朝は教研

今日は、午前はわたしの所属している教職員組合の教育研究集会。かれこれ10数年連続してレポートを出しつづけているので、今年もなんとかひねり出すことにしました。といっても、これといった教育実践もないので、自爆ネタで行くことにしました。題して「トランスジェンダーが学校で生きられるために」。この間、何人かのトランスジェンダー高校生から相談メールがはいっています。そんなのを紹介しながら、学校のあり方を探るための問題提起をしたいと思いました。まぁ、詳しくはまたそのうちに…。

よ〜くわかったよ!

今日は、人権学習の第1週目。1年生は、プリントで日朝関係史…のはずだったけど、体育館でビデオ+教室で講話。2年生は、教室でビデオ。3年生は、講演。で、放送担当としては、1年生のビデオ上映につかなきゃならないので、集合からずっといました。
しかし、集合が遅いのはまぁいいとして、そのあとがイ(・∀・д・)クナイ!
まず、ビデオがはじまる前に教員から話。この話が「子どもの権利条約」とか、まぁ堅いこと堅いこと。のっけからビデオへ向けたテンションが下がります。これじゃなんぼなんでもと思ったので、途中マイクを奪って話しました。「まず、みんなにあやまらなくちゃならないことがあります。みんな、床の上に直接座らせてゴメンね。ほんとうは、イスを用意したかったんだけど、力不足でした」という話から「次に上映するビデオなんだけど、問題が3つあります。問題1、わたしの友だちがでてきますが、誰でしょう*1?問題2、わたしがみるたびに必ず泣くところがありますが、どこでしょう?問題3、みんなの心の中にひとつ残ったものがあったとしたら、それはどこのシーンでしょう?これらを考えながら見て下さい」ととりあえずごまかしておきました。
で、ビデオ上映。まぁまた泣くのはわかっているので、あえて見ないことにしました。
で、ビデオ終了。そのまま教室に入れて話をするのかと思ったら、また前で教員が話しはじめました。「いいか〜、お前ら、人権は大切だ〜。人間はみんな平等なんだ〜。先生もなぁ云々」ずっこけましたね。言葉が届いてこない。しかも、「人権・平等」と同時に「先生」という言葉を吐いてしまうセンスのなさ。

放課後、用事があって教えているクラスの教室に行ったら、生徒たちが何人か溜まっていたので、さっそく質問しました。「問題1と問題2、わかった?」「わかったで〜。問題1は、途中に出てくる高校の先生やろ?問題2は、在日の生徒が友だちの言葉にうれし泣きするところやろ」「その通りやわ。あ、あかん、あのシーン思い出すだけでまた泣けてきた」てな会話。「今度な、キムチつくるし、金曜日の授業の時持ってくるわ」「オッケ〜」てな会話。
人権って、日常会話でやっていかないといけないと思うんですよね。ましてや、怒りながらしたらダメ。そしたら、生徒も普通に聞くはずやのに…。おもしろいことがいっぱいあるはずやのに…。

なんしか、よ〜くわかりました。人権学習の時間をつまらなくしているのは、教員の話なんだって。

*1:「んなもん、わかるか〜」とか「オレ?」とか声あり

仕事のペース

で、今日、うちの主任と話をしたら…。「きのう、いろいろ考えたら寝られへんかった」とのこと。そうなんだぁ〜。性格の違いですね。うちの主任さんは、基本的には用意周到な人なんです。そこから学ぶこと、たくさんあります。でも、どうもわたしのスタンスは違うみたい。わたしは基本的には「時が来たらやる」とか「天から降ってきたらやる」という感じなんですね。なので、それまではひたすら「時」とか「天」を待っている感じなんです。
これ、案外工学部出身というのと関係あるかなぁ。卒論の実験とか、機械の順番が回ってくるまでやろうにもやれないです。わたしなんざ、テーマがテーマ*1だったんで、実験室に他の人がいる時は実験を許してもらえませんでしたから(笑)。で、いざやりはじめると、休憩を入れながらやるのが苦手。なので、仕事のペースに関して協調性とかはほぼ皆無です。てか、誰かとやろうとは思わない。
まぁ、わたしと一緒に仕事をしたい人も少ないと思うけど(笑)。

*1:「ガラスをひっかいた音はなぜ気色悪いか」みたいな

まつ〜りの予感

明日は、2学期の人権学習の日です。1・2年生は来週の人権学習のための事前学習、3年生は結婚時の差別を乗り越えていまを生きている人の講演です。
で、講演はまぁいいのですが、事前学習や事後学習の準備がたいへんです。いや、もしも自分が担任ならば、なんなと言いたいこと・伝えたいことをひねり出して口先三寸でやりきれるのですが、現在は「準備する側」の身。「てきとーにやってください」と言うわけにはいかないんです。なので、いろいろと工夫をしてプリントを作成して「これを使ってやって下さい」となるわけです。ところが、そうやって準備をすればするほど、担任さんは「やるだけ」になってしまい、ますます「ていねいなプリント」をつくらなくちゃならないハメになってしまいます。で、最近では部落史とか日朝関係史の穴埋めプリントをつくるハメになってしまっています。まぁ、たしかに担任さんを相手に3〜4時間レクチャーをするよりは楽なんですけどね。自分にとって勉強にもなるし。
ところが、今年のクラス、どうも「かたより」があるようで、しんどいクラスはかなりしんどいみたいです。なので、最新版のお手製の穴埋めプリントでも40分ほどのレクチャーが持たない可能性があるようです。きのうの夕方、接骨医から出た時、「ビデオありませんか?」という話が入ってきました。「でぇ〜」という感じでしたね。下手したら、ビデオの編集が必要になります。となると、タダではすみません。かな〜りあせったけど、まぁ、すでに学校を出ているので、編集するためのソースを考える手がかりすらありません。なので、「あしたはあしたの風が吹く」という感じでした。だってしゃーないもん。

日本シリーズも終わった

つっても、ほとんど見てないですけど。まぁ、ロッテの勢いがすごかったというか。わたしが見たのは、第4戦の7回〜8回くらいですか。あとは、「トリビア」をみていましたから、結果は「ニュース速報」で知っただけです。
さて、F1も終わって、野球も終わって、いよいよラグビーシーズンだ。あ、今年は冬季オリンピックだな。ということは、スキーの試合もちょっとは放送されるかな。

矛盾としての存在

この間、ふと考えたことがあります。
事故の翌々日、日常勤務のために学校に行こうとした時、パートナーに「あんた、そんなんで行くの。ええかげんにして」と怒られました。でも、仕事なんで、学校に行かなくちゃしかたがないんですね。で、まぁ学校に行ったわけですが…。てか、1日休みは結局なかったな…。
でも、よくよく考えてみると、犬でもネコでも、ケガをしたらじっとして動かずになおしますよね。それが、自然な姿なんですよね。でも、人間社会はそれを許してくれない。どちらかというと、動き続けるのが「普通の」ありかたです。動きがとまるとたいへん、みたいな。
てことは、社会と自然って矛盾しているんだなぁと。で、そういう社会をつくりだしてしまった人間ですが、やはり自然の影響から抜け出すことなんて不可能です。だから、「自然」と「社会」の矛盾した間を、それでもバランスをとりながら生きていくしかないのかなぁ。
結局は、バランス感覚なんですかね。大切なのは…。

ふたたび呼び名とか…

今日、教室である生徒から「いつき、2年前の卒アル見たで」と言われました。「そっかぁ、そのころやったら、別の名前やったやろ?」と返すと、「男の名前やったわ」と言っていました。そうかぁ、2年前は前の名前やったんや…。
その後、適当に生徒を当てて、教室の中をウロウロしていたら、別の生徒から呼ばれました。「いつきさん、ここ教えて…」。そうかぁ、ほんとうに今は「いつきさん」なんだぁ。学校でも、玖伊屋でも、G研でも、どこでも「いつきさん」でいられるんだ。うれしいなぁ…。

実働部隊がほしい…

10月29日へ向けての買い出し、11月3日へ向けての買い出し。さらには、それらの段取り。引っ越した関係で今まで通りには行かないことも多々あります。あぁめんどくさい…。いつまでこんなことやってんだろうなぁ…。

水平社の変遷

今日は午前中は、京都府南部のムラのフィールドワークと説明。午後は、水平社博物館の館長さんの水平社に関する講演を聞いてきました。
いや、おもしろかったです。
いままで、「水平社は反権力・反天皇制で一貫していた」「被差別民による一枚岩の闘う組織」みたいな幻想があったわけですが、全然違うということがよくわかります。組織内部には、運動のあり方をめぐるさまざまな紆余曲折や、ヘゲモニーをめぐる闘争なんかがあって、けっこう泥臭い人間模様があったんだなぁと思うわけです。
でも、考えてみると「ピュアな存在」からは学ぶべきものはあまりないし、そもそもそういう運動って、信じられないですよね。どちらかというと「雑多な存在」であるからこそ、葛藤があり、苦悩があり、なにかが生まれてくる余地があるんじゃないかと思うのです。前にもどこかに書いたと思うけど、「51%の正しさと49%の間違い」という言葉があって、これ、すごく大切なんだろうなぁと思います。「絶対的に自分が正しい」と信じた瞬間に転落の道がはじまります。ではなくて、「間違いを抱えている」自分を確認しながら、それでも「とりあえずすすんでいく」というスタンスこそが大切なんじゃないかなぁと思いました。
そういえば、「人間は上に向かって堕落する」という言葉を聞いたことがあります。これを言った人は、まさに上に向かって堕落したらしいけど(笑)。

ばれた〜(涙)

いつもの通り、接骨院に行ってダラダラと話をしていました。すると、接骨医の方が「そうそう、いま、性別はどうなってんの?」と質問をされました。で「別に、そのままですよ」と答えると、「そうやろなぁ」。まぁそれはその通りですわ。で、「実は、整形外科から連絡があったんやけど、「女性」って言ってはったし、訂正しておいた」と言われました_| ̄|○。まぁ、それはそれでええんやけどね…。
で、そのあと整形外科へ。カルテを見ると、「女性」に◯をした上を斜線で訂正して、「男性」に◯をされていました_| ̄|○。ま、書類上は正しいんやけどね。
でも、考えてみると、自賠責なんかの請求をしなくちゃならないわけで、その時に「女性」では通らない。なので、書類上は男性にしておかないとダメはダメなんですよね。なので、お医者さんに「あの、書類上はこれでいいんですけど、病院内での扱いはこっちにしておいてくださいね」と一応お願いをしておきました。もっとも、「扱いって、なんやねん」という気がしますね。せいぜい、レントゲンの時に「ブラジャーははずしてください」の声かけくらいじゃないかという気もしますが(笑)。
ケガの方は、ほぼ順調なようです。結局9針縫ったみたいで、そのうち5針分の抜糸がすみました。でも、一部壊死をしているみたいで、膝下に傷が残りそうやなぁ。まぁ、スカートはロングの方が好きやし、さらに言うとジーンズが一番好きやから、どうでもいいっちゃどうでもいいんですけどね。