よ〜くわかったよ!

今日は、人権学習の第1週目。1年生は、プリントで日朝関係史…のはずだったけど、体育館でビデオ+教室で講話。2年生は、教室でビデオ。3年生は、講演。で、放送担当としては、1年生のビデオ上映につかなきゃならないので、集合からずっといました。
しかし、集合が遅いのはまぁいいとして、そのあとがイ(・∀・д・)クナイ!
まず、ビデオがはじまる前に教員から話。この話が「子どもの権利条約」とか、まぁ堅いこと堅いこと。のっけからビデオへ向けたテンションが下がります。これじゃなんぼなんでもと思ったので、途中マイクを奪って話しました。「まず、みんなにあやまらなくちゃならないことがあります。みんな、床の上に直接座らせてゴメンね。ほんとうは、イスを用意したかったんだけど、力不足でした」という話から「次に上映するビデオなんだけど、問題が3つあります。問題1、わたしの友だちがでてきますが、誰でしょう*1?問題2、わたしがみるたびに必ず泣くところがありますが、どこでしょう?問題3、みんなの心の中にひとつ残ったものがあったとしたら、それはどこのシーンでしょう?これらを考えながら見て下さい」ととりあえずごまかしておきました。
で、ビデオ上映。まぁまた泣くのはわかっているので、あえて見ないことにしました。
で、ビデオ終了。そのまま教室に入れて話をするのかと思ったら、また前で教員が話しはじめました。「いいか〜、お前ら、人権は大切だ〜。人間はみんな平等なんだ〜。先生もなぁ云々」ずっこけましたね。言葉が届いてこない。しかも、「人権・平等」と同時に「先生」という言葉を吐いてしまうセンスのなさ。

放課後、用事があって教えているクラスの教室に行ったら、生徒たちが何人か溜まっていたので、さっそく質問しました。「問題1と問題2、わかった?」「わかったで〜。問題1は、途中に出てくる高校の先生やろ?問題2は、在日の生徒が友だちの言葉にうれし泣きするところやろ」「その通りやわ。あ、あかん、あのシーン思い出すだけでまた泣けてきた」てな会話。「今度な、キムチつくるし、金曜日の授業の時持ってくるわ」「オッケ〜」てな会話。
人権って、日常会話でやっていかないといけないと思うんですよね。ましてや、怒りながらしたらダメ。そしたら、生徒も普通に聞くはずやのに…。おもしろいことがいっぱいあるはずやのに…。

なんしか、よ〜くわかりました。人権学習の時間をつまらなくしているのは、教員の話なんだって。

*1:「んなもん、わかるか〜」とか「オレ?」とか声あり