今日は午後からstn21の「春の交流会」があります。関西の交流会は2020年に南さんに来てもらって以来なので、実に3年ぶりになりますね。ちなみに今回はオンライン配信もするので、わたしは技術班です。
ただ、お昼まで時間があるので、ゲンコですね。少しずつだけど前進して、いちおう最終節を残すのみとなりました。
で、昼にみんな集まって、まずは腹ごしらえ。どこにしようかと思ったけど、「老上海」にしました。が、「ほっこり」の人がお店の前におられて、こっちの選択肢もあったなと。
で、サクッと昼ごはんを食べて、準備開始です。いつもの通り、スイッチャーを持ち出して、カメラ2台と動画上映用のPCをつなぎます。が、Aっちゃん、どうやら動画のファイルを持っていないようです。今ごろyoutubeで動画を探しているのでらちがあきません。しかたないので、わたしのipadをつないで、なんとか動画再生開始です。しかし、みんなオンラインが当たり前なんですね。わたしら、パソコン通信の時代からやってるので、基本的にはオフラインで再生できるように動画ファイルはダウンロードしておくのがマストです。
動画を見たあとはトークです。ちなみに質問を紙に書くのかと思いきや、QRコードからgoogle formに書くらしいです。まぁ共有できるからええか。
しかし、ちょこちょこ
「今、カメラをまわしている人が」
という発言がふたりから出てきて、思わず笑ってしまうなど。
そんなこんなで春の交流会終了。AっちゃんとKとうくんがけっこう対照的でおもしろいトークでした。
そして懇親会。「尹家」です。相変わらず突き出しだけでお腹いっぱいになります。でも、せっかくなのでサムギョプサルも食べましょう。が、サンチェやサムジャンが来ない。忙しいんですね。
そんなこんなで懇親会終了。が、まだ名残惜しいです。なので、2次会のお店にチャレンジしたけど、ことごとく満席でした。なんかもう、完全に元にもどっていますね。人のことは言えませんが。
しかたないので、コンビニでお酒とアテを買って、外呑みです。久しぶりです。10時くらいまでアバンティの広場で呑んで、警備員の人に追い出されたので、今度はアバンティの地下で呑んで、11時くらいに解散です。
さて、帰って寝なくちゃ。
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今日は朝イチ滋賀県の中学校でお座敷です。かつては「人権の薫り漂う」中学校から「3年間の人権学習のまとめ」とかいって毎年呼んでもらってました。が、ここ数年声をかけてもらってません。ところが、それと入れ替わるように、この中学校から声をかけてもらうようになりました。
ただ、この間の休校のせいで、もともとお座敷を入れてた先週木曜日が授業になって、そこから急遽日程を動かしてもらうことになりました。ところが、あいてるのが今日の午前しかありません。しかも、午後は出張です。なので、今日の朝イチになったという。
ということで、中学校へ。みなさん
「お忙しいところを」
とか言われますが、逆にこちらが申し訳ないわけで。ということで
「あくまでも休校の振替をせよと言った府教委のせいです」
と言っておきました。
で、お座敷開始。
はじめはキョトンとしてたみたいですが、少しずつ反応がよくなってきます。「間」のないわたしの話にわらってくれます。どんどん反応がよくなってきます。と、55分くらいたったところで、突然雰囲気が変わりました。えーと…。疲れて集中が切れたのね(笑)。それほど集中して聞いてくれてたってことです。
後半をしゃべりはじめたら、これまたガッツリメモをとってる子がいます。すごいな。終わったあとの拍手がまたすごい。
ほんとうはこのあとのホームルームをまわりたいところですが、午後の出張に間にあわなくなるので、パス。駅まで送っていただけるとのことなので、駐車場までグラウンドを突っ切ってたら、後ろから声が聞こえてきます。振り返ると、3階の校舎の窓から生徒さんがいっぱい手を振ってくれてます。手を振り返してると、隣の教室からも負けじといっぱい手が出てきます。
「またねー!」
と叫んだら笑い声が返ってきました。そうか、3年生で、もうすぐ卒業か。
でも、こんなのはじめてです。きっとそういう子らなんでしょうね。なんかほんわかした気持ちになりながら電車に乗りました。
で、向かうはウトロです。今日は某人権教育研究会のブロックの研修会です。毎年この研修には地域の新採教員に来てもらってます。やはり地域のことを知らなきゃダメだと思いますからね。
てことで、まずは秀煥さんの話。うまいわ。コンパクトにまとめながらも、必要なことはきちんと伝えられます。ただ、今日は館内見学とフィールドワークのために短めです。
ここからは人数が多いので2班にわかれます。わたしは一度来たことがある人対象にフィールドワークです。
ウトロ平和祈念館の「今の」楽しみ方は、まずは館内展示を見る。そしてフィールドワークに行く。そして風景を頭に入れて、もう一度館内展示を見る。すると、どの出来事がどこであったのかがわかる。館内展示がより身近に感じられます。
てことで、飯場→水路→立て看あと→放火跡→もう少し奥→広場とひとまわりしてみました。だいたい45分か。けっこう話したな。館内については、まぁ展示を見ればわかるかな。
でも、案内した人が
「たしかに場所がわかりますね」
と言ってくれたので、よかったよかった。
てことで、長い1日が終わりました。帰りに角打ちに寄ろうかと思ったけど、まだ少し時間が早いです。てことは、飲む量が増えますね(笑)。やめときましょう。
前夜祭
今日は某在日外国人教育関係の会議です。ただ、はじまるのは午後イチなので、午前は空いてます。なので走りましょう。9時にスタートすれば10時には終了できて、11時には出られます。
今日のコースは前半3kmが延々と登りで、中盤2kmが下り、そして最後の2kmが平坦というコースです。どうしようかと思ったけど、あまり考えずに走ることにしました。結果、6分16秒→6分05秒→5分54秒→5分47秒→5分35秒→5分47秒→5分33秒で、ちょうど7kmを41分でした。アベレージが5分51秒、明らかに速くなってます。こわいな。
で、会議の前に徳島の人と合流。昼ごはんを食べながら簡単に打ち合わせ。
で、会議です。今日の議題はめっちゃ盛りだくさんです。まぁ、決めていかなきゃならないことは山のようにありますからね。なので、ノンストップで延々と話。しかし、なんの実践もしていないわたしが、なぜこんなふうにいろいろ話題を出してしまうんだろう。なんとなく嫌気がさします。
で、4時過ぎにごめんなさいしました。ここからはAっちゃんと移動開始です。まずは新幹線。当然のことながらビールをぷしゅ。さらにワインへと移行します。1時間の旅の後は海の上を走る電車に乗って、到着したのは高松です。
とりまホテルにチェックイン。速やかに本日の「打ち合わせ会場」に向かいます。明日はここでセミナーをやります。Aっちゃんはパネラー。わたしはコーディネーターです。とはいえ、どういうパネルディスカッションになるのかはまったくわかっていません。いろいろ話をしたけど、やはりわからないままです。まぁええか。
あとは呑み。なんか向こうで「今日は3杯以内」とかいう声が聞こえましたが、まぁいいでしょう。てことで、焼酎までいただいて、3時間ばっかでお開き。その後Aっちゃんの部屋で部屋飲みしようかと思ったら、
「行きますか?」
と言われて、「屋台すし」へ。ここでチンチロリンをやったら、レモンサワービッグサイズになってしまいました。悔しいのでもう一回やったらゾロ目が出てラッキー。しかし、京都の屋台すしと高松の屋台すし、全然味が違います。やはり京都はあかんな。
そして、今日の締めは、やっぱりAっちゃんの部屋で部屋飲み。結局1時半ごろに瞬間意識が飛んだので、さて、寝ましょう。
今年は対面・人権教育実践交流集会
朝イチ、パートナーに乗せてもらって駅まで移動。さらに新幹線に乗って、東へ東へ。新幹線の中で、いきなり来年度の全外教大会へ向けたやりとりがはじまります。さらに、I田さんにおそるおそるメールしたらきっちり返事が返ってきて、こちらもやりとり開始です。そんなことをしながら、到着したのは東京駅です。今年もやってきました「日教組・人権教育実践交流集会」です。ここしばらくはzoomでしたが、今年は久々の対面です。
てことで、神保町まで歩き。2kmもないんだ…。なら、電車で神保町まで行って、朝ちょこざっぷをやってもよかったな。
会場に入ると、いつもの人々がおられます。みんな、対面なのでうれしそうです。
で、午前は分科会の打ち合わせです。打ち合わせが終わったらおべんと。
量が多い。てか、ハンバーグ、食べるのたいへんでした。
で、いよいよ集会スタート。ただ、その間もひっきりなしにメールが入ってきます。まぁええか。
全体会のメインは講演。A井さん@解放同盟全国書記長です。んー…。今の人権教育の流れと逆行する話で、おそらくそれは「今の流れは危険だぞ」という警告ではあるんだろうけど、でも、どうだろ。あと、包括的差別禁止法はインターセクショナリティとからんでくるんだけど、その話が出てこないのは少々不満かなぁ。まぁでもほんとうに活動家だなぁということを感じる力のある話ではありました。
で、分科会。
レポートは2本。1本目は東北ブロックのレポートで、アンコンシャス・バイアスに焦点をあてたものでした。なんか「全然知らない」とかいいながら、いろいろやっておられて、おもしろいなぁ。2本目は東海ブロックのレポート。実はこないだ一度聞いてます。ただ、こないだはわたしはレポーターだったけど、今日は共同研究者なので、役回りが違います。自ずと発言も変わります。しかし、質疑応答の中で
「ジェンダーという言葉をどう教えているか?」
というのがあって、答えが
「SDGsの中にビデオがあって、それを見せた」
で、なるほどなと。
わたしらみたいな人間がやると「偏向教育」とか言われそうだけど、SDGsだったら、誰も文句言えないわな。おそらく無邪気に「これ使えばいい」ってやられたんだろうけど、その結果はすごいなと思ったり。
そしてグループ討議。
今回の討議の柱が「隠れたカリキュラム」なので、少しわたしから説明。盆明け仕事のために勉強しておいてよかった…。
で、グループ討議開始。みんなワイワイ楽しそうに話しておられます。やはり対面がいいよなぁ。
で、最後に、共同研究者からのコメント。
わたしは冒頭
「みなさん、男女って性別を当然のことと考えておられませんか?でも、人を産む能力を持つ可能性があるかないかでわけるってことは、社会的・文化的なことですよね」
と言ってみました。いや、セックスとはことなるジェンダーを強調すればするほど、セックスが絶対的なものとして強化される気がしたんですよね。だから、セックスも疑ってかかることは可能なんだってことは言っておかなきゃならないなと。そのうえで、隠れたカリキュラムのレベルの話をしたりして、10分のところを少し長目に話してしまいました。まぁでも許容範囲だったかな。
そんなこんなで、分科会終了。
夜の部まで少しあるので、ちょこざっぷに行って軽く筋トレ。楽しいなぁ。
その後、ホテルにチェックインして、内部の懇親会会場へ。日本酒どうだろと思ったけど、おいしいやん。これは飲んでしまいます。さらに2軒目では泡盛です。久しぶりの○田です。おいしいな。てか、置いてるんだ。そしてなぜか3軒目。このあたりで記憶があやふやに。ただ、お寿司は食べたな。
そしてホテルに帰って爆睡です。
ハムスターになる
今日は月曜日だけど木曜授業らしいです。ちなみに、わたしの授業のコマ数には変化なし。
しかし、今年度は木曜日の休み&行事が多かったってことですね。ハッピーマンデーよりも多かったんだ。
今日はキリなので、プリント学習です。それにしても、やっぱりピリッとしませんね。
「おれ、赤点はとらへんし」
とか言ってる子がいます。その子が赤点とるとは思ってません。そういうところで考えてるんじゃない。
なんでなんだろ。
もしかしたら、赤点で脅されてきたから、そうでなければ別にいいってことなのかな。より高い世界を見るってことは考えてないんですね。
より高いところって、おもしろいんだけど、それなりに負荷をかけなきゃならないから、そんなのはゴメンなのかな。
とにかく、なんだかなんとなくだなと思いながら、それでも1日は終わります。
今日は帰ってからやろうと思ってることがあります。この間会員登録したちょこざっぷに行こうかなと。
てことで、家に帰って準備して、最寄りのちょこざっぷへ。中に入ると先客はおひとり。どこからやろうかな。やはり走るか。
てことで、トレッドミルに乗ってみました。
わからん。速さはこんなのでいいのか?いや、遅いな。まぁええか。少しずつあげていきましょう。10分たったところで時速7キロくらいにあげます。てか、時速がわからん。基本的に/kmで考えてるからなぁ。と思ったら「ペース」という表示があるのに気づきました。これか。てことで、20分たったところで6分30秒にあげて、30分たったところで6分にあげてみました。で、40分走ったところでクールダウン。5分ほど散歩して、トレッドミル終了。
さて、レッグプレスをやろうかなと思って振り返ると、お客さんが満員でした。なので、しばし待って、腹筋マシンで10回ばっか腹筋をやって、レッグプレスがあいたので30kgで30回ばっかやって終了。小一時間のトレーニングでした。
しかし、トレッドミル、早く時間が過ぎる気がするけど、まぁハムスターみたいなもんですね。それでも、寒かったり暗かったりして走る気が起きないときは、まぁいいかな。
今日はビールがうまいことでしょう。
ルーツを探す旅からのヤバイ夜
今日の午前はオフです。引き続きゲンコと少し向きあいます。その後、昼ごはんのおにぎりをにぎって出発です。今日は「やましろ地域 日朝友好新春のつどい」で放送担当です。
ウトロ平和祈念館にほとんどなんの貢献もできていませんが、それでも副館長の金秀煥さんとは、なんとなく互いに無理を言いあい聞きあう関係な気がします。というか、無理を言っているから、何か頼まれたら快く引き受けなきゃなという気になります。
ということで、ウトロへ。まずは農楽隊の練習です。サクッとおさらいをしたら、そのまま放送セットをするために会場へ。すると、すでに重唱のふたりがリハをはじめてます。と、
「お久しぶりです」
と声をかけられて、よく見ると鄭雅美(アミ)さんです。覚えてもらってたんだ…。
てことで、大急ぎでセット開始。なんか大がかり感があふれています。まぁ、ワイヤレス4本とCDを流すので、けっこうな機材が必要になったりするわけです。
やがて本日の講師の安田菜津紀さんが登場。「音響担当です」とあいさつをするなど。
しかし、舞踊部のリハもあるし焦ります。焦ってたら、預かったCDがどこかに行ってしまって、ますます焦ります。結局、上着の内ポケットに挟まってました。てことで、なんとか1回だけリハができました。
やがて開会です。
まずは農楽隊。やはりみんなで叩くのは楽しいです。思わず笑顔になります。それにしても、オモニたち、どんどんうまくなってます。そうとう練習しておられるようですから、当たり前といえば当たり前です。しかし、その向上心に頭が下がります。
しかし、あの時の願いがほんとうに現実になったんですよね。
その後、舞踊とか重唱とか吹奏楽。みんなうまい。うちのガッコの規模で吹奏楽部が成立しないのに、朝鮮中高級学校で成立してるのは驚きです。
で、第二部。いよいよ安田さんの講演です。一度聞きたいと思ってました。
しかしうまいわ。つかみのところでちゃんと集中を促して、そこからは怒涛のように話が流れていきます。
話の中心は、自らのルーツを探す旅です。ほんとにハプニングとか偶然の繰り返しの中からハラボジのルーツをたどっていかれます。が、実はハルモニのルーツはたどれなかった。それはハルモニが女性だからです。そんなあたりの話も忘れずにされます。
しかし、話を聞きながら、
「ルーツかぁ」
と思うなど。わたしにはたどるべきルーツはないからなぁ。それは日本人ということではなく、トランスってことです。いや、あるか。それは獣道をつくってこられた先達たちですね。例えば東郷健さんとかカルーセル麻紀さんとかですね。でも、そちらであって、例えば家族とか「血」とかへのこだわりはほんとうにないですね。まぁでも、エスニシティ的マジョリティってのもあるかもなぁ。
そんなことをボヤーと思いながら話を聞いていると、あっという間に講演が終わってしまいました。そりゃそうです。1時間しかない。まぁそれ以上話されましたが、秀煥さんがカンペを出しまくられたので、やむなく終了ってことなんでしょうね。
その後質疑応答があって、片づけ開始です。バタバタやってると、いろんな人が手伝ってくださいます。ウトロでやるとそんな感じなんですよね。なんと言っても、帰りのついでにEVのZLX-15をぶら下げて出てこられるあたりは、本当に助かります。おそらく総連の商工会のおにいさまなのかな。手伝ってる感がまったくなくて、ほんとの「ついで」で、そのまま帰っていかれるさりげなさというか「当たり前感」はいいですね。
その後、ウトロ平和祈念館に移動してひと休み。てか、安田さん
「ビール!ビール!」
とか言って跳ねておられます(笑)。いや、Iるそんとすでに飲んでるがな。わたしは車だから飲めないです。
で、車を置いて、飲み会の場所へ。ナムへ。雅美さん曰く
「ドラえもんのどこでもドアみたいな入口です」
とのことで、行ってみるとたしかに…。
到着すると、秀煥さんと雅美さんがすでにおられます。秀煥さん曰く
「安田さん、今日は京都に宿をとってるって言ってたから、長いぞ…」
マジっすか。
やがて全員そろったところで乾杯です。おいしい料理が山のように出てくるのはいいんだけど、ほんとに無限に飲まれますね。そうこうするうちに話題は格闘技へ。なんでも安田さん、ボクシングにはまってるらしくて練習しておられるんだとか。ワン・ツー・フックを披露されたけど、マジで速い。ガチですね。そんな中から、ウトロ平和祈念館1周年で屋外リングをつくって試合をしようという話になったりして、マジかよと。もちろん煽りが入るから、投げつけられてもいいマイクを準備せねば(笑)。
でも、やはりここでも話題はルーツを探す旅ですね。まぁ、わたしもふっかけた感がありますが。で、わたしが感じたことを少し話すと、いろいろ考えられた感じですね。つまり「血」の問題と思ってたけど、案外そうでないのかもしれないと。つまり在日であっても、それは「家族」や「血」というよりも、そこで生き抜いてきたという意味での「闘いの系譜」みたいなものなのかもしれないなんていう話が出てきて、すんごい興味深かったですね。
そして2軒目へ。2軒目はオープンテラスのお店です。ここではなんとなく雅美さんになぜ劇団四季に入ったのかってあたりの話を聞きながら、
「ちょっとだけ、さわりのところだけ聞かせてくてさい」
とかいう、プロに対して一番やっちゃいけないことを言う人がいたりして。でも、雅美さん
「いいですよ」
とラフィキの最初のところを、おそらく20%くらいのパワーで歌われました。それでもメッチャすごい!と、隣のテーブルから拍手が。どうやら韓国から観光で来られてるらしく、向こうにも歌手がおられてエールの交換。それにしても、突然韓国語で会話がはじまるのが、この界隈のあるあるです。
そして3軒目へ(笑)。夜は長い。最後までつきあうことに決めたけど、ほんとに夜は長い。このあたりになると、ほとんど覚えていません。が、安田さんをホテルまで送ったところで、とにかく1日が終わりました。
明日は明日の風が吹く。
届いたかなぁ
今日は近ブロの母女[1]母と女性教職員の会です。今日の役割は司会です。というのは、京都のP[2]保護者が問題提起をして下さるからです。なので、PのN村さんと合流して大阪へ。ハイブリッドなので京都から配信することもできましたが、やはり対面でやりたいです。てか、そのあと飲みたいです(笑)。
で、会場について、打ち合わせとか会議とか。打ち合わせが終わったらおべんとです。N村さんは唐揚げ弁当。わたしは鶏の照り焼き弁当。一切れ交換です。高校生ですね。
で、全体会。今日の講師はいっぽ&こんちゃんです。まぁこれがあるから大阪に来たんですけどね。ちなみにAっちゃんも来る予定だったけど、今日はお休みなんだとか。そして、なぜかいっぽ&こんちゃんの友人としてT田さんもおられます。なんでも1回聞きたかったんだとか。もちろん、わたしも1回聞いてみたかったです。それにしても、いっぽくんとはじめて出会ったのは14年前ですね。14年もたったのかという気持ちと、まだ14年しかたってないのかという気持ちと。お互いにずいぶんと遠いところまでやってきましたね。
てことで、おふたりの講演スタート。
えーと。構成が似ています(笑)。でも、そうなっちゃうんですよね。まずはライフストーリー。そして、トランスとは関係ない話。そして基礎知識。知識を得たあとの話。そして今の話。違うのは、一歩くんはこんちゃんと出会ったことかな。そして、今の話も違う。いっぽ&こんちゃんの話は、あえていうなら「実践」ですね。それも、とてもステキな実践です。そこでの子どもたちとの出会いが、講演にフィードバックされてきます。だからいきいきしているし力がある。そして説得力がある。
ただ、この後半部分にもってくるためには、前座として自分のライフストーリーが必要になる。でも、あくまでも前座だから、早く終わりたい。なので、必然的に早口になる(笑)。てことで、ふだんはゆっくり話をするおふたりが、講演ではマシンガントークでした。
てことで、講演終了。うん、聞けてよかった。
あ、ちなみに、わたしの後半部分は、あえていうなら「おべんきょ」です。
で、分科会。実は開会行事が押した関係で、講演終了時間が後ろに来て、なのに分科会開始時間は同じとか、それ、むりです。なにせ、司会なのにハイブリッドの設定をしなくちゃなりません。それもPCの立ちあげからです。てことで、開始を10分遅らせてもらいましたが、そのタイムスケジュールを聞くヒマもありません。
ということで、N村さんの問題提起スタート。もちろんT田さんはかぶりつき。いっぽ&こんちゃんも来ています。
N村さんの話は、ご自分の子どもさんの話。まぁ保護者ですからあたりまえですね。N村さんの話は、とてもゆっくりていねいです。飲んでいるときとは全然違います(笑)。でも、話の内容は、まさに今日のサブテーマ「わたしたちのことを、わたしたち抜きに決めないで」です。そんなことを淡々と話されました。
で、質疑応答。
んー、話は届いたのか…。ビミョーですね。おそらく
「身体は女/男、でも心は男/女」
という、性同一性障害についての説明がいまだ亡霊のようにあるんだろうな。だから、
「本来は女/男なのに、男/女になりたいんだ。えーと、じゃ、どう扱ったらいいの?」
みたいな理解になってしまう。そして、善良な教員であればあるほどそうなる。善意が伝わってくるから
「ちゃうねん!」
とは言えなくなる。どうしたものか…。
なんてことを考えながらも、司会なのでそんな話もできず、とにかくN村さんファーストで分科会を進行しました。が、最後に、このまま放っておいたらアカンなと思ったので、ひとこと。
「まず、子どもたちはジェンダーを刷り込まれる客体だけでなく、自らがジェンダーを構築する主体でもあります。次に、わたしたち教員がやらなきゃならないことは、その子がしたいことをさせることです。その際「本来はこうなのに」というバイアスを以下に排除するかが大切です。最後に「子どもが性別への違和を感じるのはいつですか?」と聞かれたことがありますが、わたしの答は「いじめられたとき」でした。つまり、「したいことができなくなったとき」に違和を感じるということです。なので、そうならないようにするためにはどうするか。それは今日のサブテーマの「わたしたちのことを、わたしたち抜きで決めないで」ってことです」
なんか、共同研究者だな。アカンアカン。
ということで、分科会終了時刻ちょうどに終了。お疲れさまでした。
で、今里に移動して、向かうは紫金城です。ワクワク。2階に上がったところで
「山本さんですか?」
「はい、山本です」
「実はわたし、クロスベイスの」
「あー」
で、一気に話が通じました。すばらしい。
ということで、山本さんのおすすめコーススタート。もう、なにもかもがおいしい。そして、火爆もおいしい。みんなで大笑いしながらおいしい料理をパクついて、気がつくと10時です。やばい、帰らなきゃ。
てことで、なぜか京阪の中でもチューハイを呑んでました。N村さん、強いな。わたしは明日は久しぶりの完全オフだけど、N村さん、仕事とちゃうの?
採点まみれからの多様性WS
朝起きると6時半です。しもた、アラーム解除してたのでした。なので、あわててスタート。
職場に着いたら、とにかく試験封筒をピックアップして、速やかに採点開始です。8時から2時間でひとクラスはできるでしょう。
3時間目は走り。今日はクロカンコースを6周です。昨日の呑みすぎ、体調があまりよくないです。ペースはあがらないだろうなぁと思いながらラン開始。最初の1周が3分17秒くらいだったので、これは1kmを5分切るペースです。速すぎます。が、どこまでいけるかやってみましょう。で、結局、4分52秒→5分07秒→5分08秒→5分23秒で、4kmを20分33秒。アベレージは1kmが5分08秒。前回が20分36秒だったので、わずかにタイムがあがったけど、最後の1kmのタイムの落ち方がひどいです。
やはりクロカンコースは階段横のスロープがきつい。ジワジワと体力を奪われます。走り終わったら、完全に息があがってました。
と、ここでノートチェックをしてなかったことに気づきました。てことで、職員室にもどって着替える間もなくチェックして、そのまま授業を2発こなしましょう。
午後はやはり採点です。メッチャしんどいです。飲みすぎってのもあるけど、休みがないってのもありますね。そこに走ったからなぁ。筋肉がじんわりゆるんでいきます。眠い。
と、会議で少しディスカッション。人権学習しすぎって話です。学期に1回しかやってないけどなぁ。しかも、ほとんど講演かわたしのレクチャーやしなぁ。担任さんがやるのは年に1回くらいで、楽してもらってるつもりだけど、それでもなおしんどいって話がでてくるのは、よくわかりません。まぁでもそういう声があがってるらしいです。
しかし、今はわたしがいてレクチャーしてるけど、わたしがいなくなったら、それを誰かがやらなきゃならんわけです。そんな人まかせにしててできるのか?部落問題学習も世界人権宣言も多様性WSも、かなり時間をかけてつくりました。その時間のかけ方は、単にスライドをつくるとかいう話じゃなくて、考えをまとめたりアウトプットの方法を考えたりすることだから、何ヶ月もかけてます。さらにそれは具体化するための時間だから、それの前まで含めると、何年もかかってます。その時間を人権学習に割く人は今後出てくるのか?ほんとに知らんよ。
まぁディスカッションのあとそんな話をして、再び採点です。採点が終わったら、多様性WSのプリントアウト。今日はちょぼやき会でやらなきゃなりません。
てことで、定時が来たところで退勤。みんな単に早く帰ってるだけとか、飲みに行ってるだろうとか思ってるだろうけど、ちょぼやき会って人権がらみの学習会でもあるから、そういうことをやってるんですよね。てか、この土日も丸2日人権がらみのことやってたしな。そういう生き方をしてるねん。
てことで、ちょぼやき会。30分ほどやってみたけど、みなさん楽しんでくださってました。「保育園の子でもできるよね」という感想が出てきたのはうれしかったな。このカードを使うんじゃなくて、自分の現場にカスタマイズしたものをしてくれたらいいんですよね。なんしか、よかったよかった。
で、飲み会。遅ればせながらの新年会です。Iやんが買ってきてくださったおいしい料理とおいしいお酒と、なによりおいしい会話に爆笑しながらの楽しいひとときで1日が終わりました。
が、疲れたな…。
感染症差別のない社会をめざしてーハンセン病対策の歴史に学ぶー
今日は某人権教育研究会の総会です。なので、朝はスマホのアラームを切って、ほんの少しゆっくり。のろのろ起き上がってコーヒーとトーストを食べて、京都府中部の町へ向けてスタート。
到着したら、すでに事務局や役員の人々が働いてます。みんなマジメやな。しかし、とある支店の支店長も細々とした準備をしていて、こういう感じは好きですね。
と、会場の音響照明担当の職員さんから名前を呼ばれてびっくりです。さらに
「わからんことがあるんですよ」
と、わたしを普段は立ち入り禁止のところに入れてくださって、なにがどうなってるのやら。
と、島根からO田さんが来られました。なんでも関西に来る用事があるので、午後の記念講演を聞きたいんだとか。まぁいろいろネジが切れてる人がまわりにたくさんおられるわけで、これがおもしろい。
やがて定時が来たので総会開始です。とはいえ、そんなにもめることもなく、淡々と総括が進んでいって、午前の部は終了。午後の講演にあわせてセットを変えて、とりまおべんとです。しまった、餅入りのお好みを入れてたけど、餅が固い。飲み込んでしまえ!
で、電車の時間が来たので、講師の和泉眞藏さんを駅まで迎えに行きました。
和泉さんとはメールでのやりとりはありますが、直接お会いするのははじめてです。お会いすると、すんごい謙虚な人です。でも、やってこられたことを知ると、半端ない人でもあります。そしてその半端なさの根拠が「科学者である」というあたりがまた、なんとも言えません。とにかく期待です。
で、講演スタート。
まずは自分史を語ったあと、covid-19をめぐる話から。ここでいきなり「全数調査をやめたからよくわからなくなった」としながらも、covid-19がどのようなウィルスでそれが人体にどのような症状をもたらすかを、簡潔ていねいに話されて、結果「5類にするのは反対」と。まさに科学者としての結論ですね。
そしてハンセン病とはどのような病気であるかということを、極めてていねいに話されます。そうなんだ、末梢神経にとどまりつづけるんだ。そして、自己免疫疾患なんだ。はじめて知りました。そして、ハンセン病対策の歴史とともに、ハンセン病についての語られ方の間違いを実証的に説明されます。
「ハンセン病は感染力が強い」とされてきた歴史があるゆえに、現在「ハンセン病は感染力が弱い」とされています。が、それは間違っていると。ハンセン病は感染力が強い。でも、発症することが少ない。しかも、そのプロセスはわからないことが多い。でも、早期に発見したら治る病気である。
そんな話をされながら、これといった結論は語られません。が、話全体が結論ですね。
しかし、「語られ方」についての話がおもしろい。例えば部落史だって、運動側が説明しやすいように語られてきました。それを歴史学者たちがバッサリとやりました。でも、そのおかげで豊かな部落のありようが明らかになったし、部落差別の本質に迫れるようになった。それはハンセン病も同じってことですね。で、和泉さんは苦笑しながら、そういうご都合主義的なところをバッサリとやられました。
せっかくなので「なぜ絶対隔離を光田健輔たちは続けたのか」と質問したら「あの人はメチャクチャなんです」と、これまたバッサリです。
あと、個人的にウケたのは、和泉さんのしゃべり方かな。まるで学会発表です(笑)。まぁしかし、当事者の話ではなく和泉さんの話からスタートできたのはよかった。いろんな人に聞いてほしいな。
ということで、総会終了。その後、O田さんとニューエビスノへ。ほんとうは和泉さんも来られる予定だったけど所用のためにダメになり、Aっちゃんに声をかけてたけどこちらもムリになり、サシ飲みです。それでも今日の講演の感想からスタートして、話はあちこちに飛びながらも、次の講演へ向けた話をしたりして、これまた有意義なひとときを過ごしました。
が、あまり遅くなると明日がしんどいですね。早めに帰ることにしましょう。あまり早くないけど…。
今回のテーマは「権利の主体」か・教研2日目
目が覚めると9時です。今日も9時から走ろうと思ってたけど、まったく無理ですね。そんな時はすっぱり諦める。
で、10時に入室して、10時半開始です。
今日はなぜかレポートしなきゃなりません。20年くらいレポート出してますが、提案県になるのは3回目くらいかな。もっとも提案県じゃなくても発言しまくってますが(笑)。
しかし、大分の支援学校のレポート、すごい。ガチの本気が伝わってきます。しかし、これができるところまで社会が変わってきたんだなぁ。いや、これをしなきゃならないし、してもバッシングできないところまで社会が劣化したのか。
で、わたしのレポートは3本目。分科会全体の最後です。ドキドキ(笑)。
で、レポート開始。今回のタイトルは「トランスジェンダー生徒交流会からの発信2022」です。と言っても、ふだんと同じ内容で、エピソードが加わるだけです。ただ、そのエピソードが大切です。それこそが子どもたちの生の声ですからね[1]ここではエピソードはわたしによって取捨選択され、加工されてるって話は度外視しましょう(笑)。てことで、10分間のレポートの最後は、おなじみの「子どもたちは支援・配慮の客体ではなく権利の主体である」です。
で、いろいろ質疑応答があったり意見交流があったりするわけですが、中にこんな意見が出てきたりして…。
「権利を主張されても、それを教員が受けとめたときに困る。だから権利ばかりを主張するのはどうか。道徳教育では権利と義務・自由と責任はセットで教える」
えーと…。瞬間脳みそが沸騰しましたが、幸いこれは午後の論議にまわることに。
てことで、昼ごはんは今日も燃料補給。コタツから出たくなくなったので、ちょうどいいです。
で、午後の論議。
「権利を主張するのは、その権利が、多数者にはすでに与えられているにもかかわらず、少数者には与えられていないからです。だから、権利の主張は正当なことで、そこには義務は発生しません。それは自由も同じです。誰かに対する義務は発生しません。もしも義務が発生するとしたら、それは自分の発言や行動に対してです。つまりその義務は自分に対して発生するってことです」
わかってくれたかなぁ。合理的配慮のことを話してるんだけどなぁ。このあたりは共同研究者の方もいろいろ話されましたね。
そんなこんなで総括討論に移行しますが、個人的には総括討論モードに入ってたので、もう話す中身はないぞ(笑)。それでも、なんかいろいろ話して、最後に共同研究者の話。
えーと、名指しです。せっかくわたし
「今の自分があるのはたくさんの出会いのおかげです。それは人や知識です。なかでもインクルーシブ教育と教育社会学との出会いが大きいです。ただ、そういう出会いをするためには時間が必要です。だから、勤務時間を守りましょう」
って言ったのに
「いつきさんの人権感覚の鋭さ」
とか言われて、いや、「そんなんないし」と(笑)。
で、お待ちかね、寺町さんの話。わかりやすいわー。ていねいで謙虚です。
「39年間生きてきて、いま、もっともジェンダーがわかりません」
と。それでも、論議の中で使われた概念なんかをきっちりと説明されて、さすがやなと。
今年の教研も終了。退出ボタンを押したら終わりです。寂しいなぁ。ふだんだったら、帰りに「飲もう」ってなるんだけどな。
まぁいいや。おふろに入って、ビールだビール。
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↑1 | ここではエピソードはわたしによって取捨選択され、加工されてるって話は度外視しましょう(笑 |
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