ハンセン病に見る排除と隔離について

今日は某研究会の総会。いつものように、わたしは録音録画の担当です。でも、電車通勤に切り替えたし、はたしてできるだろうか…。必要な荷物は…。
mp3レコーダー、ビデオカメラと三脚、パソコン、プロジェクタ、あとはケーブル類。荷物でかっ!重っ!

それでもなんとか会場まで担いでいきました。
午前は総会なんで、まぁボチボチ。午後が宮前さんによる記念講演です。
内容はこの時の話をかなりていねいにされた感じです。あの時も感じたんですけど、
「排除と隔離を生み出したのは、隔離政策だけではなく、善意の人々の存在・行動」
って観点は大事だなぁと思います。ただ、大切なのは「だけでなく」っていうところだと思います。でないと、下手すると
「善意の人々に支えられた隔離政策」
っていうふうに話をすりかえて、そこから「隔離政策は根底的には人々が要求していた」みたいにして、正当性みたいなところに話を持っていかれかねない。
政治か大衆かというとらえかたじゃなくて、政治と大衆がどうからみあって、互いが互いを補強しあってきたのかみたいな観点で見ていく必要があるんだろうなと思いました。もっとも、そういう見方をすると、絶望的になりそうな気もしますが(;_;)。

ハンセン病に見る排除と隔離について” に13件のコメントがあります

  1. > それをよしとする善意の人々」の存在や

     うん。世の中のタチの悪い"悪"の多くは、善意が作り出してますよね。ハンセン病や大阪維新に限らず。右翼も左翼も、アメリカや昔のソ連も。マイミクさんが今苦しんでおられる歪んだ親の愛も。新興(に限らないかも?あ、すみません)宗教も、地方部の濃い人間関係も。かく言う私自身、何度も何度も何度も何度も、親や同僚などから酷い目に遭いましたし、逆に今も私自身が他人を傷つけている気がします。

    かと言って、まったく善意の無い世界もまた拙いんでしょうし。

    かの瀬戸内寂聴さんが出家したのは「愛が人を傷つける」ことへの悩みが動機の一つだったと聞きますが。ホント、愛とか善意とかって難しい。

    愛や善意があるからこそ、人間は滅びるべき存在なのかも?と少し思います。

  2.  火曜日は「行く行く詐欺」になってしもうて、すみませんでした。エネルギー枯渇につき、残念でした。

     リバティのこと、憤懣やるかたないです。しんどい・不遇・嫌われてる・ひとのみちに反してる・不幸と言われる… それは「個人」や「自分ら」の問題じゃなくて、差別(排除)する側の問題や、社会を変えよう!ってことでたちあがってきた歴史にこそ、夢と希望があるのになあ。知り合いに、高校生の時にリバティに行って、自分の抱えていることが自分だけの悩みじゃないこと、たたかいのれきしがあったことを知って人生変わった、という人がいます。全国にこんな博物館が(部落問題以外で)あるか? ほんまにかなんわ。。。

  3. 人権博物館への補助金打ち切りのニュース、私はすぐにブログに転載しましたが、リアクションの無さがショックでした。世間の「人権」に対するイメージがすごく変化しているのを感じます。「人権」=「特権」、だから潰すのが正義という感じ。あるサイトで「基本的人権をなくせば日本は良くなる」という文章を見かけて、最初、意味が解らなかったのですが、「人権」=「特権」と置き換えると、やっと意味がわかりました。ともかく、大変な世の中(とりわけ大阪)になりつつあるということです。

  4. 江戸時代の差別は「分相応に生きる」ことでもあったので、差別をすることが善良な人々の生き方だったと聞いたことがあります。「善良であること」が、実は社会の価値観を肯定し、助長・強化してきたということを歴史から学ぶことができるはずなんですが、その歴史すら…。
    このニュース、facebookでずいぶんとりあげられています。でも、facebookにしてもtwitterにしても、なんかいまひとつやなぁと思うのは、使い方によるのかもしれませんが、友だち同士の会話になってしまう可能性があって、そうだとすると、すごく閉鎖的なところでみんなで「そうそうそう!」と言いあっているところにとどまりかねないんじゃないかと思ったりします。
    わたしは、やっぱりブログが自分にあってるなぁと思います。そのかわり、「即反応」はできないんですが^^;

    「人権」→「特権」の話、すごくわかりやすいです。ものすごくいろいろ考えましたが、いままとめきれないので、また書きます。ありがとうございます。>順子姐さん

  5. > 補助金を打ち切るって、もうあいた口がふさがらない

     補助金を削るべきではない大切な事業なことは良くわかります。ただ… ここでこんなこと書くと皆から叩かれるかもしれませんが。「府市財政が厳しい」なら「どこかを削るか、増税しなければならない」だろうとは思います。

     ちょっと湯浅氏の悩みとも共通しますが。リバティ補助金カットに反論するには「府市財政は大丈夫」もしくは「別のアレ(具体的に指摘)を削れ」もしくは「増税もしくは府市事業を何か有料化もしくは既に有料なら値上げせよ」と主張しないと、無視されてしまいそう。

     この問題に限らず、「経済が」と主張すると、左派の方の中には「大企業や金持ちの手先かっ!」みたく批判する方がいてはりますが。そうじゃない。経済がダメになると、税収が減り福祉や、リバティみたいな事業への補助も崩壊しかねないのですから。さらに雇用も減るし、皆の心の余裕が無くなり差別意識も吹き出るし。

     やはり、経済は、ある意味「下部構造」。

  6. なんか、補助金カットして、別の新しい「歴史博物館」をつくるとか言っているみたいです。財政難が原因なら、この動きはちょいとわからないです。

  7. itukiさまはいつも荷物が多いなあと思っていたら、この量はハンパないですねぇ。
    良くも悪くもいずれ東京ではなく、大阪都に遷都するでしょうから、特に近畿の方々には期待た

  8. 期待が大きいです。いずれ遷都せんと。
    いい後進を育ててくださいね。itukiさまにしか出来へんことやから。

  9. > 新しい「歴史博物館」をつくるとか

     はい、アレをホントに作ると言い出すんだったら、そゆのを削らせれば良いと思います。

     ただ、内容からして大阪の市や府がやることじゃないので、またいつものハッタリ、ウケ狙いの思いつきだと私は受け取っていました。東京都のような資金力がある自治体が言うんだったら、本気かもしれないと思いましたが… あれ、本気で作りそうなんですか?

     あと、他に実現してないものから削らせるんだったら、例の道頓堀プールとか並木とかも対象でしょうね。

    > 財政難が原因なら、この動きはちょいとわからない

     それを言ったら、大阪以上の超ド級財政難の日本が、凍結してたハズの新幹線だの高速道路だのをバンバン作り始めるんですから… 前田国交大臣、違法行為以前にアレだけで万死に値するポピュリスト。あ、話がズレましたね。。。

  10. で、話を戻すと。

    橋下に限らず、今の民主党政権もかつての自公政権も、ポピュリストのクズ政治家っていうのは。財政難であちこちバッサリ削るクセに、自分好みのバラマキやクダラナイ公共事業はやりたがる、と言うことだと思います。

    でも、バラマキやクダラナイ公共事業をするからと言って、財政難じゃないということじゃないですよね。単にそれをやりたがる政治家がクズだと言うだけで。財政難は財政難。

  11. まぁ、財政難で、事業の見直しをしなくちゃならないことはわかるのですが、その見直す基準がかなり恣意的というか、バイアスがかかっているというか、あまりにもはっきりしているというか。
    で、たぶん問題なのはそこのところであるとともに、それを支持する「善良な人々」がたくさんいるということなんじゃないかと思うのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。