絶不調

朝、まじで身体が動きません。休もうかと思ったけど、そういうわけにもいかず、とりま出勤。でも、ガッコまでの道はいつものペースで歩けません。ヤバイ。
なんとかガッコにたどり着いたけど、さすがにバランスボールに乗って仕事できる体調ではありません。今日はイスだな。
事務室に行くと、なにやら封筒が…。西日本新聞でした。あらためて、なんでわたしだったんだろうと思うけど、まぁええか。支店長に見せると「1985年から一貫して」にウケてました(笑)。
しかし、職場の名前を出したのははじめてです。バレてるやろうけど。
朝の立番のあと、zoomです。今日の午前は「誰ひとり取り残さない教育研究会」です。まぁ簡単に言うと、これからの人権教育のあり方を模索する研究会です。これもメンバーがすごい。なんでわたしがと、今日も思いながら参加しています。が、たぶんわたしの役回りがあるから呼ばれたんでしょうね。
てことで、zoom開始。とは言え、調子が悪いので、なんかもう投げやりです。それでもディスカッションそのものはおもしろい。ちなみに今日のテーマのひとつは、ここまでの研究会での発表を受けてのコラムの執筆分担なんだけど、4回中1回しか出られなかったわたしはほとんどあたってなくて申しわけないなと。なので、ひとつ引き受けてしまいました。まぁこうやって自分で首を締めていくのですが、それでもおもしろいテーマをいただいたので、やはり申しわけないなと。
昼前にzoom終了。
しかし、何をする気も起きません。なので、読み切れなかったペーパーを読んでみたり。そうだ、法務省の統計を見てみよう。
そんなこんなをしてたら、なんとなく定時がきたので帰りましょう。
なんか、ダメダメだな。原因は…。たぶん、最後に飲んだストロングチューハイだな。明日、みんなに教えてあげよう。

組合の定期大会

今日は組合の定期大会です。いつものように議長をしなくちゃなりません。なので、眠い目をこすって、少し早めに会場へ。
到着したらこんな感じでした。

なんか、水平社設立総会みたいな感じです。嫌いじゃないです。
しばし打ち合わせのあと、定期大会開始です。
が、参加者が少ない。まぁいつものことですけどね。議案は淡々と進みますが、あまりにも淡々と進むので、議長が質問をしてみたり。まぁでも2年前よりはマシですよね。
ということで、定期大会も無事修了。
昼ごはんは仕出し弁当。

豪華です。ちなみに飲み物はオプションです。
おべんとを食べたら、それぞれが近況報告をします。ちょうど前に福山さんがいるので、言いたいことを話しましょう。
てことで、
「ICT教育とか言ってるけど、結局はipadの使い方を教えてるだけじゃないですか?さらに、そこで求められる学力って「よりよいユーザーになること」なんじゃないですか?で、その結果、誰がもうかるんですか?」
とかいうことを話しておきました。
てことで、定期大会も終了。
家に帰って、しばし休憩。そのごちょこざっぷ。相変わらずトレーニングマシンのひとつが壊れています。これ、いつ直るんだろ。なので、それを使わないものだけやって、お次は走りですね。

今日も平坦な周回路です。今日は何キロ走ろうかな。7kmいけるかな。最初の1kmのコールが聞こえたところで時計を見ると、6分30秒くらいです。まぁ今日はそんな感じでしょう。それにしてもタイムが上がらない。でも、もしかしたら暑さが影響してるのかな。そのまま走って2kmのコールが聞こえたところで時計を見たら、ほぼ同じペースのようです。なので、このペースを守って走りましょう。5km地点で、残りの体力を考えたら、これは7kmいけそうな感じです。よし、行こう。
ということで、スプリットは6分27秒→6分27秒→6分28秒→6分22秒→6分25秒→6分31秒→6分24秒で、7kmを45分36秒。アベレージは1kmを6分26秒でした。まぁこんなもんでしょう。

さてと。あとはビールを呑んで、今日はフィニッシュですね。

「わたしのとりみだし方」

先週に引き続き、今週も人権学習です。ゲストスピーカーは金和永さん。昨日待っていたメールはふぁよんさんからのものでした。
ということで、1時間目がはじまる前に体育館のセットをしちゃいましょう。
ちなみに今日は担任さんが「イスに座って聞かせたい」とのことで、すでに体育館にはシートが敷いてありました。水曜日が保健の日なのでこれが可能になるんですね。ありがたい。
今日は授業変更してもらって、1時間目は授業です。サッカー部の子が朝練のあとなんでしょうね。「暑い」と騒いでます。わたしも暑い。
「クーラーは?」
って生徒が聞いてきたので
「んなもんあるかいな。昔の子は暑かったら走りまわってたで。走ったら風くるから涼しぃなんねん。せやけどな、欠点があってな、止まると一気に汗がくるねん」
生徒は苦笑してました。
そんな感じで昼前まで過ごしたところで、ふぁよんさんが来られました。たぶんかなり忙しい間を縫ってきてくださってるので、ほんとうにありがたい。
機材の最終チェックをして、しばし待機。やがて生徒がやってきて、イスを並べはじめました。担任さんは汗だくになりながらサポートをしておられます。わたしもやろうかやるまいかと思ったけど、ここで動かないほうがいいかなということで、ふぁーさんと話をすることにしました。
やがて人権学習スタート。
いつものように、自己紹介からです。というか、ふぁーさんの話はほとんど全部が自己紹介です。子どもたちはそのすごさというか、その不思議さに気づいていません。いつしか話題は日朝関係史へ。たぶん子どもたちは「歴史の話がはじまった」と思ってるんでしょうね。でも、これは歴史の話じゃないんです。自己紹介なんです。歴史抜きには自己紹介はできないんです。そういうメタレベルのメッセージが含まれてるんだけど、子どもたちはそのメタレベルのメッセージがわからない。だから、脳みそが講演からはずれていくのが伝わってきます。
やがて話は「「ルーツ」のルーツ」へ。
ルーツってなんだろう。
ふぁよんさんは「自分をつくってる自分ではないもの」とされます。なるほど。
このあたりでチャイムが鳴って、前半が終了。
後半最初にコメントを入れることにしました。

君たちね、いつも言ってることを言うのを忘れてた。人権学習って、なんなのか。差別されてるかわいそうな人の話を聞く時間じゃないって言ってるよね。今日もそうだよ。
ふぁよんさんはずっと自己紹介をしておられる。君たちは50分間自己紹介できる?できないよね。後半も、まだ自己紹介が続く。それほど長くできる?できないよね。
別にふぁよんは頭がいいからできるわけじゃない。この社会の中で、ふぁよんさんの自己紹介は、それほど長くしないと伝わらないってことなんだ。逆に言うとね、もしもみんながそれほど長くしなくても伝わるとすれば、そこに社会の構造があるってことなんだ。
わたしはふぁよんさんの話を聞いている間脳みそがフル回転してる。「なぜふぁよんさんは延々と語らなきゃならないんだろう。なぜ自分はそれほど語らなくてもいいんだろう。その不均衡はどこにあるんだろう」。
今日の人権学習は、ふぁよんさんの話を通して、この社会の構造を明らかにすることが目的なんだ。だから、後半、脳みそをフル回転させながら聞いてください。

さぁどうかな。
後半の最初は「なにじん」から。なるほど。いきなりとーますが登場します。そして、みんな「なにじん?」と聞かれ身悶えします。
なぜみんな身悶えするのか。それが伝わるかな。伝わらなかったら、それをフォローするのはわたしの役割かな。
ふぁよんさんは、
「けっきょく自分は「在日」を「やってきた」」
と語られます。それです。「being」ではなく「doing」です。ガーフィンケルです(笑)。
そういや、ぼんちゃんも言ってたよなぁ。いろんな人の顔が浮かびます。
そして話は「とりみだし」へ。一緒にとりみだすところから関係ははじまる。それはその人を無視しないことでもある。
最後に哲学で学んだこと。それは「同じ中に違いがあって、違う中に同じものがある」。
そういや、わたしもこのpdfで同じようなことを書いたな(笑)。
そんな感じで終了。
うーん、ふぁよんさんの話は難しいんだろうか。でも、この話を理解してほしいな。それは「受験の学力」とは異なる「学力」の問題です。
片づけがすんだら、ふぁよんさんを駅まで送って、わたしも帰る準備です。今日から歯医者さんがはじまります。
歯医者さんに向かう電車の中では、ひたすら感想文読み。なかなか伝わらないな。やはりフォローが必要かな。
歯医者さんでは
「痛くしないでくださいね」
と頼んでみたり。ちなみに歯医者さん、苦笑しながら
「痛くないと思いますよ」
とのことでした。そりゃそうか。神経抜いてる歯ですからね。
そんなこんなで、長い長い1日が終わりました。もう、身体がボロ雑巾のようです。限界やな。

土曜日の過ごし方

朝、まだ眠いのに下の子に起こされました。スマホを見ると6時です。なんでもパートナーが今日からアルバイトをはじめるんだとか。いいことです。本業はまだまだ軌道に乗っていませんからね。ただ、どうやら早すぎたらしく、パートナーは二度寝開始です。ちなみにわたしは寝られない。なんだか頭の中に霞がかかっている感じがします。たぶん疲れてるな。
やがて7時になったのでパートナーも起き出して、わたしも起きることにしましょうか。
さて、どうしよう。そう言えば、通勤のために自転車が必要なんだとか。ところが「スポーツタイプには乗れない」とおっしゃいます。困ったな。折りたたみのベロがあったので、それを復活させましょうか。パートナーが乗りやすいようにサドルとステムの高さを調整。ハンドルの角度も調整。そしてチェーンにキャブクリーナーを振りかけて古い油を落として新しい油を差してやりましょう。やがて上の子どもがやってきて、錆落としをはじめました。さてと、準備万端整ったところで、ちょうどパートナーが降りてきました。
い「ほれ、乗ってみて」
パ「こわい」
今日は車ですな。まぁ練習してください。しかし、わたしがかつて乗ってた自転車の方が乗りやすいと思うんだけどなぁ。また試してもらいましょう。
てことで、朝ごはんを食べて、ここからはゲンコ書きです。何を書かなきゃならないかはわかっています。そしてネタもあります。なので、それをリメイクしながら書けばいい。
と、そろそろトレーニングをはじめなきゃ。ということで、まずはちょこざっぷ。いつものトレーニング、できるかなと思ったけど、できました。そうか、まだ2週間経ってなかったんだ。
そしてラン。

今日も平坦な周回路。走りはじめたとき7km行こうかと思ったけど、腰のことも考えて6kmでやめることにしました。1kmを7分くらいで走っているつもりだったけど、1kmのコールで時計を見ると6分30秒くらいです。えらく速いな。結果、6分26秒→6分11秒→6分22秒→6分24秒→6分23秒→6分12秒で6.4kmを40分42秒でした。アベレージは6分20秒。ただし、先日Color OSのアップデートがあったので、またまたGPSが少しおかしいみたいで、おそらく距離は6.3kmくらいのはずです。でもまぁ、2週間ぶりなのでいいペースだったかな。

昼ごはんの後、再びゲンコです。ふむふむふむと書いていたら、出発しなくちゃならない時間です。今日はNPO法人JUMPの総会です。ちなみにわたしは副理事長だったりします。なんでやねん。
会場に到着したら、みなさん、無言でスマホをいじっておられます。なにしてるんだろ…。もしかしたら、みなさん、人見知り?そうこうするうちに総会スタート。と、zoomの参加者に画面共有をしたいんだとか。たまたま持っていたipadでやろうと思ったけど、メッチャ不便ですね。結局、icloudにあげないと画面共有できないことが判明。ひでぇな。
そんなこんなでつつがなく総会も終わり、懇親会。いつものように冷凍食品を温めたり、フライパンでできあいのものを炒めたり。そして、呑みながら昔のこととか今後のことについていろいろ話。
「昔はよかった」というのは常套句なんですが、まぁ恵まれていましたよ。今は逆風の時代です。ほんとに前途多難だけど、やるしかないな。
ということで、気がつくと11時。ごめんなさい。片づけせずに帰ります。

そして緩やかに終わる、か?

今朝も早く着きたかったので、車出勤です。うーん、なんか滑るなぁ。もしかしたら、タイヤがいってるのかなぁ。
職場に着くと、机の上に感想文集がおいてあります。ありがたい。とにかく誤字のチェックをして印刷→担任さんに配布です。
そして久しぶりの立番。おもしろい論文があったので、それを持っていきました。立番を終えて帰ってきたら、本当に久しぶりにひと息つけました。
てことで、バランスボールを復活させましょう。実は数年前にバランスボールに座って仕事をしてましたが、しんどくなったのでやめてしまいました。が、腹筋禁止令(笑)が出たので、それなら体幹を鍛えようかと。てことで、バランスボールに空気を注入。ふむ、いい感じです。つい猫背になるので、そうならないように腹筋に力を入れましょう。すると、なかなかキツイです。なので効いてるんでしょう。
そして授業。ひとコマはわたしが担当します。今日はめんどくさい範囲です。だからこそ、軽やかに解いてしまいましょう。そして問題解きの時間をたっぷりあげましょう。
まぁ解ける子がいるから、それでいい。とにかく考えろ!
4時間目が終わったら、そのままおべんとを食べながらzoomで研修です。講師は神原文子さん。タイトルは「部落差別解消への展望 -人権意識調査結果から人権啓発の課題がみえた」です。
なにこれ、メッチャおもしろい。人権学習/同和学習の効果はない(笑)。「差別する」ことを学習した人は人権学習/同和学習ではあまり変わらない。効果があるのは、もとから反差別の人(笑)。あと、寝た子が一番差別しない(笑)。もちろん、寝た子が「差別する」ことを学習したらそれまでですがね。
ということで、「差別する」学習をしないことが大切って、もうなんだかな結果です。
が、そのあとがおもしろい。端的にいうと、例えば部落差別と、例えば家父長制みたいなのには相関があると。てか、家父長制に縛られてる人は他の人権問題のスコアが低いようです。てことは、本丸はここかと(笑)。まぁそういうわけではないですが、部落差別について教える時に、部落差別だけをやるんじゃなくて、さまざまな人権課題とリンクさせながらやることが効果的ってことのようです。
てことで、せっかく質疑応答というか意見を言う時間があったので、ついつい挙手ボタンを押してしまいました。すると神原さん、いきなり
「いつきさーん、久しぶりー」
と。光栄です!で
「単なる高校教員ですが、これまでずっと部落問題学習をやってきたけど、結局部落を差別する理由を教えてきただけのような気がしてならなかったんです。なので、そういう教え方をやめました。いま、うちの学校では「部落問題「を」学ぶ」のではなく、「部落問題「で」学ぶ」って言ってます。そこでやるのは、部落差別を必要とする社会構造です。だから、他の人権課題もいっぱい出します。そして部落差別を必要とする社会構造は「排除」であるということを話します」
みたいなことを発言しました。すると、神原さん、メッチャ元気な声で
「そうです!社会構造なんです!」
とフォローしてくださって、ありがたい。
なんか、自分がやってることの「根拠」をもらえた気がした研修会でした。
で、研修会の30分後はzoomで打ち合わせ。なんか、ずっとzoomです。
放課後はSさんの合評会。なんかこんな感じで教育実習も終わるのかなぁ。
定時が来たけど、最後の〆をしてません。なので、Sさんを探しに行って、
「もう帰るから、最後の〆ね」
と言って職員室に連れてきました。最後に見せようと思ったのは、フィンランドの教育の動画です。「わたしたちの仕事ってこういうことなんだよ」ということを伝えたい。残念ながら日本の教育制度はフィンランドみたいにはなってないけど、日本にも「教育の目的は子どもが幸せな人生を送ること」と思ってる教員はいっぱいいます。それを伝えたかった。
てことで、5時半になったので帰ろうかと思ったけど、なぜか人権にかかわる話が延々と続いて、結局7時をまわってしまいました。
ぜんぜん緩やかに終わってない(笑)。しかも、月曜日に日誌を持ってくるらしい(笑)。
まぁそんなもんか…。

新ネタ「ヘイトスピーチに抗して」のダブルヘッダー

今日は3年生の人権学習です。かけるネタは、新ネタ「ヘイトスピーチに抗して」です。
このネタ、たぶん2月くらいからずっと考えてます。が、なかなかつくれませんでした。
そもそも子どもたちに
「ヘイトスピーチは差別やで」
と言っても
「そりゃそうだ」
でおしまいです。なんなら
「ヘイトスピーチしたらアカンで」
と言っても
「やらへんよ」
でおしまいです。さらには
「放火は犯罪やで」
と言っても
「知ってるわ」
でおしまいです。なので、ヘイトスピーチについての教材はつくりにくい。
もっと言えば、わたしは人権学習で「〇〇をしてはいけません」とは言いたくない。なんなら「〇〇しよう」と言いたい。さらに個人の問題ではなく社会の問題にしたい。そういうわたしにとって、極めてつくりにくいテーマなんです。
でも、2月に「やる」と言ったからにはやらなきゃしかたないです。なので、この間ずっとつくってきました。それがまぁ先週できたということです。
それはそれとして、人権学習と言えば、朝から準備がはじまります。放送機材やプロジェクタを体育館に運んで、最低限の下準備だけはしました。
その後、教科会議と授業です。昼休みにスクリーン吊り。と、ここでトラブル発生です。バトンが壊れたままです。マジか。しかたないのでギャラリーの手すりに固定です。が、そのままスクリーンを開けると、下手したら壊れかねない力がかかります。どうする?ロープか。そんなことを走りながら考えて、なんとか完了です。胡粉で5分でおべんとを食べて、2時間連続の人権学習開始です。
まずはヘイトスピーチやカウンター、そして仲パレの話ですね。現実を知らなきゃはじまりません。ただ、そんな話をすると、私的な話になってしまいます。今回は「まあええか」ということで、ブログから文章を抜き出したりしてみました。
ここで15分の休憩。
去年担当した子らに
「どない?」
と聞くと
「おもしろい」
とのお言葉。ありがたい。
第2部は社会の構造の話。ヘイトスピーチを生み出す背景にあるさまざまな「仕組み」を話しました。少しややこしい話になるので、そこはそれ、穴埋めプリントを用意してあります。途中、担任さんの要望にしたがって、SNSの話とかデマの話とかも入れてみたり。でも、後半はガチの話です。
それにしても、みんな真剣に聞いてくれます。もうしわけない。でもうれしいです。
そんなこんなで、2時間やりきりました。
放課後はSさんが明日研究授業をやるので、その相談に乗ってみたり。その合間を縫って担任さんのところに感想文を借りに行きました。すると、ある担任さんが
「貴重な話をありがとうございました」
と、過分なおほめの言葉をくださったり。
で、定時が来たから退勤です。どうしようかと思ったけど、帰りの電車は感想文読みをしましょうか。
で、京都駅に着いて、向かったのはいつものセンターです。今日はちょぼやき会の日です。ネタは、今日やった「ヘイトスピーチに抗して」です。子どもたちではなく大人に、それもちょぼやき会の人々に見てもらうことで、わたしとしても新たな気づきがあるかなと。
さすがに一日で2度目なので、かなりスムーズに話ができました。が、さすがに疲れました。
なので、「純豆腐太閤」でかんぱいして、Uりんちゃんに家まで送ってもらって、ふとんに入った瞬間に爆睡です。

とにかく完成か?

朝はSさんの日誌のチェックからはじまります。それにしても、すべてのページに実習教員のコメント欄があるの、きついな(笑)。
そして立番。
帰ってきたらビデオ編集の開始です。この日にウトロに寄りましたが、その時ウトロに忘れてたビデオカメラで少し映像を撮ってました。それを切ったり貼ったりしてつなぎあわせます。しかし、ビデオ撮り下手やな。あとは編集とテロップとBGMでごまかしましょう。
そうそう。今日はSさんの初授業の日です。どんな感じかな。
なんか、初々しいですね。わたしもきっとあんなんだっだんだろうな。自分が理解していることと、それを伝えることの違いが、たぶんよくわかったんじゃないかな。まぁでもはじめからうまくいく人はいないし、もしもうまくいったら伸びしろがないってことです。それよりは、試行錯誤してくれたらいい。なので、細々とコメントを入れてみました。
まぁでも、他の人は不安でしょうね。わたしみたいなえーかげんなものに任すわけですからね。もっとちゃんとした人がやればいいのに、みんなやらないから、わたしみたいな人にまわってくるのですよ。
午後もビデオ編集です。テロップ入れてみたけど、なんか映像の順番が違うな。なので順番を変えて、テロップを入れ替えて。いい感じになってきたので、フリーの音源を探してきて貼っつけて。ふむ。いい感じになってきたんじゃないかな。あの影と反射光が入りまくり&手ブレしまくりの映像も、いろいろ足せばなんとかなりますね。
で、プレゼンに動画をはめて、プレゼン全体の修正です。あれやこれやといじくっていたら、なんとなく「できたかな…」
という気になりました。
つくりはじめたのは10日前だけど、そこに至るまで4ヶ月くらいずっと考えていました。教材をつくるってそういうことです。
あとは「こなれる」まで見ることかな。
さてと。帰りに髪の毛を切りましょう。バッサリ切ってもらったら、頭が軽い!

充実してたかも

今日は京都府中北部まで出張です。なので、朝は少しゆっくり。それでも9時半過ぎに移動開始です。出張内容は京都府全体の某人権教育研究会の第1回のあつまりです。
で、会場に到着。着くのが少し早過ぎたかもしれません。まぁでもおべんと食べてたらいい時間になるでしょう。おべんとをぱくついてると、いろいろ知りあいがおられてあいさつです。
なんか、いつの間にかいろいろ知りあいが増えて変な感じです。なにせ一介のヒラ高校教員ですからね。
やがて全体会がスタート。本店の人の話、悪くないですね。おそらくようやく焦りはじめたんでしょう。いいことです。2002年までは法律があったので「やらなきゃいけな」かった。でも、そこから惰性でやってきて、どんどん失速していった。そんな中2016年に新たに法律ができて、そこから7年たって、ようやく動き出した感じです。
全体会のあとは分科会。わたしが参加した分科会では3本のうち2本が日本語指導が必要な生徒へのとりくみです。いいことです。もちろん日本語指導が必要な生徒の影に在日コリアン生徒が隠れてしまう可能性は否定できません。が、とにかく突破口が必要です。
うち1本の小学校のとりくみを聞いたあと、そこの小学校の教員と雑談してたら、知ってる生徒が出てきて、これが地域だなとあらためて思ったり。こういうつながりをつくってきたのは、やはり同和教育というか解放教育なんだなと。
ちなみにもう1本のレポートは不登校の生徒の話でしたが、どう考えてもムラの子ですね。まぁ違うかもしれませんが。ただ、それが表にならない。まぁ人権教育の推進計画でも、「女性」「子ども」「障害者」というふうに「人」が並ぶのに、部落差別だけ「部落問題」と「人がいない」記述になってます。なぜこうやって隠すのかなぁ。もちろん「差別ゆえ」という理由はあるでしょうが、他の人権課題も差別があるから列記してあるわけで、なにかがおかしい。
まぁそんなことを考えながら研究会も終了。と、たまたまそこにいた本店の人に
「なんか、外国人の子のことを担任任せにしてる学校があるみたいやで」
とチクってやりました。いや、この間の会議でそういう話が出てきたんですよね。すると、本店の人が
「外国人のことは学校全体の課題だ」
と、これまたうれしくなる話をしてくれました。そうなんですよ。教務も進路もかかわる話です。
「いま、管理職に話をしてる」
とのことです。よしよし。少し種火が大きくなってる気がします。もっと大きくしなくちゃね。
そんなこんなで帰途につきました。
夜、AっちゃんとHるが来てくれてもんじゃパーリー。いろいろ話を聞かせてもらって、エールを送るなど。
うん、なかなか充実した1日だったかも。

公教育における部落問題学習の充実にむけて②

朝起きると雨が降りそうです。天気予想どおりです。午後から出張があるので車にしようか電車にしようか。出張だけだったら電車ですが、その他諸々を考えたら車かな。
てことで、車出勤。到着が早い。普段1時間半かけてる通勤時間が1時間かかりません。まぁそのぶん、朝がゆっくりできます。
今日の授業は3・4時間目です。ええかげんテストをなんとかしなくちゃならないので、とりま問題を解こうかな。
てことで解きはじめましたが、どうにも文字が見にくい。なんなんだと思ったら、飛蚊症の糸くずが文字と重なってるんだ。なんか、右目がどんどんヤバくなってますね。てことは、左目をメッチャ使ってるわけで、そりゃ疲れるわ。それでもなんとか問題を解き終えて、スペースの調整をしたり問題の修正をしたり。まぁこんなもんでしょう。
授業の方は試験勉強です。が、少しずつ和やかになっていきます。これはアカンな。40分ほどしたところで、ひとこと。
「みんな、楽しむのはええんやで。ただ、楽しんだ結果テストの点が10点さがるやん。数学が得意な子はええんやで。90点が80点になるだけや。でも、苦手な子はえらいことになる。30点が20点になって赤点や10点の意味が違うねん。それを考えてや」
あまり雰囲気は変わりませんね(笑)。
で、速やかにおべんとを食べて、スタートです。ちなみに途中で銀行に寄ります。
この銀行、時間外のATM使用は手数料がかかります。&小銭まで出せるのはお店だけ。職場から最寄りはATMしかない。お店は少し離れてます。しかも今日の出張先のあたりにはお店がない。家の近くにはあるけど、そこに行くと時間外になります。なので、今しかないという。なので車に頼るしかなかったのです。
で、用事をすませて出張先の第2のふるさとへ。今日は地域の人権教育研究会の総会です。高校教員はオブザーバー参加をさせてもらってます。とはいえ、何十回も来てますけどね(笑)。
到着したら、いろいろあいさつ。その後総会です。オブザーバー参加なので議決権はありません。でも、保・小・中でなにをやってるかがわかるのが大切です。
そして記念講演。今日の講師は上杉總さんです。演題は「公教育における部落問題学習の充実にむけて②」です。「②」とあるように、「①」が去年あったようです。てか、その前も呼んでるし、どんだけ上杉さんが好きやねん(笑)。
ちなみに、部落問題学習のDVDは黒川さんたちもつくっておられます。みんなすごいな。
今回の上杉さんのトピックは3つです。ひとつは「日本国憲法」もうひとつは「渋染一揆」、そしてもうひとつは「東山文化」です。上杉さん曰く、これらはつながってるんだとか。
まずは日本国憲法の話。これは前に聞いた
話なので、ゆるゆると聞いてました。が、小学生が言った最後のセリフに違和感が…。
「今度差別する人がいたら、「あなたは憲法違反してる」って言ってやる」
あとで質問しよう(笑)。
続いて渋染一揆です。わたしはこういう立場なので渋染一揆は授業では扱いません。が、小中のみなさんはお好きなようです。なので、それをどう扱うかですね。
上杉さん、さすがです。まずは「法の下の平等」に引っ掛けられます。つまり、「えたの人たちは渋染を着ろ。それ以外の人は着なくていい」というのが「法の下の平等ではない状況」ということだと。なるほど。
さらに、「渋染でも何でもいい。とにかくえたである印を強制するのが意図である」と。つまり、差別するのが掟だった時代に誰がえたかを明らかにすると、差別する側もその人を差別しなければならなくなる。
このような状況で、なぜ一揆が成功したか。それは「差別したくない人がいた」というところにもっていかれます。なるほど。それなら扱う意味がありますね。
てか、制服って性別で着る服を変えてるわけで、それって法の下の平等に反するなと、ふと思ったり。
そして東山文化です。
これも河原者の話を延々としたあと、東山慈照禅寺の話へと移行します。なんでも足利義政が河原者を奈良に行かせて石か何かを選ばせようとしたとか。ところが奈良の側は拒否したんだとか。それに対して義政がメッチャ怒ったと。まぁそういう話なんですが、つまり奈良が拒否したとき、義政はそれに同調することもできたけど、河原者を擁護する側にたったと。だからこそ、庭つくりを任せていたんだと。つまり、慈照寺銀閣の庭園は河原者がつくっただけでなく、義政もまたつくった一員だったと。そして世界遺産が遺ったと。
なるほど、こういう展開であればいいですね。
歴史を使って伝えるときに、誰の立場で考えるかってのがすごく大切だと思ってます。そして多くは被差別当事者にスポットをあててしまう。でも、被差別当事者とともにいた人にスポットをあてることが大切ってことです。水平社の話も三浦参玄洞にスポットをあてたらおもしろいかも…。
そうそう、質問ですね。
「憲法違反というのは個人に対して言うものではなく権力に対して言うものだと思うのですが」
です。
もちろん差別は指摘すればいい。でも私人間で「憲法違反」はおかしい。もしも言うなら「憲法で保障されている権利を侵害した」とかいう話になるのかな。
細かいようだけど、人権の問題を私人間のことにしたくないんですよね。制度の問題にしたい。そのときに、私人間で起きた差別の行為をどのように制度の問題に結びつけるかってことです。
あとで上杉さんのところに行ってその話をしたら
「「○○しちゃいけない」というメッセージを出したくないってことですね?」
と言われました。そうそう、それもあるんです。
ただ、いいんです。啓発ビデオだから正しいと考えるのではなく、それを使ってなにを伝えるかです。そこでわたしたち教員の力量が問われる。
てことで、帰りましょうか。帰りにウトロに寄って、少し雑談。こんなことができるのが、またいい。
さぁでも、あまり寄り道したら帰るのが遅くなります。帰ってビールを飲まなければ。

ウトロ音楽祭からの焼肉

朝、予報通り雨が降りそうです。が、今日はウトロ音楽祭です。てことは、屋内か。どうなるんだろ。
とりま、車で向かいましょう。
平和祈念館に着くと、Sふぁんさんの車はあるものの、ドアが開いてません。
…。
そうか、あそこから入るのか。てことで、無事侵入。
「やはり雨ですかねぇ」
「そうでしょうねぇ」
と言いながら、屋内セッティング開始です。
今回はマイクが7本必要とか言われてます。なのでミキサー2台持ってきました。が、なんでもおひとり入国拒否にあったので6人になったんだとか。さすが活動家です。ただ、わたし個人としては助かります。
てことで、ミキサーを置いて、アンプを置いて、スピーカーをセットして、とりま音楽を流してどんな感じか確認です。お次はマイクをセットしてリハ開始。
と、ゲストのボーカルチームが来られました。なにやらいろいろ話してますが
「モニター…」
とか言いながら、勝手にスピーカーを触られます。セットしてくれと言ってくれればセットしますよ。屋外じゃないので、どうするかわからなかったのでセットしてなかっただけです。と言っても日本語では会話できないからなぁ。
「ふたつ」
とか言っておられます。はいはい。セットしますよ。
で、リハを開始したのですが、なにやら一緒に来られた人がウズウズしてます。はいはい、PA任せましょう。
ヒマになったので、スピーチのゲンコを考えましょう。
やがて音楽祭スタート。冒頭はウトロ農楽隊です。わたしのスピーチはここで必要なのでした。

みなさん、こんなちは。ウトロ農楽隊です。
去年の今ごろは「お久しぶりです」と言いましたが、あれから1年、そんな言葉を言う必要がなくなりました。
いま、農楽隊のみなさんは燃えておられます。実は復活当初は「月一回の練習」と言っておられましたが、今は週2回練習されてます。はっきり言ってやりすぎです。
なぜそんなに練習をされるのか。

ひとつは楽しいからです。
去年、スニさんが団地の階段で「これまでは闘いのために叩いてた。でも、これからは楽しむために叩く」って言っておられました。ほんとうに、やっとそういう日が来ました。
楽しさにはもうひとつあります。みんなで叩く楽しさです。この間の1周年記念の時は、農楽を叩いたあと支部の建物で焼きそばパーリーをしておられました。もちろん午後の練習のためだったのですが、チェがよく動くよようにビールを飲んでおられました。わたしの前には焼きそばの前に缶チューハイが置かれました。もちろんありがたくいただきました。結局午後の練習は中止になりました。

もうひとつはうまくなりたいからです。
みなさん、80オーバーです。最高齢は85歳です。ここにおられる人たち全員の年齢を足したら600歳オーバーです。
でも、向上心を忘れずに練習されてます。今日のソルチャンゴを演奏するために、すごい練習をされてます。

なぜ練習をされるのか、それがもうひとつの理由です。それは「ウトロ」を守るためです。
ウトロの町並みは間もなくなくなります。それでも残り続けるのは人であり。文化です。
2階のジョンジャさんのパネルには「ウトロには文化がないと思う。だからウトロにはこれがある、ウトロってええなあってまわりから言われるようなもんをつくって、子どもに背中を見せたかった」と書いてあります。
農楽隊のみなさんは、ウトロという街をチャンゴという文化を通して守ろうとしておられます。だから、みっともない演奏はできないと、一生懸命練習をされてます。

そんなウトロ農楽隊をこれからもよろしくお願いします。

てことで、みなさんでソルチャンゴ。ほんとうに叩いてはりますね。そして急遽農楽もやることに。3分くらいかと思ったらフルバージョンです。農楽が終わったら、すごい拍手です。なにせ拍手がなかなか終わらない。しかし、おかげさまでメッチャ時間が押しはじめました。まぁいいんでしょう。
で、どんどんプログラムが進んでいきます。もちろんプログラムが進むたびにマイクセットを変更しなきゃなりません。
と、スイッチを押そうとしたら、手が伸びてきて勝手にスイッチを押されました。たぶん本人は手伝ってるつもりなんでしょうが、あまり好きではありません。
そうこうするうちに、やたら勝手にエコーを入れたりしはじめました。これも好きではありません。
基本的には、わたしはあまり触りたくないんですよね。ちゃんとマイクを使う人は、自分でコントロールされます。今回はそういう人たちなので、余計なことをするとイタチごっこがはじまります。でも、たぶんミキサーを使って自分が考えるベストへともっていきたいタイプの人なんでしょうね。まぁ流儀の違いかな。ただ、触らない人は触る人の流儀のジャマにはならないけど、触る人は触らない人の流儀のジャマになります。
「やりたければやって」
と言って代わってあげました。すると、なにやらいじっておられました。
でも、舞台転換のマイクセットはしない。まぁプログラムを把握してなかったらムリか。しかたないから、汗をかかなきゃならないところはやりましょう。
で、屋内のだしものが終わったら
「片づけなくていいからね。放っておいてね」
と念押ししてお外へ。
最後のティップリだけは外でやるんだとか。いやもう楽しすぎます。ちょうど雨が降りはじめたところで終了。
さてと、片づけますか。
まずはマイクを撤収して、お次はケーブルです。これがきつい。マイク6本とモニター2本、あとはスピーカーが2本。合計10本がグチャグチャになってます。最初に1本ずつ養生テープで固定しておけばよかったな(笑)。でも、ここはウトロです。手伝ってくれる人はたくさんおられます。なのでみなさんに
「このスパゲッティをなんとかしてもらったら、メッチャ助かります」
とお願い。みなさん、あーだこーだと解いてくださいました。さらにイベントのバイトしてた人が「懐かしい」とか言いながら8の字巻きをしてくださって撤収完了。車に荷物を積み込んで支部に移動です。
「あのー、農楽隊のみなさんで、どなたかガッコまでついて行ってくださる方、おられませんか?」
ほんとうにひどいやつです。でも、あるオモニが「えぇよ」と快く引き受けてくださいました。さらにもうひと方「ついて行ったるわ」とついてきてくださって、無事、職場まで荷物を運べました。
帰り道に「燃料」を買い込んで、再びウトロへ。会長さんのガレージで焼肉です。
これまで幾度となくここで焼肉しましたが、おそらく今回が最後です。
「どこに行こ」
とか言いながら集まったのはイツメンです。ひでぇ。
とにかく肉の脂の煙と炭の煙にまかれながら、おいしい焼肉をパクつきます。肉を焼いてたら、いつの間にかノレがはじまるのはいつものことです。となると、オッケチュムがはじまって、となると当然チャンゴとプクの出番です。あとはみんなで踊りまくります。
メッチャ楽しい。楽しすぎる。いつものウトロです。
そんなこんなで中じめ。外から来たお客さんは帰られますが、ウトロの人たちは台所で焼肉続行です。わたしもそこにおジャマして、さらに呑んで食べてしゃべって、気がついたら10時過ぎ。これはやばい。帰りましょう。
しかし、帰りの近鉄では誰も近づいてこないので、きっとすごいニオイなんだろな。まぁ、ウトロの焼肉やし、しかたない(笑)。