クラブの定期演奏会

わたし、高校の時はコーラス部に所属していました。当時は毎年定期演奏会をしていて、卒業後も招待状が毎年来ていました。ところが、ここ数年招待状が来ないなぁと思っていたら、どうやら途切れてしまったらしいんです。で、それが10年降りくらいに定期演奏会を復活させるとの情報が入ってきました。なんでも、恒例の先輩合唱もあるそうな。久しぶりに先輩達や同級生に会うのもいいかなぁと思って、行くことにしました。
開演は2時からですが、先輩合唱の練習があるので、午前には会場に入らなくちゃならない。なので、指定された時間に行ったのですが…。だ〜れもあいさつしてくれない。ま、あんまり知った顔がないので、しゃーないかと思い、受付をすませて、楽譜とバインダーを受けとりました。そうこうするうちにようやく知った顔を見つけたので「よぉ」と言ったのですが、相手は「ん?」という顔。名前を言っても「ん?」。やっぱそんなもんですわねぇ。向こうはあまり変わらないのですが、こっちはずいぶんと変わったらしいので(笑)。それでも、だんだんとしゃべるうちに、まぁそれはそれなりになんとかなってきました。
そうこうするうちに、練習→リハーサルです。で、困ったのが並ぶ位置。客席から見て前列左側がソプラノで右側がアルト、後列左側がテナーで後列右側がベースです。で、バインダーをもらったのはいいのですが、これ、前列に立つ女性用のものだったみたいです。でも、わたしが歌えるのはテナー。しゃーないので、ソプラノとテナーの間あたりをウロウロしながらテナーを歌っていました。
昼から本番。先輩合唱の出番がきました。男性・女性が2列に並んで、女性が先に出て行きます。しゃーないから残っていたのですが、まわりの人から「ほら、急いで行かんと」とせかされまして、しゃーないので「あの、女性だけどテナーを歌うんです」とだいたい本当のことを言うと、「はぁ?」という顔をしながら「確かに、声が低いね」。いや、本人としては高いつもりなんですが…。で、本番。一曲歌い終わったあとのステージの上で、隣の人が「たしかに、テナーの声やなぁ…」。いや、そうなんですよ。テナーなんです。
同年代の昔からの知りあいは、かなり固まりながらも「そんなもんか」と無理矢理理解をしたみたいですけど、先輩達には大いなる疑問符を残したみたいです。
本番の方はというと、久しぶりだったにもかかわらず、ほとんどが暗譜で歌えるという…。おそらく、「音」がわたしのDNAに刻み込まれているんだろうなぁと思いました。で、総勢100人の合唱は、そりゃぁ気持ちのいいもんでした。
本番のあとは、当然のことながら打ちあげ。家が近いのをいいことに、ダラダラと最後までいました。ちなみに、残った人たちはかなりコアな人たちでして、卒業後数十年たった現在も合唱*1をしているような人とか、現役時代の名声がいまだに残っている人とか。久しぶりに、音楽というか合唱というか、そういう空気にどっぷりとつかることができました。
しかし、どうやらわたしは強引系に弱いらしい(ボソッ)

*1:たとえば京都エコーとかで