大阪満喫

とりあえず、朝のうちに大阪へ。今日はいろんな用事をやりましょう。
まずは桜橋口へ。向かうはhaglofs。ウィンドブレーカーがほしいんですけど、どこのブランドがいいかなと。もちろん「patagonia」はいいんだけど、やはり「haglofs」は捨てがたい。なので来ちゃいました。買っちゃいました

わたしにしては、すんごい高い買い物だったけど、たぶんずっと使えるから、いいんだろな。にしても、店員さん、わたしを一目見るなりピンクのウィンドブレーカーをチョイスされましたが、たぶんそれはリュックの色とあわしてるだけですよね。

その後、鶴橋へ。目指すは「豚まん王子」です。コリアタウンをてくてく歩くと、ありました!さっそく豚まんを注文して、向かいのカフェでいただきます。ちなみに、カフェの中にはすでにお友だちが。ま、そんなもんだよなぁ。3時くらいまでダラダラして、おいとま。

次に向かうは芦原橋。どうしようかと思ったけど、時間があるから散歩です。テクテクテクテク歩くと、大阪のミナミの空気を満喫できます。
そうか、天王寺の北側は「悲田院町」だったんだ。沖浦さんとか、たぶんなんか書いてそうですね。天王寺から先はもちろん環状線の南側に出ます。「行こうかどうしようか…。やめとこ」ってことで、北花園商店街をテクテク。さらに三角公園の横をテクテク。鶴見橋商店街をテクテク。あまりにも巨大な西成をテクテク。で、浪速に到着です。
とりあえず、小腹が減ったので、お好みをつまみました。が、ここのおかあちゃんの話がおもしろい。「○○駅の近くにも、うちらみたいなトクシュなところがあるやろ?」。ここでも自らトクシュなんや^^;;。
ひとしきり、身内話とか聞かせていただいて、リバティ大阪へ。今日は太鼓ユニット「絆」の公演です。実は今日はこれを聞くために大阪に来たというか、出演交渉のために来たというか。来年、うちのガッコで公演&講演をお願いしたいと思っています。「地球のステージ」「ちゃんへん」「絆」で3年サイクルの完成ということです。
で、公演開始。
すごい。あれだけの人数なのに、まったく乱れない。それも、かなり複雑なリズム(に思える)なのに乱れない。これ、たぶん「息をあわせて」なんていうレベルじゃないですね。「息をあわせる」ためには「あわせる」ための瞬間の躊躇が生じます。そんなものは一切ない。全員が迷いなく太鼓を打っておられます。これ、たぶんメンバーへの信頼感です。で、その信頼感は練習量からきている感じです。クラシックのオーケストラと同じです。
第二部には、逆にソロパートが続出。こちらはこちらでものすごい。ひとりひとりの技術の高さを感じます。そしてなにより「太鼓大好き!」「このメンバーでやるの大好き!」って感じが伝わってきます。そりゃそうだ。イギリスでスタンディングオベーションを受けた人たちだもん。
ほんとに約二時間、目一杯楽しませてもらいました。
うん。これ、やっぱりうちの子らに聞かせたい!

表敬訪問

今日は午後から、第二のふるさととは別のところに表敬訪問。
会館に行くと、15年ぶりくらいに会うお友だちの姿が…。そこから思い出話も今の話もいっぱいできました。途中、お友だち「高校の先生とこんなふうに話するの、久しぶりやなぁ」とつぶやきました。そうなんでしょうね。地域と学校がどんどん分断されている。それをもう一回、自覚的につないでいくことは、やっぱり必要なんだと思います。だから、かつてのような頻度ではないけど、細くても長くつながっていくことにしなくちゃ。
ついでに中学校にも寄りましょう。ここには、一緒に子ども会活動をやっていた同学年の友だちが教頭をやっています。ここでもよもやま話。楽しい。
うん、また来よう。これがわたしの仕事だったよな。

趣味だらけな一日

今日の日中は某在日外国人教育関係の会議です。今年は去年ほどの混乱がなかったので、そんなに論議も長くはならないでしょう。なので、
「早めに会議を終えて、高校生のデモに参加しませんか?」
という緊急動機を出したら承認されてしまいました。やったね!
てことで、4時すぎに会議が終わって、タクシーでデモコースに移動。しばらくすると、やってきました!

てことで、合流。
みんな、すごい怒りに満ちています。でも、希望は捨ててない。「ぜったい、ぜったい、押し返すからな!」。

デモが終わったら大阪へ移動です。
今日から明日、トランスジェンダー生徒交流会の秋の合宿です。到着すると、すでに肉祭りの最中。M木ちゃんやMりなさんが厨房で大活躍。でも、わたしはビールビール。
そうこうするうちに、厨房も一段落したのか、みんなこっちにやってきて、ひたすら呑み会です。
今回はスペシャルゲストとして、福岡から脳性マヒ者のT光さんが来てくださって、なかなかカオスです。関東組のMめたさんとか、大分のSちゃんも元気でなにより。
そんなこんなで、久しぶりにSんちゃんにマッサージをしてもらっているうちに爆睡です。

毎日

今日も終業30分後にさっくりと職場を出ました。で、昨日と同じように京都市役所前へ。昨日は雨だったけど、今日は晴れてるから楽ですね。
で、家に帰って、某プロジェクトのためのスカイプ会議。
終わったら、ビール&晩ごはん。
食器を洗って、テレビです。もちろん報ステ探偵ナイトスクープ(笑)。でも、探偵ナイトスクープは途中で寝てしまいました。起きたのは0時10分。ん?0時10分?参議院の再開の時間じゃん。とりあえず、ふとんにもぐりこんでネットで中継を見て。そのまま2時18分を迎えました。
ま、しかたない。

さてと。寝る。そして明日起きる。そして、いつものように闘う(^^)

幾度も繰り返す

こんな風景は今にはじまったことではありません。ここを見ると、これまでに何度も何度も繰り返してきました。
例えば、すでに2005年、第一次安倍内閣が発足した時に、すでにもしかしたら来てしまうかもしれない「今日」あるいは「明日」を予想をしていたみたいです。そしてその1年半後、教育基本法改悪の日を迎えました。
あの時、わたしの仲間たちがたくさん国会前で抗議活動をしていました。わたし自身も京都市内でビラまきをしました。街の人たちの反応はとても薄かった。マスコミはほとんど報道しなかった。そこへの怒りを直接飲み会の席でぶつけたことは、今も忘れていません。あの時のわたしの怒りを、ぶつけられた人は覚えているだろうか…。
いまさら「ニーメラーの教訓」を持ち出すことにほとんど意味は感じません。
わたしはあれから10年間、たったひとりでもかまわないと思いながら、自分の日常の中で声を上げ続けてきました。
でも、社会は変わってきました。それは、2013年の特定秘密保護法反対のあたりです。もちろんあの時も反対集会へのまわりの反応は鈍かった。でも、少なくとも「教育関係者だけ」という状況ではなかった。というか、あの時SEALDsの原型ができていました。たくさんの学生たちが集会に参加し、わたしが知ってるシュプレヒコールとは違う「いまどき」のコールをしていて、笑いながらも新鮮さと頼もしさを感じていました。
そして今回の解釈改憲閣議決定への反対運動を経て、ほんとうに戦争法案が目の前に迫った時、ほんとうに多くの人が反対の声を上げています。
今日も雨の中、全国各地で抗議行動が行われています。京都では1200人のデモがありました。もちろん参加してきました。デモに意味がない?意味などどうでもいいです。怒りを表現すること、それを伝えることが大切です。それは、いつか生きてくる。
ヤツらはあきらめなかった。だから、こんな今になった。そのことを10年前に知ったわたしは、あの時決めた。
ぜったいにあきらめない。

そうそう、うれしかったこと!
一番前の子が、机の上に「京都高校生デモ」のビラを置いていたこと。
図書室で「デモの話、ツイッターでまわってきたわ」と言ってくれた子がいたこと。

あざらし

今日は「関西大行動」です。
数日前に「スタッフが足りないから手伝って」ってメールが来たので、体調的に少し不安だったけど「はい」と答えました。で、結果、昨日あたりからすごく体調がまともになってきたので、これは助かったなと。
てことで、開始時間の2時間前にミーティングがあるとか。会場の靭公園に近づくと、サウンドカーが。ひょいと見ると、交流会の子がいてびっくりしたり。昼ごはんを食べるべくコンビニに向かうと「いつきさん」と声をかけられてびっくりしたり。いや、大阪の集会で声をかけられるって、どんだけ知り合いおるねんと^^;;。公園に入ると、準備が着々と進んでいました。
今回のわたしの任務は会場警備と「T-ns SOWL WEST」のサウンドカーの登り降りの補助です。後者の方は「ある程度力があって、しかも怖がられない人(笑)」という条件で、そこにいた「アザラシクルー」の人たちはカウンターの猛者ばかりでみんな遠慮した結果まわってきました(笑)。
会場警備と言っても、結局出入り口でみなさんにあいさつしてたくらいです。あと、何人かには注意したかな。
それにしても、人が来るわ来るわ。まったく途切れません。たぶん、地下鉄の駅ごった返してたんだろうな。あと、「SEALDs」の物販がよく売れている(笑)。わたしもTシャツ買ったけどね。アザラシクルーのお友だちから「いつきさん、買ってるんや」って笑われたので「ミーハーやし」と正直に答えておきました。
それにしても、アザラシクルーの表情の和やかなこと。ふだんはカウンターで会ってるから、みんな厳しい顔をしています。でも、今日は厳しい情勢ではあるけど、集会・デモは「楽しくやろう」と思っています。しかも、参加者数、ハンパなさそうなので、やはり顔が楽しそうになるんですね。

で、デモ。
「T-ns SOWL WEST」は、簡単に言ってしまうと、中高生の梯団です。サウンドカーからコールしたりスピーチしたりするのは中高生。たぶん、勉強が得意な子も苦手な子もいるんでしょうね。でも、みんな一生懸命に楽しそうにコールしています。

「とりま廃案!」「それやそれや!」ってプラカいいです。
アベノミクスって、あべのハルカスの隣の建物だと思ってました!」ってスピーチには爆笑したけど、そんな子が「民主主義ってなんだ!」ってコールをするわけです。ほんとにすごいなと思いました。たぶん、今までの運動の流れがあって、SEALDsがつくりだしたうねりがあって、そんな先に「いま」があるんだろな。
それにしても、デモ、長い。出発するのにずいぶんと待って、警察から「サウンドカー、出なくていいのか?タイミング逃したら出られないぞ」って心配(笑)されるぐらいでしたが、そんなもん、大丈夫に決まってますがな。靭公園満員なんだから。デモで歩いた時間そのものは2時間半くらいかな。そこから最後尾が来るまで30分ほど。ネットで調べたら、参加者数は20000人。しかも、反対の声はデモ隊だけじゃないんですよね。沿道にも「戦争法案反対」の人がいっぱいいて、そんな人を含めたら30000人くらいが「あの場」にいたんじゃないかなって思います。
さてと。ヤツらはこの声をどう聞くのかな。

違いはどこか→もったいない→反省会(笑)

今日は一日校内研修です。
午前は保健部研修会。hyper-QUの説明と、スクールカウンセラーさんの不登校にかかわる話です。
hyper-QU、あまり好きじゃないんですよね。いや、とても役に立つのはわかります。わかるんですけど、なんか、そのことで教員の「嗅覚」みたいなものが損なわれてしまう気がするんです。もちろん「嗅覚」をある程度持っている人が自分の嗅覚を確認するために使うという方法はあると思います。でも、はじめから使ってしまうと、それに頼ってしまうというか、嗅覚が育たないというか、そんな気がしてならないのです。
なので、「ふーん」とか思いながら聞いていたのですが…。
話の内容はわかりやすいです。とりわけ個と集団の関係をうまく説明されます。なので当然のことながら「クラスづくり」にも言及されます。ほとんどこの間やってきた「クラスづくり」を中心に据えた人権研修と変わりないです。じゃあ違いはどこにあるんだろう。
後半のスクールカウンセラーさんの話は、もちろん「個人の把握と対応」に焦点があたります。おそらくは、2つセットに意味があります。つまり、hyper-QUで集団と個を把握して、スクールカウンセラーさんの話からその対応を考える。おそらくはほとんどの教員は「それで事足れり」とするんじゃないか。となると、人権の出番はなくなってしまう。
じゃあ違いはどこにあるんだろう。
それは、おそらくはそうした集団やこの背景にある「社会」に目を向けるかどうかの違いなんじゃないかなと思います。さらにいうなら、その社会を変革すること。それこそが人権なんじゃないかな。
となると、これがまたやっかいなんですね。なぜなら、そんなことをしなくちゃならないと考える教員はそんなに多くないってことなんです。つまり、集団と個を把握し、「しんどい個」を支えればOKと、ほとんどの教員は思うのではないかと思うのです。で、確かに学校の役割はそんなもん、というよりも、それでも「よくやってる方」だと思うんじゃないかな。なので「社会」まで行くと「やりすぎ」「そこまでする必要はない」と考えてしまう。つまり、教員って、極めて「福祉的スタンス」なんじゃないかな。
と考えると、「そうか」と思うのです。校内補習は手伝ってくれる。なんなら隣保館学習会も手伝ってくれる。でも、「高友」にまでいくとガクンと減る。「そこまでする必要はない」。わたしなんかは、校内補習も隣保館学習会も、高友へのネタでしかないんですけどね。

てことで、午後は人権研修会。今日はリビングライブラリです。集まってくれたのは「シングルマザー」「アメラジアン」「在日コリアン」「部落出身者」「トランス女性」「ゲイ」と、まぁ、よくぞこんなにというか、みんな友達関係じゃんというか、友だちにはマイノリティしかいないのか状態です。でもま、たぶんマイノリティしかいない。それは、「公認の」マイノリティというわけではなく、例えば「人権をガチでやる」教員なんていうのも学校教育現場ではたいていマイノリティなわけで、たぶんそんな人ばっかりなんでしょうね。
今日は2セッションやることにしました。てことは、組み合わせは6C2通りあるので15通りかぁ。
わたしは「部落出身者」と「在日コリアン」の話を聞かせてもらいました。おふたりとも大学生(大学院生)なんだけど、すごくいい話をしてくれました。なんだろ。自分のアイデンティティを構築していく過程をていねいに話してくださった気がします。その背後には、どれくらい自分を見つめ、どれくらい家族を見つめ、どれくらい社会を見つめてきただろうと思うと、やはりすごいとしか言いようがありません。
にしても、全員聞きたかったなぁ…。

で、当然のことながら反省会です。
ちなみに、おとついは「無理か?」と目の前が真っ暗になった反省会ですが、どうやらできそうな感じなので決行です。
いやぁ、よく食べ、よく飲み、よくしゃべりました。楽しかったo(^^)o

無理の上塗り

で、そのままS院へ。今日はカウンターです。
今日は2時間の長丁場。1時間ちょい過ぎたところで、そろそろ身体が限界です。なにより舞台衣装をそのままにしてるのがダメみたいです。なんしか、休み休みやらなくちゃ。
にしても、なんでこんなしょーもないことにつきあわなきゃならんのかなぁ。まぁ、人と会えるのは楽しいけれど、ほんとうに腹が立つ。

なので、終わってから軽く呑み。
ここでクールダウンして、ようやく落ち着きました。
が、身体は舞台衣装に対して限界だな。明日は方策を考えなきゃ。

「貧困」の状態から「希望」を見出すために

今日は午前は出勤日です。なんでも、明日の教員採用試験でやる模擬授業の予行演習をするとか。声をかけてもらったので、やはり行かねばなと。
みんな、試験でもないのに真剣な顔つきです。んー、人の授業はクセがよくわかるなぁ。ま、授業での目線の配り方とか立ち位置だとか、いくつかアドバイスみたいなことをしたりして。まぁ、そんなもんができるような人間ではないのですが^^;;

で、午後は研修会。
テーマは「シングルマザー」です。となると、当然のことながら、スピーカーは社納葉子さんです。
実は、このテーマでガッツリと話を聞くのははじめてです。否が応でも関心が高まります。で、聞きはじめると…。
なるほどなぁ。シングルマザー家庭における貧困が、どのような形でシングルマザーと社会を切断していくのかが、すごくよくわかります。そして、その切断が貧困を再生産していく。個別の状況がどのような社会状況から生み出されるのか、社会状況がどのような個別の状況を生み出すのか。そのあたりがとてもわかりやすく語られました。
さらに社納さんはライターさんなので、単なる「当事者話」にはなりません。なんというか、人間観というか、そういうものがにじみ出てきます。それがシングルマザーへのまなざしのあり方のモデルとして目の前におられる。そんな感じがしました。
質疑応答もおもしろいですね。シングルマザー家庭に対してあまりいい思い出を持っていない教員もおられます。そんなのを遠慮せずに出してくれるのがうれしい。例えば「電話で怒られた」とか。それに対して社納さん、苦笑しながらも「あー、それはねぇ、八つ当たりですね(笑)」とわかりやすく説明してくださいます。たしかに八つ当たりはよくないです。でも、八つ当たりしないとどうしようもない時に、たぶん「こいつは見捨てない」と思ってもらえたのが八つ当たりされた教員なんでしょうね。他にも「ウソをつくのはひとつのスキル」という名言もありました。ウソをつかなきゃどうしようもない時に、ウソをつける関係であれば、あとで「あの時ウソついてん」とも言える。なんか、そういう人間関係が大切なのかなぁ…。
単に「シングルマザー」というだけではない、いろんなことに気づかせてもらえる話でした。

会議→祝ってもらえた

夜は毎月恒例の会議。前回の会議はICUから個室に変わった時だったので、当然のことながら休みました。いちおう欠席連絡は入れてましたが、みなさんとても心配してくださって、これまたありがたいので、ネタをふったりしてしまいました。
でも、会議は真剣です。
「今日は呑んでませんから。いや、昼は呑んだけど」
とか言いながら、ついつい意見を言ってしまい、会議の時間を伸ばしてしまったり。でもま、大切な論議だったんじゃないかと、個人的には思っています。

で、会議のあとはいつもの呑み会。
お店のS井さんはこのブログを読んでくださるおそろしく数が少ない人のうちのひとりで、またまた心配してくださっていて、感謝です。で、S井さんはわたしのお酒の好みをきっちり把握されているので、おいしく呑ませていただいているうちにおひらき。

ふう。充実した一日でしたo(^^)o