よし」とすること」と思っているんです。で、それが可能にするためには「すべてが選択だ」と考えることからかなぁと思っています。まぁ、こういうのって強者の論理という批判を受けそうですが、でも「選びたくて選んだワケじゃない」という発想はその結果がしんどい状況になった時に、その責任(原因)を他に求めることにつながっていくし、そういう姿勢が他者から「自己責任」を押しつけられることへとつながっていくんじゃないかなぁと思うわけです。
もっとも、いまは「選択肢」があまりにも少なく、「自己決定」がきわめて難しい状況であるということは否定できませんね。

トランスジェンダー生徒交流会

少し前に日記に書きましたが、今日はトランスジェンダー生徒の交流会という新しい試みの日です。すでに関東ではやっておられますが、関西でもやりたいと長い間思っていました。
関東はどうやっておられるのか詳しいことはわからないのですが、わたしの拠点はやはり学校ですから、教員との連携を保ちながら、生徒たちが自分たちでどうやって交流の場をつくっていくかというあたりに主眼を置くことにしました。
ふたを開けてみると、FTMが4人、MTFが1人参加してくれました。
いや、おもしろかったです。
ひとつには、最近の若年層の場合友だち関係についてはずいぶんと楽になっているんだなぁということ。そういう友だち関係と「学校」という価値観の間にずいぶんとギャップがあるということ。じゃぁ学校が生徒たちにとってなんの価値もないかというと、そうじゃない。学校は「出会いの場」として機能しているんですね。ある生徒が「もしも学校がなかったら、今日連れてきてくれた先生との出会いはなかった。もしもその先生と出会っていなかったら、この交流会でこうやってみんなと出会うこともできなかった」と話してくれました。「学校」がなにができるかということを、その生徒から端的に教えてもらった気がしました。
あと印象的だったのは、MTFとFTMの受けいれの差ですね。やっぱり、MTFへのバッシングはきついです。その中で、心に鎧をつけながら必死で生きている生徒の姿には、ある種すごみを感じました。って、わたしもあんまり変わらないんだけどね(笑)。てか、「少年と少女のポルカ」の世界は、いまでもあるんですよね、MTFには。
んなわけで約4時間みっちりと話しあいました。
交流会の一番最後に、わたしからふたつの提起をしました。
ひとつは、「今後もこんな交流会を続けていきたい?」ということ。みんな食い入るようなまなざしで、全身から「やりたい!」というオーラを発していました。ほんとうに、出会いに飢えているんだなぁと思いました。おそらく、彼らを分断しているのは、わたしたちなんです。だからこそ、彼らをつないでいかなくちゃならないなぁ、とそう思いました。もうひとつの提起は行動提起。「いまから晩ご飯を食べに行こうか」。
ということで、近所の焼肉屋へ。ここでひとしきり食べてから、「さてどうしよう」というところに、一人の生徒が「カラオケ行こう!」と行動提起。そのまま2時間歌いまくりました。
いや、疲れたけど、猛烈におもしろかったです。
最後、別れ際に「次はいつ頃やろう」とみんなに聞くと「季節に1回くらいかな」ということでまとまりました。てことで、次は秋にやります。今度はみんなで晩ご飯をつくってのんびり話をしたいなぁ。
いちおう、集まってくれた生徒たちから「みんなの思いを教員に届けるために」という意図でアンケートをとりました。このアンケートや交流会での出来事を、とりあえずは秋までにレポートにまとめていきたいと思っています。また、いろいろリソースにも公開していくつもりをしています。